根性ヘラクロスは以前に投稿されているので、
似たような育成論になってしまうかもしれません。不要であれば削除も考えます。
私が最近使っていて色々思うことがあるので投稿させて頂きたいです。
既存の育成論にない部分も考察していこうと思いますのでよろしくお願いします。
- ステータスをH,A,B,C,D,Sと略記することがあります
- ダメージ計算は理想個体値で計算しています。
- なぜヘラクロスを使うのか?
これは割と重要なことです。
現在、格闘タイプのポケモンとしては、
ローブシンやバシャーモ、テラキオンなどが採用されることが比較的多いですよね。
火炎玉ローブシンやバシャーモが増殖し始めた頃から、
格闘タイプを安定して受けるというのは非常に困難なこととなったので、
パーティーで格闘に対して厚く対策したい場合は、
ヤドランを安定した格闘受けとして採用することが多くなったと思います。
そこで私はヤドランでは受けられない格闘ポケ、ヘラクロスを使ってみようと思い立ったわけです。
ヤドランピンポイント対策というわけではなく、
現環境で格闘に対して強いポケとして使用されることの多い、
ラティアス、ソーナンス、ランクルス、クレセリア、サンダー、カイリュー、エアームド、ブルンゲルなどの安易な受け出しを許さないとう特長を持っています。
受けにくさに注目したので、
拘りロックから受けられることのある拘り系アイテムではなく、異常玉を採用しています。ついでにガッサ対策ができますね。
もちろんそれによる使いづらさや、ヘラクロスならではの使いづらさもあるので後述しようと思います。
- 性格・努力値
特性:根性
性格:陽気
努力値:H4 A252 S252
実数値:156-177-95-*115-150
意地っ張りではなく陽気最速にしているのは、
サンダー、ギャラドス、ヒードランなど抜いておきたい仮想的が存在するからです。
最速スイクンと同速gができて、運が良ければウルガモスを抜けます。
- 技
インファイト/メガホーン/選択/選択
インファイト・メガホーンはタイプ一致で、
格闘・虫の攻撃範囲の補完が優秀なので確定でよいでしょう。
拘りアイテムを持っていないのでインファイト・メガホーンを打ち分けることができ、遅いエスパータイプの後出しを許しません。
選択技↓
ストーンエッジ
格闘に出てくる飛行に打つ技。等倍で入りやすいです。
サンダーやカイリュー、ギャラドスに対して、
インファイト→ストーンエッジ という動きができます。
シャドークロー・辻斬り
格闘に出てくるゴーストに打つ技なので、その点においてはどちらの技でも同じです。
シャドークローはノーマルに無効化され、辻斬りだと格闘に半減されます。
ブルンゲルに対して、
インファイト→シャドークロー という動きができます。
投げつける
呼ぶであろう、グライオン等に対しての牽制技。
交代読みが必要となります。
もちろん投げつけるのは火炎玉です。
フェイント
優先度+2のノーマルタイプ威力30の技。
持っておくと役に立つこともあるかもしれません。
空元気
威力140で打てるノーマル技。
インファイトで耐久を下げたくない、他の技は低命中で不安といった状況で安定して使えます。
ゴーストを除く呼ぶ相手に等倍で刺さりやすいです。
- 火炎玉と毒玉
特性の根性(毒・麻痺・火傷状態の時 A*1.5)を能動的に発動させるために状態異常玉を持たせます。
根性という特性は火傷状態でも攻撃力が半減することなく1.5倍されますから、
どちらかの玉を持たせることになるのですが少し違いがあるので纏めておきます。
火炎玉・・・
火傷状態になり、毎ターン最大HPの1/8のダメージを受けます。
毒玉・・・
猛毒状態になり、毎ターンダメージを受けます。
そのダメージは最大HPの1/16, 2/16, 3/16,・・・と増加していきます。
仮に3ターンの間居座った時、
両者とも合計で受けるダメージは最大HPの3/8となります。
よって単純に考えると、
3ターン以上居座る時は火炎玉、それ未満の居座りなら毒玉のほうが受けるダメージが少なくて良いということになります。
今回のヘラクロスは長く居座ることは少ないと思いますので、その点においては毒玉の方が適していると言えるでしょう。
ただ、火炎玉にも利点があります。
「投げつける」を技として採用することができます。
交代読みが必要になりますが、受けに来るグライオンなどに当てて火傷にできるとおいしいです。
また、「投げつける」を使わないにしても、
火炎玉が発動すれば、「火炎玉を投げつける可能性」を匂わすことができます。
どちらも一長一短ですが、机上論では毒玉が適当かと思われるので確定欄はそのようにしておきます。
- 運用法など
まず、ほかの格闘ポケと違って気をつけておきたいこととして、
格闘でありながら岩技が等倍であるという点です。
つまりバンギラスに対して後出しが安定しないということです。
バンギラス+エアームド、ヤドランといった並びに強いだけに残念です。
バンギラスに限らず低火力の水・電気に対して本来役割を持つヘラクロスですが、
今回は耐久を考えていないので後出ししづらい(=役割を持ちにくい)です。
そこで、これは私の場合ですが、
ソーナンスを相方に採用しました。
補助技をアンコールしてその隙にヘラクロスを出します。
4世代からある古き良き戦法ですね。
このようにして、一度有利な対峙をつくることができればそう簡単に受けを許さないという点が強みです。
直接後出しできそうな相手としては、
カバルドン、ラグラージ、ラッキーなどが挙げられますね。
全く役割を持てないわけではなさそうです。
唯一このヘラクロスを受けられそうなポケとしてグライオンがいます。
ハサミギロチンの存在を考慮すると、ソーナンス+ヘラクロスでは対応できません。
パーティー構築の際はこのグライオンの対策と、
岩技の一貫性を消していくこと、各種天候パ対策をしていくとよいでしょう。
エース運用になりそうなのでヘラクロス中心に考えた方がよさそうです。
- ダメ計(トレーナー天国)
与ダメ(※根性発動時)
インファイト
172-211エアームドに49.4%〜59.3%
187-116(A182鉢巻ガブ逆鱗耐え)マルスケカイリューに20.3%〜24%
191-105サンダーに44.5%〜52.8%
153-101キノガッサに116.3%〜137.2%
157-127(H振り)FCロトムに90.4%〜107%
215-170カバルドンに49.3%〜58.6%
197-95(H振り)ニョロトノに95.9%〜113.1%
191-100ギャラドス(威嚇込み)に31.4%〜37.1%
204-136スイクンに64.7%〜76.4%
175-137ハッサムに75.4%〜89.1%
167-114ランドロスに46.7%〜55.6%
155-101ラティオスに57.4%〜67.7%
183-116ガブリアスに84.1%〜100%
メガホーン
201-178ヤドランに101.4%〜119.4%
284-121ソーナンスに104.2%〜123.2%
187-103フシギバナに93%〜109.6%
ストーンエッジ
187-116マルスケカイリューに45.9%〜54.5%
191-105サンダーに100.5%〜118.3%
191-100ギャラドス(威嚇込み)71.2%〜83.7%
177-155グライオンに36.7%〜43.5%
シャドークロー
207-134ブルンゲルに50.2%〜59.9%
被ダメ
A204鉢巻バンギラスのストーンエッジで116%〜137.1%
A154バンギラスの岩雪崩で44.2%〜52.5%
C120ヤドランのサイコキネシスで69.2%〜82%
C111スイクンの熱湯で27.5%〜33.3%
A150テクニシャンハッサムのバレットパンチで34.6%〜41%
A204鉢巻カイリューの神速で62.1%〜73.7%
A182ガブリアスの逆鱗で83.3%〜98.7%
非常に受けづらく、自分より遅い相手に対しては滅法強いサザンドラのようなポケです。
根性型なのでその受けづらさは際立っていることでしょう。
味方でうまくサポートすれば活躍してくれると思います。
パーティーに組み込みにくい感じはありますが、良かったら使ってみてください。