- 概要
採用理由、役割としては、キノガッサやカバルドンなどの眠り系の技により、隙を作ろうとしてくるポケモンへの対策、及びそれらのポケモンと組まれやすいポケモンへの打点の高さが挙げられます。
また、Hに大きく配分し、オボンの身を持たせることによる総合耐久を向上させ、広い運用が可能な型となっています。
他の型のローブシンとは違い補完的な意味合いで採用されることになると思います。
- 基本情報
実数値 H207-A209-B119-Cx-D86-S69
特性 根性
技 ドレインパンチ マッハパンチ 冷凍パンチ 寝言
持ち物 オボンの実
- 情報詳細
H-
16n-1。砂や霰などのダメージを受ける機会が多いため。
A-
残り。
B-
A204鉢巻カイリューの逆鱗耐え。
D-
C182眼鏡ラティオスの雨状態波乗り耐え。
S-
S68カバルドン抜き。
根性
カバルドンやキノガッサだけでなく、熱湯や電磁波などの異常状態を引き起こす技を使用する敵に対して逆に圧力をかけられる点で優秀。
ドレインパンチ
一貫性が高い格闘技で、ローブシンの場持ちに繋がる優秀な技。
マッハパンチ
高火力のAから繰り出すタイプ一致の先制技。敵の行動を極端に縛れる。
冷凍パンチ
ラティオス、カイリューに対し高い打点を持てる。
寝言
睡眠状態において、根性を発動しながら技を放つことができる。上記のどの技を引いてもキノガッサに対して有効打となる。
オボンの実 一撃にて沈むことが想定されにくいローブシンにとって発動しやすく、行動を縛られることの回避を期待できる。打ち合いにおいても即効性があり優秀。
パルシェンのストッパーになれるのでパルガッサに対して強くなる。
- 仮想敵ダメージ計算※根性発動時はダメージ1.5倍
・H235-B138カバルドン
ドレインパンチ 64〜76ダメージ
冷凍パンチ 86〜102ダメージ
(冷凍パンチ2回+ドレインパンチで確定落ち)
・H185-B81ドリュウズ
マッハパンチ 116〜140ダメージ
冷凍パンチ 73〜87ダメージ
(根性冷凍パンチ2回で確定落ち、根性マッハパンチで75%で落ち)
・H156-B100ラティオス
ドレインパンチ 44〜52ダメージ
冷凍パンチ 118〜140ダメージ
マッハパンチ 24〜28ダメージ
(冷凍パンチ+マッハパンチ+砂ダメージ2回で確定落ち、ドレインパンチ+冷凍パンチで確定落ち)
・H176-B136バンギラス
マッハパンチ 148〜180ダメージ
冷凍パンチ 46〜55ダメージ
(冷凍パンチ+マッハパンチで確定落ち)
・H183-B116ガブリアス
ドレインパンチ 76〜91ダメージ
冷凍パンチ 204〜244ダメージ
マッハパンチ 42〜49ダメージ
・H175-B165ハッサム
ドレインパンチ 54〜64ダメージ
マッハパンチ 30〜36ダメージ
冷凍パンチ 18〜21ダメージ
・H175-B125ハッサム
ドレインパンチ 72〜85ダメージ
冷凍パンチ 24〜28ダメージ
マッハパンチ 39〜46ダメージ
(ドレインパンチ2回+マッハパンチで確定落ち)
・H155-B100キノガッサ
マッハパンチ 48〜57ダメージ
・H207-B135スイクン
ドレインパンチ 67〜79ダメージ
・H157-B133(-1)パルシェン
ドレインパンチ 134〜158ダメージ
マッハパンチ 72〜86ダメージ
- 運用、育成論解説
考えられやすい仮想敵は、カバルドンドリュウズの一連の並びです。組み込まれやすいカバルドン、ドリュウズ、Bに厚く振らないハッサム、キノガッサに対し優位を保ち、ラティオスに対し打点を保つことから安易に後出しをさせません。
同じく催眠と砂パ対策を意識した火炎玉型と違い、定数ダメージによる場持ちの悪さはオボンの実により緩和されていて、特殊耐久もそれなりなため、より広い立ち回りが可能です。
ラティオスへの交換を読んで冷凍パンチを選択し、読みが外れた場合を加味してハッサムやバンギラスへの冷凍パンチのダメージ計算も行なっています。(敵の場にバンギラスがいて、控えがラティオスとハッサムだったとき、バンギラスに打点があれば居座る可能性や、ラティオスに交換する前のクッションとしてハッサムを後出しする可能性が考えられるため)
ドリュウズへの冷凍パンチの計算は、先発対面がローブシンvsカバルドン(控えドリュウズ+1)の場合に、ローブシン冷凍パンチ→カバルドンステルスロック→ローブシン冷凍パンチ→カバルドン欠伸→ローブシンドレインパンチ→カバルドン落ち→ローブシン睡眠、の流れになり、ドリュウズが死に出しされた際(ローブシンの寝言の有無がわからない以上出てこない可能性は大いにあるが)、寝言を発動し万が一冷凍パンチを2回連続引いたとしても倒せることを示しています。(実際には、ローブシンはドリュウズの剣の舞地震を耐えるかは、ドリュウズの持ち物や数値によるため、ドリュウズが剣の舞をした場合、次のターンの選択肢は寝言にはならない。寝言による運が絡まないぶん、カバルドンドリュウズ対策には火炎玉型に軍配があがる。)
キノガッサ(ポイズンビール無限型)に関しては、先発ラッキー(ローブシン+1)vsキノガッサ(ラティオスハッサム)の不利対面となった場合を想定すると、ローブシンに交換→キノガッサ身代わり→ローブシンマッハパンチ(身代わり破壊)→キノガッサキノコの胞子(ローブシン睡眠)→キノガッサ身代わり→ローブシン寝言(身代わり破壊)という風な流れになります。キノガッサは身代わりを続けてもいずれマッハパンチで縛られるのがオチなので流れますが、交代先のラティオスかハッサムには、根性が発動したローブシンのランダムな寝言の攻撃が入ることになります。(この想定には味方のポケモンを細かく設定していないが、先発対面時にキノガッサが火炎玉型ローブシンを意識し、キノコの胞子を選択することも考えられ、その場合火炎玉型の場合、後出し時に火炎玉の発動を待たず眠ることになる。また、先発で火炎玉型ローブシンとキノガッサが対峙した場合も、ローブシンは火炎玉発動前に睡眠状態になる。)
その他のメリットとしては、寝言を採用することによって、持ち物に火炎玉やラムの実を持たせることなく、オボンの実を持たせることができ、打ち合いにおいて、非常に高いタイマン性能を誇ります。
ローブシンのタイマン性能が上がるということは=で、1体目を倒した後、死に出しされた次のポケモンに対しマッハパンチを打つことに繋がり、ダメージレースを優位に進めることができることになります。
- 総括
クレセリアとソーナンスには気をつけましょう。
以上で終わります。