ポケモンパーティ構築(シングル)

SVシーズン1 マスボ到達 ポットデス+スタンダード

2022/12/06 06:53 / 更新:2022/12/22 09:03

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投稿者:カカト(@uchhyt_)

ポケモンSV / シングル / シーズン1

レンタルチーム有

SV発売後初めてのシーズンということで使用構築に悩んでいる方も多くいると思い、少しでも参考になればと思って投稿しました。

あまり真新しい並びでは無いですが、使う構築を悩んでいる方や普段と違う構築で遊びたい人の参考になれば幸いです。

本記事ではHABCDS等の略称及び、努力値・個体値・種族値等の非公式用語を使用して解説を行います。

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使用ポケモン

高い打点と安定した防御力で相手に負荷をかける高速アタッカーです。
現環境においてアタッカーとしてかなり安定した性能を誇っていると考えており、理由として

等が挙げられます。
特にウルガモスウルガモスボーマンダボーマンダ等の積みポケモンを後出しから処理できる点が大きいと考えたため、今回はスカーフでの採用としました。
技構成は地震が確定、ドラゴン技がドラゴンクローと逆鱗で選択(スケイルショットやダブルチョップは消されました。何で?)、岩雪崩とステルスロックの枠が自由枠です。
ダイウォールの存在した8世代と違って補助技を入れる必要は無いのですが、アーマーガアアーマーガア+ヒートロトムヒートロトムのようなサイクル構築に対して負荷をかけることができ、暇になった時に撒いておくという中間択を取れる意味でもあると便利だと感じました。
岩雪崩の枠の候補としては鋼テラスタルサザンドラのような浮いている鋼に対して撃つ炎技、フェアリー相手に撃つアイアンヘッド、同じ岩技の中でも役割が異なるストーンエッジや岩石封じなどが挙げられます。
今回はボーマンダボーマンダ等の浮いているポケモンに対して交代読みで撃つことができ、スカーフで上から撃つことで怯みを狙える岩雪崩を採用しました。

弱いものいじめポケモンです。
比較的通りの良い眼鏡悪の波動によって低速から中速のサイクルに対して圧力をかけられる点や、鋼テラスタルによって対ドラゴンや対フェアリーである程度役割を持てる点を評価しています。
勝手なイメージとして火力が無いという印象を持っていましたが、無振りセグレイブセグレイブくらいの耐久のポケモンを等倍流星群で乱数一発にする程度の火力は出ます。
環境トップであるサーフゴーサーフゴーに強いのはもちろん、電気+固有技半減かつ拘りトリックが効きにくいことによる対ウォッシュロトムウォッシュロトムヒートロトムヒートロトム性能も評価しています。
テラスタルによってミミッキュミミッキュにも抗えるようになったのでかなり選出がしやすくなったポケモンの一体だと思います。
技構成としてはほぼこの4つで固定。とんぼがえりを炎技に変えるくらいは選択肢としてありだと思います。

優秀な複合タイプによる緩衝材+終盤の掃除役です。
ガブサザンに一貫するドラゴン・フェアリー・氷に対する受けの役割も担っています。
上2枚のドラゴンとの相性補完も優れているため、高火力とんぼがえりから繋いでガンガン圧力をかけにいくことができます。
Sに振った炎テラスニンフィアニンフィアと同速勝負ができたらいいなと思ってSに4振りましたが、それ以外の場面で下からとんぼがえりを撃ちたい場面もあったので最遅や勇敢にするのもありだと感じました。
技構成としてはバレパンと蜻蛉返りまでは確定、剣の舞も拘らないなら準確定枠といった感じです。
残り一つの枠はサーフゴーサーフゴーに対する有効打としての泥棒、トリトドントリトドンなどの水地面相手に撃つ草分けなどが候補に上がります。
テラスタルを切る回数もそこそこ多いので、テラスタルは鋼を粘った方がいいと思います。

サザンドラサザンドラウルガモスウルガモス等の特殊アタッカーに対する誤魔化し枠+掃除役です。
担う役割としてはハッサムハッサムにかなり近く、ハッサムハッサムに対する炎技を受けることでマリルリマリルリ+ハッサムハッサムでサイクルを組むこともあります。
ハッサムハッサムに関しても言えることですが、鋼+フェアリーの並びでかなりドラゴンに対して強く出ることができるため、ガブサザンのドラゴン達との相性も良いです。
技構成はじゃれつく確定で、アクアジェットとアクアブレイクの水技は環境によってはどちらかを抜くこともあるかもしれません。アイススピナーは近頃増加傾向にある草テラスタルウルガモスウルガモスや、マリルリ受けとして選出されやすいモロバレルモロバレルドオードオーに対する有効打として入れています。
勿論、対面で撃っても落とさないため、基本は交代読みで撃つのがメインとなります。
テラスタイプはアクアジェットのリーチを伸ばすために水で採用。他候補としてはキノガッサキノガッサの胞子を無力化する草テラスタルなどです。

クッションです。
マリルリマリルリキノガッサキノガッサなど、他のポケモンで相手をするのがややきつい相手を全般的に引き受けてくれます。
サーフゴーサーフゴーという天敵がいるのが悩みですが、ガブサザンの睨みである程度見れている部分もあるのでかなり動かしやすいです。
基本的には物理を受けつつ胞子を撒くのが仕事ですが、半減なら特殊もある程度受けることが出来ます。
技構成としては胞子確定、個人的にはサーフゴーサーフゴーに撃つためにイカサマも確定、残りは自由枠といった感じです。
技の候補としてはクリアスモッグ・ヘドロ爆弾などか挙げられます。
ウェポンをギガドレインにしているのはヘイラッシャヘイラッシャキョジオーンキョジオーンに対してある程度ダメージを見込めるからです。
テラスタイプはノーマルとなっていますが、これはレイドで捕まえた個体がたまたまノーマルだっただけなので特にこだわる必要も薄いと思います。一応、ミミッキュミミッキュのかげうち読みでテラスタルを切るという選択肢が取れるので全く使わないわけでは無いですが、基本的に使わない寄りです。

調整先
S…S+2で最速ドラパルトドラパルト抜き=S+4で最速スカーフドラパルトドラパルト抜き
HB…テクニシャンキノガッサキノガッサのタネマシンガン(2発命中)・ボーマンダボーマンダのダブルウイング耐え
陽気ドラパルトドラパルトのドラゴンアロー乱数で耐え

通る構築相手に暴れる役です。
Cを削ってHBに回せば多分ドラゴンアローも耐えられるのですが、そこまで火力を削るとシャドーボールの火力が下がるのでCは特化に。
ガブリアスガブリアスマリルリマリルリで削った後の無双役として採用。キョジオーンキョジオーンヘイラッシャヘイラッシャなどの高耐久ポケモンの処理も任せています。
その火力は塩漬けを食らった後の威力180アシストパワーでH振りキョジオーンキョジオーンワンパンするほどです。
ゴーストタイプであるが故にサーフゴーサーフゴー相手にも強気に戦っていけます。
が、からやぶに合わせて身代わりを撃たれてしまうと厳しくなるため、事前に食べ残しなどが見えている場合には安易なからやぶは危険となります。
実はC種族値が134もあるため、普通にシャドーボールを撃ってもそれなりに強いです。
Dに下降補正をかけているのはふいうちの火力を下げたくなかったためです。特殊技に連続技が少ないので特に下げても影響は少ないと判断しました。
技構成はほぼこれで確定。ふいうちの枠がバトンタッチや呪いと迷うくらいです。
テラスタイプは相手のミミッキュミミッキュのかげうちを透かすためにノーマル。ノーマルテラスタルすることでかげうちを無効化できるため、皮無しミミッキュミミッキュに対して対面で勝つことができます。

戦術と解説

基本選出

ガブリアスガブリアスorサザンドラサザンドラ+ハッサムハッサム+1枠

ガブリアスガブリアスのスカーフ地震やサザンドラサザンドラの眼鏡悪の波動を押し付けつつ、間に挟んだハッサムハッサムでさらに削りを加えます。あとの1枠で受けにくいタイプを補完したり、後ろからポットデスポットデスで全抜きを狙ったりします。

ポットデスを選出する際はかげうちとマッハパンチ以外の先制技に注意です。特にマスカーニャマスカーニャの不意打ち、セグレイブセグレイブの礫、ハッサムハッサムのバレットパンチなど。

基本的にガブ・サザンのどちらかを通し、それ以外の2匹でガブサザンの苦手な相手を潰すといったイメージです。ポットデスポットデスは通りそうな構築相手にだけ投げます。

テラスタルはガブサザンに切って不利対面をひっくり返すのが理想です。あくまで理想であって、試合の流れに応じてハッサムハッサムマリルリマリルリの先制技でスイープする方向にシフトすることもたまには必要です。

苦手なポケモン

本来存在してはいけないはずですが、苦手が存在しない完璧な構築なんて無いので相手していてキツいと感じるポケモンを何匹か

シンプルに竜舞や鉢巻神速が痛いです。ハッサムハッサムモロバレルモロバレルはあくまで「誤魔化し」であってガッツリ受けられるわけではないので、選出画面にいたらガブで不用意に地震を透かされないなどの注意が必要です。

大体ポットデスポットデスのせい。タスキの新緑だと比較的楽ですが、スカーフ変幻自在でじゃれつくを連打されるとかなりきついです。幸いモロバレルモロバレルで止まるのでしっかりと止めたいところです。

ハッサムハッサムマリルリマリルリガブリアスガブリアスと弱点をつける駒を揃えた上でポットデスポットデスという処理役を採用しているのにも関わらずキツい。意味が分からない。
こいつを自由に動かせると負けに繋がるのでサザンで削ったりテラスタルを読んだりしながら起点にされない立ち回りが必要です。

レンタルパーティー

投稿日時 : 2022/12/06 06:53

最終更新日時 : 2022/12/22 09:03

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コメント(9件)

1名無し
投稿お疲れ様です
最近環境にサザンドラが多いのでサザンドラミラーなども起こりうると思います。
その場合の対処法や、こちらがサザンドラを選出していない場合サザンドラに
後出しで打ち勝てる方法があれば、お教え頂ければ幸いです。
22/12/11 21:53
2カカト(@uchhyt_)
>>1
構築記事の閲覧およびコメントの投稿ありがとうございます。
サザンドラミラーにおいては以下のような選択肢が取れます。
?相手のテラスタル無し流星群読み鋼テラスタル流星群
?相手の鋼テラスタル流星群読み鋼テラスタル悪の波動
勿論、相手が鋼ではなく毒テラスタルを採用していたり、スカーフを採用していたりで択がさらに分岐することもありますが、基本的に対面で撃ち合うなら鋼テラスタルを切って悪の波動か流星群を押すのが安定します。気合玉が一貫してしまうのが悩みですが、マリルリバックや毒テラスタルの可能性、外しまで考慮すると撃ち辛いと思われるので、選択肢としては切り捨てても問題ないと思います。(勿論、今後の環境の変化によって気合玉の採用率が伸びれば考慮する必要も出てきますが)
悪の波動と流星群のどちらを押すかは相手の構築やテラスタルの残りを見て選択します。が、いかんせんミラーだとテラスタルやアイテムによるじゃんけんになることが多いため、確実に勝てるという動きは今のところありません。

サザンドラを選出していない場合はマリルリが対サザンドラとして最も安定する駒となります。持ち物補正無しであれば悪の波動+鋼テラスタルラスターカノンをかなり余裕を持って耐えるので、後出しからアクアブレイク2発で倒すことが出来ます。持ち物を持っている場合でも、ダメージを見て眼鏡だと分かれば水テラスタルを切ってラスターカノンを半減に抑えることでアクアブレイク+アクアジェットでも落とせるようになります。悪の波動と流星群を両方半減如何に抑えられるため、後出しからでも安定して受けに行くことが出来ます。
その他、体力が3割程度まで削れればガブリアスの逆鱗で、1割ほどまで削れればハッサムのバレットパンチで、それぞれ鋼テラスタルを考慮に入れた上で処理することが出来ます。いずれにしろマリルリの体力がかなり重要になるため、後出しで処理するのであればマリルリを不用意に削らせないことが重要になると思っています。
22/12/12 17:11
3そろろ(@jtsvv372)
ポットデスに魅力を感じて参考にしながら育成しようと考えているのですが、襷ソウブレイズと比べてしまいどちらを育成しようか迷っています。ポットデスの方が優れている点など知りたいです!
22/12/13 19:53
4ぽぽぽ
有難くレンタルさせていただいてます。
とてもこのパーティが強くこのパーティーを使って1回しか負けていません。感謝しかありません。
本題ですが、サザンドラを出すタイミングが分からずいつもガブ、マリルリかハッサム、モロバレル戦法でいってますが改善した方がいいなどありましたら教えてください。
書いてあったりしたらすみません。
22/12/13 22:13
5カカト(@uchhyt_)
>>3
構築記事の閲覧及びコメントの投稿ありがとうございます。
ソウブレイズに対するポットデスの差別化点としては、アシストパワーの存在が挙げられます。
ソウブレイズは天然相手に火力を出すのが難しいですが、アシストパワーであればC上昇の恩恵は受けられないものの、威力の上がったアシストパワーで削りを入れることが出来ます。(天然は技の威力上昇そのものは止められないため)
対ラウドボーンであれば威力160アシストパワーで2発、対HDヘイラッシャであれば威力160アシストパワーで乱数2発まで持っていくことが出来ます。
あとは特殊アタッカーであるため、キョジオーンなどの物理に対して積みを行う相手に対して強く出ることが出来ます。
本構築では物理と特殊のバランスや対キョジオーン性能も考慮してソウブレイズではなくポットデスを採用しています。
22/12/14 02:38
6カカト(@uchhyt_)
>>4
構築記事の閲覧及びコメントの投稿ありがとうございます。
サザンドラとガブリアスは基本的に刺さっている方を選択して選出するような構築になっているため、ガブリアスばかり選出するということはガブリアスが刺さっている構築と当たる機会が多いのかなと感じています。
しかし、浮遊のロトムや、アーマーガアなどの分かりやすい物理受けなど、ガブリアスが相手をするのが厳しい相手にはサザンドラが強く出られるため、そういったポケモンが見えている場合にはサザンドラを選出することになります。
逆にサザンドラで相手をしにくいウルガモスやドドゲザンなどにはガブリアスがアタッカーとして活躍してくれるので、刺さっている方を優先して選出するといった方針で戦うと勝ちやすいと思います。
一度しか負けていないということはそれを実践して勝っていると見受けられるので、下手に選出バランスを崩すよりは素直に刺さっている選出をした方が良いと思います。
最後になりますが、レンタルパーティーの使用ありがとうございます。
22/12/14 02:46
7ぽぽぽ
長文解説誠にありがとうございます。
丁寧に説明してくださったおかげでより一層わかりました。
またありがたく使わせていただきます。
22/12/14 19:51
8ゆう
細かい点ですみません。
ポットデスのアシストパワーの威力ですが、
ランクあたりの20に加え基礎の20がある筈なので、
殻を破ると砕ける鎧で20+20×6+20×2=180ではないでしょうか。
160というのはおそらく基礎の20を忘れているか、
砕ける鎧をS1段階上昇と勘違いされているように思います。
22/12/21 04:15
9カカト(@uchhyt_)
>>8
構築記事の閲覧及びコメントの投稿ありがとうございます。
ご指摘通り、アシストパワーの基礎値20を失念しておりました。
後日修正させていただきます。
22/12/22 09:05

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