グレイシア - ポケモン育成論BW

今回ばかりは、初めに申し上げておきますが、これはグレイシアの１つの型に過ぎませんし、そもそもこれそのままの形で採用する事はあまりないでしょう。

• 努力値について

はじめはＣＤベースの努力値にしていましたが、コメントで指摘を頂き、育成論の確定欄をＨＣベースにしました。
因みに、努力値がＤよりもＨ優先となるポケモンは、恐らくエーフィとグレイシアくらいです。

• 挨拶

お久し振りです。
今回はイーブイカップ用のグレイシアについて考察します。

• 飛び交う情報

考察として、様々な情報が流れています。技構成から持ち物、果ては因子の有用性や凶悪度にまで言及されているものもあります。
情報を片っ端から漁っているような方の中には、一体どの情報をどれだけ信用して良いか分からなくなってしまったと言う人もいらっしゃるのではないのでしょうか。

• 兎に角自分自身で考察を

今までには無かった全く新しいルールであり、しかもローテと言う殆どの方は恐らく手を出された事のない分野での対戦です。
手っ取り早く勝つ為には何から始めれば良いのか、と言う事ですが、
取り敢えず、ご自身で考察をなさってみて下さい。
恐らくは、これが一番の近道です。

• 何を考察するのか

ここからは皆さん一人ひとりに依って変わってきますが、私の場合は指数からでした。
普通のルールでのローテは、基本的に「強力な一貫択となるカードを作る」と言う事が優先されますが、今回はそれが先ず通用しません、限られた場合を除いては。その事を念頭に置きつつ、データ集めや考察をすると良いでしょう。
具体的には指数、因子の予想型、ptの種類などから入っていく事になるかと思います。

• グレイシアの一般的な評価

採用価値を見出している考察記事が多いですね。どうやらリーフィアメタとしての運用を模索しているようです。

• 何故弱いのか

端的に言ってしまえば、技の一貫性がなく、耐性が氷のみである上(耐性が無に等しい)、種族値に反してブースターに弱いからです。
少し別な視点から考察されている方もいらっしゃると思われます。ただ、行き着く先は恐らくこの辺りになりましょう。

• 採用型の選択

今回は主にサンダースやブースターを意識した調整ＡＴとして考察します。無論他にもグレイシアの型はあります。展開力より安定(とは言っても運用がそこそこ難しいですが)に重きを置きます。

• 個体値と努力値

めざ地を使う場合、個体値は
31-2-31-30-30-31
となります。確定欄はこれに沿った努力値の振り方を提示しています。
めざ岩を使う場合、個体値は
31-2-30-31-30-30
となります。
又、めざパを使わない場合、努力値は
188-0-0-212-108-0(余り2)
となります。

• 調整先

Ｈ　恐らくこの振り方が仮想敵的には一番効率が良いです。特化イーブイのじたばたをギリ耐えします
Ａ　無振り
Ｂ　こちらが無振りでも特化イーブイのじたばたを耐えます
Ｃ　めざ地で無振りブースターを2確(水波で高乱2)
Ｄ　眼鏡雷超高乱(15/16)耐え
Ｓ　無振りですが、Ｃから多少削るのもありでしょう。しかし、ブースターへの乱数が落ちる為注意です

• 道具

・オッカのみ
文字やオバヒ意識です。

・ラムのみ
一度だけ欠伸を擬似的に透かす目的です。

• 技構成

・吹雪
２倍シグナルより威力が上です。外しが本当に怖いですね…。外すのが嫌なら下手な話冷Ｂでも良いと考えます。

・めざ地
めざ岩でも良いです。
ブースターを狩ります。

・守る
味方の願い事と合わせます。あとはターンを徒に経過させる為にも用います。

・バリアー
積む度に仮想敵の攻撃を2耐え…3耐え……4耐え………、としていきます。しかし、体力が満タンの状況と言うのはあまりない筈なのでその点には注意です。

・水波
四世代でのみ習得可能です。ブースターを狙いつつ、混乱も狙っていきます。

• 運用

光壁を味方で張りながら運用します。体力が危なくなったら味方の願い事で回復する事も可能です。相手も壁を張るでしょうが、そこは致し方ありません。素早い上に光壁を張れ、シャワーズに技が通るサンダースと相性が良いです。ただ、エーフィの拘り(特にスカーフ)トリックにはお気をつけ下さい。

• 指数情報

決定力指数
・吹雪　34740
・めざ地　13510
・水波　11580

耐久力指数
・Ｂ　48455
・Ｄ　48082



調整ＡＴとして採用すると言っても、もっと他の調整をすると言う選択肢もあります。簡単に示します(ので、別個に投稿は致しません)。

• 採用理由

エーフィやサンダースを意識します。耐久調整がされていても吹雪→礫で一応倒せます(ただ、ルール上シングルとは勝手が違うのでお気をつけ下さい)。不意の礫で試合を作っていくと言うパターンもあるかも知れません。大打撃、展開力を重視します。

• 性格

冷静を選択します。

• 努力値

0-116-0-252-140-0(余り2)
こちらをHベースにすると、珠雷を耐える確率が75%になる癖に、(体力が満タンである事を想定した場合)仮想敵の攻撃を耐久するレインジは拡張されなかったので、Hベースにする事は止めにしました。

• 調整先

Ｈ　定数ダメ等の調整はしていません
Ａ　礫でサンダースやエーフィの身代を中高乱
Ｂ　無振りでも瞑想ショックを耐えます
Ｃ　全振りしました
Ｄ　珠雷耐え。ここから多少削ってＡに振るのもありです。
Ｓ　無振り

• 道具

・とけないこおり
これで決定力不足を補います。

• 技

・吹雪
矢張り基本的にはこれを打ちます。

・冷Ｂ
一発で敵を倒さなくても大丈夫な時などに使えます。

・礫
威力が全然出ないので、基本的にはイーブイやリーフィア、ミリ残りのエーフィやサンダースに下手に先手を取らせないようにする為のものです。

・守る
矢張りあって損はない技ですね。

• 指数情報

決定力指数(道具補正込み)
・吹雪　43200
・冷Ｂ　34200
・礫　6840

耐久力指数
・Ｂ　41364
・Ｄ　42318

• 最後に

恐らくこの育成論は評価され得るものの対象から除外されるでしょう。しかし、他の育成論と同様に、この育成論についても評価・コメントをして下さると嬉しいです。私は、別に構わないのではないかと考えております。
この育成論が皆さんにとって言わば「新情報」のような役割を果たし、皆さんの考察のアシストをしてくれる事を願います。

• 御託

もう流されましたか。意外と速かったですね…。
なかなかブイズ同士で対戦する機会が得られませんね…。
いよいよ残す所１週間となりました。今からでも全然遅くないです。皆さんもご自身で色々と考察をしてみて下さい。