こんにちは。今回で7回目の投稿になります、、近日後悔と申します。
今回はユレイドルの育成論を紹介したいと思います。
知っている方もいるとは思いますが私は以前輝石リリーラの育成論を投稿しており、その時の比較研究のためにユレイドルもいろいろ作っていましたが、ユレイドルの育成論がXYにないのだから一番扱いやすかった型を投稿しておこうかと思ってこの育成論を投稿しました。
疑問、指摘等があればコメントでお願いいたします。また、不要との声が多ければ削除いたします。
前置き
・お互いに理想個体を想定しています。
・HABCDS等の略称や技名の漢字化があります。
ユレイドルとは
第三世代に登場した化石ポケモンで、岩草という固有タイプを持ちます。前世代ではその耐性と隠れ特性である呼び水によって水ロトムキラーとしての立ち位置だったような気がします。
採用理由
- 雨パを含む水対策
水技を無効化する特性呼び水を活かして相手の水ポケモンを処理します。
- ファイアロー対策
上記の役割だけならメガフシギバナやナットレイでも良いのですが、こいつらと違ってユレイドルはファイアローのメインウエポンを等倍に抑えることができます。そして十分な耐久がありタイプ一致で弱点を突けるため、後出しからでも確実にファイアローを牽制できます。
因みに水対策ができてかつファイアローに強いポケモンとして水ロトムやランターンが挙げられます。水ロトムとは水を半減ではなく無効化できるため雨下オムスターの眼鏡ハイドロポンプレベルの水技にも後出しが効く点と対水ロトム性能で差別化できます。ランターンとは自己再生やギガドレインといった回復手段の有無による場持ちの良さとメガギャラドス等の地震への耐性によって差別化できます。もっとも後述の通りステロ撒きができる上に、そもそもタイプからして全く違うのでそこまで神経質になる必要もないかもしれませんが。
- ステルスロック撒き
不一致弱点程度なら耐えることができる耐久がありますのでそれなりに安定してステロ撒きができ、腐りにくいです。
持ち物
- オボンのみ
今回はオボンで調整しているためこれで確定とします。積み居座り型に有用なたべのこしやアッキの実、一度だけなら毒々や電磁波を回避できるラムの実等もユレイドルと相性良さそうですがそれはまた別の機会ということで。
性格・努力値
ずぶとい H236B196S76。
まずHですが、ファイアローがこちらのストーンエッジ読みや交代読みで鬼火を撃って来ることが結構多かったので火傷ダメージを最小にできるようLv50での実数値を8n-1にしてあります(191になります)。因みにオボンのみの効率を考えると実数値は4nの方が良いのですが1回きりのオボンの効率より長々と効いてくる火傷の方が厄介と判断したためこのような調整となっております。その上で補正ありA252鉢巻ファイアローのブレイブバードで確実にオボンのみを発動できる範囲で最も物理耐久が高くなるようにBに振り、残りをSに回すとS努力値20未満のマリルリ抜きなります。
特性
呼び水一択。隠れ特性です。対水性能が欲しいのでこれで確定です。
技
確定技
- ギガドレイン
相手の水タイプへの遂行技。威力はひかえめですが回復効果がおいしいです。エナジーボールでも良さそうに見えますが吸収回復がないと対マリルリ性能が下がるので今回はこちらで確定で。教え技。
- 自己再生
再生回復技。あると何かと便利です。タマゴ技。
- 原始の力orめざパ岩
ファイアローを処理する技。因みにストーンエッジや岩雪崩だと鬼火で止まるので今回は特殊技で確定となります。積極的に狙える状況ではないですが、もし呼び水で特攻が上がっていた場合火力が上がるのも嬉しいですね。
威力は同じですが原始の力はたまに能力アップ、めざパ岩はPPが豊富です。PPがそんなに欲しい技でもないので確定欄は原始の力にしてあります。
- ステルスロック
対ファイアローと銘打っていますが1回こっきりのオボンで耐久をごまかして受けているだけなので2度は受け出しできません。ですのでファイアローが出たり戻ったりしにくい環境を作ってやることで対ファイアロー性能を確保できます。タマゴ技及び教え技。
4つ確定技がありますが一応選択技も載せておきます。上に載せてあるほど優先度は高いです。確定技から抜くとしたらステルスロックが妥当でしょう。
- バリアー/たくわえる
耐久が上がりますが積んでる暇はあんまりないかと。
- 怪しい光
交代読みで撃つ技。因みに零度スイクン対策になりそうにも見えますが実際はほとんど勝率は上がりません(通行人様指摘ありがとうございました)。いばると違ってラム持ち物理アタッカーに当ってもそこまで大惨事にならないのも安心ですね。
- ヘドロウェーブ(情報提供:ととの様)
エルフーンが憎くて仕方ない人へ。宿り木読みで繰り出せるのは草タイプの良いところですね。H252エルフーン程度なら中乱一です。
候補になりそうでならなかった技
- みがわり
零度スイクン対策になりそうかなとも思ったのですがSで負けている上にC無振りでも冷凍ビームで身代わりが確一で壊れるので使わないかと。
- いえき
相手の強力な特性を消せる技ですがマリルリの力持ちを消しても腹太鼓馬鹿力で確一を取られる以上あまり意味はないかと。
ダメージ計算
ダメージ計算はトレーナー天国様のものをお借りしました。
VSファイアロー
- 被ダメ
補正ありA252鉢巻ファイアローのブレイブバード 50.2%〜59.6% 確二 オボン込み確三
補正ありA252珠ファイアローのブレイブバード 43.4%〜51.8% 低乱二
補正ありA252珠ファイアローの剣舞ブレイブバード 86.3%〜102% 低乱一(18.8%)
- 与ダメ
H252ファイローへの原始の力 84.3%〜99.4% 確二 ブレバ反動込みで高乱一
鉢巻型なら確実にオボンが発動して2耐えし、珠型なら高確率で2耐えしてからオボン発動か1耐え後オボン発動した結果2耐えします。剣舞型ならユレイドル読み剣舞という最悪の読み負けをしても8割型1耐えします。
これでほぼ全ての型のファイアローに対して後出しからの岩技で安定処理できると考えて良いでしょう。
VS水ロトム
- 被ダメ
補正ありC252眼鏡水ロトムの10万ボルト 26.7%〜31.9% 確四
- 与ダメ
H252水ロトムへのギガドレイン 43.3%〜53.5% 乱二(21.1%)
耐性と特性のおかげで水ロトム相手はめっぽう強いです。拘りトリックには十分注意しましょう。
VSニョロトノ
- 被ダメ
C無振りニョロトノの冷凍ビーム 31.4%〜37.6% 乱三(82.9%)
補正ありC252ニョロトノの冷凍ビーム 43.9%〜52.3% 乱二(16%)
- 与ダメ
H252ニョロトノへのギガドレイン 36.5%〜43.6% 確三
この書き方だとやや厳しいようにも見えますが水技読みの後出しができる点では有利といえます。どの道雨パのエースを仕留めるまではユレイドルをあまり疲弊させたくないのでニョロトノにぶつけるのはエースを仕留めた後まだ元気が余っていた場合となるでしょう。
VSオムスター
- 被ダメ
補正ありC252眼鏡オムスターの冷凍ビーム 76.4%〜91% 確二
- 与ダメ
H4オムスターへのギガドレイン 134.2%〜158.9% 確一
最大火力を問題なく耐え、さらに水技読みの繰り出しができるためかなり安定して止められます。ファイアローの流行のおかげで雨エースはオムスターが主流になってることはユレイドルにとって有利だといえますね。
VSキングドラ
- 被ダメ
補正ありC252眼鏡キングドラの流星群 72.7%〜86.3% 確二 オボン込低乱二
補正ありC252眼鏡キングドラの冷凍ビーム 68%〜80.6% 確二
- 与ダメ
H84キングドラへのギガドレイン 31.6%〜37.2% 乱三(75.9%)
水技読みで受けることができればベストですが、流星群を撃たれた場合は再生連打で受けきれない場合があります(それなりに低いですが)。冷凍ビームは流石に2耐えできません。オムスターと比べるとやや不安が残るといったところでしょうか。
VSマリルリ
- 被ダメ
補正ありA252マリルリの馬鹿力 68%〜80.6% 確二 ギガドレ回復+オボン込み確三or乱二
補正ありA252マリルリの腹太鼓馬鹿力 271.2%〜319.3% 確一
- 与ダメ
H252マリルリへのギガドレイン 41.5%〜50.2% 乱二(0.39%) 相手がオボン持ちならほぼ確三
H252チョッキマリルリへのギガドレイン 28.9%〜34.7% 低乱三(1.8%)
有利不利でいえばそこそこ有利といったところでしょうか。相手がオボン型なら死に出しor水技よみ無償降臨からのギガドレ連打で大抵勝てます。相手の努力値S振りが20未満なら先手を取れるので腹太鼓を使われても上からギガドレ2発撃って突破できます。
チョッキマリルリ相手だとギガドレの回復量が減り2発目の馬鹿力で乱数で落ちますが、初撃のギガドレのダメージでチョッキだと分かれば自己再生連打すれば中乱で馬鹿力を凌ぐことができます。負け筋があるとすればこの場合でしょうか?この場合でも呼び水で特攻が上がっていれば勝てるのでやはり有利といったところでしょうか。
VSメガギャラドス
- 被ダメ
補正ありA252メガギャラドスの竜舞アクアテール 58.1%〜69.1% 確二 ギガドレ回復+オボン込み確三
補正ありA無振りメガギャラドスの竜舞アクアテール 49.2%〜58.6% 高乱二(98.8%) オボン込み確三
- 与ダメ
H4メガギャラドスへのギガドレイン 35%〜42.1% 確三
H252メガギャラドスへのギガドレイン 29.7%〜35.6% 低乱三(14.4%)
正直後出しで勝つにはかなり厳しい相手です。ギガドレインの回復込みなら竜舞アクアテールを2耐えするのですがこちらが相手を倒すにはギガドレインを3〜4発撃つ必要があるため押し負けます。因みに相手がASメガギャラドスの場合かつステロ込みでも低乱二なので厳しいでしょう。
さらにメガギャラドスは型破りなので水技読み繰り出しもできず特攻底上げもできません。
メガギャラドスを相手する場合は後出しではなく対面できるよう心がけるか、ある程度削ってからぶつけるようにしましょう。
VSスイクン
- 被ダメ
C76スイクンの冷凍ビーム 34.5%〜40.8% 確三
- 与ダメ
H252チョッキスイクンへのギガドレイン 24.1%〜28.9% 乱四
冷凍ビームはギガドレインと自己再生で受けきれるレベルです。しかし零度スイクンは冷凍ビームではなく零度を撃ってきます。こちらがギガドレインで相手を仕留めるまでに相手は零度を4回撃てる計算であり、4回の零度を全てかわす確率は24%しかなくかなり高確率でやられます。水技を誘って呼び水でこちらの火力を上げれば少しは勝ちの目があるといったところでしょうか。因みに零度非所持スイクンはそこそこの確率で瞑想を持っているためそれはそれで突破は難しいでしょう。
最後に
以上で育成論を終わります。
最初にも述べたようにこの育成論は輝石リリーラの育成論のついでにできたという側面があります。ですので私の投稿したリリーラの育成論(育成論ORAS・XY/697)と比較して頂ければ両者の強み弱みが見えてくるのではないかと思います。
評価の際にはコメントを頂けると今後の参考になります。