- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の±は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、orcaです。
今回投稿させていただくのはガブリアスです。誰もが認める強ポケで常に環境を支配してきたポケモンですね。以前にリクエストをいただいたため投稿に至りました。
不要という声が多ければ削除します。
ガブリアスとは?
第4世代で登場した竜地タイプのポケモン。600族という非常に高い上に配分に無駄がない種族値と一致技の広い範囲から常に環境のトップに君臨し続け、フェアリーが追加された現在でもあいかわらず猛威を奮っています。
6世代に置ける周りの変化といえば、フェアリーの追加の他にメガガルーラ・ギルガルドの登場があげられます。2体とも現環境でかなりの使用率を誇るポケモンですがガブリアスは鉢巻きを持たせると鮫肌+逆鱗でメガガルーラを高乱数で、地震でギルガルドを確定で落とせるようになり有利に戦えます。今回はこの利点を生かした鉢巻きガブリアスを考察していきます。
持ち物
ガブリアスは多くの持ち物が候補に上がりますが今回は上記の通り鉢巻きで確定とします。メガガルーラギルガルド以外にもH252メガサーナイトを地震で確定で落とせたり、H252トゲキッスを岩石封じで確2にできたりとメリットが大きいです。
特性
鮫肌で確定です。メガガルーラを筆頭に強力な物理ATが多い現環境では機能しやすい特性です。
採用理由
1.高火力技による崩し
鉢巻きガブリアスといったらやはりこれです。広い等倍範囲から繰り出される2つの一致技はとにかく強力で大抵のポケモンを確2にするという恐ろしい火力をもちます。
2.鮫肌による削り
特性の項でも触れましたが場に出すだけで相手を削れる鮫肌はやはり強力でみせあいから相手の物理、特にメガガルーラに接触技の使用をためらわすことができます。
3.電気無効
電気というよりボルトチェンジを無効により相手のサイクルを断ち切ることができます。ボルチェン持ちとしてメジャーなミトムのドロポンが抜群で入らないというのもありがたいです。
努力値、性格
性格 陽気
努力値 AS252,B4
実数値 183-182-116-90-105-169
ガブリアスのテンプレである振り方。メガガルーラを意識するとASともに落とすことはできません。余りは鮫肌とのシナジーを考えてBに振っています。
意地っ張りに関して
コメント欄にて比較が欲しいという意見をいただいたので追記いたします。
意地っ張りは単純に火力が魅力的で具体的には特化クレセリアが79.3%の高乱数2、175ハッサムが91.4%の高乱数2という圧倒的な火力を手に入れられます。ただ現環境だとメガガルーラ・メガリザードン・サザンドラといった面々がすぐ下にいるガブリアスは最速をとるメリットが非常に大きく、特にメガガルーラには抜かれるとねこだまし+恩返しで処理されてしまうのでこの点を差し置いて意地っ張りを採用するのは厳しいと考えています。
技
確定技
- 逆鱗/地震
ほとんどのガブリアスで採用される技。この2ウェポンの強さは前述の通りです。遺伝技/技マシン。
選択技
- 岩石封じ
個人的には確定技レベル。交代読みで一貫して使え、この技を持つことにより襷ボルトや後だしされたトゲキッスに勝てるようになります。命中がかなり安定しているためウルガモスなどに対して外すリスクを負わないですむのも利点です。技マシン。
- ストーンエッジ
単純な火力を考えるなら。確定数が変わる相手はダメ計を参照してください。技マシン。
- ダブルチョップ
行動不能にならない一致技として。大繁殖している襷ガブリアスを問答無用で潰せるのはポイントです。レベル技。
- 毒づき
エルフーンピンポ。エルフーン以外のフェアリーに対しては他の技で事足りています。技マシン。
- 大文字
エアームドピンポ。技マシン。
- 寝言
メガバナやビビヨン・キノガッサの催眠に対して。特にビビヨンガッサは最近増えているポケモンなので意識する価値はあります。技マシン。
ダメ計
- 与ダメ
カイリューはマルスケ込み、メガクチートは威嚇込みとなっています。
[逆鱗]
H4(167-115)カイリュー 95.8%~113.7%
H252(202-120)メガガルーラ 72.6%~86.3%
特化(207-183)スイクン 49.2%~57.9%(96.5%)
H236(175-120)ハッサム 44%~52%(14.8%)
特化(227-189)クレセリア 43.6%~51.5%(6.6%)
メガガルーラは鮫肌2回込みで81.3%の乱数となります。
[地震]
H252(167-170)守ギルガルド 108.9%~129.3%
H252(175-85)サーナイト 103.4%~122.2%
H252(157-145)メガクチート 89.1%~107%(37.5%)
H252(207-100)マリルリ 74.3%~88.4%
H236(175-160)メガハッサム 55.4%~65.7%
逆鱗を受けようとして出てくる相手にかなりの打撃を与えらるということがわかります。
[岩石封じ]
H4(155-90)ボルトロス 89%~105.8%(31.3%)
B4(153-132)メガリザードンX 61.4%~73.2%
H244(191-115)トゲキッス 56.5%~67%
H4(136-100)メガゲンガー 45.5%~54.4%(54.3%)
H4(167-115)カイリュー 32.3%~38.3%
カイリューは岩石封じ2発で高乱数で落ちるので弱点保険+竜舞による無双されるのを防ぐという意味でも岩石封じで攻撃した方が良さそうです。
ストーンエッジ
B4(153-132)メガリザードンX 103.2%~121.5%
H244(191-115)トゲキッス 94.2%~110.9%(62.5%)
H4(167-115)カイリュー 53.8%~63.4%
[毒づき]
H252(167-105)↑×3エルフーン 76.6%~91%
[大文字]
H252(172-90)エアームド 48.8%~58.1%(98%)
文字でこのダメージなので今作では火炎放射は採用しがたいです。
- 被ダメ
メガガルーラは親子愛非考慮です。
[物理]
特化(204)鉢巻きカイリュー神速 43.1%~51.3%(8.2%)
特化(194)メガガルーラ恩返し 53%~62.8%
特化(146)鉢巻きアローブレバ 69.3%~82.5%
A252(102)マリルリじゃれつく 98.3%~115.8%(81.3%)
[特殊]
特化(222)攻ギルガルドシャドボ 52.4%~62.2%
C0(95)クレセリア冷凍ビーム 67.7%~80.8%
C252(177)化ボルトロスめざ氷 85.2%~100.5%(6.3%)
特化(189)トゲキッスシャイン 89.6%~106%(31.3%)
相性のいい味方
- ヌオー
マリルリやメガハッサムに起点にされた時の回答。拘りガブは無効属性で縛ることになるのでいると頼もしいです。
- メガハッサム
バレパンによる抜き性能・蜻蛉によるサイクル性能に期待でき、ガブリアスの隙を埋めるのに活躍
します。タイプ補完もなかなかといったところ。
運用
有利な相手に繰り出し相手のサイクルに負担をかけていくのが主な動かし方です。スカーフのように抜き性能に期待する型ではないので序盤から積極的に繰り出して高火力を押し付けていきたいです。
ただ竜地という無効属性のある一致技を扱うため拘りということが割れると起点にされやすいので岩石封じによりそこを潰していくといった動きも頭にいれて動かせるとより効果的な運用が可能となります。また、万が一起点にされても後続で処理できるようなパーティー構築が理想ですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
フェアリーの登場で以前のような思考停止の逆鱗は使いにくくなりましたが、その攻撃性能は健在です。メガガルーラギルガルドといった面々に強いことからパーティーにも入れやすいポケモンなので是非一度使ってみることをオススメします。
最後まで観覧いただきありがとうございました。