低評価入れた方は理由をコメントしていただけると改善の目当てになりますので大変助かります。
今回は再投稿、ですが前回の面影は欠片も残っていないので別の育成論として見ていただきたいです。
秋桜さん鑑定版でのアドバイスありがとうございました。
尚、各育成論へのリンクは基本無断で張ってますので問題ありましたらコメントにてお願いします。
- 今回の育成論ではHABCDSという略称を使います。左からHP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさです。
- 論中のポケモンの個体値は理想個体を前提とします。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しました。
ハリテヤマの考察と型概要
高いHとAが目を引きます。また特性厚い脂肪はこいつの技範囲と見事にマッチしています。優秀な耐性、技範囲、威力で広い範囲に役割が持てるポケモンです。
今回はそのHとAに注目して、本来の役割であるガモス、パルシェンに役割を持ちつつ受けループに高い打点を持つ、ということをコンセプトにします。
こいつが他の格闘に比べ受けループに強い点はHによって耐久が確保できている点です。つまりラッキーの地球投げなどに強いです。このあたりが他の格闘との差別化となるでしょう。
加えて今回は火力をしっかり確保しているので格闘枠としての遂行もきっちり行えます。なかなか万能です。
基本的に他のポケモンの相性補完として入れておけば自然とこいつの弱点もカバーされるので無理なくパーティに組み込めると思います。
- 特性
ウルガモス、パルシェン、ヒードランなどに役割を持てます。ユキノオーも氷技を読めば流すことができます。
- 性格
ムドーを突破するために補正をかけます。安易な後出しを許しません。
- 努力値
実数値は223・176・81・xx・108・83となります。
Hは16n-1調整。仮想敵からは天候ダメージ、毒、ステロ、寄生木など定数ダメージを食らう機会が多く、3回以上食らえばH4振り残り耐久より固くなります。
Aはエアームドを最低乱数連続以外2発。ウルガモスやノオーの特殊技、パルシェンのドロポン意識でD振り。端数をB。もう少しBに振ることも考えましたが、ウルガモスの乱数は実数値が1違うだけで劇的に変わるので。
Sは4振りバンギ抜きです。今回は受けループに多いHDバンギを主な仮想敵に据えます。更に振るときはDを削ることになりますが、やはりガモスの乱数を考えると厳しいところがあります。
- 持ち物
今回は鉢巻込みで調整しているため確定です。流すことが多いので交代先への負担を意識しています。
帯ではできない等倍火力の増強が魅力です。
- 技構成
<インファイト/ストーンエッジ/冷凍パンチ/候補>となります。
尚、与ダメ被ダメ共に@〜と表記がない限り持ち物なしの計算となってます。
インファイト
メインウェポンです。バンギムドー構成の時は割と初手思考停止で撃てます。
H207B131バンギラス:262.8%〜313%
H172B211エアームド:49.4%〜59.3%
H325B95ラッキー@輝石:118.1%〜139%
H181B201ナットレイ:99.4%〜117.1%
H197B95ユキノオー:189.8%〜225.3%
H126B200パルシェン:142.8%〜168.2%
ナットレイは極振りを載せてますがほぼ確1と考えてよいです。
ストーンエッジ
相性補完兼遂行技です。受けにくる飛行が主に対象になります。
H197B111サンダーbw/1454:91.3%〜107.6%
H167B97ボルトロスbw/1369:122.1%〜144.9%
H202B99ギャラドス(威嚇込):66.3%〜78.2%
H192B85ウルガモス:243.7%〜287.5%
H167B110シャンデラ:107.7%〜128.1%
ガモスは半減実込でも確実に落とせます。サンダーは眼鏡など耐久より火力に割いている型なら一撃で落とせます。
冷凍パンチ
ストーンエッジで補完しきれないグライやラティなどに撃ちます。
H179B149グライオンbw/396:113.9%〜134%
H156B100ラティオス:96.1%〜114.1%
H202B100ボーマンダ(威嚇込):99%〜116.8%
無限グライを一撃で突破できるのが強みです。拘りだと多少リスキーな面もありますが、それ以上のリターンが得られます。ラティが高乱(81.3%)止まりなのが惜しいところ。
候補
突っ張り
まもみがヒードラン・ユキノオーに役割を持つなら必須です。その他電磁波バンギなど襷が疑わしいときに。
H193B127ヒードランbw/2672:18.6%〜22.7%
H166B96ユキノオーbw/2633:30.1%〜36.1%
H176B130バンギラス:40.9%〜50%
H126B200パルシェン殻破後:28.5%〜34.9%
H209B144トドゼルガbw/880:15.3%〜20%
ヒードラン・トドゼルガは3発目からダメージが入ります。守る読みで繰り出せればベスト。実際そうはいきませんが。
バレットパンチ
終盤で腐らないようにするためです。使う頻度は突っ張りとどっこいどっこい。
H207B131バンギラス:29.9%〜35.7%
H166B96ユキノオー:50.6%〜60.2%
H146B85マニューラ:64.3%〜76.7%
毒々
どうしても突破できないスイクン、ブルンゲル、ヤドラン等耐久水へ。撃ち逃げ前提ですが鋼を誘わないので使う機会はあります。
その他で入れるならハッサムピンポの炎のパンチ、ギャラピンポの雷パンチなどがありますが、ほかの候補技よりは優先度が低いです。
- 被ダメ一覧
あくまで目安です。バンギラスはラティ狩りのために火力調整したり、ウルガモスは蝶舞前提で火力を耐久に回してたりすることもあります。
A155バンギラス
ストーンエッジ:24.2%〜28.6%
C205ウルガモス
大文字:29.5%〜34.9%
A101エアームド
燕返し:37.6%〜45.7%
同技インファ後:57.3%〜68.1%
C144ユキノオー
吹雪:21.5%〜25.5%
草結び:40.8%〜48.4%
C151ヒードラン
マグマストーム:21.5%〜25.5%
A147パルシェン
氷柱針:5.8%〜7.1%
C106パルシェン殻破後
ハイドロポンプ:79.8%〜94.1%
A115ナットレイ
パワーウィップ:43%〜51.1%
少ない気もしますがとりあえずこの辺で。
- 立ち回り
有利な相手に繰り出し、交代読みで技を選択し負担をかけるのが基本となります。
バンギムドー・ラキムドーなどは思考停止インファでもゴリ押せます。
あとは珠バシャの飛び膝耐えたり、珠ラティの流星群耐えたりと耐久がなかなか高いので役割関係ないタイマンでも勝てる範囲は多いです。
鬼火に極端に弱いのでブルンや霊見たら引いてください。
- バンギムドーについて
バンギはムドーと組ませるときはHDベースが中心となり、ラティを狩るために火力を調整することはよく見られますがSはそこまで調整されてないように思われます。
あとは稀にノオー意識で大文字搭載の特殊スカーフ型と組まれているのも見ますが、この型ではむしろカモです。
その他の型は電磁砂や半エース仕様などですのでムドーとはあまり組まれていないと思います。
HDバンギはストーンエッジ/追い打ちor噛み砕くが確定、残りの技スぺにはには毒守か昆布か挑発+何かというパターンが多いです。
ムドーは基本HBベース。攻撃技・羽休めは確定で残りは昆布・毒守・呪い、最近は受けループメタに挑発入れているのも見ます。
ムドーはこいつの前で羽休めをすることはあんまりありません。BDダウンしてるのでゴツメ込みで削って遂行・相討ちなどを狙って飛行技が飛んでくることが多いです。
このタイミングで特殊ATを出せば次の受けだしができないのでサイクルが崩壊します。この時ボルチェン持ちなら相手が捨ててきてもバンギなどに交代してもアドを取ることができます。
交代読みで羽休めしてくると思ったらそのままインファしてください。ここら辺は最終的には読みです。
- パーティー編成について
サンダー・ボルト・Wロトムなどボルチェン持ちのポケモンはヤドラン・ブルンを見つつ有利対面を作るのに貢献できます。
またこれらのポケモンが苦手な相手をこいつが見ることもできます。相性補完はかなり効くのでパーティに負担をかけず素直に組み込めるでしょう。
抜き性能は皆無ですので必ず抜きエースを用意してください。鋼はおよそ処理できますがグロスなどが厳しいのでガモス・ガブなどが良いと思います。
- 用語説明
るるぷうさんの記述を引用。(許可は取ってあります)
とある初心者さんに現状育成論はわかり易いか、見易いか?と尋ねたところ、
「略称がわからない」
「実数値表記がわからない」
「役割って何?」
「ダメージ計算の見方がわからない」
等の意見を頂いたのでここに簡潔に纏めておきます。
- 略称
・V・・・個体値が31であること。
・U・・・個体値が30であること。
・6V・・・HABCDS全ての個体値が31であること。
・めざ○○理想個体・・・めざパの威力が70でありかつその条件化で個体値が最大であるポケモン。たとえばめざめるパワー氷ならHV,AU,BU,CV,DV,SVでめざめるパワー氷70。
- 数値類
・努力値表記・・・そのポケモンの努力値配分の表記。
- ポケモン用語
・サイクル・・・炎ポケモンと水ポケモンが対面していて、こちらが草ポケモンに交代し、水タイプの技を半減で受ける。次のターン相手はこちらの草タイプの攻撃を炎タイプで受けに来る。炎タイプの攻撃に対しこちらは今度は水タイプで受けるなど、両者ポケモンを交代しながら戦うこと。
・役割・・・そのポケモンに後出しから勝つことが出来ること。
・環境・・・その時々での流行りのこと。例えば雨パーティが流行ってるときは雨環境という。
・エース・・・こちらは役割を持ち辛く、相手に役割を持たれにくいポケモン。具体例はバシャーモ。耐久が低いので後出しすることが難しく、火力が高いので後出しされにくい。
・採用理由・・・そのポケモンを何故パーティにいれるのか、具体的に何に対して強いのか=どのポケモンに役割を持っているのか、もしくは何故強いのか。
- ダメージ計算の見方
こうげきの実数値182(陽気努力値252)のガブリアスの逆鱗を食らった場合、44%から52%ほどのダメージを受ける。(半分前後のダメージを受ける。)
低乱数2とは低い確率で2発で倒されるということ。
例えば高乱数2なら高い確率で倒される。確定2なら2発で必ず倒される。ただし急所は考慮していない。
以上で考察を終わります。
何かアドバイス・要望・疑問点・矛盾点などございましたらコメントにてお願いします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。