ポケモンパーティ構築(シングル)

S2シングル どろかけ起点積み構築

2023/01/27 22:06

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投稿者:ぴらん(@pyran19)

ポケモンSV / シングル / シーズン2

レンタルチーム有

はじめに

「テラスタルすると低威力技の威力が60まで引き上げられる。」
12月半ばにテラスタルの新たな仕様が解明されSNS等で話題になり、ほっぺすりすりやどろかけなどが強技になるのではという期待の声が随所で挙げられました。しかし、一月を経た1月末になってもこの仕様を軸にすえた育成論やパーティ構築のポケ徹への投稿は未だありません。本論ではテラスタルにより威力を引き上げられたどろかけを軸としたパーティ構築を試みました。

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使用ポケモン

コンセプトのどろかけポケモンです。初手で出し地面テラスを切ってひたすらどろかけを連打します。これにより命中の下がった相手を起点に後ろのポケモンで積んで全抜きしていくのがこのPTの基本方針になります。

どろかけを習得するポケモンはかなり幅広く、習得技や特性によりそれぞれ利点や問題点があるのですがその中からシャワーズシャワーズを選んだ理由は耐久力の高さとどろかけの当たらないポケモンへの流し手段の豊富さにあります。

耐久力の高さについてですがH130B60D95はどろかけポケモンの中ではかなり硬く、これに明確に超えるといえるようなポケモンはブラッキーブラッキーバンギラスバンギラスセキタンザンセキタンザンカバルドンカバルドン等Cが低くどろかけ役に適さないようなポケモンしかいません。
またちょすいにより地面テラスの弱点を一つ消せるのは大きく、浮遊でどろかけを無効化してくるウォッシュロトムウォッシュロトム等で詰む可能性を大きく減らせます。

どろかけの当たらないサザンドラサザンドラウォッシュロトムウォッシュロトムにはめいそう、飛行タイプにはれいとうビームによる打点、その他困った対面には交換強制力の強いあくびにより交換を強制することができ起点作成を止められにくいです。

全抜きエースその1。
兼飛行タイプ選出抑制兼マスカーニャマスカーニャ選出誘導役
命中率下がった相手に死に出しして、からをやぶって全抜きを狙います。後述しますが体力1で積むよりは落ちてもらって次の子に任せた方が良い時もあるのでタスキではなくておうじゃのしるしです。スキルリンクで5発あるので相手の行動できる確率90%^5=59%まで落ち込みます。運ゲー最高!

止まる相手はメインウエポン2種を耐える鋼とめちゃ固い物理受け、てんねん。からをやぶるで耐久を削っているので火力高い先制技だと耐えられないことも。
突破できる相手はタスキとばけのかわマルスケがんじょう。

全抜きエースその2。兼マスカーニャマスカーニャ選出誘導役
命中率の下がった技を避けてみをけずり、タイプ一致アシストパワーで全抜きをねらいます。
特性かたやぶりによりがんじょうやてんねんで止まりません。ちなみにばけのかわやマルチスケイルも特性自体は貫通できるのですがこれらの特性の持ち主は先制技を持っていることが多いため勝てるかという点では怪しいです。今回の構築の中では一番火力が出るポケモンなので種族値頼りの数値受けも比較的突破しやすいです。

身を削るにより耐久を大きく削る上に先制技で相手の先制技の上を取ることもできないので先制技持ちがいると止まります。またタスキで耐えられるのも苦手です。
突破できるのはてんねんがんじょう等の特性に依存した行動保証と数値受け。

参考:育成論SV/463

全抜きエースその3。
サイコフィールド展開からワイドフォースでごり押します。

先制技による全抜きストップがどうしても辛いため先制技を無効化して積める枠が必要になった結果の採用です。先制持ちが多く見えている時に優先して選出します。一応サイコフィールドによるワイドフォース火力アップはてんねんにも有効ではありますが今回のPTではエスパーテラスタルによる火力アップを切れないため単独では火力足りません。どろかけ役の時点でダメージが入っていれば突破可能です。

止まる相手は特殊受け全般
有効な相手は先制技持ちと天然

参考:育成論SV/358

全抜きエースその4。

現環境で積み構築を目指す際の最大の障害である天然ドオードオーヘイラッシャヘイラッシャラウドボーンラウドボーンに対して無効化されずに積む方法としてきあいだめを採用したポケモン。
きあいだめ+ピントレンズにより確定急所になり、急所の仕様によりりゅうせいぐんのCダウンを無視して連打可能になります。
きあいだめによる急所率UPはてんねんに無効化されず、またどろかけしてる間に貼られた壁等も貫通して突破していくことが可能です。また、からやぶ身を削ると違って耐久を削らないため先制技にもある程度は耐えられます。

積みの効果が急所の火力1.5倍のみなため特殊受けで止まるのと上から殴られるのには弱いです。
突破できるのはてんねん、壁や防御バフに依存した受け。

マスカーニャマスカーニャ決戦兵器。このポケモンだけ他と全抜きのプランが大きく異なっておりマスカーニャマスカーニャが見えた時のみ選出します。

どろかけ半減しながら登場して必中技で地面テラスに抜群を取ってくるマスカーニャマスカーニャは今回のコンセプトの天敵になります。そのためマスカーニャマスカーニャの入っているパーティに対してピンポイントでメタを張るためのポケモンです。

動き方は単純でトリックフラワー読みで後出しし、いかりのつぼを起動して全抜きします。一見不安定に見えますが選出でマスカーニャマスカーニャを誘う構築なのと地面タイプが命中下げを連打してる状態があまりにトリックフラワー打ちたくさせるため決まる可能性はかなり高いです。

戦術と解説

どろかけの解説

パーティの解説の前に今回のコンセプトであるどろかけについての説明をします。

どろかけは威力20の地面非接触特殊技で当たった相手の命中率を1段階下げる(初回で命中率25%ダウン)技となっており、物理特殊変化技問わず行動を阻害する優秀な追加効果を持ちながらも威力が低すぎるためにタスキ潰し程度の火力しか出ないサポ―ト特化の技となっております。これが地面テラスタルを行うことで威力20→60と一気に3倍にも伸びることに加え、タイプ一致補正がつくことによりデバフだけでなくそこそこのダメ―ジをも与えることが可能になります。

以上のようにテラスタルにより以前までとは比較にならない火力を獲得したどろかけですが、それを踏まえても火力に関しては依然そこそこどまりでありダメージソースとしてみると頼りない面があります。具体的には威力90の大地のちから2発と威力60のどろかけ3発が同じダメージになり回避により攻撃回数を1回増やしたとしてようやく通常の攻撃技と同程度の火力ということになります。
そのためどろかけを「勝てない対面を回避による運ゲーで突破するための手段」と考えるとテラスタルを切る割には通常の攻撃技と大差ない結果しか得られません。

実際本投稿の前に通常の対面構築やサイクル構築に地面技と差し替える形でどろかけを採用したポケモンを組み込んだ場合も試しましたが、「悪いというほどではないが別にどろかけである必要性を感じられない」といった使い勝手に留まりました。

そこで本論ではどろかけの位置づけとして?裏のポケモンが積むための起点作成および?全抜きを補助するための削り(と?いかりのつぼのためのトリックフラワー誘導)と考え、命中ダウンによる外しやデバフリセットの為の交換の隙に積みそのまま全抜きを狙うPT構築を行いました。

起点の作成を目的とした場合、他の変化技を用いた起点作成と比べて以下のような利点があります。

  • ちょうはつで止まらない。
  • そこそこのダメージの存在により時間のかかる行動をある程度抑制できる。
  • 裏のポケモンの全抜きを補助するための削りを同時におこなうことが可能。
  • ステロや壁、状態異常撒きと異なり重ねることができる。
  • 上記2点に関連してどろかけを連打する状況に意味を見出しやすく、アンコールやこだわりトリックで行動を固定されても役割を遂行しやすい。

選出

選出はシャワーズシャワーズを確定で初手選出し、残りの2体は全抜きが通りやすいように選びます。各ポケモンそれぞれに止まる相手がいるため、個別欄に書いた相手に注意してなるべく止めることのできるポケモンが少なくなるように気を付けます。
また、相手にマスカーニャマスカーニャが見えている時はケンタロス(パルデア炎)ケンタロス(パルデア炎)を選出しておきます。

立ち回り

基本方針はシャワーズシャワーズでどろかけを当てて命中の下がった相手を用意した状態で倒され、死に出しから2体目が積んで全抜き。相手が命中下がったまま突っ張ってきて運悪く2体目が被弾してやられてしまったら3体目が積んで全抜きします。

試合が始まったら地面テラスを切ってどろかけを当てます。
ただし相手が特殊アタッカーかつ余裕ありそうな場合はどろかけ前にめいそうを一回積んでおくと浮遊や飛行ポケモンに交代された時に流しやすくなるので先に積むのもアリです。2回ほどどろかけを当てると交代してくることが多いため相手の裏に飛行タイプや浮遊持ちがいる時は交換読みのあくびや冷凍ビームも混ぜながらどろかけを重ねていきます。裏に地面無効のポケモンがいなければ交換読みもどろかけでいいです。

とにかく目の前のポケモンを倒すことよりも命中ダウンを重ねた状態やあくびをかけた状態で倒されて次のポケモンを死に出しすることが優先です。

シャワーズシャワーズがやられたら命中ダウンしたりあくびで寝たポケモンが目の前にいるはずなのでそれを起点に積んで全抜きを目指します。2体目で運悪く避けるのに失敗した場合はボロボロのまま全抜きを目指すより3体目で積みなおした方が良い場合も多いので避けれなかった場合に落ちやすいミガルーサミガルーサパルシェンパルシェンの方を2体目に、サザンドラサザンドラやタスキグレンアルマグレンアルマの方を3体目に持ってくるようにした方が気持ち安定します。

相手にマスカーニャマスカーニャがいる場合はどろかけ読みで繰り出してくると思うので素直にどろかけを当ててからケンタロス(パルデア炎)ケンタロス(パルデア炎)に交代します。どろかけが入ったマスカーニャマスカーニャはまずトリックフラワー選択するのでいかりのつぼを起動して暴れます。初手でマスカーニャマスカーニャと対面した場合はどろかけが入っていないためはたきおとす等が来る確率もそれなりに高いです。読み勝ってトリックフラワーのタイミングでケンタロス(パルデア炎)ケンタロス(パルデア炎)に交代してください。

レンタル

一応レンタルチームの公開も行っておきます。
レンタルチーム FTCRRY

終わりに

読んでいただきありがとうございます。気軽にコメントまでご意見いただければ嬉しく思います。

投稿日時 : 2023/01/27 22:06

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コメント(2件)

1
マスカーニャが残念ながらトリフラ出さたいんですけどそういう時の対処法ありますか?
23/01/29 11:49
2ぴらん(@pyran19)
コメントありがとうございます!トリフラを打たない原因はいくつか考えられますが、いずれにせよ必中技を打たれないわけですのでマスカーニャが特別に重い理由が薄れます。他のポケモンと同様にどろかけで命中率を下げて裏のポケモンの起点にできるはずです。
ただ、結構回したつもりなのですけど初手以外でマスカーニャがトリフラ打たないパターンに当たったことがほとんどないのでちょっとデータ不足な盤面ではあります。
23/01/29 19:44

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