こんにちは。イブです。今回は13度目の投稿になります。
ドリュウズの持ち物の中で、スカーフと同じくらいの使用率を誇るシングルの襷ドリュウズの論が一件もなかったので投稿。以下注意書き。
この育成論では、互いに理想個体であることを前提としています。
また、広く使われている程度の用語や省略表記を使用しています。
最後に結論を据えているので考察経緯に興味がない方は一番下まで読み飛ばし推奨。
採用理由
- 型破りステロによる後続エースの全抜き補助兼汎用襷アタッカー
ドリュウズは型破りを持っており、エーフィ等のマジックミラー持ちに阻害されず確実にステロを撒くことが出来る。また、襷さえ残っていればアタッカーとして多くの相手を岩石封じ+アイアンヘッド・地震の範囲で落としやすい。
剣舞を採用するならば広い流し性能を利用した詰ませアタッカー、そしてリザードンやウルガモス等の積みストッパーともなれる。このように二種類の役割を併せ持っており非常に腐りにくい。
- 電気無効氷等倍という高い対電気性能。
電気+めざ氷のみの電気相手には無条件に強い。水・火ロトムは型破り地震で落とせ、気合玉を搭載するアタッカーボルトは岩石封じ2発で落とせるなど、充分信頼できる対電気性能を持つ。サンダーは熱風の存在から厳しいのが難点。
- ニンフィア等のフェアリーのストッパーとなれる物理鋼枠
妖タイプはDが高い相手も多く、特殊鋼では確定で落としにくい。高火力のスキンハイボを受ける回数にも関わってくることや、物理鋼は多くないこともあり、物理鋼であることは充分な採用理由になる。
- タイプ一致型破り地震の高い一貫性。
型破り地震により浮遊を無効化して地面技を撃てる。型破り地震をタイプ一致で打てるのはドリュウズのみであり、サザンガルド・クレセドラン等の並びにタイプ一致で一貫を取れる。これを無効化するには飛行タイプの後出しが必要であり、その場合ステロ・岩石封じのいずれかが刺さるため、これらとのシナジーも抜群。
- ドリュウズ自身のカスタマイズ性の高さによる選出抑制
この型では再生技持ちの物理受け相手に詰みやすいが、型破り一撃必殺の存在をちらつかせることで相手は積極的な後出しをしにくくなる。
持ち物・特性の欄にてもう少し詳しく説明。
持ち物・特性
上でも触れたようにドリュウズはカスタマイズ性が高い。特性は大まかにタイプ一致地震との相性が抜群な型破り、砂撒きのポケモンと組んで高速エースとなれる砂かきの二通り。すなのちk
持ち物も型破り地震をゲンガーより速く撃てるスカーフ、確実に行動できる襷、少し足りないDを補い、優秀な耐性を活用したチョッキ、主に砂かき採用時に火力を押し付ける珠、岩・竜・飛行+地面の範囲に強く出られる風船等様々だが、ガブランドバシャ相手でも確実に行動ができ、仮想敵であるミトムのスカーフ奇襲でも耐えることの出来る襷をここでは選択。他の持ち物については既に論として投稿されている分は他の論をご覧下さい。
性格
陽気or意地っ張りの2択。
ステロ型の場合、Sを甘えた100族や陽気マンムーを抜ける陽気も良いが、ドリュウズに一撃で倒されるリザードンなどの100族は先発対面だとスカーフ警戒で引かれることも多く、マンムーを抜いても陽気だとアイヘ一撃で落とせないので、耐久振りニンフィアやボルトロスの乱数を動かさないためにも意地っ張り推奨。
剣舞型の場合は、積んだ後の抜き性能を確保するため、準速にして80族前後の相手を抜けなくなるのは好ましくない。陽気でも剣舞後B特化クレセリアを98%の高乱数2発、B特化ポリ2も80%と充分に信頼できる乱数で落とすことができるため、陽気推奨。
差別化
タイプ・特性・技範囲とどのポケモンにも劣らない差別化は容易だが、役割の似たポケモンとの差別化を簡単に。
- 襷ガブリアス
絶対的王者。ドリュウズに足りないSを持っている。ドリュウズの勝る点として、ミトムニンフィアゲンガーに強く、マンムー相手にも一方的不利を取られない点が挙げられる。
- ランドロス
威嚇により物理相手には基本的に強く、地面透かしができる。こちらもガブと同じくミトムニンフィアゲンガーに強く、マンムーに不利を取られない点で差別化できる。
特にミトムはランドに対して出てきやすいので最も大きな差別化点となる。
- (メガ)ハガネール
同じタイプでステロ撒きも可能で、頑丈持ちなので行動回数の確保もできる。しかしSの差は大きく、岩石封じも相まってドリュウズは2回以上の行動の確保が容易である。何よりミトムに強い。またミトムかよ
正直に言えば向こうに差別化をお願いしたい程度には実用性で勝っている。
確定技
- じしん
流石に抜く理由がない。確定。
H252B76ミトム 107%〜127.3%
H252メガゲンガー 140.1%〜165.2% 火傷込み69.4%〜82.6%
無振りガブリアス 55.7%〜65.5%
H252ギルガルド 82.6%〜98.2%
H188サザンドラ 55.4%〜65.9%
H244マリルリ 56.7%〜66.9%
H252メガバシャーモ 125.1%〜147.5%
H252B76羽休め中アロー 124.3%〜147% 火傷込み62.7%〜74.5%
H252メガクチート 103.1%〜122.2% 威嚇込み68.7%〜81.5%
B特化クレセリア 26.8%〜32.1%
B特化スイクン 30.9%〜36.7%
無振りゲッコウガ 90.4%〜106.8% 43.8%乱1 珠ダメ込み確定
選択技
- アイアンヘッド
妖全般に刺さり、無効もなく安定して打てるメインウエポン。怯み効果も稀に役立つ。ポリ2が怯んで突破された時は台パンしました。ほぼ確定。
H180ニンフィア 112.9%〜133.6%
H244トゲキッス 84.8%〜100.5%
無振り霊獣ランド 51.2%〜60.9% 威嚇込み34.7%〜40.8%
無振りマンムー 100.5%〜120%
- ステルスロック
剣舞との選択。ドリュウズは先発性能が高く、後続補助をしやすい。後続に抜きエースを添える必要があるが、鋼・地面というタイプ補完の取りやすさのおかげで選択肢は多い。
- がんせきふうじ
ステロと同時に採用したい。ゲッコウガゲンガーボルトを筆頭に多くの高速アタッカーに刺さる。当たれば135族も抜くことができる。
無振り化身ボルト 67%〜80%
H236B240化身ボルト 42.3%〜51% (めざ氷個体)
B特化サンダー 32.4%〜38.5% (めざ氷個体)
無振りゲッコウガ 36.7%〜43.5%
H252メガゲンガー 28.1%〜33.5% (火傷時13.7%〜16.7%)
H252B76アロー 101.6%〜121% (火傷時49.7%〜60.5%)
- つのドリル(地割れ)
ステロ採用時に岩石封じとの選択。有利対面からぶっ放すだけで相手は死ぬ。強い技ではあるがどうしても安定性に欠けるため非推奨。一応型破りなので頑丈貫通。
- つるぎのまい
ステロとの選択。ドリュウズに打点を持たないポケモンは少なくないため交代を誘発しやすく、その際に積む事で全抜きを狙うことができる。
地震のダメ計を約2倍していただければ分かるように、1度積めば多くの敵の確定数が変動する。
- いわなだれ
剣舞採用時に。岩石封じよりも威力が高く、怯みにも期待できる。
H236B240化身ボルト 53.2%〜63%
H252B76アロー 125.4%〜149.1% (火傷時62.7%〜75.6%)
結論
- ステロ型
意地AS252B4
《地震/アイアンヘッド/岩石封じ/ステルスロック》
初手に繰り出しステロ展開や岩石封じのS操作による後続補助を念頭に、相手の初手電気からのボルチェンサイクルや初手フェアリーの高火力技からのサイクル崩しを潰す。襷の欠点として、優秀な耐性からの繰り出し性能を失ってしまうことは痛いが、どんな相手にもなんらかの仕事は出来るため1:1交換+ステロor岩石封じ辺りも充分に望めるだけの性能を持つ。またステロ撒きとして、裏に抜きエースを据える必要が有る。候補となるのが砂パ偽装が出来る竜舞バンギ、相性補完の優秀なメガボーマンダ、メガリザYなど。ここまででガブガルが重くなりがちなのでそれらを受けるクレセ辺りも補完に欲しいところ。
- 剣舞型
陽気AS252B4
《地震/アイアンヘッド/岩雪崩/剣の舞》
有利対面を作って流し際に、もしくは起点作りを別に添えて剣舞を積み、後は低いSを襷を盾に補い、相手の受けを崩壊させつつ全抜きを狙う型。ステロ型とは違い初手に出さないことも多いため、S上昇したメガリザXや蝶舞を積んだウルガモスなどのストッパーにもなれる。起点作りには砂偽装が出来るステロ欠伸カバルドンが優れている。他には相手のミトムに後攻ボルチェンできるS無振りの起点ミトムなども相性補完が良く候補に挙がる。
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。
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