8回目の投稿です。半熟卵と申します。
流行り(?)に乗っかったジョウト考察です。メガガルとかボルトとかアローに目を瞑れるなら、通常レートでもいけるかもしれません。責任は負いかねます
前置き
・個体は全て理想個体とします。
・非公式の略称や単語を使用します。不明な点がございましたらコメントにて。
・読み飽きを防ぐために冗談を挟んでいます。寛大な心でお許しください。
・本論はジョウトオープン環境を想定しています。その為、完全な机上論です。
・以下、常体で記します。
採用理由
ジョウトオープン環境下で高い制圧力を持つ雨エースに、受けループへの崩し性能も求めたい
ジョウトオープン
採用理由の詳細を詰め込んだ項。ある程度掘り下げている為、かなりの文量となっている。そのうえ、前置きで述べたように机上論でしかない。そのため、前項をご理解頂けた方は読み飛ばし推奨。
(環境考察に関する議論は収束が見込めない為、それらのコメントは避けていただきたい。)
- ジョウトオープン
複雑なルールではないが、念の為にさらっておく。
【簡易ルール】
・図鑑No.1~251までのポケモン。ただし、ミュウ・セレビィ・ミュウツー・ルギア・ホウオウは除く。
・メガストーンの禁止。メガ以外であればバンギ等も可。
・過去作産が全面解禁。
- あの犬の復活
嫌が応でも零度スイクンを考える必要がある。が、レイクン以外にも注意しなければならない対象が勿論居るため、それら一定数以上が予想されるポケモンや構築に触れていく。
- 〔要注意ポケモン〕――構築編――
・受けループ
カントーカップでも強かったが、そこに更にバンギムドーやハピヌオー等が加わる為、やはり一定数は存在が予想される。その前評判から様々な被対策も予想されるが、その程度で大きく減少するとは個人的には思えない。
減らない理由を挙げれば切りはないが、最大の理由にメガ進化禁止による環境全体の瞬間破壊力の低下が挙げられ、カントー同様、1つの考察指針になると思っている。また、グドラの雨ポンに受け出せる数少ない1体のラッキーが主軸として入る点も魅力。
・雨パ
2世代までと聞き、トノグドラがピンとくる方は多いはず。(グドラの育成論だし)実際、高火力先制技が少ない環境なので、雨下での制圧力は期待するものがある。
また、前述の受けループへの回答として、破壊力を捻り出すために積み技を用いる構築が予想されるが、その積み構築に対して展開速度の差で圧倒的に有利な点でも優秀。それを考慮すると、トノの型は脱出滅びが第一感。
・積みサイクル
受けループに強い構築。抜きエースとしてのハッサムカイリューや印パル等を採用し、補完としてのライコウやピクシー等の壁張りが第一感。
また、混乱や回避で確率を仕掛けるボルトメタピクシーが派生したライコウメタピクシーのような並びも考えられる。
- 〔要注意ポケモン〕――個体編――(構築編で触れたポケモンは除く)
・(零度)スイクン
圧倒的にマークされることが予想されるが、それでも対策が可能なポケモンが限られているため、一定数は居ると思われる。
前述の雨パに対しても強く出れる為、補完としても入りやすい。
また、零度スイクンへの回答率が高いノイクン等も一応は考えられる。
・マリルリ
雨ポンと竜技への耐性、じゃれつく+叩き+アクジェによる優秀な範囲、積み技への回答や受けループ対策等に纏めて解答できる滅歌を習得する数少ない存在。こちらも一定数の存在が予想される。単純にフェアリーや鋼が少ない為、補完による採用が集中しそうでもある。
本論のグドラでも苦手とする対象。
・ラプラス
スイクンと同じく零度が強いポケモン。フリドラを習得する為、スイクンと違い、マリルリ対面で火傷を祈ったり、グドラやギャラに押し切られる事象を考慮せずに済む。雨パが予想以上に多いのであればスイクンより優秀まである。
この子も本論のグドラでも苦手のまま。
・エンテイ神速を返してもらえた。数少ない高火力先制技持ちの1体。炎タイプ自体がハッサムムドーへの打点以外は逆風である印象が拭えないが、そこを数値と先制技でカバーできるのが他の炎タイプとの違い。
エンテイの他に高火力先制技を持つポケモンはハッサム・カイリュー・マリルリ・球パルあたりが主なところ。
・ポリゴン2
対ハピラキやバンギあたりを格闘技や毒みがまもで見ているptを纏めて嘲うテクポリが多数いるのではないかと個人的に思っている。また、前述の積み技や雨パにぶっ刺さるトリルを習得するポケモンでもある。
配分もHDからHCまで考えられ、15戦のみという短いスパンも奇襲性能に拍車をかけるのではと思っている。
・ヘラクロス
タイプ一致範囲の優秀さと習得技の多彩さから、ハピラキ+ヤドランは勿論、ポリ2+マリルリ(カウンター)といった並びも崩しうる。タイマン性能の高いポケモンが軒並み弾かれてる中、比較的タイマン性能の高いポケモン。
また、前述のトリラーと並べて無双するポリヘラのような並びも考慮。
・ゲンガー
1-1以上を望めることが少なくないこのポケモンはメガできなくても強い。さすゲン。ガルとは違う
- グドラのポジション
アクジェバレパン耐性と上記の考察を併せると、抜きエースとしての強さをご理解いただけると思う。
しかし、眼鏡雨ポンをラキの後出しから受けてくる受けループの個体数が無視できそうにない。
- 構成指針
そこで、グドラをラキで受けに来る受けループを崩す為の構成を目指したのが本論となる。
具体案 / 大まかなシミュレート
竜舞+ラム+身代わりを採用することで、電磁波ラキや耐久水に対して強気に動ける構成を取る。
メリットを大まかに挙げると以下のようになる。
〔1〕眼鏡雨ポンの指数を逆手に取った対面・選出誘導力が優秀
〔2〕熱湯火傷や電磁波への耐性が強い
〔3〕雨に依存しない選出が可能となる(勿論、雨選出も可能)
〔4〕雨が止んでも、舞えてさえいれば抜き性能は落ちない
これだけでは分からない方の為、どのように動けるをいくつか記載しておく。ご理解いt(ry
乱数は最悪を想定。グドラはASぶっぱ。
- 対受けループ
1.ヤドランやムドー・バンギといったポケモンの攻撃技に脱出トノを投げ、グドラを展開
2.相手:ラキに交代 / グドラ:竜舞
(i)電磁波/(ii)物理受けに再交代 で分岐
(i)3.グドラ:雨登り(54%~) / ラキ:電磁波→ラム消費or怯み(20%) ※グドラは身代わりが最大アド(ただし択)
(i)4.グドラ:雨登り(54%~)でラキ(46%~)突破 →崩し成功
(ii)3.相手:ヤドラン交代 / グドラ:雨登り(23%~27%)
(ii)4.グドラ:竜舞 / ヤドラン(~77%):キネシス(38%~46%)
(ii)5.グドラ(54%~):滝登り(30%~36%) / ヤドラン(47%~):キネシス(38%~46%)or怯み(20%)
(ii)6.グドラ(8%~):逆鱗(46%~)でヤドラン突破 →崩し成功
ヤドランに関してはHB特化でキネシス連打という最悪のシミュを想定。それでもゴツメでなければ突破可能。(ii)3でゴツメが見えた場合、竜舞→竜舞→逆鱗(76%~)と押していくことで、最低限、確実に相打ちを取ることが可能。
〔1〕と〔2〕の要素が強く表れているシチュ。眼鏡雨ポンという圧倒的威圧をかけることで、竜舞グドラでは倒せないピクシーやヌオー、イカサマHBポリ2といったポケモンを誘わないといったことも忘れてはならない。
また、バンギを出された場合などは〔4〕も現れてくる。(2舞滝登りでHバンギ確1)
- 対雨グドラミラー
トノグドラスイクンライコウ@2のような、トノの刺さりが良くないptの一例。
この場合、グドラミラーに関しては逆鱗を打つ分だけ不利だが、特殊グドラと違ってトノ選出を強要されない分だけ補完選出が可能な分、有利と言える。勿論、トノスター・トノトプスといった並びであれば、こちらの有利と言っていい。実際に選出を想定していただければ、雨の為だけのトノ+グドラ@1とグドラ@2では選出のしやすさが段違いだとお分かりいただけるだろう。
また、〔4〕と被る内容でもあるが、バンギ入りに天候合戦をしかける必要が無い、むしろピングドラ選出でも抜いていけるのも竜舞の強み。
- 対スイクン
タイプ上、スイクンに対して身代わりを置く流れが非常に強い。高確率で行動回数を確保することができ、取り巻き意識+雨ターン稼げで出てくるノイクン、眠カゴあたりは身代わりに回答できない個体が多い。
吠えるスイクンが切れないので、確2圏に入れる為にスイクン対面でも舞うのは悪手でもあるが、それでも基本有利。レイクンのケアも可能と、対スイクンの回答率が高い。
もっと細かく拾っていけば、前述のトリル軸に対して身代わりで若干ターンを稼げる、ゲンガーの1-1交換を避けられる等のメリットも挙げられるが、キリがないため割愛。
眼鏡型と違い、瞬間火力による広範囲への制圧力は落ちているが、竜舞による抜き性能の確保した結果、問題点であった雨依存と対受けルを大きく解消している、と把握していただければ問題ない。
構成案
実数値 : 151-161-115-xx-115-137
努力値 : 4-252-0-xx-0-252
性格 : 意地っ張り
〔 竜舞 / 滝登り / 逆鱗 / 身代わり 〕
〈 主な調整先 / 目安 〉
・50n+1
・A特化
・準速ヘラグドラ 同速 / 雨下+1積み+麻痺:準速ラッキー+3
- 構成意図
雨パエース元来の高速制圧力を落とさないためにASぶっぱ。グドラミラーを意識しての陽気もワンチャンあるが、ミラーした場合に打てる技が逆鱗である為、引き先を用意しておく方が丸いと判断しての意地。後述するステロとの兼ね合いも考慮。
採用理由からどの技もが切れない為、構成に関しての変更の余地はない。ただし、身代わりがスイクンの冷Bを耐える乱数を引き上げるHD振りに一考の余地あり。(151-115だと62%)具体的には153-115で81%耐え、153-118で94%耐えとなる。153-118まで引き上げた場合、同時にDL対策も兼ねられる。
相性のいいポケモン
- ニョロトノ
雨が必須ではないとは言え、簡単にすいすいエースの抜き性能を高められるこのポケモンとの相性は良好。
前述した内容ではあるが、シミュのようにグドラの抜き体制を整える際に対面操作が優秀な脱出トノを推奨したい。が、他にもハッサム意識の雫等も考えられ、pt補完の為に構成を取ってもいい汎用枠でもある。トノの型をピンポにする際、特殊グドラであればトノグドラ選出のしづらさというデメリットが大きすぎて避けられがちだが、竜舞グドラなので比較的小さいデメリットに収まるのもポイント。
- 暴風持ち
飛行技に耐性を持つ電気や鋼等が非常に少なく、雨暴風の一貫がある環境となっている為、グドラが空けた特殊エース枠に入れる枠として採用したい。第一感は高いタイマン性能を持つマルスケカイリュー。次点で、雨下でもハッサムに確1が取れるファイヤー。
- ステロ持ち
後述のダメ計をご覧いただければ分かるが、A特化しても微妙に足りない。特に、Hヘラのラインは中耐久の1つの指標でもあるので、対襷や確数を意識し、グドラの抜き性能を高めるのも一考。
ただし、展開によっては竜舞が透けてしまう恐れがある点に注意。例えば、ダグの置き土産から展開すれば、ほぼ竜舞がバレると思っていい。バレても抜ききれると判断できれば問題ない。
ダグの他は、グドラへの回答も兼ねたステロラッキー、初手での場作りが優秀なDDムドー等も候補。
ダメ計
概算として、雨登りと逆鱗、1舞登りと逆鱗がほぼ同値になることを補足。
【与ダメ】
B特化[325-62]輝石ラッキー 滝登り(雨+A1) → 177~208(54%~64%) 確2
B特化[325-62] 〃 滝登り(A2) → 156~184(48%~57%) 高乱2(88%)
HB特化[202-178]ヤドラン 逆鱗(A1) → 123~145(61&~72%) 確2
H252[207-130]バンギラス 滝登り(A1) → 168~200(81%~97%) 確2
※ステロ込 乱1(50%)
HB特化[172~211]エアームド 滝登り(雨+A1) → 79~84(46%~55%) 乱2
HB特化[172-211] 〃 滝登り(A3) → 87~103(51%~60%) 確2
HB特化[192-156]ポリゴン2 滝登り(雨+A1) → 100~118(52%~61%) 確2
HB特化[202-161]ピクシー 滝登り(雨) → 69~82(34%~41%) 確3
H236[175-120]ハッサム 滝登り(雨+A1) → 91~108(52%~62%) 確2
H252[187-115]ヘラクロス 滝登り(雨+A1) → 172~204(92%~109%) 乱1(56%)
※ステロ込 確1
H252[197-105]サンダー 滝登り(雨+A1) → 156~184(79%~93%) 確2
※ステロ込 確1
HB特化[197-150] 〃 逆鱗(A2) → 145~172(74%~87%) 確2
※ステロ込 高乱1(88%)
H252[187-103]フシギバナ 逆鱗(A1) → 158~187(85%~100%) 低乱1(6%)
※ステロ込 高乱1(81%)
HB特化[187-148] 〃 逆鱗(A1) → 109~130(58%~70%) 確2
〃 逆鱗(A2) → 147~174(79%~93%) 確2
HB特化[207-183]スイクン 逆鱗(A2) → 118~141(57%~68%) 確2
B4[135-81]ゲンガー 滝登り(A1) → 135~159(100%~118%) 確1
【被ダメ】
C無振り[130]ヤドラン サイキネ → 58~69(38%~46%) 確3
C無振り[110]スイクン 冷凍B → 33~39(22%~26%) ほぼ確5
※身代わり(HP37)破壊率:38%
C無振り[120]フシギバナ ギガドレ → 48~57(32%~38%) ほぼ確3
C無振り[105]ラプラス フリドラ → 148~180(98%~119%) 高乱1(88%)
C無振り[145]サンダー 10万 → 64~76(42%~50%) 低乱2(1%)
C252[167]ライコウ 10万 → 75~88(50%~58%) 高乱2(98%)
C特化[172]ポリゴン2 トラアタ → 76~91(50%~60%) 高乱2(99%)
C特化[172] 〃 トラアタ(C1) → 114~135(75%~89%) 確2
A無振り[100]エアームド ドリくち → 40~48(26%~32%) 確4
A特化[204]カイリュー 神速(A1) → 80~85(53%~63%) 確2
A特化[200]ハッサム 蜻蛉 → 69~82(46%~54%) 乱2
A特化[194]ヘラクロス メガホーン → 113~136(76%~90%) 確2
A特化[204]バンギラス エッジ → 102~129(68%~79%) 確2
あとがき
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
貴重なお時間を割いていただき恐縮です。
この論がどなたかの参考になれていれば幸いです。今更ですけど、受けループ少なかったらしいです。みが吠えレイクンは絶許
追記履歴
x5/22 20:22 ダメ計を追記。