ダブルサブウェイのテンプレ雨パを補完しておこうかと思います。
- はじめに
ステータスはHABCDS表記を使用、HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さを指します。
ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使用しています。
ダメージ計算は、互いに個体値がALL31であることを想定しています。
テンプレ補完なので、淡々と書いていきます。
下記のポケモンと組むことを想定して考察しているので、併せてご覧ください。
ドクロッグ(bw/2988)
キングドラ(bw/2990)
ルンパッパ(bw/2992)
- サブウェイにおける雨パのメリット
1.「最高速域からの打点」
特性「すいすい」が発動したポケモンは、素早さが2倍になります。今回この特性を持っているのはキングドラとルンパッパですが、この2匹は雨下において素早さ実数値にして、それぞれ"260"・"232"まで上昇します。この数値を抜いてくるポケモンは殆ど存在していない為、確実に先制して攻撃をする事が出来ます。
更に
2.「高命中・高威力の全体攻撃」
サブウェイにおいて、命中率100%未満の技は負け筋を増やすだけの死に技です。しかし、命中100%の技では威力が足りず、相手を倒しきれずに行動させてしまっては意味が有りません。高命中と高威力を併せ持つ、そんな技をメインウエポンに選択しなければなりません。
そんな制約の中、雨下の「なみのり」は非常に魅力的な技です。命中100%威力142で相手2体を同時に攻撃出来てしまいます。デメリットであるはずの味方へのダメージも、PT全体が水に強い耐性を持っている為、殆ど気になりません。(ドクロッグに至っては回復しますし、ルンパッパは球根で特攻を上げる手助けになります)
3.すながくれ/ゆきがくれの封殺
雨を降らす事で、サブウェイ最大の運ゲー要因である「特性による自動回避」を未然に防ぐ事も出来ます。一度ニョロトノを戻し、再降臨させる必要がありますが、それでも運要素を回避する術を手に入れられる点が優秀です。
メリットの解説については以上です。
- 役割
雨下の波乗りの火力が高いので、そのまま戦っても優秀
相手の守るや積み技を貫通する「ほろびのうた」で、雨パが苦手とするポケモンを処理する役割も兼任。
サブウェイ後半では、後続の天候変化ポケに対処するため、可能な限り生かしておきたい。
- 特性
- 性格・努力値
サブウェイ後半戦は運ゲー要素が高まるので、下手に耐久上げても急所で突破されてしまい旨味が薄まる。
それならば、火力を高めて相手への負担を確実に増した方が、旨味が大きいと考えられる。
従って、努力値もHCベースで問題ない。
余りはS調整を放棄するならSへ。
下記考察でSを調整するならBDどちらに振っても大した違いは無い。
- 素早さ調整
もし調整するのなら、無振りバンギラス-1の80、又は無振りユキノオー-1の79までが望ましい。先発対峙時の天候の奪い合いは、素早さの低い方が勝利する為、バンギノオーから天候を奪う為には素早さを低めに調整する必要がある。但し、後半のユキノオーは「れいせい」である事が多いので、実際はバンギに対してアドバンテージを取るのみに留まってしまう。
冷静に対処すれば、隣にドクロッグがいる以上バンギ・ノオー共にそこまで脅威では無い。しかしサブウェイ後半に居る、「すながくれ」「ゆきがくれ」特化の相手に特性を発動させないよう、Sを下げる調整もやむを得ない。
まとめると
・無補正無振り70族抜き 実数値「91」 努力値S4振り
・無補正無振りバンギ-1 実数値「80」 努力値S無振り、個体値無補正「8〜9」
・無補正無振りノオー-1 実数値「79」 努力値S無振り、個体値無補正「6〜7」
・↓補正無振りノオー-1 実数値「71」 努力値S無振り、個体値無補正「8〜9」
この辺は結論が出てないので、色々試してみた欲しい。
- 実数値
197-*-95-156-120-80
- 技構成
威力95 命中100% PP15
確定技。
タイプ一致で雨補正を受ける全体攻撃は単純にして強力。
「ねっとう」や「ハイドロポンプ」は議論に値しない。
れいとうビーム
威力95 命中100% PP10
確定技。
波乗りの通らない草とドラゴンに抜群で通り、威力命中の安定したサブウエポン。
これが無いと先発対峙で草ドラゴンに対し一方的に殴られるしかないので必須。
ほろびのうた
威力-- 命中100% PP5
確定技。
雨パの苦手分野である耐久水・ラキハピ・ナットレイへの切り札。
「まもる」「みきり」「ワイドガード」「みがわり」「きあいのタスキ」「回比率」全てを貫通して、相手を確実に3ターンキルする。
一応AIは残り1ターンになって、控えがいれば確実に交換して来るので、残り3匹未満になった時に使えば確実に片方を屠れる。また、残り4匹の状態で使っても、片側を集中攻撃して2ターン以内に2匹を屠れば確実に仕留められる。
こちらに数の利があれば、とりあえず歌っておくと、サブウェイクオリティで状況が変わったとしても、守る連打で何とかなってしまう場合もある。
まもる
確定技。
味方の波乗りを防いだり、電気/草技を読んで守っている間に相方に叩いてもらう。
特に雨下だと、キングドラやルンパッパの波乗りは、半減といえどダメージが大きいので事故死を防ぐ上でも「まもる」があると安心。爆発もスカせるし、慣れてくれば型読みにも使える。
- もちもの
オボンのみ
確定2の攻撃を確定3までズラす。
ニョロトノの耐久であれば発動機会もそれなりに多く、かなり実用的なアイテムとなる。
たべのこし
滅びの歌を重視するなら「まもる」とシナジーするこちらが便利。
オボンと比べて回復量が上回ることも少なく無いが、即効性が低い。
ニョロトノの育成論は以上となります。