今回、ピクシーの育成論が2012年1月30日時、まだ1つしか投稿されていなかったため、投稿させてもらいました。
BW2にて夢特性のピクシーが解禁されました。
- ルール
・シングルフラットLv50、見せ合い63
・ダメージ計算はトレーナー天国を使用
・HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さ=H/A/B/C/D/Sと表記
・個体値は、6Vを仮定します
- 型説明
ピクシーは、何か特別に種族値がとびぬけているというわけではありません。
しかし、BWにて株が大きく上がった技ちいさくなるの使い手の1匹です。
また、同じ小さくなるの使い手でもあり、同じノーマルタイプのハピナス・ラッキーとは、特性「マジックガード」で毒・やけど・宿り木・天候ダメージ・呪いが無効であることと、技「コスモパワー」で、BとDを同時にあげることができるという点で差別化を図っています。
- 特性について
マジックガード
この育成論ではこちらを推奨しています。
毒・やけどのダメージのほか、天候ダメージや宿り木のダメージ、呪いのダメージを無効化してくれます。
てんねん
BW2にて解禁された夢特性。
相手の能力変化を無視することが可能です。
2つの特性のメリットとデメリット
特性マジックガードの方は、毒・やけど・天候ダメ・呪い・宿り木のダメージを無効化できるため、それらをダメージソースとする耐久ポケモンに対して強く居座ることが可能となります。
デメリットとしては、積み技持ちの相手には少し不安要素があること。特に蝶舞や瞑想持ちのポケモンに対してはこちらのアシストパワーのダメージが期待できないです。
特性てんねんの方は、その蝶舞や瞑想持ちの相手にも強く居座ってコスモパワー・ちいさくなるを使い、高火力のアシストパワーを当てることができること。
もちろん、デメリットは逆で、毒ややけどなどの定数ダメージを食らってしまうこと。
どちらの特性も一長一短なので、パーティ・好みと要相談で。
- 構成
性格:ずぶとい
特性:マジックガード
個体値:31-31-31-31-31-31
努力値:252-0-252-0-4-0
持ち物:たべのこし
技構成:コスモパワー/ちいさくなる/アシストパワー/つきのひかり
- 調整概要
HB:A182ガブの逆鱗、45%〜53.4%(低乱2)/29.7%〜35.6%(乱3)
A182ガブの鉢巻逆鱗 66.8%〜79.2%(確2)/45%〜53.4%(中乱2)
A211ブシンのドレパン 65.3%〜77.2%(確2)/42.5%〜51.4%(低乱2)
A205ドリュの珠地震 53.9%〜64.3%(確2)/37.1%〜44.5%(確3)
A200ガブの逆鱗 49.5%〜58.4%(高乱1)/33.1%〜39.1%(高乱3)
A211拳ブシンのドレパン 77.2%〜92%(確2)/51.4%〜62.3%(確2)
HD:C182ラティの流星群 64.3%〜76.2%(確2)/43%〜50.9%(低乱2)
C182ラティの眼鏡流星 96.5%〜113.3%(高乱1)/64.3%〜76.2%
(確2)
C182ラティの竜の波動 41.5%〜49%(確3)/28.2%〜33.1%(確4)
C187ガモスのオバヒ 65.8%〜77.7%(確2)/44.5%〜52.4%(低乱2)
C161グドラの雨ドロポン 73.2%〜86.6%(確2)/49.5%〜58.4%(高乱2)
C161グドラの眼鏡雨ドロポン 108.9%〜129.2%(確1)/73.2%〜86.6%(確2)
C156トノの雨ドロポン 71.2%〜84.6%(確2)/47.5%〜56.4%(高乱2)
- 技
今回の必須技です。
BとDを1つずつ上げます。たくわえるちいさくなるベトベトンでは3段階までしかあげられませんが、この技は最大まであげることが可能です。
ちいさくなる
今回の必須技です。
ちいさくなるの怖さについては、おそらく説明するまでもないでしょう。
アシストパワー
この型で一番生かせる攻撃技です。ほぼ必須です。
コスモパワーとちいさくなるを使い切った後の威力は20+20*18=380
ちいさくなるとコスモパワーを積み切ってしまえば、等倍相手のポケモンにはC無振りでも基本確2がとれるようになります。
また半減されてもこちらはちいさくなるとコスモパワーを積み切っているので、ゴリ押しで倒していくことが可能。
タマゴうみ
準必須技です。つきのひかりと選択、および食べ残しの回復だけでいいという場合は違う技で。
つきのひかりよりもPPが多く、また天候に回復量が左右されないため、安定した回復が見込めます。
ただし、3世代教え技であることと、この技を覚えさせる際、特性はメロメロホディであるため、マジックガードになるかはわからないのが不安要素です。
砂・雨パに対しても強く出していけます。
きあいだま
選択技です。この技を入れる場合はタマゴうみと選択になります。その際は食べ残しの回復に頼ることになるのでご注意を。
攻撃技がアシストパワーだけなので悪ポケモンで止まってしまうのを防ぐためです。
だいもんじ
選択技です。こちらもタマゴうみと選択で。
アシストパワーだけでは半減になってしまう鋼ポケモンへの対抗打です。
火力に期待せず、PP合戦を強く意識する場合はかえんほうしゃでも構いません。
かみなり
選択技です。同じくタマゴうみと選択で。
アシストパワーを半減するヤドラン、Dの高いブルンゲルやスイクンを意識するなら。
こちらも大文字と同じく、PP合戦を意識する場合は10万ボルトでも構いません。
でんじは
自らのサポートかつ後続サポートも兼ねた選択技です。ちいさくなる、もしくはタマゴうみと選択で。
行動確保、および交代先にマヒを撒くことで、先にコスモパワー・ちいさくなるを使用し、有利になる状況を作ります。
つきのひかり
選択技です。3世代を持っておらず、回復技を入れたい場合はこちら。
回復技です。コスモパワーを先に積んでいく場合、合間を見て回復を挟んでいきたいです。
ちいさくなるで回避もあげていくので、回避をあげきってしまえばたべのこしでの回復だけで十分という場合もあります。
めいそう
選択技です。コスモパワーと選択で。
HB特化しているので、コスモパワーでさらにBをあげるよりも火力を求めたいという場合はこちら。
アシストパワーの火力もあがるのに加え、Cも上がっているので、より相手を崩しやすくなります。
代わりに、Bが上がらないため、耐久合戦になった場合、相手が物理攻撃ポケモンだと回復が間に合わない場合があります。
みがわりくろきしさんよりコメントいただきました。
選択技です。タマゴうみ、もしくは積み技のどちらかと選択になります。
積み技を使った際に出てくる一撃技持ちポケモン、トリック対策として身代わりを打ちます。残念ながら挑発は貫通してしまうので、実質一撃技とトリックピンポな技です。
Sの遅さの関係上、積みの起点にする際に、これらの技持ちのポケモンが出てくる読みで繰り出す、もしくは小さくなるを積み切った状況で使わないといけないので、少し高度な技。また回復をたべのこしに頼ってしまいがちなところもあるので、要塞化する前に張るのはHPを無駄に多く消費してしまうことになりがちです。
- 火力
H184-D105ガブリアス 73.9%〜86.9%(確定2)
H201-D106ガブリアス 66.6%〜78.6%(確定2)
H212-D86ローブシン 155.6%〜183.9%(確定1)
あるふぁーさん考察のローブシン(bw/1330) 128.5%〜151.6%(確定1)
特性てんねん時
H155かわりものメタモンがこのピクシー(D111)に変身した状態でのダメージ
87.7%〜103.2%(低乱数1)
きあいだま
H172-D135ズルズキン 41.8%〜50%(低乱数2 0.39%)
H168-D110サザンドラ 52.3%〜61.9%(確定2)
だいもんじ
H181-D136ナットレイ 77.3%〜92.8%(確定2)
H181-D184ナットレイ 59.6%〜70.7%(確定2)
H187-D110メタグロス 47%〜55.6%(中乱数2 67.2%)
かみなり
H202-D100ヤドラン 47.5%〜56.4%(高乱数2 84.8%)
H207-D125ブルンゲル 37.6%〜44.4%(確定3)
- 道具
コスモパワーで耐久を、ちいさくなるで回避をあげながら相手の確定数をズラし、どんどん回復していきます。
オボンのみ
オボンのみ+コスモパワーでの細かい耐久調整が可能となります。
食べ残しでは実現できない、ラティオスの流星群2耐えなども可能。
メンタルハーブ
挑発を1度だけ回避します。ただし1回だけなので、ちいさくなるを積めたとしても、相手は連打して当たるのを待てばいいだけなので、挑発が来るのは仕方ないとあきらめて交代をするほうが無難です。
各種メールコメントいただきました。
トリックをすかし、さらに積みの起点を作ります。確実に1ターンは積めるので小さくなるよりもコスモパワーを先に積むことをオススメします。
ただし、トリックピンポなことと、回復技が必須になります。
- この型の得手・不得手
まず得手から。
このピクシーは状況に応じて積み技を使い分けることで、いろんな相手に対して居座ることができます。
まずは相手が耐久ポケモンだった場合。
毒毒や鬼火、宿り木でしかダメージを望めないような相手、特にしんかのきせき持ち相手にはドンドン積んでいくことが可能。
耐久ポケモンを起点にする場合、まずはちいさくなるを積みます。耐久ポケモンはACに努力値を振られていることが少ないため、コスモパワーを積むのはあとからでも間に合います。
こうすることで、もし相手が交代したとしても、1ターンのアドバンテージが取れるので、そこからコスモパワーを積む行動に移ったとしても、回避率2段階アップの恩恵を受けることが大いにあります。
次に相手がアタッカーだった場合、この時はまずコスモパワーを積みます。これで相手の確定数をズラし、月の光で粘りながらどんどん積んでいきます。
ここで注意なのは、相手も積み技持ちの場合。
もちろん、ちいさくなるを持っているかもしれないピクシーの前で積み技を使うのは悠長すぎるかもしれませんが、コスモパワーを見ると高確率で積み技を使ってきます
ここはプレイヤーの読み次第ですが、ちょうのまいやりゅうのまいならコスモパワーでも追いつくので連打。つるぎのまいなどの場合はちいさくなるで運ゲに持っていきます。
また、アシストパワーの威力が驚異の380。悪ポケモン以外の等倍ポケモンの大半は確2に持っていく火力。半減の相手でも回復技さえなければゴリ押しが可能ですし、仮にPPがなくなり悪あがき合戦になったとしても、コスモパワーでBが上がっているため、悪あがきのダメージも最小限で抑えられるのも特徴です。
では不得手。
1つ目は挑発持ちポケモン。これは受けポケモン共通の弱点です。
特にこのピクシーは補助技が技スペのほとんどを圧迫しているため、挑発されるとアシストパワーを打つだけの置物になってしまいます。
それがもし、すでにちいさくなるやコスモパワーを何度か積んでいる場合ならいいですが、全く積んでいない場合でされたときは本当にただの置物、最悪の場合、積みの起点になります。
2つ目は悪タイプのポケモン。
メインウェポンがアシストパワーなため、そのアシストパワーが通らない悪ポケモンは天敵です。
特に悪ポケモンは挑発持ちが多く、また身代わりなどで行動の確保をされてしまうと後続ポケに負担がかかってしまいます。
また、悪タイプのポケモンの中で特に苦手なのは、味方が撒いた毒などをタイプによって無効化するドラピオン。特性によってほぼ無効化しているも同然のズルズキン。悪戯心ヤミラミ。特性プレッシャーでPPを大量に削り、さらに耐久も高いミカルゲあたりです。
3つ目は剣の舞、および一撃技持ちのアタッカーポケモン。
得手のところでアタッカーポケモンにある程度強いと言いましたが、それはあくまでコスモパワーと積み技の積みあいになった場合。
剣の舞だと一気に2段階も上がるため、コスモパワーでは追いつかず、ちいさくなるでの運ゲに頼ってしまうことが痛いです。特にハッサムにはアシストパワーが半減でしか入らないことと、今では少なくなってはいますが、つばめがえしが入っている場合もあるため、ちいさくなるを積んでいくのも100%安心というわけにはいきません。
そして、一撃技持ち。これはちいさくなる使い共通の敵です。一番怖いのはギロチン持ちのキリキザン。アシストパワーは通らないし、挑発は持っているしでとにかくピクシーは苦手とします。
4つ目はほろびのうた。
特にニョロトノ・ムウマージ(少ないですが、プクリン、ルージュラ)あたりを相手とするときは注意です。
ニョロトノに関しては、ドロポンやきあいだまなどの隙を見て小さくなる連打をすることで有利に動けますが、ほろびをされるとどうも動きにくくなるため、油断は禁物です。またアンコール持ちもいるため、コスモパワーを先に積むことは危険。
ムウマージは、滅び以外にも挑発を持っていることもあるので、後続に任せましょう。
5つ目は天候パ。
上記のダメージを見てもらうとおり、雨パにはやはり弱いです。雨パで起点にするためには、高確率で入れられているナットレイを起点にするしかありません。
また、月の光を採用時は砂パ・雨パにめっぽう弱くなり、特に雨パ・霰パの場合、自慢の回避は必中雷・暴風・吹雪で確実にダメージを与えてくるところも痛いです。
6つ目はトリック。
特にこだわりトリックが苦手です。素早さが低いため、こだわりトリックされると延々小さくなるやコスモパワーを連打するはめになります。
また戻してしまうと能力が戻り、アシストパワーの威力は20になってしまいます。こうなってしまうと、完全に置物化、相手にとってはいい積みの起点なのでご注意を。
- サポート
このピクシーを使う際、以下のようなサポートがあれば積みやすい状況が作れます。
- マヒ
- どくびし
ただし、タイプにより毒無効のドラピオン、スカタンク、キリキザン、特性だっぴのズルズキン、再生技持ちのヤミラミは、どくびしがあっても厳しいです。
- すなあらし、あられ
悪タイプで砂嵐が無効なのはワルビアル・バンギラス・キリキザン・バルジーナ(特性により)
悪タイプで霰が無効なのはマニューラ・バルジーナ(特性により)
砂嵐は無効ポケモンが若干多いため、霰がオススメです。
ただし天候を変えることで、月の光の回復量が減ってしまうことは注意です。
- 格闘、虫タイプのポケモン
特にオススメはバシャーモ、テラキオン、コバルオン、ハッサムあたりです。
バシャーモは基本悪タイプに強く、また大半の鋼ポケモンには格闘技・炎技の2つで抜群を取ることができます。
テラキオン・コバルオンは悪・鋼タイプに強く、特性の発動を見込めます。
ハッサムは悪・エスパータイプに強いのはもちろん、型にもよりますが、高速移動や鉄壁などをピクシーにバトンすることも可能です。
ただし、注意することは虫タイプのポケモンを使用する場合は、相手の物理格闘ポケモンに極端に弱くなってしまいがちです。
ピクシー自身が格闘技に、そして虫ポケモンは格闘ポケモンがサブで持っていることが多いストーンエッジで抜群が取られてしまいます。
特にノーガードカイリキーにはちいさくなる無効、エッジ必中となってしまう点に注意です。
- 最後に
今回初めて投稿させていただきました。
長文ですし、見にくい点もあると思います。
また、ちいさくなるを使う以上、運ゲになってしまうことが多いため、この型がどこまで現実味を帯びているか・・・少し心配です(ちなみに育成した当時は、この子を出した試合の大半が切断されるというひどいありさまでしたw)
被ダメや与ダメ、技候補にこれはどうでしょう?などのコメント大歓迎です。
随時追加していきたいと思います。
あるふぁーさんのローブシンを無断リンクしてありますので、問題があれば削除いたします。
ここまでのおつきあいありがとうございました。
※1/30 コスモパワー1積みでのHB、HDの耐久追加
仮想敵の追加
確定技、選択技の一部変更および選択技の選択肢追加
不得手の追加
※1/31 候補技の一部追加
サポートの項目追加
苦手悪ポケモンの簡単な説明追加
サポート項目に注意事項追加
※6/14 道具に各種メールの追加
※7/29 夢特性解禁による記述追加
※9/12 特性天然の記述の追加
特性天然時でのかわりものメタモンへのダメージ追加
※13.1/24 夢特性の記述を詳しく書き換え
被ダメ一部追加