はじめに
はじめまして、初投稿となりますもってぃ〜です。
今回紹介させて頂くのは毒羽マンダです。最近話題になっていますね、私もシーズン8で愛用していました。
毒羽マンダとは
単純に耐久振りメガマンダは強く、低火力の氷技やほぼ全ての物理技を耐えることができます。しかし、従来の龍舞型や両刀型では、折角氷技を耐えてもクレセやポリ2に勝てる訳ではなく、また耐久に努力値を回すので火力かSを諦めなくてはならなくなり、抜き性能が下がってしまいます。
そこで登場するのが毒毒です。マンダに後だしされやすい物理受けや耐久電気に軒並み刺さるのがこの毒羽マンダなのです。
ボーマンダでやる意義
ボーマンダの他にも強力な毒守勢はいますが、その中で何故ボーマンダでやるのか。ヒードランとギルガルドを例に比較してみましょう。
- ボーマンダが勝っている点
炎、水、地面、格闘耐性(羽休め時の電気耐性)
S種族値
高速回復技
物理耐久
(物理受けを呼びやすい)
- ボーマンダが劣っている点
ノーマル、氷、毒、飛行、エスパー、岩、ドラゴン、鋼、フェアリー耐性
身代わり貫通技耐性(スキンハイボ、つららばりなど)
持ち物固定(食べ残しが持てない)
メガ枠の消費
以上より、物理受けを誘って嵌められて、高いSと物理耐性から物理アタッカーとの打ち合いにも強いのがボーマンダ、豊富な耐性を活かして役割対象を安全に確実に処理できるのがヒードラン、ギルガルドといったところでしょうか。
技構成
確定技
- 毒毒
この型のコンセプトなので確定です。受けに来るポケモンを嵌めていきます。
- 身代わり
相手の交代際の様子見や、電磁波透かし、毒ダメ稼ぎに使います。また、威嚇込みであればランドクラスの岩石封じをも身代わりが耐えるので、相手の展開防止にもなります。
- 羽休め
食べ残しに代わる回復技。高速再生技なので、ガルドなどと比べて火傷があまり痛くありません。羽休めを使ったターンは飛行が消えるので、電気、氷、岩のダメージを半減させます。
候補技
- ハイパーボイス
安定の一致技です。威嚇、鬼火、ゴツメなどの影響を受けず、反動が無いので球バシャやガブと相打ちになりません。また、エルフーンやグライオンなどの身代わり持ちにも強くなります。無振りでもガブを超高乱数二発と、火力も十分でしょう。確定欄はこの技。
- 捨て身タックル/恩返し
一般的にはこちらを採用している方が多いですね。捨て身タックルはギガインパクトを除く最高火力でCSメガゲンガー確1、恩返しでも209ガルーラは2発で落とせます。B<Dの多いフェアリーや瞑想スイクンなんかにはこちらの方が有効ですね。
持ち物
ボーマンダナイトで確定です。
努力値、性格
性格 臆病or陽気
努力値1 H196-B4-C12-D68-S228
実数値1 195-×-151-142-119-185
努力値2 H196-A12-B4-D68-S228
実数値2 195-167-151-×-119-185
H-B 威嚇込み陽気鉢巻ガブリアスの逆鱗耐え
H-D C252球バシャーモのめざ氷耐え
S S↓で準速キノガッサ抜き(=最速116族抜き)
AorC 端数
物理は威嚇込み陽気鉢巻ガブの逆鱗耐え、Dは球バシャのめざ氷耐え、Sは岩石封じを受けた後に準速ガッサ抜きとしました。
球ボルトのめざ氷耐えも考えましたが、電磁波を打たれるので先制羽休めができないこと、努力値の都合上から断念しました。
性格と端数は、ハイパーボイスを採用するなら臆病でC12、捨て身タックル/恩返しを採用するなら陽気でA12ですね。
ダメージ計算
全てトレーナー天国XYを使用しました。
- 与ダメ
ハイパーボイス
無振り(183-105)ガブリアス 49.1%〜57.9%(96.5%)
H252-D108(181-150)ナットレイ 34.8%〜41.4%
H252(227-150)クレセリア 27.7%〜33%
HD特化(187-189)メガフシギバナ 54.5%〜64.1%
H212D4(177-96)グライオン 55.9%〜66.1%
[捨て身タックル]
H4(181-120)メガガルーラ 67.9%〜80.1%←ゴツメダメ2回込で確定
B4(135-100)メガゲンガー 107.4%〜127.4%
H252(167-100)メガゲンガー 88%〜104.1%(25%)
H144B92(188-97)ニンフィア 81.3%〜95.7%
HB特化(207-183)スイクン 39.1%〜46.3%
H252B108(187-157)までのメガフシギバナ 100.5%〜119.7%
[恩返し]
H228(209-120)メガガルーラ 50.2%〜59.3%
H244B220(201-113)ニンフィア 55.2%〜65.6%
B4(135-100)メガゲンガー 91.8%〜108.8%(56.3%)
H252(212-115)ローブシン 102.8%〜121.6%
- 被ダメ
羽休め時の氷/電気/岩技のダメージは約半分にして計算してください。
[物理耐久]
威嚇込み/威嚇なしで計算しています
特化(194)メガガルーラ冷パン 75.8%〜92.3%/112.8%〜135.3%
特化(194)メガガルーラ捨て身 44.1%〜53.3%(31.6%)/66.1%〜78.9%
A252(182)ガブリアス逆鱗 56.4%〜67.6%/84.1%〜99.4%
特化(146)球ファイアローブレバ 28.7%〜34.8%/44.6%〜52.8%(18.8%)
A252(182)キノガッサ岩石封じ 28.7%〜33.8%/42%〜50.2%(特化は30.7%〜36.9%/46.1%〜55.3)
A252(197)霊獣ランドロス岩石封じ 20.5%〜24.6%/30.7%〜36.9%←威嚇があれば身代わりが93.7%で残ります。
[特殊耐久]
C0(95)クレセリア冷ビ 57.4%〜67.6%
C0(125)ポリゴン2冷ビ 73.8%〜88.2%(特化は102.5%〜121%)
C52(152)サンダーめざ氷 59.4%〜71.7%
特化(172)水ロトム10万 38.4%〜45.1%
C4(151)メガヤドラン冷ビ 90.2%〜106.6%(37.5%)
C252(177)化身ボルトロスめざ氷 90.7%〜109.2%(50%)
C4(191)メガガンガーヘド爆 42%〜49.7%
C252(222)メガゲンガーシャドボ/こご風 43%〜51.2%(6.3%)/80%〜96.4%
このように、低火力の冷ビ、めざ氷は羽休めで回復が追いつきます。
クレセの冷ビやサンダーのめざ氷に至っては、一発くらっても身代わりをはる余裕があります。
残念ながら、環境に半数存在するHCポリ2の冷ビは耐えられません。HCポリ2はほぼダウンロードなので、発動したら相手にするのは控えましょう。毒が入れば相手にもそれなりの負担になるので、流し際や身代わりがある状態のときに毒をいれて、裏に任せてください。
運用方法
基本的に有利対面を作り、後だししてくる物理受けなどを毒羽で嵌めていきます。電磁波をくらわないよう身代わりで透かしながら隙を見て羽休めで回復しましょう。羽休めにより、低火力の氷技は2耐えできるので、無理矢理氷技を受けることも可能です。
種族値と威嚇のおかげで、物理アタッカーとの打ち合いにも強いです。抜群をとられるにも関わらずガブと打ち合えるのは流石といったところでしょうか。
一方で、飛行技1ウェポンしか採用できないので、鋼には滅法弱いです。無理せず裏に任せましょう。ですが、型バレするまで相手は地震や大文字を警戒してくると思うので序盤のうちは強気に立ち回ってもいいかもしれません。
相性のいいポケモン
- ヒードラン
相性補完がよく、このボーマンダが苦手な鋼やフェアリーに強いです。瞑想ニンフィアに後だしから遂行できる眼鏡型をオススメします。
- 水ロトム
ヒードランでは補完しきれないマンムーや瞑想スイクンに強いです。鋼に対してもそこそこ強いのが嬉しいです。
参考BV
- ZFBW-WWWW-WWXE-3SXS
ボーマンダを受けにきたクレセに毒毒をいれ、電磁波を身代わりで透かし、そのままクレセを突破する、と理想的な動きができました。
認知度が上がってきている今ではここまでうまくいくことはないかもしれませんが、立ち回りの参考としていただければ幸いです。
終わりに
以上でこの育成論は終わりです。不自然な点がありましたら、コメントにて、指摘をお願いします。