ポケモンパーティ構築(ダブル)

PJCS2021本戦最終64位 キッスポリ2始動対面パ

2021/05/24 02:07

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投稿者:ぽけにし(@pokenishi)

剣盾 / ダブル

ぽけにしです。
2021年5月9日に行われたPJCS2021本戦の使用構築を紹介します。この大会は、2021年4月の予選を抜けた100人と、昨年の日本一決定戦本戦の上位50人、あわせて150人の招待式ネット大会で、シリーズ9のルール(全国ダブル)で行われました。戦績は10勝10敗の最終レート1504、順位は64位でした。
使用ポケモンは採用順に、採用理由、調整や技の意図、動かし方などについて記載します。

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使用ポケモン

ランクバトルでシリーズ9が始まるのが5月1日からで、どんなパーティが多いか、パーティの見た目ごとの選出パターンなどが予想しづらかったので、幅広く対応できる初手要因から検討しました。過去に使用した構築の経験から、耐久の高いノーマル+フェアリーはどんな構築にも出しやすいと感じており、さらに殴れるトリル役を入れることで、相手の初手追い風やダイジェット、トリックルームをためらわせながら削りを入れられるので一方的にペースを握られにくいと考えました。そこで、耐久・火力とも高水準で、鎧環境のときに使い慣れていたHCポリゴン2と、その補佐役としてトゲキッスを採用しました。

ポリゴン2はHCにほぼ振り切り、同族意識で素早さに少し努力値を振っています。技はトリックルームと、削りたい相手を削れるようにタイプ一致で使いやすいトライアタック、ランドロスやボルトロスに打つ冷凍ビーム、サマヨールなどに打つシャドーボールとしました。

雑に殴って後続につなぐのが主な役割です。隣にトゲキッスを採用したことで、積極的にトリックルームを狙いに行く動きもできます。トリル役の火力を高くしておくことで、トリルが決まったときに無理して後ろのトリルエースを出さなくても負荷をかけられるのが使いやすいです。また、積極的に狙いに行くことはあまりしませんが、ダウンロードで特攻が上がればダイマックスさせるのも強力で、ダイマックスしたメタグロスやボルトロスを手助け込みで一撃で倒すことができます。

初手要因としてポリゴン2と同時に採用しました。ポリゴン2を倒しに来るウーラオスなどに圧力をかけられること、このゆびとまれでトリックルームを通しに行くプランもできること、特性によりデバフを受けても最低限のダメージを期待できることがトゲキッスの良い点です。

1ターン目に上からポリゴン2に攻撃を通されると話にならないので、ソクノのみをもたせた耐久型にして大体の攻撃を耐えるようにしています。一撃で落とされるのはダイスチルくらいですが、メタグロスに対しては一応手助けダイホロウのカウンターがあります。調整は控えめレジエレキの珠ダイサンダーをソクノ込で耐える、キングドラの雨珠ダイストリームが乱数28%、メタグロスの珠アイアンヘッドを乱数一つ切って耐えるくらいです。

技はポリゴン2などを守るこのゆびとまれ、盤面を整えるまもる、ウーラオスへの打点のマジカルシャインを採用。あと1枠はあくびと迷いましたが、カプ・レヒレが多いこととあくびを入れたいダイジェッターはトリックルームや冷凍ビームで対応可能なため、火力の低さを補う手助けとしました。

先発のポリ2キッスで程よく削ったあとに繰り出してダイマックスするエースとして採用しました。
ノーマル技の通りが結構良い環境だと感じていたので、ダイアタックを高い素早さから高火力で打てること、素早さ1段階でレジエレキを抜けること、先発でポリゴン2などにダイマックスを切ったときに非ダイマでも強く動けることからエースバーンを選びました。
調整は上記の点から陽気AS。持ち物は、カプ・レヒレやガラルファイヤーと打ち合えるとつげきチョッキとしましたが、相手の後発よりも先に繰り出すことが多いので、いかくや死に出しレジエレキのエレキネットに強いしろいハーブのほうが良かったかなと思います。

技は、通りの良いギガインパクト、鋼などに打つ火炎ボール、大ナックルが優秀でポリゴン2などに打てるとびひざげりと、4枠目には命中安定のアイアンヘッドを採用しましたが、この枠は削れた相手の先発を倒しながらレジエレキを抜ける飛び跳ねるのほうが良かったと思います。

後発でエースバーンと並べることを主に想定したアタッカーとして採用。威嚇を受けずランドロスやガオガエンに強いことでエースバーンを通しやすく、電気の一貫を切ることができる点からマンムーを選びました。特にこの構築では、相手のレジエレキが残りやすいので後発マンムーで有利を取れることが多かったです。

調整等は、シンプルに陽気ASのきあいのタスキ持ちとしています。砂や霰でタスキが潰れないのも強いです。技は先制のこおりのつぶてと、猫騙しなどを防ぐ守る、氷技は威力安定のつららおとし、地面技は浮いているポケモンが少ないので10万馬力としました。エースバーンに飛び跳ねるを採用するなら地震でも良かったです。

もともと後発で繰り出してダイジェットする使い方を想定して採用したポケモン。物理型としているのは、多いと想定されたオーロンゲ入りの構築に対して、初手で光の壁をはらせながらヘビーボンバーで一撃で倒し、後続のエースバーンマンムーを壁無しで動かすことと、トリルダイマブリザポス+ポリゴン2に対してかいでんぱやダイアースの影響を受けずに打ち合うことを狙いとしたためです。

狙い通りに動いて勝てた試合が3つくらいあったので悪くはなかったが、トリル補佐で出てくるガオガエンに火力を下げられたり、オーロンゲを倒したところでその後出てきたポケモンに強く出られなかったりで、すべて想定どおりとは行きませんでした。また、単体としての役割は果たせたが、構築の他のメンバーとのかみあいがそれほど良くなかった気がします。

調整はASベースでダウンロード対策で少しDに振って、技はヘビーボンバーと、大ジェットになる空を飛ぶ、飛行や炎への打点の岩雪崩、想定されにくいじだんだとしています。持ち物はブリザポスやセキタンザンへの打点を考慮してたつじんのおびとしています。前日まで勇敢にして大文字を採用していて最後まで迷ったのですが、速くてよかったことも悪かったこともありました。

初期段階では想定していなかった積極的にトリックルームを貼るプランでトリルエースとして採用。基本的に選出したときはダイマックスさせます。水、フェアリー、氷の技範囲はスタン系の構築に刺さっていることが多く、ゴリランダーとかいでんぱにさえ注意すればかなり強く戦えました。ただ、前日に採用したのであまりしっかりと使いこめていません。

調整は前に使っていたのを流用。技は上記のタイプで火力の高い3つにしています。あとは守るを採用しましたがあまり打つ機会がなかったのでカプ・レヒレなどに打てるエナジーボールなどを入れても良かったかもしれません。

戦術と解説

○基本選出
先発:ポリゴン2+トゲキッス
後発:エースバーン+マンムー

ポリゴン2が一撃で倒されないように注意しながら相手の先発、特に追い風役やダイマックスしそうなポケモンを削り、どちらかが倒されたところでエースバーンを繰り出してダイアタックなどで殴っていきます。

○トリルアシレーヌが通りそうなとき
先発:ポリゴン2+トゲキッス
後発:アシレーヌ+マンムー

指トリルをしてどちらかが落ちるまで殴り、アシレーヌを繰り出してダイマックスさせて殴っていきます。技と攻撃方向の選択は、交代等を考慮して残数を減らすことと、可能ならばマンムーで有利の取れるポケモンを残すようにします。

○オーロンゲ入り
先発:テッカグヤ+トゲキッス
後発:エースバーン+マンムー

オーロンゲをヘビーボンバーで倒してそのままテッカグヤダイマックスか適当に削って後発でダイマックスして押し切ります

★総評・反省
個々のポケモンの感触は悪くなく、想定した場面ではうまく動いてくれましたが、構築としてまとめきれなかった感はあります。選出パターンや主要な構築に対する動き方は、もっと練習をすれば改善点が見つかると思います。自分の大会前のプレイ時間を考慮すれば、より太いメインの勝ち筋のある構築や、力押しがきく種族値の高いポケモンを採用した方が良かったかもしれません。とはいえ、やるだけのことはやりきったと思うので、今回の反省を生かしてもっと勝てるようになれるよう精進したいと思います。

投稿日時 : 2021/05/24 02:07

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