ポケモンパーティ構築(シングル)

いつもの。

カイオーガの一貫性が高いときにはこいつで寄り切る。めんどくさいやつのときにはサンダーナットレイカバルドンを絡めてやっぱりこいつで寄り切る。
後述するがアタッカーである以上に踏み台の役割が大きいため通常のカイオーガパに比べ選出率は大幅に低くなっている。

はどうは選択枠だが専用技を外すようでは真のカイオーガ使いとはいえない。

裏エース。この構築のキモ。というかこいつ以外ほとんど解説することがない。
調整は砂、霰意識の16n-1、極力特殊耐久向上、C特化。

こいつを特殊アタッカーの前でダイマックスすると特化の火力で炎、岩、水、たまに氷を自在に撃ち分け、HD並みの耐久で特殊アタッカーを養分にして成長する怪物ができあがる。

そもそもサンダーが高い耐久性能を持ちながらチョッキで採用されない理由はと言えば、回復技があることも手伝っているとは言え、何よりその技範囲の狭さだろう。普通に特殊型で運用しようと思ったら熱風以外のサブウェポンは原始の力ぐらいなもので、こんなにお粗末ではチョッキ型などわざわざ羽休めを切ってまでサンダーでやることではない。そのセオリーを覆すのがこの二種天候パーティーでのウェザボ採用である。回復を犠牲に圧倒的な特殊耐久と特化の火力、サンダーのそれとは思えない広い対応範囲による奇襲性能、初見のゴツメ偽装により相手が勝手に行ってくれる有利対面操作を手に入れたこのサンダーは、他のどのサンダーにもない強みを手に入れていると言える。仲間と連携して強くなるそのさまはどこぞのエースバーンよりリベロでキャプテン翼だ。

もう十分マーケティングは完了していると思うがさらにダメ押しで思いつきうるこの型のサンダーの長所を列挙してみよう。

• サンダー対面にアホほど強い。

サンダー対策はサンダーですんだよとはよく言われたもので、今日もランクマではサンダーのダイマ読みダイマの応酬が止まることを知らない。それほど頻発するこの状況を100%こちらの勝ちにできるのは尋常でなく強い。
チョッキなんだから当たり前じゃんと思うかもしれないが、このサンダーの強いは強いどころの騒ぎではない。完封である。ダイジェットぐらいなら後出しからですら返り討ちにできる、どころかこちらが1ターンダイマを温存できると表現しても差し支えない程度のダメージしか入らない。使ってみればわかる。
ウェザーボールはダイマックス時無天候なら威力130のダイアタック、天候状態なら同威力の対応タイプ技になるという特性がある。これもサンダーを殺すために設定された性能なんじゃないかというレベルで滅法強い。相手の半減ダイジェットに合わせてこちらは等倍ダイアタックで強引にダメージレースを制することができ、相手がジェットでは押し切れないと判断してダイバーンに切り替えてきた場合、従来読みを通さなければ発生するタイムラグを確実に排除して晴れダイバーンを一手先に押し付けることができる。地獄のダイマ合戦を潜り抜けても、相手はまだ何をしてくるかも分かっていないサンダーから飛んでくる明らかにはねやすめで受かっていない威力100というほぼダイマ技みたいな火力のC特化晴れウェザーボールに戦慄することになる。裏の残りがザシアンとかだったら目も当てられない。
カバルドンカバルドンと組むことでさらに対飛行性能を向上させることができる。

• サンダー対面に限らず特殊相手に滅法強い。

チョッキなんだから(ry
このサンダーが他のチョッキ使いより明らかに優れている点は、そのミジンコ以下の無駄を削ぎ落とした技範囲によりとにかく絶対にチョッキを警戒されない、それどころか物理受けを警戒させることで特殊での突破を誘発させる点にある。
並の不一致抜群なら耐えるどころか返り討ちということもザラで、ジェットから入ってきたイベルタルイベルタル、ミュウツーミュウツー、レシラムレシラムといった特殊禁止伝説すら軒並み返り討ちにすることができる。

• 他のサンダーではあり得ない対岩技持ち性能の圧倒的な高さ(バンギラスを除く。繰出と同時に砂撒いてくる岩タイプ600族はチート)。カイオーガをやっとこさ突破し、残りの一体は相性有利のサンダーのみ。ホクホク顔でのんびりロックブラストを構えるドサイドンドサイドンが次に目にしたのは、眼前に迫り来る大瀑布、情け容赦なき4倍ダイストリームの飛沫であった。(相手はカイオーガさえ止めればドサイで詰ませられると思っているので多少綻びが出ても強引にカイオーガを倒しに来ようとする。こんな感じで３戦ぐらいはボロ勝ちした)。なんか意味わからないが交代際のランドにブッ刺さって無償突破みたいな試合もちらほら。何度でもいうがバンギラスバンギが天敵。一応ボルチェンで苦しい対面操作はできる。
• 奇想天外な勝ちを作るので使っていて楽しい。

相手だってこちらの有利天候を展開するのをさらに天候を塗り替えて阻止しようとしてくるが、それが逆に型不明サンダーガチャの大当たりを引き当ててしまうというパターンが発生することがある。ドラゴンタイプが撃ってくるダイアイスなどがそれだ。ヌメルゴンヌメルゴンが撃ってきたダイアイスに乗じそのまま撲殺した試合などがあった。
弱点タイプが岩、氷とどちらもダイマで繰り出すと天候技になるタイプであることも相手の天候に便乗する変態的な動きにおそらく一役買っている。
何かしらの天候が展開されていれば一定の仕事ができるのがこのサンダーの強みだ。やはり天候自体の補正二倍の晴れ、雨が一番仕事をしやすい感はあるが。

この型の着想に至った理由はHBゴツメサンダーを使っているときにどうせダイマ中はね撃てないのにダイマエースやるなら対面性能あげた方が強そうと思ったから。構築の全てがここに詰まっている。蟹味噌サンダー。

いつもの。

そもそもサンダーを変態型にして成立しているのはオーガナットの補完の高さゆえなので、ここを崩すわけにはいかない。

ナットレイを初めて使うという諸君はですね、ポケモンキャンプでナットレイと戯れて、宿木ウィップ外しにドジっ子の可愛さを見出せるくらい仲良くなってください。希望者には筆者が画面一杯の笑顔を振りまくナットレイのキャンプベストショットをプレゼントしますよ。

癒し枠。今回はASぶっぱ。
とはいいつつも、最速雨下で丁度バドレックス(こくば)黒バドを抜けるSラインの美しさと申し訳程度のA130は馬鹿にはならない。悪ウーラオスでは対処しきれないドレインキッスなどを一切恐れず上から殴りに行ける(スカーフと違ってダイマもできる)点など、黒バドピンポメタ、氷四倍牽制(実際は鋼勢がきつすぎて選出する余裕はない)として十分に仕事はしている。
襷剣舞、デメリットを嫌って瓦割り、カイリューマルスケガブリアス襷貫通でつららばり(絶対に2回しか当たらない)と一番型が迷走したポケモン。

ゴツメサンダー代打の物理受け、砂起動、欠伸ステロのいぶし銀。

サンダーの抜けた穴を埋めながら、さらに天候役もこなせるという完璧ぶり。彼女以上の適任は考えられない。

怠ける連打でフルアタザシアンを機能停止に追い込める。ゴツメダメ2回+じしんでH4ならちょうどエエ感じに確定一発。

下から怠ける連打のムーブ想定、ラグラージなどの下から動くため最遅。別に無振でもそこまで関係ない。

ホウオウ金ルギア銀暴れ狂うこの時代襷の行動補償なしではちょっと心許ない受けループ破壊神。やはり悪タイプは居るだけでいたずらごころド害悪戦法の牽制にもなるのが強い。
パーティが変態すぎてこいつでダイマを切る意味不明な局面も多くあったためどうせ打たないとんぼがえりを切ってダイジェット採用。サブウェポンはこのフェアリー環境少しでも動きやすくするためどくづき。
ちなみに鉢巻にする前にはメトロノーム身代わりきあパンで使ってました。