今回はハイブリッドガッサについての育成論です。
何度か育成論で話題になっていたので補完しておきます。
・本育成論は6Vを前提として調整しています。
・ルールは見せ合い6→3を想定しています。
・この育成論ではHP攻撃防御特攻特防素早さをそれぞれHABCDSと表記しております。
- 配分
実数値:146-188-101-×-105-98
努力値:84-164-4-0-196-60
A:マッパ+種マシンガン3発でH151-B115グドラ確定
種マシンガンでH215-B187カバルドン確定5
HB:A205ドリュの珠アイアンヘッド確定耐え
HD:ステロ+C161グドラの眼鏡竜波最大乱数以外耐え
S:準速ブシン抜き
- ハイブリッドガッサについて
名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、ポイヒではなくテクニシャンを採用した半無限ガッサです。
テクニシャンを採用し回復をポイヒではなく食べ残しで行い、回復速度の代わりに遂行速度を重視した型です。
採用理由は天候メタ、特に雨に対する確定数を意識してテクニシャンになっています。
テクニシャンを採用したことによりテクニマッパ=ポイヒローキックとなり、火力を維持したまま先制技を採用できるようになりました。
これによりハメ性能は下がりましたがマッパによりドリュウズを縛れるようになったためカバドリュ、バンギドリュの並びに対して非常に強いです。
通常のポイヒガッサの場合、採用されている格闘技がローキックであるため死にだしからの遂行は難しく、身代わりを残した状態からでも燕返しを持たれていると負け筋を残してしまいます。
ハイブリッドの場合、対面からでも燕返しがなければマッパで落とせ、身代わりがあれば相手の持ち物や技に関わらず勝つことができます。
雨に対しても、グドラの眼鏡竜波を耐えることによりタネマシンガン+マッパでヒット数を含め7割程度の乱数で落とせるようになるため死にだしからの処理も可能となっています。
通常のガッサの場合では、身代わりを残した状態でグドラと対面してもタネ爆弾やローキックでは確定3以上と遂行速度が遅すぎるため、2回連続2ターンで起きられると突破されてしまいます。(タネマシンガンでは確定8。HIT数の期待値が3なのでかなり苦しい)
ハイブリッドの場合、マッパの優先度が+1であるため、タネマシンガン一回分の試行回数が稼げれば突破できる確率がぐんと上がります。
確定欄の調整ではトノグドラナットレイを意識してステロ分のダメージ込みで耐えられるようになっています。
上記のように、対砂・対雨を意識した構成・配分になっているため、通常の鈍足相手のハメから勝ち筋を作り出すガッサではなく、対天候を重視したガッサであることを念頭に置いて動かす必要があります。
各型毎の対天候能力を簡単に纏めると以下のようになります
・身代わりがあっても天候エースに突破される可能性があるポイヒローキ
・身代わりがあれば天候エースに対処できるASポイヒ
・身替わり無しの対面からでも天候エースを処理できるハイブリッド
- メリットとデメリット
◎メリット
・テクニシャンであるため火力が高く遂行速度が速い
・ポイヒと違って対面からでも天候エースに対抗可能=起点作りが必要ない
・マッパを所持しているためSで負けている相手に対しても仕事をできる場面が存在する=比較的腐りにくい
◎デメリット
・ポイヒと比べ回復が遅い=短い眠りターンやゴツメ、鮫肌などによる消耗が辛い
・ポイヒと違い状態が固定されていないため状態異常が怖い(熱湯やウルガモスなんかを後出しされて火傷で事故ると目も当てられない)
・状態異常を固定できないため欠伸ループを止められない
・攻撃や耐久に努力値を多く割いているため、嵌められる相手が少ない
- 技考察
採用理由から確定欄の4つで確定(ローキックはSが低いため採用してもうまみが少ない)
- ダメージ計算
・タネマシンガン
H215-B187カバルドン 確5 20.5%〜25.1%
H215-B138カバルドン 確4 27.9%〜33.5%
H151-B115キングドラ 確5 22.5%〜27.8%
H197-B139ニョロトノ 確4 30.5%〜36.5%
・マッハパンチ
H207-B130バンギラス 高乱数1 98.6%〜115.9%
H185-B86ドリュウズ 確2 81.1%〜95.1%
H151-B115キングドラ 確3 37.7%〜44.4%
H193-B128ヒードラン 確2 52.8%〜62.2%
H187-B153メタグロス 確5 22.5%〜27.3%
物理耐久
A205ドリュウズの珠アイアンヘッド 確定2 82.9%〜97.3%
A204バンギラスの鉢巻き馬鹿力 乱数1 93.2%〜110.3%
A182ガブリアスの逆鱗 確2 84.2%〜99.3%
A200ハッサムのバレットパンチ 確2 66.4%〜78.8%
A182マンムーの氷柱針 確3 34.2%〜42.5%
・特殊耐久
C161キングドラの眼鏡竜波 確2 80.1%〜94.5%
C156ニョロトノの冷凍B 確2 74.0%〜87.7%
C147バンギラスの大文字 乱数1 86.3%〜102.7%
- 立ち回り
基本的に天候メタとして選出します。砂や雨が相手の場合、始動役、エースともに対面から打ち勝てるので繰り出しタイミングを多少ミスしてもポイヒのように腐ることは少ないです。ダメージ計算をみると分かると思いますが、対バンギは鉢巻きの場合上から潰される可能性があるので胞子ではなくマッパ安定です。襷大文字のみ気を付けて下さい。
反面、足が遅く火傷などによる事故が怖いので身代わりがない状態ではスイクンなどを処理するのは少し辛いです。(最もねむカゴの場合ポイヒでも撃ち負けますが)
火力が高いため、自身より遅い相手に対しての遂行速度や蓄積は通常よりかなり速いです。
尖った性能であるガッサを更に尖らせた型ですのでかなりデリケートな個体ですが、その分はまる相手にはとことんはまります。
確定欄の配分ではステロ込みで調整しているので、そちらを意識しないという型は多少耐久が下がりますが無振りスイクンやクレセリアを抜ける程度までSを伸ばすことができます。
考察は以上です。
拙い部分も多々あると思いますがお役に立てれば光栄です。
難しい型ですので認識不足や間違いなどがあれば指摘して頂けると幸いです。