はじめに
5回目の投稿です。
344と申します。
メガクチートについて考察していきます。
ルール シングル63
個体値は全て6Vを想定
採用理由
※今回は月光乱舞下のエースとしてのメガクチートについて考察していきます。月光乱舞のことを知らない方は先にこちらをお読みください→育成論ORAS・XY/393
5世代では月光乱舞のアタッカーはローブシンが主流でしたがファイアローのブレバやフェアリーの登場、格闘の一貫性の低下など肩身が狭くなりました。そこで、ローブシンの代わりに今作新たに登場したメガクチートをエースとして採用していこうというものです。
メガクチートを使う利点は
- 力持ち+A種族値105という破格の攻撃性能
- 一致技で使えるフェアリー技(じゃれつく)の一貫性が高いこと
- アローのブレバやメガガルーラの不意打ちなどの高火力先制技を半減できること
- S50というトリル下で先制しやすい素早さ
- 威嚇によってBが実質上、上昇することでつくタイマン性能の高さ
ですね。メガクチートは普通不意打ちを打たざるを得ない場面が頻繁に起こるので扱いが難しいですが、トリルで上からじゃれつくを打てるので月光乱舞にピッタリのポケモンです。
努力値と実数値
努力値 H252-A68-D188
実数値157-133-145-*-152-59
(S個体値8or9)
HD...弱点保険発動C252冷静ギルガルドのシャドーボール耐え
HB...威嚇込みでA252ガブリアスの地震+鮫肌×2耐え
A...余り
S...最遅ギルガルド+1
なぜこの努力値配分なのか
恐らく「メガクチートは意地っ張りHA252でいいのでは?」という方もいらっしゃるかと思うので一応解説しておきます。
メガクチート自身Aに振らずともA252意地っ張りマリルリを上回る火力を持ちますしA252振っても振らなくてもダメージ量は勿論変わりますが確定数はあまり変わらないのです。
逆にDは高いとは言えません。ある程度火力を持つ特殊アタッカーであればHA配分なら確定2発で持っていきます。後攻でこいつらを1撃で持っていけたらいいですがボルトロスなどの襷を持ったポケモンであれば2ターン目に不意打ちを撃つと交代されて不利な対面を作られたり変化技入れられたりしますし、それを読んでじゃれつくを打ったとしてもそれを読まれて10万で落とされる可能性もあります。つまり安定しないのです。
しかしHDに厚く降ることでボルトロスの10万を確定3発圏内に出来るのでゆとりを持った立ち回りができます。
ここでは例としてボルトロスをあげましたが、他にはギルガルドやライコウに対しても有利ですしHDに振る意味はおおいにあるかと思います。
つまり何が言いたいかというと有り余ってるAに多く努力値を振るより足りないDを補った方が無駄が少ないということです
Sに関してですが、同族を意識するという点でみれば個体値31が最適と言えるかは微妙などころです。相手がSに4振ってるケースも想定されますが、Dに回されてる場合なども考えるとトリル下で確実に先手を取れる29以下が良さそうです。
また、最遅にするとギルガルドの影うちが怖いのでこれは最適とはいえませんし、ローブに対してはトリル下で先手を取れた方が良さそうですね。そうなると
無振り50族→70
無振り45族→65
最遅ギルガルド→58
なのでギルガルドより早くブシンに先手を取れる、かつトリル下で最も早い実数値59が最適といえます。
技構成
確定技
- じゃれつく
タイプ一致で使えてフェアリーの一貫性も素晴らしいので外す理由がありませんね。
- 不意打ち
落とし損なったポケモンをすかさず狩り取る優秀な技。しかし強力な分読まれやすい技でもあるので安易に打たないように。
選択技
- はたきおとす
呼ぶクレセリアやムドーのゴツメを落とすことで突破しやすくなる追加効果も優秀な技。
不意打ちとはタイプは被りますが用途が違うので両方採用するのが無難かと思います。
- ストーンエッジ
呼ぶ炎タイプに刺さる技。不意打ちを空かそうとして鬼火をうってきたりする輩もいるので結構決まりやすいです。ヒードランに対してもそこそこのダメージが入るので倒せる範囲内にあると思ったら積極的に撃ちましょう。不意打ちは身代わりで空かされる可能性があります。
- 炎の牙
トリル発動要因のクレセリアが呼ぶナットレイやハッサムに刺さる技です。地味に火傷や怯みもありますのでエアームドを突破出来る可能性も秘めてます。
- アイアンヘッド
タイプ一致命中100%の安定技。主にじゃれつくが通らないメガフシギバナあたりに撃ちますが。3割の怯みもあるので不利な状況もこれで覆せるかもしれません。
- 剣の舞
上手くいけば全抜きを出来る可能性を秘めた技。エアームドやクレセリアなども無理やり突破できたりしますが技スペキツイのと、あまり積んでる暇はないのでオススメはしません。
- 身代わり
ギルガルドとの対面で上手く出せば有利な状況を作れたりトリル時に低下力が出て来た時に使えます。しかし、剣の舞と同じく技スペはキツイです。
- 挑発
不意打ちを決めやすくなったり受けポケモンを機能停止したりできますが剣の舞と同じく技スペがキツイです。
オススメは じゃれつく はたきおとす 不意打ち ストーンエッジですが、勿論パーティによって変えてもらっても構いません。
ダメージ計算
- じゃれつく
H252ガブリアス 確定1発
無振りボルトロス 確定1発
H252バンギラス 確定1発
H252メガへラクロス 確定1発
H252ライコウ (197-95)
151〜178 確定2発
(76〜90%)
無振りメガガルーラ (180-120)
118〜141 確定2発
(65〜78%)
H252スイクン (207-135)
106〜126 確定2発
(51〜69%)
- 不意打ち
H252ギルガルド(剣) 確定1発
H252ギルガルド(盾) (167-150)
96〜114 確定2発
(57〜68%)
無振りメガガルーラ (180-120)
68〜80 確定3発
(37〜44%)
- ストーンエッジ
H252ファイアロー 確定1発
H252メガリザードンY 確定1発
H252ウルガモス 確定1発
H252シャンデラ 確定1発
無振りメガリザードンX 確定1発
H252ギャラドス 確定1発
H252ギャラドス(威嚇混み) (202-99)
136〜160 確定2発
(67〜79%)
- 炎の牙
H252メガハッサム 確定1発
H252ナットレイ(181-151)
176〜206 乱数1発75%
(97%〜100%)
H252メガクチート(157-145)
90〜108 確定2発
(57〜68%)
H252ギルガルド(剣) 確定1発
H252ギルガルド(盾) (167-150)
78〜94 乱数2発(76%)
(46〜56%)
- アイアンヘッド
H252トゲキッス 確定1発
H252メガフシギバナ(187〜143)
64〜100 乱数2発(35%)
(44〜53%)
- 被ダメ
C252ボルトロスの10万ボルト
62〜72 確定3発
(38〜45%)
無振りランク+1スイクンの熱湯
51〜60 乱数3発(75%)
(32〜38%)
ランク+2C252冷静ギルガルドのシャドボ
132〜156 確定2発
(84〜99%)
C252眼鏡控えめWロトムのドロポン
106〜126 確定2発
(67〜80%)
C252玉控えめサザンドラの大文字
138〜168 乱数1発(25%)
(87〜100%)
A252ガブリアスの地震
144〜170 乱数1発(50%)
(91〜100%)
96〜114 確定2発 ※威嚇込み
(61〜72%)
A252メガガルーラの地震
138〜164% 乱数1発(25%)
(87〜100%)
92〜110 確定2発 ※威嚇込み
(58〜70%)
A252意地っ張りメガヘラのインファイト
121〜144 確定2発
(77〜91%)
81〜96 確定2発 ※威嚇込み
(51〜61%)
A252意地っ張りファイアローのフレドラ
確定1発
134〜162 乱数1発(12.5%)
(85〜100%)
苦手な相手
- ヒードラン
こいつに単体で勝つのはほぼ不可能です。有効打が無い上起点にされてしまいます。
クレセリアにめざパ地面を搭載したりもう1枠にヒードランに強いポケモンを入れる、もしくは選出を控えるなどしましょう。
対ヒードラン枠は裏によくいるクレセリアにも同時に役割を持てるポケモンが望ましいですね。例を挙げるならゲッコウガやメガギャラドスですかね。ただ、メガギャラを対策として起用する場合はクチートとの同時選出がしにくい点に注意。
まとめ
高い火力、最低限の耐久、低いS、一貫性の広い技範囲、多くのタイプ体制
これらが揃ってるメガクチートは月光乱舞にピッタリのポケモンなので是非使って見てください。