ポケモンパーティ構築(シングル)

ゆけっ！　ひとをしらない　メイちゃん！

特徴・役割

先発はほぼこの子。場に出るだけでサイコフィールドを展開！
環境で猛威を奮っているカイリューのしんそく、パオジアンのこおりのつぶて、マリルリのアクアジェット、ハッサムのバレットパンチ…などなど、相手の先制技は全て無効化されます。
からやぶバトンを主軸にする以上どうしても先制技に弱くなってしまうパーティですが、サイコフィールド下では安定して動くことができます。
さらに、いやしのねがいで退場することにより、万が一バトンエースが倒されてしまった後もポットデスを全快させてワンチャン掴みにいくことができます。

立ち回り例

基本的には、後続にサイコフィールドを残しておきたいのであまり長く居座ることはお勧めしません。

技・テラスタルの採用意図

• いやしのねがいは、後続に壁やフィールドをできるだけ長く残すための自主退場技として必須です。
• ひかりのかべは、後続のポットデスが安全にからやぶを積むために採用しています。特に、ブーストエナジーで素早さを上げたハバタクカミテツノツツミは、ポットデスがからやぶを積んでも上を取ることができないので壁が必須です。
• スキルスワップはクエスパトラの対策です。1ターン目からスキスワを打つことで特性のかそくを奪ってそのまま退場し、後続のポットデスが上を取られてしまうことを防ぎます。フェアリースキンニンフィアやスキルリンクパルシェンにもかなり刺さります。ムラっけオニゴーリにスキスワしたら即降参されました
• サイコショックは、相手の先発をどうしてもポットデスと対面させたくない場合の最終攻撃手段です。フィールドターンを温存したいので基本はイエッサンで攻撃することはありません。

努力値調整の意図

防御と特防の値を同じにして両受けを可能にしつつ、できる限り耐久値が高くなるように振っています。素早さに振っていないので、S補正のかかったノココッチノココッチのへびにらみや、キノガッサキノガッサのきのこのほうしを受けてしまうのが弱点です。今のところは耐久優先ですが、こういった補助技持ちに抜かれることを重く見るならばSにもう少し振ってもいいかもしれません。

ゆけっ！　ドキドキしてる　かみさま！

特徴・役割

イエッサンのいやしのねがいの後に二体目として登場。このギミックパーティの中核を担う、選出必須のポケモンです。
からをやぶるで攻撃・特攻・素早さを2段階上げた後、上からみがわりを貼り続けてサンのみが発動したらエースにバトンします。この子がいなきゃ確定急所は始まらない！

立ち回り例

ポットデスのからやぶ＋サンのみバトンが無事成功し、エースが交代際の攻撃を耐えつつ着地することができれば、勝利はほぼ確実です！！

技・テラスタルの採用意図

• テラスタイプはフェアリーとしています。完全に受けを前提としたテラスタルです。

ポットデスにとって最も大事なのは「相手の攻撃を耐えつつからやぶを積むこと」「バトン際のエースが相手に一撃で倒されないこと」の二つです。
ポットデスは耐久にかなり振っているので、並大抵の一致弱点技（C特化サーフゴーのシャドーボールなど）程度では一撃で倒されません。しかし、以下に挙げる攻撃は耐えないのでフェアリーテラスで受ける必要があります。

シーズン3時点では弱点であるゴースト・悪を半減以下に抑えるノーマルテラスタルを採用していましたが、エースにバンギラスを選出した場合に格闘技が一貫してしまいそのまま倒されるという事故が多発したためにフェアリーに変更しました。
また、環境に四災が増えたこともあり、ゴーストを無効化するよりも悪を半減することを優先した方が強いというのも採用理由です。

• からをやぶる、みがわり、バトンタッチはエースを確定急所アタッカーに仕立て上げるために必須の技です。サンのみ発動手段としておちゃかいも考えられますが、相手の変化技を遮断できる強みからみがわりを採用しています。
• 唯一の攻撃手段であるアシストパワーは、からやぶを一度積むと威力が140になります。エースがバトン際の攻撃を耐えなさそうな場合は、あえてバトンせずにポットデスで倒した方が良い場合もあります。サイコフィールド下では威力が1.3倍になるので、イエッサンとの相性も抜群です。

努力値調整の意図

Sは、からをやぶるを1回積み、素早さが+2になった状態で最速ドラパルトドラパルトを抜ける調整にしています。
これにより、からをやぶるが成功すれば素早さ補正のかかっていない全てのポケモンの上を取ることができます。
その他の努力値はHPと防御に回し、とにかく相手の攻撃を一発耐えてからやぶを成功させることを重視しています。元々高い特防も相まって、弱点でも大抵は一発受けられるようになっています。特攻は無振りですが、からやぶでアシストパワーの威力が相当高くなるので火力も十分にあると言えます。

ゆけっ！　げんきいっぱいの　もりもり！

特徴・役割

からやぶサンのみバトンを引き継ぐ1匹目のエース。
確定急所バトンエースとして最強。サンのみ＋するどいツメで全ての技を確定急所で打つことができます。相手のタスキを貫通するダブルウイングに、特攻下降を無視して打ちまくれるりゅうせいぐん。向かうところ敵なしです。
サイコフィールドと合わせれば、二つの大きな負け筋である「タスキで耐えられて反撃で倒される」「先制技で倒される」をどちらも一度にカバーできる、まさに最高の適性を持ったポケモンです。

立ち回り例

基本的に相手がタスキっぽかったらダブルウイング、それ以外ならりゅうせいぐんなどを打っているだけで3タテできます。相手の突然のテラスタルには気をつけて。

技・テラスタルの採用意図

• テラスタイプははがねとしています。ボーマンダはからやぶで素早さが2段階上がった状態でも、ブーストエナジーで素早さを1段階上げたハバタクカミテツノツツミの上を取ることができません。そのため、フェアリー技や氷技を一発受けるためにはがねを採用しています。
• ダブルウイングは、タスキを持った相手を一撃で確実に倒すことを目的に採用しています。命中不安が玉に瑕です。
• りゅうせいぐんは、物理耐久の高い相手に特殊で奇襲を仕掛けることを目的に採用しています。打った後に特攻が下がりますが、確定急所の場合火力下降は無視されるので気にする必要はありません。
• かえんほうしゃ、じしんは上記二つの技がどちらも通らない場合に使用します。特にかえんほうしゃに関しては、特攻無振りかつタイプ不一致のためほとんど火力は期待できません。アーマーガア意識で採用しています。

努力値調整の意図

Sは、からやぶバトンで素早さが+2になった状態でも素早さが1段階上がった最速116族以上を抜くことができません。
つまり、ブーストエナジーで素早さを上げたハバタクカミテツノツツミや、スカーフを持ったマスカーニャドラパルトには、素早さ+2でも上を取られてしまうということです。
ハバタクカミテツノツツミに関しては、鋼テラスを切ることでほぼ半減で受け切ることができるため、もし対面してしまっても突破できる可能性が高いです。

また、攻撃特化にすることにより、ミミッキュの皮を剥ぎながらダブルウイング1発のみで倒し切ることができるようになっています。

しかし、みがわりを貼っているミミッキュや、特性マルチスケイルのカイリューはどうしても一撃で落とすことができません。ヘラクロスに任せましょう。

ゆけっ！　あれくるう　ジャイアン！

特徴・役割

からやぶサンのみバトンを引き継ぐ2匹目のエース。彼はシーズン5の四災対策として採用されたエースで、1匹で四災全員をボコボコにできるポテンシャルを持っています。流石ジャイアンだ。
からやぶバトンの最大の弱点として、耐久が1段階下がった状態でバトン際の相手の攻撃を受けなければならないというものがあります。パオジアンやイーユイのチート級の火力を耐久が下がったまま耐えるなんて、基本的には無理なはず…だったのですが、このジャイアンなら可能です！
まず、バトンを引き継いで場に出た瞬間にしろいハーブが発動し、耐久下降を元に戻した状態で攻撃を受けられます。さらに、特性のすなおこしで特防は1.5倍。もともとの耐久も相まって、バトン際に一撃で倒されることはまずありません。

立ち回り例

砂ダメでタスキを潰すことができるので、タスキを気にせずに上から超火力の技を打ち込み続ければオッケーです。エッジはサンのみの効果で確定急所ですが、外しが怖いのでけたぐりやかみくだくで倒せる場合は賭けに出ない方が吉です。ダメ計ツールをお供に戦いましょう！

技・テラスタルの採用意図

• テラスタイプはかくとうとしています。後述しますが、完全にディンルーの対策です。テラスタルすると砂ダメを受けるようになり、特防1.5倍の恩恵も受けられなくなってしまうため基本的に切る必要はありません。
• ストーンエッジは、サンのみが発動している場合確定急所となります。超火力の切り札として採用しました。

とんでもない火力が出ますが、命中不安が玉に瑕です。急所ランクの変化はてんねんで無視できないのが強いですね。

• けたぐりはディンルーを強く意識しています。後述しますが、積み技を主軸とするこのパーティはディンルーのふきとばしに非常に弱いため、初手がディンルーの場合は先にバンギラスで倒してしまいます。まずテラスタルせずにけたぐりを打ち、次に格闘テラスを切ってけたぐりを打つことでHB特化ディンルーのオボンのみを発動させずに倒し切ることができます。
• かみくだくは命中安定の技で、耐久の高くない相手はストーンエッジではなくこちらで倒した方が無難です。サーフゴーへの打点として必須です。
• ちょうはつは一撃で倒せなさそう、かつ厄介な変化技を持っている相手に対して役に立ちます。ラウドボーンのおにび、チオンジェンのやどりぎのタネなどを封じることができます。

努力値調整の意図

Sは、からをやぶるを1回積み、素早さが+2になった状態で実数値が214となり、最速ドラパルトドラパルトを抜ける調整にしています。Aに特化させてエースとしての火力を十分に高め、残りは耐久に振っています。今のところ必要性は感じていませんが、竜舞1積みカイリュー（実数値217）抜き調整や、もう少し耐久に努力値を割く調整などが今後必要になるかもしれません。

ゆけっ！　クールな　アネキ！

特徴・役割

からやぶサンのみバトンを引き継ぐ3匹目のエース。必ず4回以上当たる連続攻撃技でミミッキュとカイリュー絶対処すマンです。ついでにタスキと頑丈も貫通します。
連続技の回数が不安定になってしまうという弱点をいかさまダイスでカバーしつつ、火力・素早さが高い優秀なアタッカーです。特性のじしんかじょうもとても心強く、3タテを量産してくれます。
ただし、ポットデスのからやぶバトンを防御・特防が1段階下がった状態で受け継ぐことになるため、あまり高くない耐久のせいでそのまま倒されてしまうことがしばしばあるのが辛いところです。イエッサンで壁を張っているなら、壁が切れる前にバトンしてあげましょう。

立ち回り例

基本的につっぱりとロックブラストを打ち分けて相手を倒していきます。他のエースとは異なり、サンのみバトンの場合急所率は50%となることに注意しましょう（つじぎりは確定急所です）。

技・テラスタルの採用意図

• テラスタイプはほのおとしています。初手に選出されがちなデカヌチャンに対しての打点として採用していますが、もともとの弱点であるフェアリー技や炎技を半減で受けるのにも役立ちます。
• つっぱり、ロックブラストはタスキ持ちやミミッキュ、カイリューを確実に1ターンで倒すことを目的に採用しています。つっぱりの威力は15と非常に低いものの、からやぶバトンを積んでいかさまダイスに頼れば十分な火力が出ます。
• つじぎりは相手が壁を張ったり、耐久を上げてきた場合の確定急所枠として採用しています。

努力値調整の意図

Sは、からやぶバトンで素早さが+2になった状態で素早さが1段階上がった最速119族までを抜くことができるように調整しています。ブーストエナジーで素早さを上げたハバタクカミテツノツツミには上を取られてしまうので注意しましょう。

ゆけっ！　やるきまんまんの　エルくん！

特徴・役割

からやぶサンのみバトンを引き継ぐ最後のエース。
特性も相まって、このパーティでいちばんの超火力。確定急所＋攻撃2段階上昇＋きれあじ＋タイプ一致の攻撃はそう簡単に受けられたものではありません。

物理耐久を売りにしているポケモンですら吹き飛ばしてしまうほどの超火力です。

また、もちものがきあいのタスキであることにより、バトン際の相手の攻撃を確実に一発耐えることができるため、ポットデスが耐久ダウンを気にせずに好きなだけからやぶを積むことができるというメリットがあります。
さらに、このパーティの負け筋の一つである「バトンの準備をしているうちに相手が積み技で攻撃や特攻を上げ、エースがバトン際にそのまま倒される」ことを回避することもできます。攻撃しながら積んでくるラウドボーンウルガモステツノドクガも怖くないですね。ステルスロックには弱い

立ち回り例

相手がタスキ持ち、ミミッキュ、カイリューでない限り負けることはありません。常に最高火力の技を打ち続けましょう。せいなるつるぎだけは確定急所でない(50%)ですが、「相手の能力ランクの変化を無視する」効果が付いているので、どちらにせよ相手に積まれていても問題ありません。
余談ですが、この能力ランク無視効果はフワライドベトベトンなどのちいさくなるに対し、回避率上昇を無視して当てることができるのでめちゃくちゃ刺さります。

努力値調整の意図

どれだけ耐久が脆くても絶対にタスキで耐える！！ということで、脳筋のASぶっぱです。
Sは、からやぶバトンで素早さが+2になった状態で素早さが1段階上がった最速108族までを抜くことができるように調整しています。
ブーストエナジーで素早さを上げたテツノドクガトドロクツキテツノブジンサケブシッポハバタクカミテツノツツミには上を取られてしまうので、これらが選出画面にいる場合はできるだけ選出しないほうが良いです。