もくじ
書きたい事が多く、文章が長くなってしまった為、もくじを置いておきます
- はじめに
- カブトプスとは
- 性格・努力値・特性
- 持ち物
- 技構成
- 技についての考察
- ダメージ計算
- 運用方法など
- おわりに
- *はじめに
はじめまして。初投稿となります。
キタと申します。
今回の育成論はこらえる
を利用したくだけるよろいカブトプスの型となります。
くだけるよろいカブトプスの育成論自体が少なく、弱点保険型もなかったため投稿に至りました。
既に投稿されている、しぐれ様のタスキ剣舞型くだけるよろいカブトプスの育成論
育成論BW/3206
からいくつか引用しています。
襷を使う型の場合、とても参考になる育成論ですのでこちらも是非。
HABCDSなどの略称を使用します
カブトプスとは
その見た目からなかなかの人気を誇るポケモンです。
対戦では雨下アタッカーのイメージが強いですね。
しかし、PGLの統計によるとシングルでは「くだけるよろい」と「すいすい」はほぼ半分半分です。
どちらかと言えばマイナーよりのポケモンであり、
技はエッジや滝登り、アクジェ、馬鹿力、シザークロス、辻斬りくらいかな...? といったイメージではないでしょうか?
今回はあまり読まれにくいこらえるを採用した型を紹介します。
性格・努力値・特性
特性:くだけるよろい
性格:無邪気or陽気 もしくはやんちゃor意地っ張り
努力値:A252 S252 B4
- 性格
できるだけ多くのポケモンを上から殴りたいので
素早さの上がる性格がオススメ...なのですが
仮想敵の1人であるH4メガバシャーモが補正ありの2段階UPアクジェでないと落とせないため攻撃の上がる性格とは一長一短です。
最速の場合、くだけるよろい発動時の実数値が217となり最速145族を抜けます。
ちなみに準速の場合はくだけるよろい発動時が198となり最速127族を抜けます。
126族で物理型の多いファイアローにはかなり強く出れますね。
準速だと抜けない主なポケモンは以下の通りです。
サンダース
プテラ
クロバット
メガゲンガー
メガライボルト
メガミミロップ
メガスピアー
テッカニン
太字で示したポケモンは物理型が多く、もう一度こらえてくだけるよろいを発動させる事で反撃できる可能性が高いです。
太字でないポケモンとも戦いたい場合には最速が良いでしょう。
- 努力値
特に耐久調整はいらないと思いますのでASぶっぱに。
Hに4振ると4n(実数値136)になってしまい、耐久型のポケモンと戦う際に不利になるのでBに4振るのがオススメです。
特殊技は4倍狙いですので努力値は裂きませんが、仮想敵に合わせての調整も有りです。
- 特性
くだけるよろい・・・物理攻撃を受ける度に一段階防御が下がり素早さが上がります。
今回のコンセプトの1つです。
素早さについては性格の欄にて説明していますので省略します。
連続技を受けると1回ごとに防御が下がり素早さがあがるので気をつけてください。
持ち物
- 弱点保険
今回のコンセプトです。
あまり耐性の優秀でない水岩タイプとの相性が良いです。
弱点は地面、草、格闘、電気とメジャーですので弱点保険の発動機会は多いです。
火力不足が否めないカブトプスとの相性もバッチリです。
剣の舞と違いCもアップできますので無理なく両刀型にできます。
頑丈アバゴーラなんかがよく持っていますね。
今回のカブトプスとアバゴーラは比較的似ていますが、元の素早さが段違いなので問題ありません。
カブトプスはくだけるよろいがなくてもアバゴーラよりも扱いやすいです。
- チイラの実
選択肢の1つです。
相手の技のタイプに関係なく攻撃を1段階上げられますが、火力不足になりがちです。
- きあいのタスキ
カブトプスの持ち物と言ったらコレか命の珠か、というイメージですね。
確実に1回攻撃を受け、くだけるよろいを確実に発動させるための選択肢です。つるぎのまいとの相性も良いですが、今回は使用しません。
技構成
こらえる/アクアジェット/選択/選択 となります
【確定技】
- こらえる
こらえるはタスキと違い連続技が貫通せずくだけるよろいによって素早さがどんどんあがります。
タネマシンガンあたりを受けれると面白いように能力が上がります。
- アクアジェット
使いやすい先制技です。
タイプ一致で繰り出すことができ、先制技の打ち合いにも強くなれます。
HPが1になる関係で先制技に先制する必要があるため確定です。
ちなみにH4ファイアローが無補正の弱点保険発動アクアジェットで確定1発(109〜128.5%)となります。
【選択技】
技スペが厳しいため選択となります。
〈物理技〉()内は威力
- じたばた(20〜200)
こらえると合わせて最大威力200で繰り出す事ができます。
襷と違い、ステロなどを撒かれてもHP1にするのが容易なので相性はとても良いです。
- たきのぼり(120)orアクアテール(135)
特性で素早さをあげて戦う想定なので、命中安定かつ怯み狙いもできるたきのぼりがおすすめです。
火力重視の方はアクアテールでもいいかもしれません。無補正の弱点保険発動後のアクアテールでH252メガゲンガーが丁度確定1発(101.1〜120.3%)となります。ほぼ必ずアクジェを採用する型のため、採用する事は少ないです。
- ストーンエッジ(150)
命中は不安ですが、威力が高く急所にもあたりやすいです。
タイプ一致ストーンエッジの範囲はかなり広いです。
鮫肌やてつのとげ、ゴツメが怖いこの型では非接触技はなかなか重要です。しかし、ナットレイやガブリアスをこの技で一撃で倒す事はできないので注意してください。汎用性は高めです。
- つばめがえし(60)
キノガッサやヘラクロス等を意識するなら優先度は高めです。
ただ技スペースが厳しいかもしれません。
- いわなだれ(113)
命中が不安であればこちら
怯みも狙えます。
- ばかぢから(120)
主にナットレイに打つ技ですが、攻撃と防御が下がってしまうため
この型とは合わないかもしれません。
倒せた場合もてつのとげで相討ちとなります。
鋼タイプの突破は非常に厳しいです。
- けたぐり(20〜120)
これといったデメリットはないですが
威力が相手に依存するため使いにくいかもしれません。
馬鹿力をいれるよりこちらのほうがオススメです。
特殊技
- 冷凍ビーム(90)
ガブリアスピンポイントの技です。
接触技ではないので一方的に倒す事ができます。
ガブリアスを倒したい場合には優先度の高い技です。
- 大地の力(90)
鋼タイプへの有効打ですが一撃で落とせることは少ないです。
弱点保険発動後の大地の力でH252ギルガルドが確定3発(40.7〜49.1%)、H252メガクチートが確定2発(64.9〜76.4%)となります
- ギガドレイン(75)
読まれにくいサブウェポンですが、じたばたとの相性は悪いです。
岩、水、地タイプにはじたばたや水技も有効ですので、優先度は低いです。
技についての考察
上に挙げた技を総括して、私なりの見解を示してみます。
まずこらえるですが、コレは上記した通り、弱点保険を発動させる為に確定となります。
今回のコンセプトです。
次にアクアジェットですね。先制技の代名詞、ファイアローを倒す為に必要となりますので同じく確定です。
残りの技に何を選ぶか、非常に悩ましい所です…
最終的には好みの問題となりますが
- 冷凍ビーム
- じたばた
- ストーンエッジ
- アクアテール
この4つの技ついて私なりの考察を書いておきます。
- 冷凍ビーム(90)
言わずと知れた特殊氷技ですが、カブトプスが撃つイメージはあまり無く、読まれにくいです。
また、この型のカブトプスが無傷でガブリアスを倒せる唯一の手段となります。
無傷でガブリアスを倒せるというのはタスキ剣舞型カブトプスとの差別化点でもあります。
ガブリアスはカブトプスの氷技を警戒せず、地震で攻めて来る事も割とありますので、こらえて弱点保険を発動し、その後くだけるよろい発動でガブリアスを抜き、HP1の状態で鮫肌を気にせず、相打ちにならずに突破できるというののは非常に美味しいです。
ただ、ガブリアスピンポイントです。
ガブリアスを重く見るかどうかで選択してください。
- じたばた(200)
等倍相手ならばカブトプスの最高火力となります。
その火力は非常に魅力的で、弱点保険発動後なら図太いHBウォッシュロトムが50%の確率で吹き飛ぶほどの威力です。
ただ、欠点として
・ゴーストタイプに無効化される事
鋼タイプ、岩タイプには半減される事
・接触技である事
この2点があります。
岩タイプに半減されてもアクアジェットが抜群で通るので、比較的どうにかなる場合が多いです。
一方、鋼タイプは馬鹿力やけたぐりを持たないカブトプスの天敵ですので無理、と割り切った方が良いでしょう。
中でもゴーストタイプに無効化されてしまうのは非常に辛く、もっと具体的に言えばメガゲンガーを倒せなくなるのが辛いです。(ギルガルドは基本的にどうしようもありません...)
上記の冷凍ビームを採用して、残りにこの技を覚えさせるとメガゲンガーへの有効打がありません...
また、H252メガゲンガーには弱点保険後のアクアジェットでも中乱数2発です
なので
「ゴーストタイプとは戦わない!ゴーストタイプは他のポケモンに任せる!」と言った考えの下ならば採用するべき技ですが、そうでない場合は一概にオススメとは言えません...
ですが、後述のエッジと同時採用ならばメガゲンガーにも勝つ事ができます。
接触技ですので鉄のトゲやゴツメには注意してください。
- ストーンエッジ(150)
等倍相手なら、じたばたに次ぐ火力です。
抜群相手なら更に威力は上がります。
利点としては
・接触技でない事
・ゴーストタイプにも有効である事
この2点が挙げられます。
じたばたと違い、H252メガゲンガーも弱点保険発動後のエッジで確定1発となります。
また、接触技でないためゴツメを恐れずに攻撃する事が出来ますので、心強いメインウェポンとなり得ます。
しかし、命中が低く、また、じたばたと同じく鋼タイプを突破できません。そして冷凍ビームを採用した型でこの技を採用すると今度は格闘タイプへの有効打がなくなってしまいます。
じたばたなら格闘を突破できるのですが、そうするとゴーストが... それなら冷凍ビームを切ろうとなると今度はガブリアスが...
というように終わりがありません。
- アクアテール(135)
早速、利点を並べてみます。
・鋼タイプにもある程度ダメージを与えられる
・ゴーストタイプに無効化されず、格闘タイプにも等倍で通る
・じたばたの効かない相手に有効
ココだけ聴けばかなり良い技に思えますね。
しかしデメリットを挙げると...
・接触技である事
・水、草、ドラゴンタイプに半減される事
草、ドラゴンタイプは氷が4倍であれば押し切る事が出来ますが、水タイプの突破は厳しくなります。
その為この技を採用する場合はじたばたとセットでの採用がオススメです。
ノーマル技を半減、無効化する岩、鋼、ゴーストタイプに等倍以上で通ります。
じたばたと同じく鮫肌やゴツメに怯える事になりますが、逆に言えば、それらにさえ気をつければじたばたとアクアテールだけで多くの相手を倒せるようになります。
滝登りでも良いのですが、その場合、無補正で弱点保険発動後の滝登りでH252メガゲンガーを落とす事ができません。 アクアテールならギリギリで確定1発となります。
(補正ありなら倒す事ができます)
ダメージ計算
- 〈物理技〉無補正で弱点保険発動後のモノとなります
アクアジェット
H4振りファイアロー
回数:確定1発(109〜128.5%)
H4振りガブリアス
回数: 確定3発(36.4%〜42.9%) (相討ち)
H252メガゲンガー
回数:37.9%の乱数2発(45.5〜53.8%)
じたばた
H4振りガブリアス
回数: 確定1発(118.4〜139.6%)(相討ち)
図太いHB252振りウォッシュロトム
回数: 50%の乱数2発(91.7〜108.2%)
アクアテール
H4振りガブリアス
回数:確定2発(80.4〜95.1%)
H252メガゲンガー
回数:確定1発(101.1〜120.3%)
ストーンエッジ
H4振りガブリアス
回数:17.6%の乱数2発(44〜52.1%)
H252メガゲンガー
回数:確定1発(111.9〜132.9%)
図太いHB252ウォッシュロトム
回数:確定2発(69.4〜82.1%)
- 〈特殊技〉無補正無振りで弱点保険発動後のモノとなります
冷凍ビーム
H4振りガブリアス
回数:確定1発(121.7〜143.4%)
運用方法など
基本的に死に出しで物理主体かつ弱点を突いてきそうなポケモンに繰り出し、こらえるを使います。そのため先発は安定しません。
また、相手を一撃で倒せる必要があります。
冷凍ビームを採用するとガブリアス相手にこの条件を満たす事ができるのが魅力です。
十分全抜きを狙える型なのでステロを撒ける味方がいると心強いです。
弱点保険無しでも倒せるポケモン(ウルガモスなど)や普通に攻撃したほうがいいポケモンも結構いるので、そこら辺は臨機応変に対応してください。
エース仕様のポケモン全般に言えることですが電磁波や鬼火等にも注意してください。
おわりに
いかがだったでしょうか
これにて考察を終わりたいと思います。
誤字やダメージ計算のミスなどがある場合はコメントにて指摘をお願いします。
また、載せた方が良いダメージ計算がありましたら是非教えていただきたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
カブトプス好きの人達が喜んでくれたら嬉しいです!