- はじめに
・ダメージ計算はトレーナー天国さんのものを使用させていただいています。
・今までの育成論(削除済)に触れるのはご遠慮下さい
・ステータス表記は努力値表記になります。
- カバルドン
(種族値)HP : 108攻撃: 112防御: 118特攻: 68特防: 72素早: 47
HABがそれなりに高く、Dが並、CSが低いです。
カバルドンの型はドリュウズと相性がいい事を利用し、ドリュウズのお膳立てをするオボンカバルドンbw/2606や、本来カバルドンが苦手とする相手を倒すASハチマキカバルドンbw/2903、カバドリメタとして採用されるローブシン(今はあまり見ないですが)を対策するゴツメカバbw/3571があります。
ですが、今回は高いHとBを利用し物理受けにします。
- 今回のHBベースカバルドンについて
今回はHとBの種族値が優秀である、カバルドンに物理受けを担当させてみました。
物理受けにすることでドリュウズで舞って無双することを目的にせず、竜舞カイリューやASでないローブシン、ハチマキ、ジュエル以外の(つまり殆ど)ガブリアスやドリュウズなどの物理アタッカーに対して受け出しから立ち向かっていくことができます。
タイプが悪くない限り、スカーフの物理アタッカーなんぞただのカモです。
さらに、持ち前のHPとタイプによりガブの流星群や大文字など、役割破壊の特殊技にも強くなります。
一部の他の物理受け(グライオンやエアームドなど)には真似ができません。
また、カバルドンの前でドヤ顔で積んでくる相手にはあくびが刺さります。
=相手に安易に積み技を使わせることを許しません。
- HDベースゴツメカバルドン(bw/3571)との差別化
あちらの育成論は欠伸で眠らしてからドリュウズで舞って無双することを目的としますが、こちらは物理受けを目的とします。
さらに、あちらは竜舞ジュエルカイリューに対して打ち勝てない(初手欠伸は相手がラムの場合リスクがある)のに対し、こちらはただこおりのキバを打つだけで勝てます。(ゴツメ+砂ダメ+与ダメ)
他にも、A252珠ドリュウズの2段階↑地震を確定耐えしたり、ハッサムやランドなどからのとんぼ返りによる負担によるダメージをできるだけ抑え、相手に負担を与えていくことができます。
もちろん、あちら側にもいいところは十分あり、182ラティオスの眼鏡流星群を乱数上から2つ切って1耐え、177ボルトロスのめざ氷を確定2耐えなど、最低限の特殊耐久を確保してます。
- 性格 物理耐久をできるだけあげたいので、使わない特攻を下げるわんぱく確定で
- 特性 すなのちからは恩恵を受けられる場面が限りなく少ないので砂おこし確定で
- 持ち物 物理技を受けるだけで相手に負担をかけられるゴツメ確定で
※なぜゴツメを持たせて受けとして採用しているのか
ゴツメを持たせることで、先発ハチマキカイリュー対面で、もしげきりんで突っ込んできてもゴツメで削れ、マルスケを貴通し4倍弱点をいれることができます。(耐えられますが砂ダメ込みで乱数で突破でき、耐えられカバルドンが倒されたとしても最悪カイリューと相打ちにすることができます。竜舞物理型の場合は急所をひかないかぎり100パーセント勝てます)
また、こだわりとんぼルチェンに対してゴツメを持たせたことでタイプのこともあり強くなりました。
また受けにしたことで、相手のペースを崩すことができます。
起点を作るカバルドンは本来ローブシンには負けてしまうのに対し、このカバルドンはHBSにある程度割いたことでブシンに安定して勝つことができます。
ブシンは逃げないのかというと。起点にされることを恐れて突っ込んできてくれます。
(物理受けとわかると逃げられてしまいますがw)
ASブシンには負けてしまいますが、ある程度ゴツメ+砂ダメ(+珠ダメ)で削れ、後続で倒しやすくなります。
- 技構成
じしん/こおりのキバ/あくび/なまける
が一番安定すると思います。
・じしん・・・主にこれを打っていきます。タイプ一致で火力もそこそこあるので確定
・こおりのキバ・・・これを抜いてしまいますと、浮いてるやつらに打点がなくなるので確定
・あくび・・・カバルドンの前でドヤ顔で積んでくるやつらに対して刺さるので確定
・なまける・・・唯一の回復技なので確定
確定技4つなのでこれで確定です。
- 以下は候補になりそうなもの(?)です
・のろい・・・火炎ビルドアップローブなどに安定するようになります。
・ステロ・・・入れようにも技スペが足りず、それならHDベースのカバルドンでやった方がよく、氷のキバを抜いてしまうとカイリューなど浮いてるやつらに打点がなくなり、かといってじしんを抜いてしまいますと、ラムウルガなどに舞われまくります
・炎の牙・・・打つ対象であるハッサムにはとんぼがえりで逃げられ、ナットレイではタイプ相性上不利です
しかも、Aに振っていないのもあって2匹とも確1になりません
・いわなだれ・・・ウルガモスにはまず逃げられますし、浮いてるやつらには氷のキバが刺さり、さらにSが遅いのでひるみにも期待できません
・じわれ・・・試行回数を稼ぐという意味では優秀ですが、こちらもステルスロックと同様、技スペが足りません
・ほえる・・・これはステロと組み合わせた方がよく、そのステロも技スペが足りないので。
積みの起点にならないよという意見があるかもしれませんが、欠伸の場合でも起点になりません
あくびをすることで相手の積み技を牽制し、相手は突っ込むor引っ込めるの2択になります
ほえるの場合ですと、もし相手が欠伸警戒で突っ込んできた場合、それは1ターンの損になります
あくびならば仮に突っ込まれてもその後回復or倒されるの2パターンができ、倒された場合は後続の積みの起点にできます。
ただ、どんな相手でも積ませないというのはほえるにしかない利点ですね
- 努力値振り
配分例1
固体値:31-31-31-×31-31 を理想としています
努力値:252-4-124-0-84-44
実数値:215-132-169-×-103-73
調整先の簡単な説明(↑や↓は性格補正を表しています)
HBージュエル持ち252↑カイリューの竜舞1積み逆鱗超高乱数耐え
HD−252化身ボルトのめざめるパワー氷超高乱数2耐え
Sー52振りブシン抜き
配分2よりも特殊防御、Sともに物理耐久を削り高めました
Dに振ったことで化身ボルトに比較的安定して戦え、Sに多めに振ったことでAS以外のローブシンに抜かれる心配がなくなります。
配分例2
固体値:31-31-31-×31-31 を理想としています
努力値:252-4-172-0-44-36
実数値:215-133-176-×-98-72
調整先の簡単な説明(↑や↓は性格補正を表しています)
HB−珠持ち↑A252振りドリュウズの剣舞1積みじしん+ステロを高乱数耐え
HD−C無振りシャンデラ(小さくなる型)のかえんほうしゃを高乱数2耐え
C252振りライコウのめざめるパワー氷を高乱数2耐え
S−4振りカバルドン抜き抜き抜き抜き=28振りブシン抜き抜き抜き
ローブシンは4振りカバルドン抜きに調整されることが多く、28振りブシン(4振りカバ抜き)抜きにしていたら抜かれたことが多数あったため、AS以外のブシンに抜かれないように調整しました。ちなみに36振ったら、ブシンに抜かれることがほとんどなくなりました
A−余り
配分1よりも物理防御を高めました。
ただ、特殊防御、Sともに1のほうが高いので、1のほうをお勧めします。
ただ、特殊方面と打ち合わないだろうと感じた場合、Dの努力値を全部Bに振ってしまい、
(HあまりBぶっぱS調整みたいな感じ)物理耐久をさらに高めるというのもいいです。
防御が足りないと思った方はこちら(2の方)をどうぞ
- 被ダメ
- 対物理アタッカー
A252↑ガブリアス
げきりん ダメージ: 81〜96割合: 37.6%〜44.6%
ハチマキじしんダメージ ダメージ: 102〜120割合: 47.4%〜55.8%
=ハチマキげきりん確2
命の珠持ちA252↑ちからづく&てつのこぶしローブシン
ちからづく
ドレインパンチ ダメージ: 70〜83割合: 32.5%〜38.6%
れいとうパンチ ダメージ: 120〜143割合: 55.8%〜66.5%
てつのこぶし
ドレインパンチ ダメージ: 83〜99割合: 38.6%〜46%
れいとうパンチ ダメージ: 112〜133割合: 52%〜61.8%
ジュエル気合パンチダメージ: 190〜225割合: 88.3%〜104.6%
=ジュエルとハチマキ以外のきあいパンチ確定耐え
A252↑カイリュー
ハチマキげきりん ダメージ: 123〜145割合: 57.2%〜67.4%
げきりん ダメージ: 82〜97割合: 38.1%〜45.1%
竜舞1積みジュエルげきりん ダメージ: 184〜217割合: 85.5%〜100.9%
A252↑ドリュウズ
珠じしん ダメージ: 90〜107割合: 41.8%〜49.7%
ジュエルじしん ダメージ: 103〜123割合: 47.9%〜57.2%
(配分2)
A252↑ガブリアス
げきりん ダメージ: 78〜93割合: 36.2%〜43.2%
ハチマキじしん ダメージ: 97〜115割合: 45.1%〜53.4%
=ハチマキげきりん(117〜138のダメージ)確2
ハチマキの個体数は少ないので目安程度にしてください
また、後ろにハチマキげきりんに対して積んでいけるハッサムなどを仕込むのもいいですね。
A252命の珠持ちちからづく&てつのこぶしローブシン
ちからづく
ドレインパンチ ダメージ: 66〜79割合: 30.6%〜36.7%
れいとうパンチ ダメージ: 117〜138割合: 54.4%〜64.1%
てつのこぶし
ドレインパンチ ダメージ: 79〜95割合: 36.7%〜44.1%
れいとうパンチ ダメージ: 107〜127割合: 49.7%〜59%
ジュエル気合パンチ ダメージ: 183〜216割合: 85.1%〜100.4%
=ジュエル、ハチマキ以外の気合パンチ確定耐え
ローブシンに対しては後だし→なまける連打で相手にダメージ蓄積→ある程度減ったら地震→倒すの流れができます。
ただ、気合パンチ持ちは少し厳しいですね。
A252↑カイリュー
げきりん ダメージ: 79〜94割合: 36.7%〜43.7%
ハチマキげきりん ダメージ: 118〜139割合: 54.8%〜64.6%
竜舞一積みジュエルげきりん ダメージ: 177〜208割合: 82.3%〜96.7%
どんなカイリューでも竜舞読みで繰り出せれば確実に倒せます
仮にハチマキでも、マルスケを潰すという最低限の仕事はできます。
A252↑ドリュウズ
珠じしん ダメージ: 87〜103割合: 40.4%〜47.9%
ジュエルじしん ダメージ: 99〜117割合: 46%〜54.4%
ドリュウズはタスキの可能性も十分あるため、自分の控えに先制技持ちがいない場合あくびをうっていきましょう
- 対特殊アタッカー
(配分1)
C252ライコウ
めざめるパワー氷 ダメージ: 86〜102割合: 40%〜47.4%
C無振りシャンデラ
かえんほうしゃ ダメージ: 85〜102割合: 39.5%〜47.4%
C252ラティオス
りゅうせいぐん ダメージ: 139〜165割合: 64.6%〜76.7%
C252↑ウルガモス
だいもんじ ダメージ: 135〜160割合: 62.7%〜74.4%
むしのさざめき ダメージ: 102〜120割合: 47.4%〜55.8%
C252ボルトロス
めざめるパワー氷 ダメージ: 90〜108割合: 41.8%〜50.2%
(配分2)
C252ライコウ
めざめるパワー氷 ダメージ: 90〜108割合: 41.8%〜50.2%
C無振りシャンデラ
かえんほうしゃ ダメージ: 91〜108割合: 42.3%〜50.2%
C252ラティオス
りゅうせいぐん ダメージ: 147〜174割合: 68.3%〜80.9%
C252↑ウルガモス
だいもんじ ダメージ: 142〜168割合: 66%〜78.1%
むしのさざめき ダメージ: 106〜126割合: 49.3%〜58.6%
C252ボルトロス
めざめるパワー氷 ダメージ: 96〜114割合: 44.6%〜53%
・・・特殊アタッカーには電気タイプ以外居座らない方が良さそうです(笑)
- 与ダメ
H4ガブリアス
じしん ダメージ: 66〜78割合: 35.8%〜42.3%
こおりのキバ ダメージ: 116〜140割合: 63%〜76%
よほど外しが怖くなかったら氷のキバをうちましょう
H4カイリュー
こおりのキバ ダメージ: 116〜140割合: 69.4%〜83.8%
H252ローブシン
じしん ダメージ: 66〜78割合: 31.1%〜36.7%
H4ドリュウズ
H252ライコウ
じしん ダメージ: 158〜188割合: 80.2%〜95.4%
H252シャンデラ
じしん ダメージ: 138〜164割合: 82.6%〜98.2%
H4振りならば確定1発です
H4ラティオス
こおりのキバ ダメージ: 68〜80割合: 43.5%〜51.2%
砂ダメ込みで高乱数1発です
H4ウルガモス
じしん ダメージ: 88〜105割合: 54.6%〜65.2%
- 立ち回り
ぶっちゃけ先発でも後だしでもどちらでもいいです。
ただ、自分の構築に積みアタッカーが2体以上いると、相手はカバルドンを先発と予想してくるため、カイリューやフシギバナが非常に先発にきます。
たまーにガブリアスが先発にやってきますが、その場合は後ろにユキノオーがいることが多めです。
要するに、自分のパーティに積んで抜いていけるポケ(ラティオス、ウルガモスなど)を2体以上いれておくと相手の先発が読みやすいよと。
- 相性のいいポケモン
ただ、カバルドンで受けだしても倒れてしまうハチマキ逆鱗に氏に出しして積んでいくのもありっちゃありです。(全てのカバルドン共通ですが)
ラティオス・・・カバルドンが厄介とする水ポケ、FCロトム、草ポケに一貫してラティオスが強いです。ラティオスが苦手とするカイリュー、スカーフガブリアスなどに対してカバルドンが強いです。ただ、氷の一貫性が危うくなるので後ろに氷に強いポケモン(ウルガモスなど)を入れておきましょう。
ナットレイ・・・カバルドンが苦手な水や草などのアタッカーにナットレイが強く、ナットレイが苦手な格闘や炎などのアタッカーにカバルドンが強いです。
カバルドンで受けだしから勝てないハチマキげきりんに対して、ナットレイが強めです。
ウルガモス・・・水の一貫性はありますが、カバルドンが苦手なクレセドラン、ユキノオーナットレイキノガッサにウルガモスが強いです。
また、舞ったウルガモスを止めようとして出てくるスカーフガブリアスなどにカバルドンが強いです。特にナットレイキノガッサに強いのもポイント。
また、カバルドンだけだとASブシンが怖い、という方はこの子と一緒に選出することで、カバルドン交代読みれいパンを受けることができますね。
ラッキー・・・いわゆるカバラッキーという受けループです。
相性補完こそはありませんが、互いに数値でカバーができます。
ただハチマキげきりんの一貫性がでてしまうので、後ろに珠ハッサム(bw/2240)などを仕込んでおいてハチマキげきりんに対して氏に出しして積んでいくというのもありです。
- 他の物理受けとの差別化
エアームド・・・エアームドは物理竜やハッサムなど、耐性と物理耐久は十分いいですが、物理アタッカーがたまに持つ役割破壊技である大文字で大体確2までもっていかれてしまいます。
カバルドンはタイプの関係もあり、役割破壊程度の特殊技は確5あたりにまで抑えることができます。
グライオン・・・グライオンは状態異常には強いものの、れいとうパンチが4倍であり、(耐えますが)竜舞カイリューに対して安定しません。
カバルドンは竜舞カイリューに対して非常に安定していると言えます
クレセリア・・・物理耐久、特殊耐久ともに確かにあちらは勝っています。しかしあちらは火力はなく、かといって相手を流す技もないため、相手に積む隙を与えてしまいます。
カバルドンは積んでくるアタッカーにも欠伸で何とかできるので、技ですでに差別化はできています。
月の光という天候に左右される不安定な回復技と、なまけるという安定な回復技でも差別化できますね。
また、バンギローブという組みあわせにこの子は弱めですがカバルドンはバンギローブが共に物理技しか持っていない場合、両方崩すことができる
=バンギローブの組み合わせに強い
- 最後に
前回のカバルドンの育成論は上手くカバルドンの強さを伝えることができなかったため、再投稿いたしました。
他にもゴツメカバルドンは投稿されていますが、2つともメインはドリュウズのお膳立てであり、HBベースの物理受けゴツメカバルドンは投稿されていなかったので投稿させていただきました。
これで、物理受けカバルドンの育成論を終了させていただきます。
ありがとうございました!