ポケモンパーティ構築(シングル)
【エース構築】脱出アロキュウ+サンダース+ウオノラゴン改案【S11レンタル有】
構築経緯サンダースキュウコン(アローラ)ウオノラゴンウーラオス(いちげき){ギルガルド(ブレード)}シンボラー
- はじめに
この構築の組みはじめは「はやあし」サンダースサンダースです。新規習得した「ライジングボルト」と特性「はやあし」によって高いスイープ性能があります。
この「はやあし」サンダースを「だっしゅつボタン」持ちのアローラキュウコンキュウコン(アローラ)と組み合わせることで、以下のような強い動きができます。
- 先発サンダースが安定し、高速「ボルトチェンジ」で逃げながら「だっしゅつボタン」アローラキュウコンからの再展開ができる
- 両ウーラオスに対し「こだわりスカーフ」や「きあいのタスキ」のどちらを持たれていてもサンダースが有利な対面を作れる
- サンダースが「ウェザーボール(こおり)」または「ダイアイス(130)」を撃てるようになり、でんき・こおりの範囲で環境上位ポケモン(パッチラゴンウーラオス(いちげき)アシレーヌリザードンドサイドンマリルリサザンドラモロバレルアーマーガアなど)を上から制圧できる
- サンダース以外にもウオノラゴンウオノラゴンなどの対面を作ってしまえば受け出しが利かないポケモンにスムーズに繋ぐことができる
- 脱出後に余ったアローラキュウコンで「オーロラベール」展開からの詰め筋を作れる
上に示したいわゆる強い動きについては、以前に自分が投稿した「【ネオ対面操作】脱出アロキュウ+サンダース+ウオノラゴン【S10レンタル有】」にて詳細に解説しているので合わせてお読みください。→パーティ構築/483 (本構築原案)
- パーティ草案の変遷
これまで以下の2つのパーティ原案を作成しました。
1. 原案(S10初期に考案)
サンダース/キュウコン(アローラ)/ウオノラゴン(こだわりハチマキ)/
ポリゴンZ(こだわりスカーフ)/ガラガラ(アローラ)/シンボラー
これについては、パーティの叩き台として組んだため欠陥がかなりありました。前記事のコメントの方でも指摘がありましたが、ガラガラ(アローラ)とシンボラーの使いづらさ、役割の薄さが構築全体の調和を乱していたと考えています。
まずガラガラ(アローラ)の欠点の要因は、中速とされていたポケモン(アシレーヌなど)のS振りが流行し、中途半端なS振りのガラガラ(アローラ)では抜かれてしまうこと、「みがわり」を残してもれんげきウーラオス(いちげき)の「すいりゅうれんだ」で簡単に倒されてしまうことが挙げられます。
またシンボラーとしては、火力が低いためどんなに範囲が広くとも相手を一撃で倒せない点が弱いと考えました。
↓
2. 改善案(S10後期に考案)
サンダース/キュウコン(アローラ)/れんげきウーラオス(いちげき)(こだわりハチマキ)/
ポリゴンZ(こだわりスカーフ)/ギルガルド(こだわりメガネ)/シンボラー
原案の使用感を受けて、構築の見直しを行いました。その結果、ウオノラゴン→ウーラオス(いちげき)とガラガラ(アローラ)→ギルガルドと変更することにしました。
まず、ウオノラゴン→ウーラオス(いちげき)については、構築全体でナットレイが重かったためかくとう打点を持つれんげきウーラオスの方が環境に合っていると考えたためです。「アクアジェット」も撃てるため、「ちょうのまい」を積んだウルガモスも縛れる点も高く評価しました。
また、ガラガラ(アローラ)→ギルガルドについてですが、これはダイマックスピクシーの流行によって強いはがねタイプを採用したいと感じたためです。ガラガラ(アローラ)では「いのちのたま」ピクシーの「ダイロック(140)」で倒されてしまいます。一方で、ギルガルドは「ダイバーン」以外に対して繰り出しが可能で、また「こだわりメガネ」「てっていこうせん」でダイマックスピクシーを確定で落とせます。
原案と比べて随分形になってきましたが、以下のような欠陥がありました。
↓これを受けて今回考案した第3案は以下の構成になります。
3. 今回の構築(S11に考案)
サンダース/キュウコン(アローラ)/いちげきウーラオス(いちげき)(こだわりハチマキ)/
ウオノラゴン(こだわりスカーフ)/ギルガルド(いのちのたま)/シンボラー
ウーラオス(いちげき)の型の変更は、れんげき型よりもいちげきの方の通りが良くなったと考えたことが理由です。S10後期にはモロバレルやモジャンボのようなくさタイプに注目が集まり、それと同時にれんげきウーラオス(いちげき)が動かし辛くなりました。いちげき型を採用すると途端にフェアリーが重くなりますが、ギルガルドを採用しているため補完が取れています。れんげき型と比べて、有利対面を作ると止まりづらい点を高く評価しました。
またポリゴンZを外してウオノラゴンを入れています。元より「こだわりスカーフ」ポリゴンZは特性「ダウンロード」の性質上相手依存の色が強く、選出が非常に困難でした。構築としては、サンダースの「ボルトチェンジ」とキュウコン(アローラ)の脱出、あられダメージと合わせて「ダウンロード」C+1状態の必中「ふぶき」でダイマックスパッチラゴンを倒すという、非常に面白いコンセプトがありましたが、選出が3体に固定されてしまう点がとても窮屈でした。一方ウオノラゴンは原案通り、タイプの範囲の補完が綺麗でサンダースと合わせてじめんタイプなどに強い点を評価しました。ウーラオス(いちげき)をいちげき型に変えたため、すんなりとみずタイプ枠として採用できます。また、パーティーが特殊偏向だった問題がかなり解決されました。
ギルガルドの持ち物を「こだわりメガネ」から「いのちのたま」に変更した理由として、サンダースの「ボルトチェンジ」と合わせることができれば確定数がかなりずれ、「いのちのたま」でも十分圏内に入れることができることが分かったことがあります。「キングシールド」を積極的に撃ちたい場面も多かったので、やはり拘るのは不便だと感じました。
その他、シンボラーの技をアレンジして受け回しをある程度見れるように変更しました。
それでは個別解説に移りたいと思います。
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使用ポケモン
- サンダース@かえんだま(ひかえめ)はやあし
- HP:20 / 特攻:252 / 素早:236
- 実数値:143-63-80-178-115-180 / 個体値:31-0-31-31-31-31
- まもるライジングボルトボルトチェンジウェザーボール
詳細は以前に自分が投稿した育成論およびパーティー構築に記載があります。
→育成論ソードシールド/690 (育成論)
→パーティ構築/483 (パーティー構築)
- 調整案1
ひかえめH20 C252 S236
C : 特化
S : 最速110族抜き抜き、はやあし発動時にS+2状態の準速70族抜き抜き
H : 16n-1(やけどとあられダメージでゴリゴリ削れてしまうため)
- 調整案2
おくびょうH20 B28 C252 D4 S204
C : 極振り
S : 最速123族(オンバーン)抜き、はやあし発動時にS+2状態の最速75族(パッチラゴン)より速い
H : 16n-1(やけどとあられダメージでゴリゴリ削れてしまうため)
BD : 余り
- 運用
基本的に先発におき、「まもる」から安全に「はやあし」を発動させ「ボルトチェンジ」を撃つことができます。環境に多い「こだわりスカーフ」持ちのサザンドラやヒヒダルマの上から「ボルトチェンジ」、キュウコン(アローラ)脱出、あられダメージ加算と合わせるなどして次のサンダースの攻撃の圏内に入れることができます。
ただし、先発で両ウーラオス(いちげき)と対面してしまった場合は例外です。「はやあし」発動をしようと「まもる」から入るとウーラオス(いちげき)の特性「ふかしのこぶし」で貫通し致命打を受けてしまうからです。実際にウーラオス(いちげき)は「きあいのタスキ」を盾に、「こだわりスカーフ」を武器にしてサンダース対面で突っ張てくることも多く、両方の持ち物をケアすることがとても難しいです。そのため、1ターン目にキュウコン(アローラ)に即引きを徹底し、脱出からサンダースを展開しながら「はやあし」を発動させて両方の持ち物に対処すること(「きあいのタスキ」をあられで潰し、「はやあし」で「こだわりスカーフ」を抜く)を考案しました。実際にれんげきウーラオス(いちげき)に対しては素の「ライジングボルト」で、いちげきウーラオス(いちげき)に対してはダイサンダー(140)で処理することができます。この動きは、「きあいのタスキ」と「こだわりスカーフ」どちらの採用もあり得るホルードなどに対しても応用できます。
その他にも環境トップのアシレーヌやマリルリ、リザードンに強かったり、従来手も足も出なかったパッチラゴンやドサイドン、ホルードに対し強い打点「ウェザーボール(こおり)」を持つことができたりとかなり評価は高いです。「はやあし」がダイマックス状態でも有効である上に、「ダイサンダー」連発からのエレキフィールド込み「ライジングボルト」を撃てるためスイープ性能が非常に高い点も魅力の1つです。自身がやけど状態になることで、相手のモロバレルやカビゴンやゲンガーに「キノコのほうし」や「あくび」、「さいみんじゅつ」を撃たせにくくしながら「ボルトチェンジ」で後続エースに引ける点も助かりました。
- 与ダメージ計算(調整案1について)括弧内はダイマックス技のダメージ
☆「ボルトチェンジ」
H187B136(H252)アシレーヌ55.6%~67.3%
H175D80(無振り)れんげきウーラオス(いちげき)100.5%~120.0%
H153D105(無振り)リザードン87.5%~105.8%
H207D100(H252)「とつげきチョッキ」マリルリ46.3%~55.0%
☆「ライジングボルト」(ダイサンダー140)
H187B136(H252)アシレーヌ55.6%~67.3%(110.1%~131.5%)
H175D80(無振り)れんげきウーラオス(いちげき)100.5%~120.0%(202.2%~237.7%)
H175D80(無振り)いちげきウーラオス(いちげき)50.2%~60.0%(100.5%~120.0%)
H153D105(無振り)リザードン87.5%~105.8%(176.4%~207.8%)
H207D100(H252)「とつげきチョッキ」マリルリ46.3%~55.0%(90.8%~108.2%)
☆ウェザーボール(こおり)(ダイアイス130)
H165D90(無振り)パッチラゴン90.9%~107.8%(117.5%~139.3%)
H167D110(無振り)サザンドラ74.2%~87.4%(94.6%~112.5%)(あられダメもしくはボルトチェンジダメこみで中乱数)
H190D107(D252)「ハードロック」「とつげきチョッキ」ドサイドン33.1%~39.4%(57.8%~68.4%)
H160D97(無振り)ホルード86.2%~102.5%(112.5%~132.5%)
H160D100(無振り)オンバーン170.0%~200.0%(217.5%~257.5%)
上に示した通り、でんき+こおりの広範囲打点によって強い制圧ができることが分かります。これに加えて、フィールド状態やあられダメージによって確定数がずれることも多く、計算結果以上の活躍をします。しかし、「とつげきチョッキ」持ちのドサイドンや、みず+じめん勢には打点がなく、これは後続のウオノラゴンやいちげきウーラオス(いちげき)で補完していきます。
- キュウコン(アローラ)@だっしゅつボタン(おくびょう)ゆきふらし
- HP:212 / 防御:36 / 特攻:4 / 特防:4 / 素早:252
- 実数値:175-64-100-102-121-177 / 個体値:31-0-31-31-31-31
- こらえるオーロラベールフリーズドライムーンフォース
- 調整
S : 最速
H : 16n-1
C : H165D4ウオノラゴンを「フリーズドライ」で確定1発
BD : 余り
- 運用
控えにおいておきます。分かりやすく言えばクッションです。先発サンダースの「ボルトチェンジ」や素引きからの後出しし、相手の攻撃を受け流しながら脱出し裏に繋げることが主な仕事です。ここで相手が補助技を使い「だっしゅつボタン」が発動しなかった場合も、「オーロラベール」展開からの脱出というこれまた強い動きもできるためそこまで問題はありません。
耐久ラインは「こだわりハチマキ」でないウーラオス(いちげき)の「あんこくきょうだ」、「すいりゅうれんだ」、「インファイト」は耐える程度です。またウーラオス(いちげき)が「こだわりハチマキ」を巻いていたとしても、れんげきウーラオス(いちげき)であればサンダース対面引くはずですし、またいちげきウーラオス(いちげき)であれば「あんこくきょうだ」を撃ってくる(構築にギルガルドとシンボラーがいるため「インファイト」は撃ちにくいはず)ためキュウコン(アローラ)が出落ちすることは少ないと考えています。つまり安全に「だっしゅつボタン」は発動し、駒の数は減らないということです。
実はこのようにHPが1でも残っているキュウコン(アローラ)を温存するメリットは多く、試合終盤ダイマックスを消費した場面で「オーロラベール」展開からの詰めができる、または相手のダイマックスターンを「こらえる」で枯らせることができます。加えてキュウコン(アローラ)サンダースの並びでは初見の場合、「ちくでん」とフェアリータイプによってパッチラゴンに択を要求することもできます(もちろんはやあしがバレている時点ででんき技が通る)。構築単位で重いみず・じめん複合に「フリーズドライ」で打点を持つ点も評価が高いです。
- 被ダメージ計算
☆A152(A252)「はりきり」「いのちのたま」パッチラゴン
「ダイジェット(110)」70.8%~83.4%
「ダイアース(130)」83.4%~98.2%
「ダイサンダー(130)」124.5%~146.8%
☆A200(A↑252)れんげきウーラオス(いちげき)
「すいりゅうれんだ」73.7%~89.1%
☆A200(A↑252)いちげきウーラオス(いちげき)
「インファイト」77.1%~91.4%
このように、持ち物による補正がないウーラオス(いちげき)の攻撃なら1回は耐えることができます。しかし最近は「いのちのたま」持ちも増加しているので、れんげきウーラオス(いちげき)の「すいりゅうれんだ」などを確定で耐えるような調整を現在考えています。
- ウオノラゴン@こだわりスカーフ(ようき)がんじょうあご
- 攻撃:252 / 防御:4 / 素早:252
- 実数値:165-142-121-81-100-139 / 個体値:31-31-31-31-31-31
- エラがみげきりんサイコファングねごと
- 調整
S : 最速
A : 極振り
B : 余り
- 運用
サンダースが苦手とするじめんタイプに強いです。控えにおいておき、キュウコン(アローラ)の脱出から無償降臨させることで相手の1体を縛ります。この状況では、サンダースが苦手な目の前の相手を削ることができればサンダースが通る、そうでなければウオノラゴンが通る、といった勝ちに直結しやすい対面を作ることが可能です。
「こだわりハチマキ」型とは異なり、Bに厚いファアリータイプ(ニンフィアやアシレーヌ)や受け回しを崩すことはできませんが、「こだわりスカーフ」を巻いた分相手の低耐久アタッカーを縛りやすくなりました。また、構築で重いヒートロトムにもほのお技読みで後出しが可能で、サンダースと補完が取れます。最速にすることで、パッチラゴンに対して同速勝負を持ち掛けることができます。
- 与ダメージ計算
☆「エラがみ(170)」
H222B150(H252)「ハードロック」ドサイドン183.7%~218.9%
H161B97(H4)ホルード263.7%~311.2%
H181B95(H4)ガマゲロゲ118.2%~139.7%
H157B127(H252)ヒートロトム203.8%~242.0%
H175B120(無振り)いちげきウーラオス(いちげき)96.5%~114.8%
H267B128(H252B↑252)カビゴン59.9%~70.7%
H202B128(H252B↑252)ニンフィア79.2%~93.5%
H202B150(H252B↑252)ヌオー67.3%~80.1%
上のように、サンダースが苦手なポケモンに強いことが分かったと思います。「エラがみ」を半減で受けられるタイプ以外のポケモンは基本受け出しが利きません。しかしサンダースウオノラゴンの並びだけだとナットレイが重すぎるため、次のいちげきウーラオス(いちげき)を採用する運びになりました。
- ウーラオス(いちげき)@こだわりハチマキ(ようき)ふかしのこぶし
- 攻撃:252 / 防御:4 / 素早:252
- 実数値:175-182-121-74-80-163 / 個体値:31-31-31-31-31-31
- あんこくきょうだインファイトふいうちとんぼがえり
- 調整
S : 最速
A : 極振り
B : 余り
- 運用
まず最大の採用理由は、ナットレイに弱くない物理アタッカーである点です。最近、ナットレイの他にもモロバレルやモジャンボのような高物理耐久くさタイプが増加しています。そのため、れんげきウーラオス(いちげき)が「すいりゅうれんだ」で拘るのは非常に弱く、大きな隙を生んでしまいます。
一方でいちげきウーラオス(いちげき)は選出段階ではれんげき型にも見えるため、上に挙げたくさタイプを呼びます。「あんこくきょうだ」はこれらのポケモンに強く一貫し、これまた受け出しが成立しない状況を作り出すことができます。
サンダースが特殊アタッカーであるため、ウオノラゴンと合わせて強い物理アタッカーとしての選択肢が増えました。サンダースの範囲ではどうすることもできない高耐久ノーマル(ハピナスやカビゴン)に対してかくとう打点を持つ点を高く評価しました。また先述の通り、あくの一貫性を作りやすく受け回しを崩しやすいです。
サンダースほどは速くないですが、先発において「とんぼがえり」からキュウコン(アローラ)の脱出から再降臨することができます。これにより、相手の「きあいのタスキ」を削るなど柔軟な動きが可能になります。
- 与ダメージ計算
☆「あんこくきょうだ」
H181B201(H252B↑252)ナットレイ51.3%~60.2%
H165B110(無振り)パッチラゴン102.4%~120.6%
H187B94(H252)アシレーヌ52.9%~62.5%
H202B85(H252)ニンフィア53.9%~63.8%
H157B224(H252B↑252)ドヒドイデ53.5%~63.0%
「あんこくきょうだ」が等倍の相手は受け出しが成立しないことが分かるかと思います。それどころか、半減でも受け出しができていないポケモンすらいます。それでもHBに特化されると厳しい面はあるため、サンダースである程度削るか、後述のギルガルドで上手くけん制していきます。
- ギルガルド@いのちのたま(ひかえめ)バトルスイッチ
- HP:188 / 特攻:212 / 素早:108
- 実数値:159-63-160-106-160-94 / 個体値:31-31-31-31-31-31
- キングシールドてっていこうせんラスターカノンシャドーボール
- 調整
S : 準速40族(ドサイドン)抜き抜き
H : 16n-1, 10n-1
C : 余りから最大
- 運用
増えすぎた初手ダイマックスピクシーへの回答です。元々は「こだわりメガネ」型を採用し、「てっていこうせん」によってダイマックスピクシーやHD「めいそう」ピクシーを確定1発で倒すために入れていました。
しかしよく考えてみると、相手のピクシーの「ダイバーン」以外を読んでサンダースの「ボルトチェンジ」から着地することが多いことが発覚し、火力補強のランクを下げることができました。これにより技の撃ち分けができるように、また何より「キングシールド」が採用できるようになりました。これによりパッチラゴンなどのダイマックスを枯らしたり、「でんげきくちばし」に合わせることで火力を削ぐことも可能です。
最近は初手ダイマックスピクシーも落ち着いてきたところだと思いますが、いちげきウーラオス(いちげき)が呼ぶフェアリータイプに強いため引き続き採用を考えています。
- 与ダメージ計算
- シンボラー@きあいのタスキ(おくびょう)マジックガード
- HP:4 / 特攻:252 / 素早:252
- 実数値:148-70-100-155-100-163 / 個体値:31-31-31-31-31-31
- めいそうサイコショックエアスラッシュねっぷう
- 調整
S : 最速
C : 極振り
H : 余り
- 運用
最後に、パーティで「きあいのタスキ」の枠が空いていたので適性のあるポケモンを探しました。あられを降らせる前提での運用になるため、(ステルスロックを含む)スリップダメージの入らない「マジックガード」を持つポケモンから選択しました。
「めいそう」と「サイコショック」を合わせて受け回しを崩すことも可能です。「マジックガード」によってどくダメージなども無効化できるため、受け回しには積極的に選出します。
パーティーでパッチラゴンの処理ルートが少ないように感じたため「れいとうビーム」を採用したいところですが、モロバレル ウーラオス(いちげき)などにも勝てる「エアスラッシュ」を採用しました。またいちげきウーラオス(いちげき)とギルガルドだけではナットレイが重いと感じたため「ねっぷう」を採用しました。どちらかを「れいとうビーム」に入れ替えて使いたいと現在進行形で検討中です。
- 与ダメージ計算
☆「サイコショック」
H330B68(B↑252)ハピナス31.2%~37.2%(めいそう2積みから確定2発)
H157B224(H252B↑252)ドヒドイデ42.0%~49.6%(めいそう1積みから確定2発)
☆「れいとうビーム」
H165D90(無振り)パッチラゴン71.5%~84.8%
☆「ねっぷう」
H181D136(H252)ナットレイ90.6%~108.2%
☆「エアスラッシュ」
H207D90(H252)モジャンボ90.8%~108.2%
火力が絶妙に足りないことが分かると思います。行動保証のために「きあいのタスキ」を持たせていますが、「たつじんのおび」などで火力補強をすれば確定数がずれるため、持ち物の入れ替えを検討しています。
戦術と解説
現在流行中の対面構築を相手取って試合展開を解説していきます。
これに対しては、サンダースキュウコン(アローラ)ウオノラゴンを選出しましょう。
サンダースは「まもる」と合わせてキュウコン(アローラ)リザードンマリルリポリゴンZの上から行動できるため、基本的に出し勝ちになります。
相手の初手がウーラオス(いちげき)の場合はキュウコン(アローラ)引きを徹底しましょう。
それ以外の最初の選択は「ボルトチェンジ」になりますが、これに対してドサイドンが選出されていなければサンダースが通って勝てます。中盤にダイマックスをサンダースに切って全抜きを狙いましょう。
一方でドサイドンが出てきた場合は、キュウコン(アローラ)の脱出からウオノラゴンを出します。マリルリがおらず、この「エラがみ」に受け出すことができなければ勝ちになります。
以下は勝ち負けが怪しくなるパターンです。
マリルリが出てきた場合は、あられダメージ込みで「エラがみ」が確定2発なので相手はダイマックスを切らないとなりません。この場合はでんき技で目の前のマリルリを処理し、ダイマックスサンダースの「ダイサンダー」と「ダイアイス」を駆使して残りのポケモンを倒します。「とつげきチョッキ」持ちのドサイドンだと厳しくなりますが、それ以外であればあられダメージを加算させながら「ダイアイス」圏内に押し込みます。
初手ダイマックスポリゴンZに対しては、誰も後出しが利きませんが「まもる」から「ボルトチェンジ」キュウコン(アローラ)捨てのウオノラゴン死に出し「エラがみ」で(23.4%~27.5%+71.2%~83.7%+あられ3.1%)で高乱数で倒すことができます。この場合、相手の控えがマリルリドサイドンだとサンダースの一貫が作れずに、交代読み「ダイアイス」などが必要になると思います。ギルガルド入りに対して初手ダイマックスポリゴンZを通してくることは考えにくいですが、心配であればウオノラゴンの代わりにギルガルドを選出していれば勝機が増えます。
以上簡単ですが、対戦の立ち回りの解説をしました。後日、vs他の構築の立ち回りも追記したいと思います。
- レンタルパーティー
- さいごに
最後になりますが、パーティのブラシュアップのため活発な議論やアドバイスを心から歓迎します。実際にTwitterの方に使用感の報告が数件来ており感激しています。この記事はその使用感をもとにしたものであるので、この場を借りて感謝申し上げます。引き続き意見交換よろしくお願いします。最後まで読んで下さりありがとうございました。
投稿日時 : 2020/10/19 20:33
最終更新日時 : 2020/10/20 13:51
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「DLCゼロの秘宝・番外編キビキビパニックの攻略とモモワロウの入手方法」を掲載しました!
「学校最強大会(強化後)の周回の金策おすすめポケモン(番外編クリア後)」を更新しました!
「特別講師の一覧・裏番長の解放条件(ネモ・ペパー・ボタン)」「四天王・特別講師と交換できるポケモン一覧と条件(ゼイユ・スグリ)」を更新しました!
2023年12月25日(月)
ポケモン図鑑SVの詳細検索が「レギュレーションFで使用可能なポケモン」に対応しました!
1月12日(金)〜15日(月)に開催「公式大会ブルーベリープロローグで使用可能なポケモン」に対応しました!
2023年12月23日(土)
「ゼロの大空洞のステラガブリアス・結晶の場所と行き方」を掲載しました!
2023年12月20日(水)
「藍の円盤の新規習得・覚える技の変更点まとめ」を掲載しました!
2023年12月18日(月)
「学校最強大会(強化後)の周回の金策おすすめポケモン」を掲載しました!
「藍の円盤・トレーナーの場所マップと報酬一覧」を掲載しました!
「ブルベリーグ四天王の再戦」「特別講師の一覧・裏番長の解放条件」「四天王・特別講師と交換できるポケモン一覧と条件」を掲載しました!
「どうぐプリンターで入手できる道具・ボール一覧」を掲載しました!
2023年12月16日(土)
「タケルライコ・テツノカシラ・ウガツホムラ・テツノイワオの場所と入手方法」を掲載しました!
「藍の円盤・ブルーベリー学園(テラリウムドーム)のマップと出現ポケモン」を掲載しました!
2023年12月15日(金)
「テラレイドバトル(藍の円盤・ブルーベリー学園)の出現ポケモンと報酬アイテム一覧」を掲載しました!
「個体値カリキュレーター」「タイプバランスチェッカー」「すばやさ比較調整ツール」「耐久調整ツール」がゼロの秘宝DLC後編「藍の円盤」に対応しました!
2023年12月14日(木)
DLC後編「藍の円盤」本日配信開始!ポケモンSV攻略にて攻略を随時掲載します!
「ポケモン図鑑SV」がDLCゼロの秘宝・後編・藍の円盤に一部対応しました!
「藍の円盤・ブルーベリー図鑑のポケモン一覧と入手方法」を掲載しました!
「ゼロの秘宝・藍の円盤のストーリー攻略」を掲載しました!
2023年12月7日(木)
「ゼロの秘宝DLC後編・藍の円盤の内定ポケモン」を追加しました!
2023年10月23日(月)
ポケモン図鑑SVの詳細検索が「公式大会トリックマジックで使用可能なポケモン」に対応しました!
2023年9月28日(木)
過去作からの送り方まとめ(全世代対応)を掲載しました!
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