アルタイルというものです。
詰めの甘い部分もいくらかあるかと思われますが、どうぞお手柔らかに。
この育成論について
ステータスについては、HABCDSの表記を用います。
このドータクンの個体値は、HABCDSの順にV3VVVU(めざめるパワー氷理想個体)を想定しています。
低評価の方は、コメントで同時に良くない点をご指摘いただけるとありがたいです。何も言わずに評価1だけ入れられても、困ります。
まず、ドータクンというポケモンについて
ドータクンの種族値は 67-89-116-79-116-33 となっています。
耐久面の種族値の高さが目立ちます。
が、HPが低いので、しっかり努力値を振ってあげないと意外と脆いです。
また、とっても遅いですね。
耐久ポケとして使うならともかく、アタッカーとして使う場合には、行動回数の少なさをいかに克服するかというのは重要な問題です。
今回はそれを、こだわりメガネによる火力の補強により1回の攻撃でより多くのダメージを与えるという方法で克服します。
この型のコンセプト
このドータクンというポケモン。
非常に対竜性能が高いです。
特性ふゆうの場合は、竜技半減、じしん無効を活かしてガブリアスに対する後だしが非常に安定します。
(特性たいねつの場合は、竜技半減、炎技等倍のため、特殊竜に対して仕事ができます)
しかし、せっかくガブリアスに後だしをしても、ドータクンにはできる事が無いのが玉に瑕。
じしんに対しての無償降臨ならともかく、こだわりハチマキのげきりんなんて受けてしまっては、馬鹿にならないダメージが入ってしまいます。
げきりん受けから確殺できたら対竜としての鋼の役割も遂行できるというのに・・・。
そこでめざめるパワー(氷)です。
こだわりメガネを持てば、H201D106耐久調整ガブリアス(通称201ガブ)すらも確1にできます。
特性と性格について
仮想敵のガブリアスに安定して後だしができるように、特性はふゆうを選択します。
また、メガネ込みで通称201ガブリアスをめざパ氷で確殺するにはCが134必要なのですが、性格補正をかけない場合のドータクンの最大のCは131なので、性格補正をかけてCを134に調整します。
今回、物理攻撃はしないので、性格はAに逆補正のひかえめで行きます。
持ち物について
この型のコンセプトなので、こだわりメガネ一択です。
こおりのジュエルではサイコショックやくさむすびの威力が余りにもか細いので今回は見送りで。
わざについて
技は、 サイコショック / くさむすび / めざめるパワー(氷) / トリック を第一候補といたしました。
以下、それぞれの技について説明いたします。
サイコショック
威力80のエスパー技です。ダメージを自分のCと相手のBで計算します。
基本的に、1サイクル目では見せません。
こちらが特殊高火力であることを見せてから、相手が特殊受けを出してきた時にこのサイコショックでその特殊受けを突破します。
タイプ一致ですが、あくまでメインウェポンとしての運用は避けたいところ。
(ただし、相手がヘラクロス、ドククラゲなどの物理耐久が低めでエスパー弱点のポケモンでしたら、気軽にぶっぱなしていいと思います。その他、補助技・ジャイロ読みで出てくるウルガモスなんかにも有効です。あと、残念ながらハピナスは突破できません)
くさむすび
威力が体重により変動する草技です。
ドータクンが使えるまともな特殊技の1つ。
エスパー技や氷技とはそれほど相性補完になっているわけではありませんが、それでも攻撃範囲は広がります。
メガネをかけると、水の耐久ポケや水・地のポケモンの突破がかなり容易になります。
(流した後に水が出てきそうなら、交換読みでぶっ刺しましょう。このドータクンはジャイロボールなんか持ってませんよー、と言わんばかりに)
めざめるパワー(氷)
個体値によりタイプと威力が変動する技です。
タイプ氷、威力70を粘ってください。
威力が69になると、さらに16もの努力値を余計にCへ振らなければならなくなります。
C134+こだわりメガネで、逆鱗読み後出しから201ガブリアスを確殺できます。
トリック
前作教え技なので注意。
相手と自分の持ち物を入れ替えます。
いわゆるこだわりトリックです。
Sが低いのですぐさま技を縛れるわけではありませんが、それでも耐久ポケを置物にするくらいならできます。
ドラゴンの処理などの仕事を終えたら、次のサイクルでメガネを押し付けて身軽になってしまうのもいいと思います。
その他の候補技です。
サイコキネシス
威力90のエスパー技です。
より気軽に使えるメインウェポンとなります。
なんと臆病フーディンよりも高火力。
相手は驚くこと必至でしょう。
サイコショックと互換です。
(優先度高)
シャドーボール
威力80のゴースト技です。
エスパーやゴーストに強くなります。
でも、シャンデラは無理・・・。
(優先度低)
シグナルビーム
前作教え技なので注意。
威力75の虫技です。
エスパーや悪に強くなる、サイコショック・サイコキネシスの補完技です。
めざパよりも威力が高いため、ラティオスやサザンドラに与えるダメージがほんの少しだけ増えます。
(優先度中)
チャージビーム
威力50の電気技です。7割の確率で自分のCが1段階上がります。
居座れる耐久こそありますが、技を選べないのですぐに無効化されます。
鋼にも通りますが、これを入れるくらいなら鋼からは逃げたほうがマシです・・・。
また、これだけのCがあっても、耐久無振りギャラドスを乱1にすらできません。
(優先度低)
めざめるパワー(炎)
そもそもコンセプト崩壊ですが、鋼を突破できるようになります。
エスパー技やくさむすび、シグナルビームなどとの相性はいいです。
特性ふゆうでは、炎ポケには元より対抗できないので、炎ポケに弱いことはそこまで気にしなくても良さそうです。
C131(無補正C252振り)+メガネでH252D0ナットレイが超低乱数1。
(優先度中)
努力値振りについて
ここから本題です。
努力値は、 252-0-0-180-76-0 という振り方にしました。
実数値は、 174-95-136-134-146-53 となります。
Sは、調整するくらいなら少しでも耐久に振ったほうがいいと思ったので無振り。
めざめるパワー(氷)の理想個体値の関係で、BとDに分けて努力値を振った場合は無駄になる努力値が生まれるので、思い切ってHとCの余りはDに振りました。
以下、主な与ダメと被ダメを記載します。
サイコショック
対H187B95ヘラクロス 192〜228ダメ 102.6%〜121.9%
対H212B115ローブシン 158〜188ダメ 74.5%〜88.6%
対H330B62ハピナス 147~174ダメ 44.5%〜52.7%
対H171B99ギャラドス 93~109ダメ 54.4%~63.7%
体H192B85ウルガモス 108~127ダメ 56.3%~66.1%
(B無振りドククラゲはH187B85なので確1です)
くさむすび
対H207D136スイクン 90〜108ダメ 43.4%〜52.1%
対H207D126ブルンゲル 122~144ダメ 58.9%~69.6%
対H207D172ブルンゲル 90~106ダメ 43.4%~51.2%
対H207D110ラグラージ 224〜264ダメ 108.2%〜127.5%
対H218D147トリトドン 128〜152ダメ 58.7%〜69.7%
めざめるパワー(氷)
対H201D106ガブリアス 204〜240ダメ 101.4%〜119.4%
対H152D90オノノクス 118〜140ダメ 77.6%〜92.1%
対H168D110サザンドラ 98〜116ダメ 58.3%〜69%
対H156D130ラティオス 82〜98ダメ 52.5%〜62.8%
体H186D85ドリュウズ 62〜74ダメ 33.3%〜39.7%
A164鉢巻ガブリアス げきりん 61〜72ダメ 35%〜41.3%
A182鉢巻ガブリアス げきりん 67〜80ダメ 38.5%〜45.9%
A200鉢巻ガブリアス げきりん 75〜88ダメ 43.1%〜50.5%
A164鉢巻ガブリアス ほのおのキバ 90〜106ダメ 51.7%〜60.9%
A182鉢巻ガブリアス ほのおのキバ 98〜116ダメ 56.3%〜66.6%
A200鉢巻ガブリアス ほのおのキバ 110〜130ダメ 63.2%〜74.7%
A218オノノクス じしん 122〜144ダメ 70.1%〜82.7%
A194鉢巻ヘラクロス メガホーン 144〜171ダメ 82.7%〜98.2%
(一致等倍以下ならほとんど耐えられるといっても過言ではないです)
C105ラグラージ ハイドロポンプ 49〜58ダメ 28.1%〜33.3%
C150ラグラージ ハイドロポンプ 70〜84ダメ 40.2%〜48.2%
C182眼鏡ラティオス りゅうせいぐん 74〜87ダメ 42.5%〜50%
C194眼鏡サザンドラ りゅうせいぐん 78〜93ダメ 44.8%〜53.4%
C100ガブリアス だいもんじ 64〜76ダメ 36.7%〜43.6%
C100珠ガブリアス だいもんじ 83〜99ダメ 47.7%〜56.8%
C181眼鏡ラティオス めざ炎 100〜118ダメ 57.4%〜67.8%
C178珠ボーマンダ だいもんじ 146〜172ダメ 83.9%〜98.8%
C194眼鏡サザンドラ だいもんじ 180〜214ダメ 103.4%〜122.9%
(役割破壊程度のめざ炎なら確3以上です)
C156ゴウカザル だいもんじ 146〜174ダメ 83.9%〜100%
(最悪、タスキさえ潰せていれば、サイコで勝てます。珠は無理)
とまぁ、この程度しか耐久に振ってなくても、結構耐えます。
役割対象に役割遂行する程度の能力はある、といった感じでしょうか。
持ち物なしの半減程度なら痛くも痒くもないです。
戦術
基本的には先発での起用となります。
先発のドータクンはトリルなどの発動要員として活用される場合が多いため、カモフラージュになります。
挑発などが飛んできやすいところで、高火力の特殊技をぶっぱなして相手の意表を突きましょう。
タスキ以外のほぼ全てのガブリアス、ボーマンダをめざ氷で確殺できます。
鉢巻逆鱗を2発受け切る耐久はあるので、逆鱗キャッチから返り討ちにしましょう。
先発起用なら2サイクル目までに、交代出しなら1サイクルで止めを刺したいものです。
対ガブリアスの立ち回りです。
地震に対してのドータクン後出し→まず流せるので交換読み重視。
剣の舞に対してのドータクン後出し→逆鱗ごり押しが怖いので、めざ氷。
炎技に対してのドータクン後出し→2発目も耐えるならめざ氷、珠大文字か鉢巻炎の牙ならめざ氷(外れ期待)or炎受けに交換。
これでだいたい安定します。
相手のパーティをよく見て、相手が交換してきそうなら、交換読みで刺さりそうな技を丁寧に選んでいきましょう。
結構確2クラスは多いです。
特に呼ぶ水に草結びが刺さります。
また、初手で水とかち合った時はまず居座ってくるので、やはり草結び優秀。
サンプルの技構成の技の中で、1番気軽にぶっぱなせます。
(めざ氷は対竜の隠し玉、サイコショックは格闘及び物理が紙な相手用なので)
2サイクル目からはサイコショックが生きてきます。
相手のパーティにBの不足しているポケ(特にギャラドス、ウルガモスなど)が目立つようなら、1サイクル目から交換読みで撃っていってもいいかもしれません。
相手に特殊受けがいなかったとしても、メインウェポンとして最低限の火力はあります。
ただし、ミラコで跳ね返されるのに変わりは無いので、そこだけは気をつけてください。
鋼は無理です。
耐久型や物理型ならメガネをトリックで押し付けてやりましょう。
特殊竜に繰り出す際は、あくまでも流星群読みで。
当然ですが、貰い火持ちの炎タイプと相性がいいです。
ドータクン後出しの際に、交換読みで炎技を喰らうことも少なくなります。
その場合は水の一貫性に注意です。
あと、オノノクスの型破り地震も苦手なので注意です。
(ちなみに私は、炎耐性持ちを周りに5体固めてこの子を使ってますw)
以上です。
初投稿ですが、いかがでしたでしょうか?
コメントを付けてくださると幸いです。(^^)