- 「隙」について
例えば
スカーフつららばりでボルトロスを倒した後の死にだしウルガモス
めざ氷ウルガモスに出てきたちいさくなるシャンデラ
カバルドンのあくびで眠らされた前に出てきたドリュウズ
ユクシーに壁を貼られ、おきみやげされてしまったとき
相手のウルガモスをカイリューで突破したあとのパルシェン
これらは、相手に積み技を使う隙を見せたことになります。
- この型の目的
最悪、アンコールをすることを読まれて攻撃されてそのまま倒されても、少なくとも起点にはされないので、悪くない形で11交換をすることができます。
- 採用理由
2. 強力な先制技で、味方が倒せるところまで削る/味方が攻撃し、削ったところから削りきることができること
スカーフユキノオーなどの、相手に隙を作りやすいポケモンがPTにいる場合や、起点構築や積みサイクルへの抵抗のひとつとして採用することができます。
- レパルダスについて
64 50 50
とんでもない紙耐久です。
また、
単悪タイプの耐性は、エスパー/ゴースト/悪タイプのみでかつ、このうちどのタイプのポケモンも強力な別のタイプと複合していることが多いので、相性受けがしづらいです。
しかし、同時に弱点は格闘/虫の2つだけです。
つまり、役割関係を放棄している、言い換えれば「出す相手をそこまで選ばない」ということが言えます。
この育成論では、特防にしっかり降ることで特殊相手に一回だけ後だしができるようにしています。
- 他のいたずらごころアンコール使い
レパルダスはこの3匹に、素の耐久では負けています。
しかし、この3匹は攻撃面ではあまり優れていません。
また、前述した「耐性の汎用性」という点から、レパルダスの採用理由が生まれます。
アンコールしたあとできる仕事はかなり違って、レパルダスはあくび(ここで言った3匹はできない)もしくは電磁波(エルフーンはできない)をすることができます。
「しっかり役割関係を持たせたい」
「追い風をしたい」
「攻撃役は他のポケモンで充分」
ということならエルフーンが使いやすいと思います。
- 持ち物
足りない火力を補うことができます。
これを持たないとたとえ攻撃全降りしても無振りラティオスまで一撃で倒すことができなくなります。
だっしゅつボタン
レパルダスを残した状態でエースアタッカーを無償降臨させることができます。
カイリューのしんそくや、からをやぶったパルシェンのこおりのつぶてを食らっても発動してしまうのは大きなデメリットです。
きあいのタスキ
この場合、ASぶっぱでもいいかもしれません。
性能を損なわず、確実にある程度の仕事ができます。
普通タスキを持たせたポケモンに求められる、「タイマン性能」はそれでも火力が低いためあまりないです。
- 技
ふいうち
優秀な先制技。火力は微妙ですが、悪のジュエルを持てばラティオス、シャンデラを即死させることが可能です。また、ふいうちといえばじゃんけんゲーの印象もあると思いますが、レパルダスはアンコールがあるので読みあいという名の運ゲーにはそうならないはずです。
イカサマ、つじぎり
あまりSには降らない、振る余裕はないのでここでは選択しません。
おいうち
縛った相手に負担をかけていくために。
何もない状況からシャンデラやラティオスと対面したとき、どや顔して打つのはあまりオススメできません。
補助技
アンコール
メインウエポン(
文句なしに強力な技。確定。
あくび
流し際に打つ技として非常に優秀。
レパルダス自身の紙耐久とよく噛み合っています(書いてて悲しくなる)
でんじは
あくびと選択。
ちょうはつ
補助技が読める状況で、それを打たせたくないときに。
アンコールと矛盾しているように感じるかもしれませんが、ちょうはつと不意打ちの組み合わせが純粋に便利です。
アンコールと合わせてちょっとした方法で相手をハメることが可能です。
いちゃもん
後だししたポケモンがこだわっていたとき、いちゃもんを打ち込んで退場することで次のターン相手は動くことができません。こだわりげきりんには打ってもあまり意味がないです。
あまえる
他の技と噛み合いにくく、使いづらいです。
オススメは、ふいうち アンコール あくび ちょうはつ です。
- 努力値
132 92 4 × 212 68
実数値156 132 72 × 97 135
HP からを破ったパルシェンのいじっぱりいのちのたまこおりのつぶて高乱数耐えまで
こうげき H全降りシャンデラをジュエルふいうちで高乱数一発(87.5%)。11n調整。
ぼうぎょ 種族値が足りないので、切ります。あまりを振った4振り。不一致等倍ならなんとか耐えられる、と思ってください。
とくぼう 無理矢理役割を持たせるため、HASを決めて余るだけ振ってます。臆病シャンデラのだいもんじを7割ほどの確率で耐える。
すばやさ 70族抜き調整。キノガッサのマッハパンチより速く動くことができます。
あ、ここまでで興味をもってくださった方が、一斉にブラウザバックしていく音が聞こえました。
そうです。種族値が何も足りないんです。
耐久を増やしたいのなら、性格をようきにして、Sを無振りにしてから火力を好きなように調整して(52振りでB4振りラティを落とせます)耐久に回してください。
この辺は、火力をどこまであげるかの問題です。
個人的に火力が欲しかったのと、そこまで耐える必要性を感じていなかったのでがっつりこうげきに振ってます。
自分で調整するときは、ようきといじっぱりのどちらが数値が高くなるかを確認してください。
ここで書いている振り方の効率が悪かったら、コメントで指摘してください。
- アンコール+ちょうはつでラス1をハメる方法
「わるあがきはアンコールできない」
という仕様があるのでけっこうめんどうくさいです。
長くなりますが解説していきます。
☆左 こちらの行動 右 相手の行動 (補足)です。
☆レパルダス後だし 積み技
(ループスタート)
☆アンコール 積み技
☆ふいうち(不発) 積み技
☆ちょうはつ ちょうはつされて~できない!(アンコール切れる)
☆アンコール ちょうはつされて~できない!
☆ちょうはつ わるあがき (ちょうはつ切れる)
☆ふいうち(不発) 積み技(アンコール切れる)
ここでループスタート地点に戻ります。これを3回繰返し、4ループ目は
☆アンコール 積み技
☆ちょうはつ ちょうはつされて~できない!
☆ちょうはつ わるあがき(アンコール切れる)
☆不意打ち 倒れる
この合わせて22ターン、アンコール7回ふいうち8回のPPを使ってようやく倒すことができます。
もちろん、ふいうち圏内に入った瞬間に倒しにかかっていいです。
物理アタッカーのランクの上がっていないわるあがきでだいたい確定3発となるので、こうげきをあげる積み技をアンコールした場合は、さきにレパルダスが倒されます。A無振りエアームドのわるあがきまでなら乱数6発となり、最後のゴツゴツメットまで含めて耐えきれます。
砂などの天候があったり、相手が食べ残しを持っている場合も突破は不可能となります。
- 運用
相手に隙を見せてしまったとき、すぐ後だしすることで起点にされることはなくなります。
レパルダスのアンコールを相手が読んでくるかどうかは相手の問題なので、「アンコールが成功すること」はあまり前提としては考えないようにしてください。あくまで、起点にならなくなるだけです。後だしして、攻撃をくらっても、レパルダスが倒されていない場合はしっかり仕事をすることができます、
起点構築、積みサイクルなどによる、強制的に作られた起点にも対応できます。
パルシェンやカイリューに後だしして積まれて、上から先制技を打たれても一発は耐えるので、それをアンコールすれば処理がしやすくなります。
ふいうちを読まれてすかされても、それをアンコールできるので、必要以上の読みは減るはずです。
削った相手を仕留めて、あくびで後ろの起点を作るなどの柔軟な立ち回りもできます。
ボルトロスやエルフーンなどのレパルダスより早いいたずらごころもちには弱いです。
自分のPTに隙を感じるときは、採用する価値があるポケモンだと思います。
特に、即死級超火力→先制技という流れを持つPTには採用しやすいと思います。
誤字、指摘、改善点、批判、感想なんでも気軽にコメントしてください。初めての投稿なので、素直に改善します。
正直な評価を入れていただけるとうれしいです。
それでは、最後まで見ていただきありがとうございました。