今回はカメックスの育成論です。
どのように育てようかと思ったら、
いたるところにライバルが出てしまう困ったさんです;
なるべく劣化を避けつつの現環境で十分機能しうる型だと思うので、
これで投稿しようといったところです。
- この育成論ではHABCDSという略称を用います
- 勝手にリンクを貼らせていただいております。都合の悪い方はご連絡ください
- 双方6Vを前提としています
- ダメ計にはトレーナー天国様のツールを用いております。
- 確定欄の振り方、および持ち物にてダメ計を行っております
- この育成論は前半でこのポケモンの紹介、後半で型の紹介の2段構成です。
- カメックスについて
覚える技や種族値の関係上、
何でも中途半端にこなせるといった感じのポケモンです。
耐久よりの種族値をしているのでそこをうまく活かせば強そうです。
×1/2 鋼・炎・水・氷
×2 電・草
水物理受けのポケモンの強さはスイクンやヤドランが証明している通りですね。
HB振りにして純粋に強くしていきたいところですが、
それは上記のポケモンの劣化になってしまいます。
66であればスピナーとしての採用もありといえばありだったのですが…。
別の採用目的を考えなければなりませんね。
- 差別化について
☆ 水物理受けポケモンとの比較
VS スイクン
カメックス … H79 A83 B100 C85 D105 S78
スイクン … H100 A75 B115 C90 D115 S85
物理受けにしても特殊特化にしても種族値で大きく劣るため、
非常に厳しい立場に立たされました。
ねっとう型は使いやすいですが、それだけならばスイクンで事足ります。
⇒ HBカメックスは厳しい
☆ 水特殊アタッカーとの比較
VS シャワーズ
カメックス … H79 A83 B100 C85 D105 S78
シャワーズ … H130 A65 B60 C110 D95 S60
特殊アタッカーにしても劣ってしまいそうです。
種族値でいうと勝っている部分は多いですが、
耐久面では実質劣っているため、AとSのみが勝っていることになります。
まして相手は補助技の多いシャワーズ。
あくびなど被る技もあれば、
ねがいごとなど非常にサポート向きな技を多く覚えます。
⇒ HCカメックスも厳しい
☆ その他との比較
といっても文章で割愛しますね。
HDカメックスはマンタインなどに劣ります。スイクンにも負けていますが。
⇒ 特殊受けも厳しい。
ASカメックスはフローゼルなどに負けています。
⇒ 高速(?)物理アタッカーとしても厳しい。
HAカメックスはラグラージなどの完全劣化です。
⇒ 重火力(?)物理アタッカーとしても厳しい。
- カメックスって何ができるの?
種族値でライバルたちに絶望したところで、実用性のある技でも挙げてみましょう。
・あくび … 優秀な流し技です。連打で相手を回すのはお約束。
・ほえる … 優秀な流し技です。居座る相手にも使えるのがよい。
・じならし … 後続の補助技として使えそうです。苦手な電気にも。
・こごえるかぜ … 後続の補助です。前作の教え技であることに注意。
・ねこだまし … これは読まれないでしょうが微妙です。ダブルなら…。
・アクアジェット … 貴重な先制技です。
・しおふき … スカーフを巻いた特殊型にするなら。
水タイプでねこだましを覚える希少種です。
しかし技スペを圧迫するためあまりおすすめはしません。
調べてみると、「あくび + じならし」を覚える水ポケモンは
ヤドラン、ヤドキング、ラグラージ、トドゼルガ、ヌオー、ジーランス
ビーダル、エンペルト、トリトドン、カメックス
と絞られます。
実は上記のポケモンの中で一番Sが高いのがカメックスです。
これを活かした型であるならカメックスの良さを引き出せている気がします。
ちなみに「あくび + こごえるかぜ」であるなら、
ライバルにキングドラが入ってきます。
補助型キングドラもおもしろそうですが、実用性はいかに…?
といったところでカメックス考察に入っていきます。
- 特性
げきりゅうで確定します。
遺伝技を使うのでこれでないと無理です。
- 持ち物
たつじんのおび
少しでも相手に負担をかけていきたいならこちらです。
それなりの打ち合いに強くなります。
たべのこし
サイクルを回すことを重視するならこちらです。
あくび連打による回復もさることながら、
持ち前の高い耐久力のおかげで非常に突破しづらくなります。
- 性格・努力値
ずぶとい
努力値:H236‐B4‐C148‐D4‐S116
実数値:184‐92‐133‐124‐126‐113
Cは、ぬかみそ様のサザンドラ(bw/138)を
帯込みれいとうビームで確2にできるようにして振ります。
本当はRaiser様のラティアス(bw/1078)あたりを
意識したかったのですが無理でした。ラティアスは異常に硬いです;
これによって繰り出される竜や草などの牽制対象に比較的安定するようになります。
そもそも本来なら竜や草に対して後出しも安定しなければ、
繰り出されることもあまりありません。
あくびによって流す途中に出てくることがあれば、読み当てることができそうなので、
無難に振っておきましょうということです。
Sはじならしを決めた後、最速ガブリアス抜きです。
ガブリアスが出てくることもないですが、
上に書いたようにあくび連打で回して途中に出てきたなら狩れますということです。
それなりの速さのポケモンは抜いておいて損はありません。
残りを耐久に無駄なく振っておきます。
参考までにですが、性格をおだやかにすると、
D4振りでもC252振り眼鏡ラティオスのりゅうせいぐんを
最高乱数以外耐え(93.7%耐え)できる耐久となります。
- 被ダメ計算
A108振り鉢巻ようきガブリアス(201ガブ)
げきりん 75%〜88.5%
C252振り珠おくびょうラティオス
りゅうせいぐん 80.4%〜95.1%
C252振りおくびょうライコウ
10まんボルト 78.2%〜92.3%
それなりの抜群ダメージも耐えられます。
C252振りおくびょうウルガモス
だいもんじ 27.7%〜32.6%
むしのさざめき 41.3%〜48.9%
ふつうの特殊アタッカーあたりも起点にできそうです。
- 技構成
<確定技>
あくび
相手を流しつつ、有利な相手を持ってきては
攻撃を繰り返していくための基本的な技です。
1.相手パーティの把握
2.繰り出されそうな有利なポケモンが出るまで連打
3.他の技で攻撃 or じならしで後続補助 → 交代
みたいな立ち回りができれば十分です。
じならし
誘う相手に対してそれなりに一貫性があります。
水ポケは氷技を持っているイメージが強いため、
飛行タイプを牽制しやすいのもこの技の使いやすさに結びつきます。
相手のS1段階ダウンは後続の補助にもなり、カメックスの決定力補佐ともなります。
ハイドロポンプ
メインウェポンです。
遂行対象への火力はこれで十分なものです。
※ダメ計は、確定欄の振り方、および帯込みでしています
H4振りウルガモス 100%〜120.4%
HDカバルドン 70.2%〜83.7%
(バルシア様:bw/1130)
H172,D252ドサイドン 133.9%〜159.4%
(ジュジュ様:bw/1103)
H4振りサンダース 51.7%〜61.7%
れいとうビーム
じならしと相性のいい技です。
水タイプは総じてこの技をサブに添えます。
カメックスももちろん例外ではありません。
<候補技> ※ 優先度などは特に気にせず列挙しています
上でおおよそ確定ですが、技の使いづらさなども考えれば、
候補として挙げられるものを挙げておきます。
ねっとう
命中安定であり、耐久型のカメックスにはよく合います。
たべのこしやオボンと合わせるならこちらでもよいかもしれません。
ほえる
あくびよりも確実な流し技です。
身代わりを貫通するのが非常においしいです。
こごえるかぜ
入れる場合はじならしとの選択です。
どんな相手にも当たるのでこちらのほうが有用そうですが、
一応役割関係にある電気タイプを意識してじならしを確定としています。
前作の教え技となりますので、注意してください。
- 最後に
実際に劣化であろうと使い易ければそれでいいと思います。
劣化だからダメだろなんて否定は一切しておりませんのでご了承ください。
カメックスはドロポンのイメージが強いんですが、最近はねっとうが主流でしょうか?
もっと豪快にいかなきゃ、背中の大砲っぽいものは何なんだって感じがしますねw
〜のダメージ計算がほしい、〜がおかしい、〜についてもう少し詳しく、
質問があります等々ありましたらコメントのほうによろしくお願いします。
どなたでも書き込めますので、ぜひ様々な意見をお聞かせください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
更新履歴
3/19 素早さ振りの誤りを訂正
5/17 努力値振りのミスを修正