- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。
- 努力値の後の+-は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、鯱です。今回で11回目の投稿となります。
今回投稿させていただくのはジャポボルトロスです。ジャポの実解禁に伴いテンプレになりつつある型なので、補完しておこうと思い投稿しました。
不要という声が多ければ削除します。
ボルトロスとは?
第5世代で登場し、電気飛行という優秀なタイプと悪戯心という
ジャポの実とは?
解禁されたばかりで知らない方も多いと思うので軽く説明しておきたいと思います。
ジャポの実とは物理技を使ってきた相手に1/8のダメージを与えるという道具で、物理技であれば接触非接触関係なしでダメージが入ります。そして、この道具の小さいがとても重要な利点として連続技に対しては1発目を受けた時点で発動するということです。この仕様により襷マンムーや襷パルシェンに対面から勝てるようになります。
なぜジャポの実を持たせるのか?
一般的なボルトロスの苦手な相手としてマンムーとカイリューがあげられます。マンムーはボルトロスにとっては先発で出ていきたいときに襷を盾に突破してくる天敵であり、カイリューも神速でボルトロスを上から縛ってくる恐ろしい相手です。
ボルトロスがジャポを持つと気合い玉(草結び)+ジャポで襷マンムーを、めざ氷+ジャポでカイリューを落とせるようになり対策をこの2体に任せているパーティを壊滅とまではいかなくとも大きく崩せることは間違いないです。
採用理由
1.ボルトを縛ってくるポケモン(カイリュー・マンムーなど)への立場の逆転
2.単純な広範囲特殊アタッカー
3.電磁波・ジャポによるエースストッパー
4.対受けループ
持ち物
ジャポの実で確定です。汎用性は高くないですが、環境には合っている持ち物だと思います。
ゴツメとの違い
<ゴツメのメリット>
- 調整をする際、ジャポよりもダメージ割合が大きいためCへの努力値を節約でき、耐久に多く割ける。
- 消費アイテムではないので、他のポケモンで消費して仮想敵に使えないということがない
<ジャポのメリット>
- 全ての物理技に効果があるので、発動機会がゴツメよりも多い
- マンムーやドリュウズなど特定の相手に強くなれる
ブシンやハッサムなどへのダメージ蓄積を期待するならゴツメ、マンムーやドリュウズなどを処理したいならジャポということになりそうです。
特性
悪戯心で確定です。負けん気は物理技を採用していないこの型では死に特性であり、悪戯心による補助技でできることが大きく広がります。
性格、努力値
2パターンで見ていきます。
- パターンA
努力値 H4,CS252
実数値 155-×-90-177-100-179
個体値 31-2-30-31-31-31
単純なCSぶっぱです。メイン技の指数やラティオス・耐久振りカイリューへの確定数を意識するならこの配分がオススメです。
- パターンB
努力値 H4,B96,C156,S252
実数値 155-×-102-165-100-179
個体値 31-2-30-31-31-31
ボルトロスの長所であるガブリアスを上から殴れるという点を生かした型です。
カイリューやガブリアスをジャポの実込み確定までCを落とし、残りをBに振ることでスカガブの特化逆鱗を最高乱数以外耐え(≒鉢巻きハッサムの石化超高乱数2耐え)できるようになっています。確定欄・ダメ計はこちらになっています。
技
めざ氷/電気技/攻撃技/攻撃技or補助技という形がオススメです。
確定技
- めざ氷
選択電気技
- 10万ボルト
- 雷
選択攻撃技
この育成論ではマンムーを強く意識しているのでどちらかは必須です。
- 気合い玉
- 草結び
選択技
- ボルトチェンジ
- 挑発・悪巧み
- 電磁波
ダメ計
- 対マンムー(H4,A252,S252+)
気合い玉(草結び) 100%~118.2%
被ダメ
氷柱針 32.2%~40%
氷礫 54.1%~63.2%
スカーフでもない限りタイマンから勝てます。
- 対カイリュー(H4,A252+,S252)
めざ氷 88.6%~105.3%(31.3%)<マルスケなし>
被ダメ
鉢巻き神速 58%~69%
ボルトにでてくるカイリューは鉢巻き神速で上から叩こうとしてくることが多いのでジャポからのめざ氷で落とせます。ゴツメボルトの認知に伴い炎のパンチや逆鱗・交代をしてくることもそこそこ増えましたが、炎のパンチであればめざ氷二発で落とせ、逆鱗ならばマルスケは潰せているので後続で倒せるはずなのでアドはとられにくいかと思います。
竜舞型の場合はめざ氷→竜舞→電磁波→逆鱗→ジャポという流れで起点になることは防げます。
- 対ガブリアス(A252+,B4,S252)
めざ氷 91.3%~108.6%(56.3%)
被ダメ
逆鱗 85.8%~101.2%(6.3%)
エッジ 95.4%~113.5%(75%)
スカーフエッジでもない限りタイマンから最低相討ちに持ち込めます。
- 対輝石ラッキー(B252,D252+,S4)
気合い玉 17.8%~21.5%
悪巧み2積みで確2となります。対面からなら読み合いが若干絡みますが勝てます。
- 対クレセリア(HB252+,S4)
10万ボルト 25.5%~30.8%
被ダメ
冷ビ 43.8%~52.9%(18.4%)
悪巧み1積みで確2となります。冷ビの乱数的には勝てそうですが、瞑想持ちの増加を考慮すると厳しそうです。
- 対バンギラス(HD252+,S4)
気合い玉 57.9%~69.5%
被ダメ
岩雪崩 85.1%~100.6%(6.3%)
馬鹿力習得によって後だしをしてくることは減りました。仮に後だしされると型がわからないのもあり突っ張るのは危険です。
その他のダメ計
- 与ダメ
H4ウルガモス 44.7%~52.7%(23.4%)/55.9%~65.8%
H252スイクン 64.7%~76.3%/81.1%~95.6%
H252ニョロトノ 76.1%~89.3%/94.4%~112.6%(68.8%)
H4キングドラ 50.3%~60.2%/64.2%~76.1%
H4ユキノオー 25.3%~30.1%/31.9%~37.9%(91.4%)
[めざ氷]
H252ランドロス 89.7%~106.1%(37.5%)
H4キノガッサ 80.8%~95.5%
H4ラティオス 43.5%~52.5%(18.4%)
[ボルチェン]
H252スイクン 47.3%~56%(73.8%)
H252ニョロトノ 55.8%~67%
[気合い玉]
H212D44ヒードラン 59%~70.4%
HD252+ナットレイ 45.3%~54.1%(44.1%)
H4ユキノオー 85.5%~101.2%(12.5%)
- 被ダメ
A252+鉢巻きテクニハッサム
バレット 32.2%~38%(94.8%)
蜻蛉返り 37.4%~44.5%
石化 43.2%~50.9%(3.9%)
A252+珠ッサム
石化 37.4%~44.5%
A252+鉄拳玉ローブシン
ドレパン 43.8%~52.2%(12.5%)
マッパ 23.2%~27.7%
[特殊]
C252ラティオス流星群 92.9%~110.3%(56.3%)
C4スイクン熱湯 32.9%~39.3%(99.83%)
C252+ミトムドロポン 75.4%~89%
相性のいい味方
範囲が広いので比較的どんなパーティにも合いやすいポケモンです。
あえてあげるとしたら電磁波砂ですね。バンギガブが苦手とするマンムーやスカガブ・パルシェンに強いので相性は抜群です。電磁波でギミック自体の補助ができるのもgoodですね。
運用
ジャポというアイテム自体は相手への負担が小さく効果を発揮しにくいアイテムです。しかしボルトロスの単体性能が高いので選出の機会は多く、その選出の際に見せ合いにマンムーがいても臆せず先発で出せるというのがとても美味しいです。
範囲が広く、マンムー・ニョロトノに強いという点から先発運用は非常にしやすいですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
ジャポは今の環境だとまだ読まれないことも多く、非常に使いやすい型だと感じました。ボルトロスは持ち物だけでできることが大きく変わるので一度使ってみる価値はある型だと思います。最後までありがとうございました。
また、育成論のネタが切れかけているので補完を中心にまだ投稿されていないものがありましたら私でよろしければ投稿したいと思っているので、何かありましたら言ってくださると嬉しいです。
過去に投稿した育成論
鉢巻マンムー bw/3285
スカーフエルレイド bw/3347
W眼鏡シンボラー bw/3366
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鉄壁エアームド bw/3445
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