今回は前回と同様ボルトロスの育成論を投稿させていただきます。
ダメージ計算は加算ダメージ計算機にて行っています。
- ボルトロス
高い汎用性からガチ環境でも採用率が高いメジャーポケですね。
テンプレは耐久調整を施した帯型や、確実に行動回数を確保した襷型などです。基本的にどちらの型もめざ氷を採用しますが、今回はめざ飛を採用した型となっています。
眼鏡めざ飛型も少数ながら存在しますが、悪戯心による電磁波という強力なサポートが使えなくなるため、汎用性は低くなります。
眼鏡ボルチェンもマンムーが流行っている今の環境では打ちづらいですし。
なので今回は、汎用性と奇襲性、動きやすさを重視したジュエルめざ飛型を紹介します。
- めざ飛の採用理由
なぜめざ氷ではなくめざ飛なのかというと、電気+氷の組み合わせでは突破できない相手が増えたからです。
典型例がマンムーですね、こいつを交換読みからのジュエルめざ飛+めざ飛で突破できるのがまず大きいです。
次に、現環境では飛行技は一貫することが多いため、ジュエルめざ飛はいろんな対面で安定択となることが多いからです。
またボルトのめざ飛はまず読まれないので、ウルガモスがのこのこ積みに来たりローブシンが対面から逃げなかったりと、有効な奇襲になります。
これらがめざ飛を採用する理由です。めざ氷よりもメタ性能を下げた代わりに広範囲に一貫して負担をかけられるようになったということですね。
それを考えると、高火力先制技を多く採用した、俗に言う対面構築に組み込むとうまく動くと思います。襷をマンムーに取られて困った際にお勧めです。
- サンダーとの差別化
めざ飛ならこちらの方が断然メジャーですね。ボルトより耐久が高く熱風が使えるのが優秀です。最近のサンダーはほとんどが眼鏡でめざ飛搭載という印象を受けますし、差別化は必須です。
ひとつはやはり111というSですね。これによりS110以下のポケモンに上から強化アイテム持ちの火力で殴られることがないため行動が安定し、広範囲に負担をかけることができます。
もうひとつは電磁波サポートです。
仕事をした後でも電磁波で後続をサポートできるのが優秀です。雨グドラなどに対しても勝ち筋を残すことができます。
また前述の通り、奇襲の成功率が高いというのもあります。
以上で差別化は十分と思います。
また霊獣ボルトでも同じようなことができそうですが、Sと電磁波、選出段階での縛り性能などで差別化はできています。
- 型詳細
個体値:30-30-30-30-30-31
特性:悪戯心
持ち物:飛行ジュエル
性格:臆病
努力値:8-0-96-152-0-252
実数値:155-121-102-164-100-179
技構成:十万ボルト/めざ飛/電磁波/蜻蛉返りorボルチェンor馬鹿力
個体値はめざ飛理想で最速にできるUUUUUV個体を採用。
化身フォルムなので特性は悪戯心で確定。
持ち物は型のコンセプト上飛行ジュエルで確定。
性格は最速なので臆病で確定。
Cは、めざ飛(ジュエル/通常)で、
H207-D103ローブシン(90.3%〜107.6%/61.5%〜73%)
H161-D125ウルガモス(96.8%〜115.5%/64.5%〜78.2%)
H184-D105ガブリアス(50.5%〜60.3%/34.2%〜40.7%)
H186-D80マンムー(65%〜77.4%/44%〜52.1%)
H156-D130ラティオス(48.7%〜57.7%/32.7%〜38.5%)
H181-D167ナットレイ(32%〜38.6%/22%〜26.5%)
十万ボルトで、
H166-D120ニョロトノ(90.4%〜106.0%)
H201-D135スイクン(65.7%〜77.6%/瞑想1積みで42.8%〜51.7%)
H197-D110サンダー(41.1%〜48.7%)
H157-D161水ロトム(35.0%〜42.0%)
火力があまり足りていないように見えますが、現環境でここまでHDに厚いブシンは少ないのでこのラインで妥協しました。実戦では蓄積もあるのでほぼ突破できます。
H4ラティオスはジュエルめざ飛+蜻蛉で45%で落ちます。
ちなみにジュエルめざ飛に加え、A200ハッサムの鉢巻バレパでH4ガブが超高乱1、鉢巻石火でH191-B94-D132のウルガモスが確定で落ちます。
対面構築でなくてもボルトハッサムは優秀な組み合わせなので参考に。
これ以上Cに振っても乱数があまり変動せず、ぶっぱしても仮想敵の中で確定数が変わるのはHDブシン、CSガモス、CSニョロトノ程度しかいません。トノの雨ドロポンは結局耐えずスカーフの相手はできないので、これ以上振るにはメリットが薄いです。
耐久面は、
A200ガブの逆鱗超高乱耐え(85.8%〜101.3%)
A200ガブのエッジ中高乱1(95.5%〜113.5%)
A182ガブのエッジ低乱1(87.7%〜103.2%)
A200ハッサムの鉢巻石火高乱2耐え(43.2%〜51.0%)
A200ハッサムの鉢巻バレパで32.3%〜38.1%
A182マンムーの氷の礫で54.2%〜63.2%
A211ローブシンの根性ドレパン高乱2耐え(42.6%〜50.3%)
A211ローブシンのちからずく冷凍Pで超高乱1
A194ヘラクロスのインファイト2耐え(41.3%〜49.0%)
A186カイリューのジュエル神速で53.5%〜63.2%
A186カイリューの神速で36.1%〜42.6%
ジュエル神速+神速中高乱2耐え
C156ニョロトノの雨ドロポンで確定(103.2%〜121.9%)
C182ラティオスの流星群中高乱1(92.9%〜110.3%)
C205ウルガモスの大文字中低乱1(89.7%〜106.5%)
C110スイクンの冷凍ビーム確2(50.3%〜60.6%)
中途半端にDに振っても実用的な乱数の変動はないのでスカーフトノは完全に切り、Bに厚くしました。
鉢巻ハッサムの石火2耐えまで振ると物理への安定性が増します。
A200ガブのエッジは命中率を加味すると4割で耐えるので、土壇場で居座れる程度の指数はあります。
ヘラのインファ2耐えを見れば分かる通り、高火力物理技でも半減読みなら受けだしが可能です。狙い目はヘラやローブシンなどの格闘ですね。
反面Dに薄いので特殊との撃ち合いは避けましょう。
瞑想スイクンへの繰り出しはできないので他で対策が必要です。
技構成は、
めざ飛は確定。
電磁波もサンダーとの重要な差別化要素なので準確定。
火力を削っているので電気技は十万か雷のどちらかは欲しいです。
ただ雷にしてもHSスイクンが変わらず確2なので10万ボルトを採用。
残りのひと枠は蜻蛉、ボルチェン、馬鹿力から選択。
今回は汎用性を重視して蜻蛉を採用。ラティとの対面やバンギからの逃げる時に負担をかけられます。
馬鹿力はバンギローブにさらに厚くするなら、ボルチェンはハッサムと蜻蛉ルチェン回したい時にどうぞ。その時は十万→雷も一考。
- 立ち回り
先発や蜻蛉返りなど、なるべく負担をかけない形で繰り出しましょう。
有利な相手に繰り出し撃ち合ったり電磁波を撒いたりし、不利な相手からは引く。
読まれないようにうまく立ち回りながら機を見てめざ飛を叩き込みましょう。繰り出してくるマンムーなどはカモです。ローブシンやヘラも逃げることが少ないためよく決まります。
格闘に薄いパーティに見せることでこいつらを誘うなど、構築段階から考えると効果的です。
電気枠としては雨パに薄く、瞑想スイクンに役割を持てないので他での対策が必須です。自分はカバドリュにも厚くなる眼鏡水ロトムと電気2枚でパーティを組んでいました。
また与ダメを見れば分かる通り、鉢巻ハッサムと非常に相性がいいです。
その際はHDに厚めにしてラティに繰り出せるようにしておくと安定します。
- 終わりに
考察は以上です。
ダメ計足りないと思った方はコメントで追加すべき仮想敵を指摘してもらえると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。