ポケモンパーティ構築(シングル)

　原案は以前投稿した「光速の先発サンダース」育成論ソードシールド/690 に詳しく書いてあります。変更点としては、特性「リベロ」の最速エースバーンエースバーンの「ダイジェット」を考慮して、性格を「ひかえめ」から「おくびょう」に変更しました。

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。
C : 極振り
S : 特性「はやあし」発動時S+2状態の最速81族(ギャラドスギャラドス)抜き抜き
H : 16n-1
BD : 余り

• 運用

　基本的に先発で出し、「まもる」で安全に「はやあし」を発動させてから「ボルトチェンジ」で削りながらサイクル始動します。ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)やエースバーンエースバーン程度の耐久であれば50%程度のダメージが入ります。また、「まもる」からの特性「はやあし」発動によりドラパルトドラパルトや「こだわりスカーフ」持ちの上から「ボルトチェンジ」ができます。2サイクル目からは攻撃に転ずることも可能です。「10まんボルト」や「シャドーボール」でダメージを加算していきます。ドラパルトドラパルトやミミッキュミミッキュにも打点を持ち、「ダイホロウ」で両者(無振り想定)を倒し切ることができます。また、「ダイジェット」でSを上げた相手に対しても、「はやあし」からの「ダイサンダー」で切り返すこともできます。ただしドリュウズドリュウズやホルードホルード、カバルドンカバルドンをはじめとするじめんタイプの相手には打点がないので交代しましょう。

　原案はTwitter検索から引用しました。

サンダース

トゲキッス

ラプラス

アシレーヌ

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。(引用は上のツイートより)
HB : ミミッキュミミッキュの「いのちのたま」A+2「シャドークロー」確定耐え
B : 「ボディプレス」でサザンドラサザンドラ(無振り想定)確定2発
A : 「アイアンヘッド」でミミッキュミミッキュ(無振り想定)皮ダメ込み高乱数1発
HD : 無補正ウォッシュロトムロトム(ウォッシュ)の「10まんボルト」確定3発
S : 余り

• 運用

　サンダースサンダースの「ボルトチェンジ」の先に出します。相手の初手のドラパルトドラパルトのドラゴン技を見てから出すことが頻発します。構築でドリュウズドリュウズが重たいため、「ボディプレス」での処理を急ぎます。はがね技によってフェアリータイプに打点を持ちます。また、余裕がある場合などは「とんぼがえり」でサイクルを回していきます。ただし、「とつげきチョッキ」を持たせているために「はねやすめ」や「ちょうはつ」を撃てない点に注意してください。

　着想はカプサイシン様投稿「後続につなげる　後攻すてゼリフガオガエン」
育成論ソードシールド/640 から頂きました。
2020/06/14変更　調整を改めました。以下を参考にしました。
すすなりのポケモン日記 様　【剣盾S5使用構築】鋼翼ドラパルトサイクル 【最終日最高74位最終109位】
https://susunari-poke.hatenablog.com/entry/2020/05/03/183514
サンダースサンダースのドラパルトドラパルトやミミッキュミミッキュからの引き先として重宝します。また性格「のんき」にしてCを落とさないことで、「オーバーヒート」を採用し「フレアドライブ」の採用を避けることができ、「てつのとげ」ナットレイナットレイや「ミラーアーマー」アーマーガアアーマーガアに強く出れます。最近は「クリアボディ」のドラパルトドラパルトが少ない印象なので「いかく」がよく刺さります。

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。
H : 最大奇数調整
C : アーマーガアアーマーガア(H252D4)を「かえんほうしゃ」で超高乱2発
B : ドリュウズドリュウズ(無補正A↓)の「じしん」を「オボンのみ」込み確定3発
D : 余りから最大
A : 余り

• 運用

　ドラパルトドラパルトやミミッキュミミッキュ、カビゴンカビゴン、アーマーガアアーマーガア、ナットレイナットレイ、{ギルガルド(シールド)}ギルガルドに後出しします。特性「いかく」により受け出ししやすく流しやすい性能を持ち、お互いのサイクルを回しやすいです。カビゴンカビゴンに対しては「おにび」を撃ち機能停止に持ち込みたいですが、「あくび」や「のろい」が厄介であれば「ちょうはつ」の採用も一考の余地があります。Aには全く努力値を振っていませんが「DDラリアット」でドラパルトドラパルト(無振り想定)を超低乱数1発程度入るので、サンダースサンダースの「ボルトチェンジ」と合わせて処理しやすいです。調整先が無振りアーマーガアアーマーガアを想定していますが、環境にほとんどいないと思われるのでこちらはアップデートをしたいと思っています。(20/06/14更新)また、「リベロ」解禁後のエースバーンエースバーンは一致かくとう打点を持っているので後出しが安定しなくなったことを留意してください。

　構築で重いウォッシュロトムヒートロトムロトム(ウォッシュ、ヒート)に後出し相手のサイクルカットをするために採用しました。また、タイプ相性と特性「ちょすい」によりウオノラゴンウオノラゴンやパッチラゴンパッチラゴンの高火力一貫を打ち消せる点を高く評価し、採用しました。

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。
B : 極振り
H : 16n+1(たべのこし&みがわり効率)
S : 無振り75族抜き
CD : 余り

• 運用

　主に相手のウォッシュロトムヒートロトムロトム(ウォッシュ、ヒート)に後出しして、「どくどく」「みがわり」の起点にします。ドヒドイデドヒドイデやナットレイナットレイ、トリトドントリトドンをはじめとする相手の耐久ポケモンによるサイクルにも強く、1体で完封するスペックを持ちます。ただし、ヒートロトムロトム(ヒート)はこのガマゲロゲガマゲロゲでしか見ることができず、例えば消耗しすぎていたり、または相手のヒートロトムロトム(ヒート)が「わるだくみ」アタッカーである場合は受け切ることができないので、これは構築の欠陥だと割り切っています。

　相手の起点作りカバルドンカバルドンを「ちょうはつ」により通さず、また相手の後出しひこうタイプにも「ドラムアタック」で負荷をかけ「とんぼがえり」で逃げることができるポケモンとして採用しました。特性「グラスメイカー」が解禁されたことで、くさ技の火力が上がりさらに負荷をかけられるようになったり、「じしん」の威力を半減することでドリュウズドリュウズにパーティ全体で強くなれたりと、非常に強化されたポケモンだと思います。「ラムのみ」を持たせることで、「あくび」ループを後出しからカットでき、またみずタイプの「ねっとう」のやけど追加効果を気にせず後出しできます。

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。
H : 極振り(16n-1)
S : 最速81族(ギャラドスギャラドス)抜き
ABD : 余り

• 運用

　相手の起点作りを妨害する用途で選出します。そのため、サンダースサンダースを先発に置く常用と異なり、例外的にゴリランダーゴリランダーを先発に出すこともあります。「ラムのみ」を持っているため、後出しからでも「あくび」ループをカットできるため後続に置いても大きな問題はありません。有利対面から「ドラムアタック」を撃ち、仮にトゲキッストゲキッスなどが後出しされた場合は「とんぼがえり」で控えのアーマーガアアーマーガアなどに交代します。サイクルを有利に回す条件をいくつも併せ持ち非常に優秀なポケモンだと思います。「はたきおとす」も覚えるため、「ドラムアタック」からの「はたきおとす」で特性「クリアボディ」でないドラパルトを処理できます。ただし上記したように、適切な引き先を用意しないと相手の技の一環を取られやすくなるため注意が必要です。

　先日20/6/4に解禁されました「リベロ」エースバーンエースバーンが非常に重たいことが分かったため、ピンポイントメタとして採用しました。特性「アイスフェイス」と持ち物「きあいのタスキ」を合わせることで、物理相手に対してのみ、前作SMの「きあいのタスキ」ミミッキュミミッキュのような運用ができます。

• 調整

　それぞれのパラメータの調整は以下の通りです。
AS : 極振り
H : 余り

• 運用

　「とんぼがえり」でサイクルを回さないタイプのエースバーンエースバーンに対しては、実は後出しからダイマックスすらいなすことができ、特性「アイスフェイス」を「あられ」によって復活させながら、ダイマックスターン枯らしと「いのちのたま」と「あられ」スリップダメージ蓄積を行えます。また、「ナイスフェイス」フォルムのコオリッポコオリッポはS種族値が130あり、これはエースバーンエースバーンよりも速い数値です。そのため上から「あられ」や他の弱点技「しねんのずつき」(相手がかくとうタイプ時)、「つららばり」(相手がひこうタイプ時)、「アクアブレイク」(相手がほのおタイプ時)、「きしかいせい」(相手があく、ノーマル、はがねタイプ時)を撃つことができます。こおり技を考えると相手は「ダイジェット」撃ちにくいですし、仮に撃たれても「はやあし」サンダースサンダースの圏内に入れることができます(はやあし発動時こちらが上をとれるため)。基本的に{コオリッポ(アイス)}コオリッポ(アイス)は、有名な型に「はらだいこ」全抜き型があり(炊き込み淡水様投稿「突撃ペンギン！積みエースコオリッポ！」育成論ソードシールド/500 など)、エースバーンを後出しからいなされるとは想定できないでしょう。そのため、{コオリッポ(アイス)}コオリッポ(アイス)は他のエースバーンエースバーン対策ポケモンギャラドスギャラドスやドヒドイデドヒドイデ、バンバドロバンバドロ、ヌオーヌオー、ナマコブシナマコブシとは異なり、相手のエースバーンエースバーンの選出を抑えることなく戦術を決めやすい点がメリットにあります。エースバーン以外に対しても、物理型相手にならストッパーとして使うこともでき、また「あられ」による「アイスフェイス」復活によりサイクル参加ができる可能性がある点で伸びしろを感じます。