ポケモンパーティ構築(シングル)
【S30最終7位】理論値じゃんけんコライ黒バド
5月。計8か月にも及んだレギュGは終わり、レギュIに突入。
一匹でも強烈だった伝説を二体も採用できるようになり、600族すら高種族値と言えない種族値怪獣大戦争環境が幕を開けた。
そんな環境で勝利を掴む鍵は、やはり2体採用できる禁止級伝説ポケモンーーではなくある一般ポケモンでした。
まだまだ開発途上のレギュレーションI。
その1シーズン目に最終7位を達成できたので、備忘録を兼ねて構築記事を書いていこうと思います。
よろしければ、お目通しくださいませ。
構築経緯
さて、レギュレーションIが始まるにあたって一番最初に思ったのは耐久に振った炎テラス剣舞ふい礫パオジアン強くね? でした。
シーズン26で、めろさんがコライドン対策に生み出したアレでございます。
耐久に振り炎テラスを切ることでコライドンの前で剣舞を積むことを可能にし、黒い眼鏡+2ふいうちで炎テラスを切ったコライドンをワンパン。コライにテラスを切らせれば裏の黒バドまでワンパン出来そう。
禁止伝説枠はなんかみんな強いって言ってる黒バドレックス。
バドレックス通すならステロ撒きたかったのと襷余ってたので対面性能が高いレックウザ。
いつメンなので適当にグライとキョジを採用して、ラスト1枠はなんか採用率1位になってたからディンルー。
レックウザは襷+画竜点睛しんそくによる圧倒的な対面性能、岩石封じによる対ホウオウへの奇襲性能、しんそくが有名なため襷が弾いてくるタイミングに押せたら強いステルスロックによってそこはかとない可能性を感じたけど、パオジアンの氷柱に怯みまくってうんこだったので上から処理できるスカーフコライドンに変更して構築が完成した。
使用ポケモン
構築の組み始め。
しかし、めろさんが生み出した黒い眼鏡の砕くふいつぶて剣舞のパオジアンが強いと思ったのはどうやら僕だけではなかったらしく、序盤から大量に湧いていた。
みんなこぞって使うせいで、コライドンがコイツの前で炎テラス切ってくることがなくなった。
そりゃそうだ。テラス切ったポケモンが落とされるよりは、テラス温存して落とされる方がマシだし、等倍黒い眼鏡+2ふいうちを耐える調整よりも抜群+2氷の礫を耐える調整の方が必要な努力値が少なくて済む。
なので僕は氷技を強化することにした。
溶けない氷は、パオジアンを厄災足らしめる氷柱落としを強く使える。
後述する黒バドに対して強いディンルーに対して強烈な負荷を掛けられるし、フェアリーテラスを切って来るルナアーラやホウオウにも強い打点になる。
終盤爆増した白バドに打点がないのだけ渋かったけど、それでもディンルー殴れる方が嬉しかったので溶けない氷は生きたと思う。
強い人たちがみんなStier評価してたので、とりあえず採用。
最初は、相手のコライバド系統を破壊するために最速のスカーフで採用していた。
最速スカーフバドは相手依存じゃないメタモンみたいな性能してて鬼のようなスイープ性能を誇ったけど、どこからでもくるノーマルテラスとご都合ガチグマ引きにとてもムシャクシャしたので打ち分けてやろうと思って襷にした。
ゴーストテラスを見せると、何故か全人類スカーフだと思い込んでくれてディンルーはステロから入って来るしガチグマはテラス切らないしショックで死ぬミミッキュがノマテラ切って影も押さないし、わけわかんない噛み合い勝利を量産してくれた。
みなさん。これを機に、バドのゴースト確認してもアンコールと打ち分けはケアしてくださいね。
いつメンその1。
蒼炎3で優勝した時に使ってたやつと全く同じ個体、同じ調整。
オーガ、テラパゴス、ザシアン当たりのtier2禁伝絡みの構築に強めのごまかし枠。裏の黒バドミライとかにも弱くないのがポイント。
ちなみにこいつの努力値、実数値参照に書き出してるんですけど、8余ってるらしいんですよね。僕のレンタル回してたポケモン委員会さんに指摘されて愕然としました。
これ、蒼炎からずっと使ってたんだけど……。
まあSが大事なポケモンでもないし、実数値1の差で勝敗がわかれることもないでしょうし別に良いんですけどね。
いつメンその2
わんぱくにしたときBが11nになる調整を施したごくごく普通のHDグライオンをそのまま慎重にしただけの個体。
マタドガスのいないミライ白バドに出してた。
余談なんだけど、僕は即負けにならない行動を常に意識しています。
では、初手グライ白バドが対面するときの即負け行動って何か? って問われた時に、天然が構築に入ってない僕の場合はまもるに剣舞を合わされることでした。トリルまでされたら、後ろまで貫かれるので最悪です。
なので安定行動は非テラスどくどくです。良いですか? 非テラスどくどくです。
これで剣舞もトリル→アンコールも全対応できます。
普通に氷技撃たれたら死ぬだろって?
そんな人存在しません。ミライドンが相手の黒バドの地面テラスをケア出来ないように、グライオンも初手白バドの氷技はケアしないのです。
この適切な割り切りこそが、レートを盛るコツなのかもしれませんね^^
スカーフミラー、相手のスケショやニトチャに対する切り替えし意識で最速。
パオジアンが軸なので、そこを止めてくるウーラオスをコイツの晴れ+バドの耐性で完封できるのが強かった。
初手コライバド対面などで、相手がスカーフならディンルーに素引きするけど襷とか物理受けに引いてくるなら蜻蛉押したくて、でも眼鏡なら逆鱗で倒したい。
そういった駆け引きを、読みによって適切な技選択をし続けることで最大限の強さを発揮した。
適切な技選択をするコツは、両手を捻って同じ指で絡むように手を合わせ、小指方向から親指方向にかけて繋がる光を覗き見ることです。
小学生の時にじゃんけんする前に誰しもがやったことがあるアレです。
択を合わせてる時のこいつはガチで最強でした。
戦術と解説
じゃんけんほど、奥が深く面白いゲームは中々ないと思います。
最初はグーから始まり、相手が出すのはグーなのかチョキなのかパーなのか。表情を読み、時に「僕はグーを出す!」みたいな心理戦を仕掛け、時に「最初は、じゃんけんぽん!」みたいなゴリ押しでグーを誘発させてパーを出したり。
様々な戦略があり、人それぞれに勝つためのメソッドやジンクスがありますが、結局のところ勝つか負けるか二つに一つのギャンブル。
僕たちは人生で幾度となく、このギャンブルに運命を委ねてきました。
時にゲームの順番を決めるため。時に余った給食のデザートの所有権を賭けて。
そして僕は、このじゃんけんというゲームが昔から凄く得意でした。
3つあるおやつの最後の一つを幾度となく妹から巻き上げ、お使いを頼んできた母親を返り討ちにし、親類とゲームをするときは大体一番有利なスタートダッシュを切ることに成功してました。
黒バドコライは、ありとあらゆる構築の中でこのゲームを最も『じゃんけん』に近づけることが出来る構築だと思っています。そしてキョジ、グライも選出じゃんけんポケモンなのでこの構築はもう殆どじゃんけんそのものと言っても過言ではありません。
決まった選出? そんなもんないです。
相手の初手に出てきそうなポケモンに有利なポケモンを初手に投げて裏良い感じに詰めれそうなポケモンを投げます。
同じコライバドディンラッシャパオグライみたいな並びがあったとしても、相手が攻め選出ならパオを投げないと行けなくて、ラッシャが来るならパオは投げない方がいいなど常にシビアな選出が求められます。
最終日、ラスト3時間は択に勝ちまくったから7位まで上がれました。
でも同じくらいレートがあったもう一つのロムは、択に勝てなかったので一瞬で溶けて消え去りました。
この構築ぶっちゃけかなり弱いです。僕もプレミしまくりでめっちゃ下手でした。
でも、じゃんけん全部勝てば勝てます。この構築に全対応できる構築なんて存在しないと思いますし、どんなに不利でも読みを通しまくれば捲れる超面白い構築なので是非試してみてください!
レンタルは、今月中は残そうと思います。
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