育成論を書くのは初めてですが、キュウコンの育成論を書かせて頂きます。
- おことわり
ダメージ計算に関しましては、トレーナー天国様のダメージ計算機を使用しています。
また、不備や疑問点、計算ミスなどがありましたらご指摘ください。
- キュウコンについて
この数値だけを一見しますと、そこそこの素早さ・特防や豊富な補助技を活かした
サポート役としてのキュウコンをまず思い浮かべられます。
ですが、特性ひでりによって自身のほのお技の火力を1.5倍にする事で
優秀な素早さと火力を併せ持ったアタッカーとしても起用できます。
技の威力が高いことや素早さが高水準なこと、
耐久も最低限以上は備えていることなど
必要な要素をほとんど備えています。
- 性格と努力値について
必須努力値
臆病の場合、C252 S164
この振り方で各個体値Vの場合の実数値は
C133 S155
となります。
素早さですが、最速ドリュウズ抜きの実数値155が最低ラインとなります。
これは同時に、85族程度の調整が施されたポケモンなどは抜き去ることが可能になります。
次に特攻です。
これは何も考えない252ぶっぱではなく、仮想敵がいます。
それはウルガモスです。
ウルガモス対策には、フレアドライブを用いた物理型キュウコンを聞きますが
ジュエルオーバーヒート型でも火力指数を高く保ちつつ、目的を達成できます。
具体的な計算は後ほど。
余り84と耐久調整について
1.H4 C252 S252
調整振りが施された100族などを安定して抜けます。
死に出しや初手で、素早さを活かして上からサイクルを積極的に崩しにかかります。
2.H84 B4 C252 S164
余りを耐久にまわし、HP16n-1にした振り方。
努力値88の差だと顕著に変わることはありませんが、1と2の比較を載せます。
・ゲンガーのシャドーボール
1:46.3%〜55%(乱数62.5%の中乱数2発)
2:42.1%〜50.9%(2.7%の超低乱数3発)
・意地っ張りガブリアスの逆鱗
1:96.6%〜113.4%(75%の高乱数1発)
2: 89.3%〜105.6%(37.5%の低乱数1発)
素早さ、耐久とも環境に合わせて微調整する事になりそうです。
- 技と火力、持ち物について
・ジュエルの場合 打ち分けや小回り、襷潰しの石火ができる点が優れます。
眼鏡を他のポケモンが使用している場合でも使えることなどがポイントです。
・眼鏡の場合 2発目も高火力を維持できる事、突っ張れる相手の範囲に優れます。
小回りは大きく劣るので自分や相手のプレイングに左右されやすいです。
また、計算は全て晴れ下である前提とします。
- 確定技
オーバーヒート 指数41895(62842)
メインウェポンとなる炎技です。
ラティオスの眼鏡流星群の指数57330と比較しても、大変な高火力であるとわかります。
H244 D68ウルガモス 61.7%〜73.8% (92.6%〜108.9%)
209ガブリアス 35.8%〜42.1% (53.1%〜62.6%)
187-135オッカメタグロス 63.1%〜74.3% (94.6%〜111.2%)
ソーラービーム 指数15960(23940)
特殊受けの水タイプには効きませんが、炎・草の技範囲は炎・竜以外に等倍以上が入ります。
炎ジュエルの場合は耐久水とは戦いにくいですが
眼鏡の場合は殆どのスイクンに突っ張れます。
H252ウォッシュロトム 61.1%〜72.6%(90.4%〜107%)
H252 D4スイクン 43.4%〜51.2% (64.7%〜76.3%)
電光石火 指数3440
前述のジュエルオーバーヒートと合わせて、殆どのウルガモスを確定で処理できます。
自分より高速の襷持ちなどにも効き、中々に優秀な働きをしてくれました。
ちなみにオバヒと合わせると、控えめ雨眼鏡グドラのドロポンの指数を越えます。
H244 B4ウルガモス 8.3%〜9.9%
- 選択技
あくのはどう 指数10640
キュウコンクレセラッキー軸の受けループを構築する際の候補。
クレセラッキーは霊タイプに対して弱いので、応急処置的に。
オバヒだけではシャンデラが、めざ地ではゲンガーが厳しくなります。
が、あくまで応急処置的であって強力な対抗手段にはなり得ません。
H252 D4ゲンガー 51.4%〜61%
H252 D4シャンデラ 44.3%〜52.6%
ほえる
オバヒのC下降の隙などに積まれる危険があるので、吠えて退場してもらいましょう。
めざめるパワー 指数9310
地面、氷、格闘などが候補になります。
個体値が変わりますので、努力値はそれに応じて各自で微調整してください。
209ガブリアス 64.7%〜76.1%
H252 D4ヒードラン 56.5%〜68.6%
H252 D36バンギラス 36.7%〜44.4%
どくどく
あまり鋼を呼びませんので、オバヒで倒せない耐久型などに。
パワースワップ
相手の特攻を下げつつオーバーヒートがおかわりできます。
- まとめ・他
基本的には高火力を押し付けながら
さっさと交代するという流れを数回繰り返す動きになると思います。
上記の調整とは逆に素早さを意地っ張りドリュウズ抜きまで落として
耐久や火力に回すのも良いと思われます。
ここまでお読みくださってありがとうございました。
あなたの参考になれれば幸いです。
2013/3/20 努力値の余り88について、持ち物について追記。