ポケモンパーティ構築(シングル)

A：できるだけ高く
S：最速テツノツツミ抜き

前作では猛威を奮った剣の王。
S28から使っていたが、耐久に割くあまり火力の無さを痛感してしまい、上記の振り方で採用した。この場合、メガネ黒バドのアストラルビッドやハチマキカイリューのじしんで倒されてしまうデメリットがあるが、メガネ黒バドは耐久振りが多く倒されることは一度もなく、ハチマキカイリューに関してはテラスタルを切って倒すようにしていた。

A1up220振りフェアリーテラスザシアンのじゃれつく→174〜206ダメージ（B4振りマルスケカイリュー）

タイプ一致のテラスタイプは火力に重きを置くケースが多く、防御面では一貫が残ったままで弱く感じるかもしれないが、フェアリーはがねタイプだと、フェアリータイプの弱点が残らないため、防御面での強さも発揮していた。また、ザシアンの対テラスとして、きょじゅうざんを半減にできる水タイプや電気タイプがいたが、それに対してフェアリーテラスを切ることで強く出ることができた。
耐性が優秀なところが採用理由と伝えたが、それでもエースとして活躍できる型にはなった。
ただし、H244振りのカイリューに対してはフェアリーテラスを切っても不利寄りの乱数ではあるため、無闇に切らないよう注意は必要になる。
技構成としては、テラスに依存しない型にしたかったため、ブリジュラスやはがねテラスに強く出られるインファイトを採用、また、ラッシャのあくびと絡めて全抜きが狙えるようつるぎのまいとした。

HD：ハバタクカミのメガネフェアリーテラスムンフォ確定耐え

かたいナマズ。ザシアンやコライドン、白バドレックスに対して選出し、クッションとして活躍した。また、S28では、ザシアンをノマテラからフェアリーテラスに変えたことから、黒バドレックスへの対策が薄れたこともあり、ヘイラッシャにノマテラを採用した。これにより、カイリューやパオジアン入りの黒バド構築にも臆さず選出することができた。また、ノマテラで採用すると、壁＋移動巧み黒バドにも対抗でき、相手のサブウェポンがドレキの場合はあくびとねむるを絡めてTODを狙うこともできた。
あくびまもるねむるまでは確定として、ラスト1枠はミラコラ以外にそれなりの打点を取れるウェーブタックル。じわれがあってほしい場面は確かにあったが、それはウェーブタックルに対しても言えることではあるので、採用は見送った。

S：準速キノガッサ抜き

SVの頂点。ハチマキカイリューに関してあまり語ることはないが、サブウェポンとしてはアイアンヘッドを採用した。これは、ひこうタイプ＋ハバタクカミのような並びに対し、安定して撃てる技が欲しかったからである。ランドロス意識のアイススピナーでも良かったが、構築的にザシアン以外がハバタクカミに強くはないため、そこに振り回されづらい技とした。

H：できるだけ高く（ラッキーの地球投げ対策）
C：最大（ノマテラブラムでH252D4振りのヘイラッシャを倒せるよう）

最強補完枠。やりたいことを詰め込んだ結果、持ち物含めて化け物が誕生した。
技構成自体は瞑想ガチグマのテンプレートに近いが、ヘイラッシャのあくびや地割れ被弾を避けるため、耐久はH振りのみでC特化、テラスタイプも毒ではなくノーマルとしている。また、対受けループの場合、瞑想ラッキーとの積み合いになってしまうため、お祈りの確率を上げられるよう、鋭い爪を持たせた（原案はTOMORROWさま（@t0m0rr0w_ssbu）のポスト）
これにより、ラッキーだけでなく、コスパムゲンダイナにも抗うことができた。ただし、火力を優先するあまり特殊耐久は紙なので、あくまでラッシャを起点にする立ち回りが重要になる。
参考までに、C6upノマテラブラム急所だが、なまいきD244振りラッキーに対して、506〜596のダメージが入る。（はがねテラスをされると耐えられるが、確率的にはたまごうみを枯らすところまで粘れる）

C：できるだけ高く（かまどオーガポンをオーバーヒートでワンパンできるように）
S：できるだけ高く（S下降を受けても上から動けるよう）

火力の悪魔。S27ではこだわりメガネで使っていたため火力が足りなく感じたが、黒バドへの安定感が大きく異なるため、スカーフ運用で問題なく感じた。
当初はミライドン対策として地面テラスにしていたが、
1.対面で水テラスをされることが多い
2.ミライドン軸への基本選出が、ザシアンカイリュータケルライコになった
こともあり、黒バド軸にいるしんそくカイリューに遅れを取らないようゴーストテラスとした。
急に当たると大体困る日食ネクロズマや白バドレックスにも強く、あくのはどうでの上振れも狙えるため、一貫している選出には無類の強さを発揮した。

HD：バドレックスのアストラルビッドを41〜49%
C：できるだけ高く（HDとつげきチョッキ霊獣ランドロスをこおりテラバでワンパンできるよう）
S：4振り霊獣ランドロス抜き

実質ゼクロム。相手のミライドンや特殊アタッカーにボルトチェンジで展開できるポケモンが欲しく、突撃チョッキを持たせた。これによりメガネテラパゴスやルナアーラの攻撃を受けて特性を潰しながら、ザシアンやイーユイを展開する動きが強かった。その動きを阻害するランドロスに対しては、こおりテラバを切ることでイージーウィンを量産していた。（ザシアン対策のHBのランドロスもとんぼ返りで逃げるケースが多いのか、そのまま居座ってくれるため刺さった）
ブリジュラスやハバタクカミのこおりテラバなどではチョッキランドロスに耐えられることがあったが、C特化気味のタケルライコであればだいたいワンパンできるのか強みである。
不意のメガネなどでHPがギリギリまで削られることもあったが、じんらいがあるため、最低限仕事ができるのが強みである。