2回目の育成論です。
今回はラティオスです。可愛いラティアスが人気ですがこの子もパルレしてあげてください。ラティアスとは違いかっこよさの中に可愛さがあるのがこいつの良いところです。 以上。
ラティオスの強み
ダブルレートにおけるラティオスの仮想敵は以下。
ボルトロス/モロバレル/リザードン/ニョロトノ/ルンパッパ/ミトム/テラキオン/ガブリアス/ウインディ/サンダー/スイクン/ライチュウなど
<結論>
- ほとんどの電気タイプに強い
- 展開や補完に入る一部の水タイプに強い
- 一部エースやドラゴンに強い
→構築を補完できる範囲が広い。
メガシンカするメリット
1.対仮想敵性能の向上
ラティオスの仮想敵は強みの項目で挙げた通り多い。しかし、仮想敵の数ゆえに疲弊してしまうケースが考えられる。メガシンカによって、火力と耐久を同時に手に入れることができるため疲弊しにくくなった。
2.攻撃の選択肢を取りやすくなる
例えばガルサンダーの並び。
素のラティオスでは仮想敵のサンダーがいるため攻撃したいが、横のガルーラの不意打ちで縛られているため守るもしくは交代の選択肢を取らざるを得ない。そこにつけ込まれることもあるため不利になってしまう。しかし、メガラティオスはガルーラに縛られないため、ラティオスの突破を心配せずに攻撃できる。もちろん、ゲンガーやギルガルドなどにも同様のことがいえる。
→攻撃しやすいため余計なディスアドバンテージを負う心配が少ない。
素早さが高いため、万が一非仮想敵との打ち合いで削れても仮想敵に仕事をすることができるのもこいつの強み。
メガラティオスの弊害と解消
当然ながら、メガラティオスを使えばメガ枠はこいつだけになってしまう。メガラティオスを選出することによって、全体のパワーが落ちることが最大の弊害であり、こいつが使われない所以であろう。
- 解消案
1.非メガ枠に強力な駒を入れる
メガ枠のパワーが低いなら、非メガ枠で補ってあげれば良い。
<例>バンギドリュウズ+メガラティオス
高速・高火力により、砂ドリュウズは高い制圧力を誇る。そして、バンギドリュウズの苦手とする格闘・水にメガラティオスが強く、非常に噛み合っている。ボーマンダと違って、ラティオスは冷凍ビームで役割破壊されにくいのもポイント。ドリュウズは命の珠を推奨する。
他にも、ピンで活躍させるなら珠バシャーモが互いの苦手を補完でき、良好な組み合わせとなる。
2.メガ枠を2枚入れる
ダブルバトルは6体のうち4体選出するため中々難しいが、上手くいった例があるため紹介する。
<例>メガボーマンダ+メガラティオス
双方ともドラゴンタイプで、仮想敵も似ているように思えるが、そもそもラティオスは仮想敵の多さによる補完性能の高さ、ボーマンダは全体圧力が強さであるため用途が根本的に異なる。また、ドラゴンはフェアリーや氷といった強力な全体圧力技に弱かったのも同時選出をほとんどしなかった理由といえる。
育成
- 努力値配分案
性格:臆病
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:108-0-0-148-0-252
実数値:169-×-120-199-140-178
<配分意図>
H:A194メガガルーラの不意打ち高乱数耐え
C:H4振りメガガルーラが流星群×1.5で確定
S:最速
素早さはすぐ下にテラキオンがいて、同速にゲンガーがいるため調整する意義が小さいと考え最速。Cは環境トップメタのガルーラを意識した配分。Hは若干甘えたがA194メガガルの不意打ちを高乱数耐えとなっている。
- 技構成
基本的には流星群/ショック/冷凍ビーム+1で確定である。
最高打点の流星群、ボルトサンダーや非仮想敵ではあるがレランドへの打点である冷凍ビームといった具合である。
キネシスではなくショックである理由は、H振りリザY確2や、また非仮想敵であるが鉢アローのブレバ耐えのニンフィア確2などがあるからである。
残り1つは汎用性の高い守るを確定欄に入れているが、この枠は構築に応じて変えるのも良いだろう。
ダメ計
数値の単位は%である。四角括弧内の数値は実数値、丸括弧内は努力値で、記述がなければ0である。
- 与ダメ
流星群
[181(4)-120]メガガルーラ
66.8~79.5
[207(252)-135]スイクン
52.6~62.3
[157(252)-127]ロトム
73.2~88.6
[185(252)-89]ファイアロー
88.1~104.3 (25)
サイコショック
[185(252)-98]メガリザY
50.2~58.9
[201(244)-88(20)]ニンフィ(鉢アローのブレバ耐え)
50.7~60.1
[167(4)-110]テラキ
98.2~116.1 (87.5)
テラキはキネシスで確定になるためこいつを意識するならキネシスの方に軍配があがる。
[157(252)-127]ロトム
45.8~54.1 (50.8)
ショック+流星群でオボン個体を高乱数。
冷凍ビーム
[186(252)-145(252↑)]ボルト
50.5~60.2
[197(252)-110]サンダー
62.9~74.1
オボン込みでも冷凍ビーム×2で確定。
[165(4)-100]チョッキランドロス
109~130.9
- 被ダメ
物理
A194メガガルの不意打ち
86.3~102.9 (12.5)
A181テラキの岩雪崩
28.4~33.7
A182ガブリアスのドラゴンクロー
81.6~97
A216レランドの叩き落とす
53.2~62.7
叩き落とすに耐性ができるのもメガラティオスの強みと言えるだろう。
特殊
C172ロトムのハイドロ
22.4~26.6
C216レボルトの10万ボルト
23~27.8
C216レボルトのめざパ氷
41.4~49.7
C232リザYの熱風
29.5~34.9
C222ギルガのシャドボ
85.2~100.5 (6.3)
総括
こいつは仮想敵を定めた上での駒であるため構築によってしっかりと見極める必要がある。
上手く構築を組むことで高い補完性能を見せてくれるだろう。
以上です。