はじめに
- 以下の考察は指定がない限り互いの個体値はすべて31であるとします。
- ORAS環境を想定しています。
- HABCDS等の略称を用います。
- メガシンカします。
オニゴーリについて
第三世代初登場のポケモン。
種族値は80-80-80-80-80-80と、All80。
残飯などを持たせ、特性「ムラっけ」により居座り、零度の試行回数を増やす害悪戦法が有名です。
ジャローダなどと相性がよく、通称ジャロゴーリとして猛威を振るっています。
また、さかさルールのスペシャルレートではジャロゴーリの組み合わせの使用率が一位を獲得し、
これから更なる研究が期待されるポケモンです。
今回紹介するオニゴーリは、上記のものとは全く異なるメガシンカしてから殴るアタッカー型です。
従来の残飯ムラっけオニゴーリとは全く仮想敵が異なるのでそれらの型が呼ぶポケモンに強めに出れるのが特徴です。
採用理由
- 凄まじい火力
大爆発の火力は凄まじく、1:1交換を狙うことができます。
- 素早さの高さ
メガオニゴーリはS100という速さから高火力の氷技で攻撃で攻撃できる貴重な存在です。
- 貴重な高火力物理氷
スキンやつあたり(おんがえし)はマニューラマンムーの追随を許しません。
- 相手の害悪読み
相手のポケモンに挑発を撃たれることもあります。PTにジャローダを入れる事で簡単に偽装でき、単純にバトルでの相性も良いので戦闘能力が高い構築になります。
進化前の特性について
むらっけは3/7の確率で下がってほしくないA/S/命中が下がってしまいますが、逆に3/7で上がってほしいA/S/回避も二段階上昇するのはおいしいところでもあります。
そして、害悪装えるという利点も小さくありません。
安定性を求めるなら精神力をお勧めします。
技構成
- 確定技
だいばくはつ
もともとの威力もさながらタイプ一致のスキン補正やA120という種族値から放たれるこれは、凄まじい火力で、1:1交換を容易に狙うことができます。
やつあたり / おんがえし
メイン技。スキンやタイプ一致補正などによって、大幅に威力が上昇されます。
これを切る理由はありません。
じしん
命中安定で広く範囲が取れる安定技です。
呼ぶヒードランに打て、サザンガルドも相手できます。
- 選択技
フリーズドライ
ギャラドスなどの水に強く出ることができます。詳しくは後ほど説明します。
こおりのつぶて
先制技。少し足りない火力を補うことができます。
また、タスキ持ちを安全に処理できます。優先度高め。
まもる
安全にメガシンカできる他、むらっけのターンを稼ぐことができます。
技スぺがきついので優先度は低め。
調整例
1.ようき物理型(基本)
性格:ようき
努力値:A252-D4-S252
実数値:155-172-100-126-101-167
A
全振り。おんがえしの火力が基本的に足りないので。特に後述するサンダーを意識するならできるだけ削りたくないです。
D
ダウンロード対策。ボルトロスやサザンドラも意識しています。
S
激戦区の100属なので最速
2.ようき物理型(ガッサメタ)
性格:ようき
努力値:H28-A212-B12-D4-S252
実数値:159-167-102-126-101-167
H
16n-1調整。
A
余り全振り。図太いサンダーへのおんがえしが低乱数になってしまいますがそれ以外は特に支障はありません。
B
いじっぱりテクニシャンキノガッサのマッハパンチ確定耐え。
D
余り4
S
激戦区の100属なので最速
3.むじゃき両刀型
性格:むじゃき
努力値:A180-C76-S252
実数値:155-163-100-150-90-167
4.むじゃき両刀型
性格:むじゃき
努力値:A252-C4-S252
実数値:155-172-100-141-90-167
技構成:上に同じ
HD
Dに下降補正を掛けても、C177珠ボルトロスの10まんボルトまでは耐えられるので、問題ないと判断し下げました。
C
3は76、4では4振りです。
3で76振ることで、201-121(H244-D4)ギャラドスを確定一発にできます。スイクンも超低乱数2です。しかしサンダーへのやつあたり(おんがえし)の乱数が変わってしまいます。
4ではギャラドス中高乱数1。スイクンは確定3発です。
A
3は残り、4は全振りです
フリーズドライについて
そもそもなぜフリーズドライが候補に挙がるかというと、
・現環境に多い残飯ムラっけオニゴーリが呼びやすく、威嚇が入ってしまう挑発ギャラドスを一発で即死ないし致命傷のダメージを与えられることができます。これが極めて大きく、相手を一体倒した後やメガシンカが割れた後でも、A下降に関係なく倒せることができます。
・同じく残飯ムラっけオニゴーリだと思って吠えるを入れる為に選出されたスイクンに対して詰むことが無くなります。(防御特化スイクンに対してだいばくはつが4割以上入るので、フリドラ連打でHPを6割近く削れば相討ち可能)
・ヤドラン、ウォッシュロトムで止まらなくなります。
総じて「水に強くする」際にフリーズドライを採用します。
相性のいい味方
ジャローダ
ゴツメもち物理受けにすることにより、オニゴーリの苦手な物理ポケモンをケアしやすく、
また前述したように相手の害悪ジャロゴーリ読みを誘うことが出来ます。
ヒードラン
オニゴーリが苦手な炎を無効、鋼を1/4にできて、呼ぶスキンハイパーボイスに耐性があります。毒まもならだいばくはつ圏内ではない耐久ポケモンに強く、ジャローダとの相性補完も優秀です。
ファイアロー
オニゴーリが苦手な格闘、鋼、炎を半減できます。フェアリー耐性があるのも優秀です。
ダメージ計算
与ダメージ
おんがえし(やつあたり)
212-121(H252-B4)メガガルーラ
(50.9%〜59.9%)確定2発
167-101(H252-B4振り)メガゲンガー
(76%〜90.4%)確定2発
参考程度に
こおりのつぶて (23.3%〜27.5%)と併せて超高乱数で倒せます
199-111(H252-B4振り)サザンドラ
(117.5%〜138.6%)確定1発
191-150(H204-B252+補正)サンダー
(88.3%〜104.5%)乱数1発 (50%)
これ以下の数値に調整しているサンダーは一撃で突破できると思われます
227-189(H252-B252+補正)クレセリア
(30.3%〜36.1%)乱数3発 (46.9%)
じしん
193-127(H212-B4振り)ヒードラン
(105.6%〜126.4%)確定1発
ほとんどのヒードランは確定1発
155-100(無振り)メガバシャーモ
(83.8%〜99.3%)確定2発
ちょうど確定耐えされてしまう。
等倍おんがえし≦抜群じしんなのを考えると、メガバシャーモクラスのポケモンを一撃で落とす為にはステロダメージ分くらい削る必要があります。
185-80(無振り)ドリュウズ
(87.5%〜103.7%)乱数1発 (25%)
だいばくはつ
325-62(B252+補正)輝石ラッキー
(104.3%〜122.7%)確定1発
175-171(B4振り)メガバンギラス
(105.1%〜124%)確定1発
187-192(防御特化)メガフシギバナ
(89.8%〜105.8%)乱数1発 (31.3%)
227-189(H252-B252+補正)クレセリア
(74%〜87.2%)確二
参考程度に
おんがえし(30.3%〜36.1%)乱数3発 (46.9%)と併せれば確定で突破可能
207-183(H252-B252+補正)スイクン
(41.5%〜49.2%)確定3発
こおりのつぶて
183-115(無振り)ガブリアス
(74.3%〜91.8%)確定2発
196-110(H252振り)ランドロス
(51%〜61.2%)確定2発[威嚇込み]
スカーフではないなら先制おんがえしで確定1発なので参考程度に
165-110(H4振り)ランドロス
(87.2%〜104.2%)乱数1発 (25%)[威嚇なし]
(60.6%〜72.7%)確定2発[威嚇込み]
無振りのスカーフランドロスに対してのダメージ。実際のスカーフランドロスは耐久に少し割いてると思われるので一撃は恐らく厳しいです。
被ダメージ
メガオニゴーリの実数値は物理面は全て155-100、特殊面は全て155-101
物理技
A216(特化)ランドロスのじしん
(79.3%〜93.5%)確定2発
A200(特化)ガブリアスのげきりん
(87%〜103.2%)乱数1発 (18.8%)
特殊技
C177(無補正全振り)ボルトロスの10まんボルト
90〜106(58%〜68.3%)確定2発
155-90(むじゃき)メガオニゴーリに対してC177ボルトロスの10まんボルト(いのちのたま込み)
83.8%〜98.7% 確定2発
C177(無補正全振り)ボルトロスの10まんボルト(いのちのたま込み)
117〜138(75.4%〜89%)確定2発
C177(無補正全振り)ボルトロスの10まんボルト(こだわりメガネ込み)
133〜157(85.8%〜101.2%)乱数1発 (6.3%)
C177(無補正全振り)ボルトロスのきあいだま
158〜188(113.5%〜134.1%)確定1発
殆どの一致等倍を強化込みで耐えます。
しかし、きあいだまなどの不一致120抜群技は実数値146から乱数圏内まで入ってしまいます。
参考程度に
C146からのきあいだま
132〜156( 85.1%〜100.6%)乱数1発 (6.3%)
最後に
最後まで見てくださりありがとうございます。
修正すべきところ、誤字脱字などがあったらコメントにてお願いします。