ハッサム - ポケモン育成論BW

今回はハッサムにゴツゴツメットを持たせました。


概要
ハッサムにゴツゴツメットを持たせた場合の特徴として、

• こちらのラティオス相手がハッサムやメタグロス、ナットレイだった場合、こちらがゴツメ持ちハッサムに交代することで相手の鋼にゴツメで間接的に負担をかけられる。特に、H175-D131ハッサムやH187-D125メタグロスの様にラティオスの眼鏡波乗り2耐え調整をしているポケモンはゴツゴツメットダメージを1回いれることでラティオスの眼鏡波乗り2発でピッタリ落とすことが出来る。(この調整に限らず○○耐え調整はゴツゴツメットを1回いれることできれいに崩せる様です)

• スカーフガブリアスに後出しが利く。ダブルチョップや逆鱗に対し羽休めを連打しているだけでゴツメダメージを稼ぐことが出来るし、その他の攻撃で拘った場合はラティオスで簡単に後出しが出来る。

• 鉢巻カイリューの神速や逆鱗に後出しが利く。炎のPを入れられた場合もゴツメダメージをいれることでマルチスケイルを壊すことが出来、後続での対処が楽になる。

• 例えば鉢巻バンギラス等がローブシンに有利対面作られてしまった場合、ラティオスが空元気を耐えられない為ローブシンは空元気が安定択となってしまう。ここにハッサムを挟むことで空元気を半減受けしつつ火傷＋ゴツメダメージを稼ぎ、次のターンにドレP読みラティオス投げ(蜻蛉帰り)か空元気読み居座り(羽休め)かの択を作ることが出来る。

等が挙げられます。



配分
努力値：腕白H236-B36-D236
実数値：175-150-137-67-130-85
調整先：H:16n-1(ノオー意識)
HB:A204カイリューの鉢巻逆鱗2耐え、A210ローブシンの根性ドレP→マッパ高乱数耐え
HD:182ラティオスの眼鏡波乗り高乱数2耐え
お勧めはしませんが呑気等にしてSを下げることも一考です。ハッサムミラーで後手を取れると非常に美味しい場合が多い為です。ただしバンギラスが稀に文字を持っていたりするリスクがあるのに注意。またローブシンに対して後攻を取るのは避けたいのでカバルドン意識の最遅まで落とすのはオススメしません。どんなに遅くてもS実数値75くらいは欲しいと思います。

※BW2に合わせた調整候補2
努力値：意地っ張りH236-A20-B188-D52-S4
実数値：175-168-144-x-107-86
調整先：H:16n-1(ノオー意識)
A:蜻蛉帰りで207-136スイクンの身代わりを破壊
HB：A210徹の拳ローブシンの鉢巻アームハンマー耐え、A200キノガッサのテクニローキを2耐え、A204カイリューの鉢巻逆鱗2耐え、A161パルシェンのAランク2↑珠ロックブラスト5耐え(急所考慮だと怪しいところ)
HD:ラティオスの眼鏡流星群命中率加味で高乱数1.5耐え

テクニキノガッサへの耐性を高める為に既存のものよりAとBに厚くした配分です。
キノガッサの茸の胞子への耐性を高める為に4枠目には寝言を入れる場合が多いです。
範囲の狭いハッサムでさらに剣の舞も所持していない分起点になりやすい故の最低限のA確保ともいえます。



技構成

• 蜻蛉帰り

負担をかけつつラティオス等を繰り出し易くなります。必須技

• バレットパンチ

ユキノオー、バンギラス、テラキオン等だけでなく終盤の潰しにも。必須技

• 羽休め

2耐え出来る接触技に対し羽休め連打で負担をかけられます。必須技

• 毒毒/剣の舞/馬鹿力/寝言

ここは好みです。毒毒は羽休めやゴツメと相性が良く、剣の舞は終盤のバレP連打での潰しに。馬鹿力はほぼナットレイピンポで、寝言があるとキノガッサに強くなります。



立ち回りやPT構築
一部の相手に対しては羽休めでゴツメダメージ稼いだりするっていうギミックを持っている程度で、基本的には蜻蛉帰りでエースを比較的楽に光臨させるただのハッサムです。オッカを持っていない分めざ炎は一応警戒してください。
また、眼鏡ラティオスと組ませることを強くオススメします。
その際、岩、飛行が一貫しやすくウルガモスやヒードランも苦手になり易いのでカバドリやバンギガブ等と組ませると圧力掛けやすくて良いんじゃないかと思います。


ハッサムなのでラティオスやキノガッサ等と相性が良いのは当然ですが、オッカを持たせない弊害としてクレセリアやユキノオー、ラティオス等のめざ炎に極端に弱くなるのでPT単位でのカバーが必要になります。
例に挙げた3匹に一貫して強いバンギラス等が組ませるポケモンとしてお勧めです。

考察は以上です。何かあったらコメントまで。