はじめに
・相手は6V(個体値最高)を前提とします
・補正=性格補正です
・HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さ はそれぞれ
H・A・B・C・D・Sという略称を使います
・ダメージ計算には「ダメージ計算機XY for ポケモン X/Y/オメガルビー/アルファサファイア (XY & ORAS)」を利用しています
採用理由
- ワイドガードで全体攻撃を防げる
- いかりのこなで電気、水アタッカーの攻撃を封じられる
- キノコのほうしで相手を確実にねむり状態にできる
- 低い素早さのおかげでトリル下で動きやすい
能力値
トリパメタ、トリパで運用することを考えて素早さ下降補正、素早さ最低値が理想です
主に水電気タイプアタッカーメタとして使うので、汎用性の高い特防特化とします
水タイプがサブウエポンとして搭載するれいとうビームを2発耐えられるようにもなれます
格闘半減のため物理アタッカーも意識できますが、防御に多少降っても確定数は変わりません
持ち物
たべのこし
耐久の安定性が向上します
対雨パなど居座ることが多いです
メンタルハーブ
ちょうはつ、アンコールを一度だけ無効にします
これらの技を呼びやすく、これらの技を受けると機能停止するので持たせれば相手の行動をさらに阻害できます
きあいのタスキ
読みを外した時の保険、どうしようもない相手への捨て駒として使いたい時に
タスキを発動させると本来呼べる電気格闘でもあっさり落ちてしまいます
また、メガリザードンYを出されるだけでタスキが潰れてしまう点には注意です
オボンのみ
確定数ずらしに
たべのこしと選択で
ゴツゴツメット
格闘技などを呼んでダメージを与えられます
防御がそれほど高くなく、受けられる回数はそれほど多くないです
技構成
ワイドガード
パラセクトを採用する理由の一つ、確定技です
本来苦手とするねっぷう、いわなだれの他ハイパーボイスなどを防げ、これらの技を大きく牽制できます
まもると違って連発可能です
ねっぷうを防げてもリザードンはエアスラッシュ、その他の炎タイプもオーバーヒートを搭載している可能性があるので過信は禁物です
いかりのこな
パラセクトを採用する理由の一つ、確定技です
半減の電気格闘タイプ、無効の水タイプを自分に向けさせられるため、それらのアタッカーを牽制できます
草タイプ、ぼうじんゴーグル持ちには効かないので注意です
キノコのほうし
パラセクトを採用する理由の一つ、確定技です
動けさえすれば確実に相手を眠り状態にさせられるので強力です
トリル下では相手より先に眠らせられます
こちらもいかりのこな同様草タイプ、ぼうじんゴーグル持ちには効きません
まもる
初ターンの様子見、ファイアローの牽制などあれば便利なシーンはそこそこあります
しかし攻撃手段を完全放棄することになります
ワイドガードを使った直後は失敗しやすくなる点には注意です
タネばくだん
選択攻撃技です
ウォッシュロトムなど水地岩タイプを意識するならこちら
シザークロス
選択攻撃技です
ジュカインなど草超悪タイプを意識するならこちら
攻撃技は無振りのためそこまでの決定力は期待できません
最後の一押しとして使う感覚です
モロバレルとの比較
草タイプ、キノコのほうし、いかりのこなを挙げれば真っ先に思い浮かぶのはレーティング使用率上位のモロバレルでしょう
- パラセクトの長所
・ワイドガードで全体技を牽制できる
・特性かんそうはだで水無効、雨で毎ターン回復
・草虫タイプのため地面1/4、エスパー等倍
- モロバレルの長所
・耐久種族値がパラセクトに勝る
・草毒タイプのためフェアリー半減
・一致毒技でフェアリーに圧力をかけられる
・特性さいせいりょくで、退くと回復
- パラセクトの短所
・特性かんそうはだで炎威力増、晴で毎ターンダメージ
・炎5倍、飛行4倍、虫岩2倍
特筆すべきなのはやはりワイドガードです
ダブルでは自分と味方両方の攻撃を防げる有用な技なので、採用理由として十分です
しかし、耐久種族値は物理特殊共にモロバレルより低く、やはり汎用性では見劣りしてしまいます
また、炎5倍、飛行4倍と、これらの技はめざめるパワーなどのサブウエポンでも耐えるのはほとんど期待できません
立ち回り
基本的にモロバレルとそこまで変わりません
無効にできる水タイプ、半減できる格闘電気タイプ、でんじはなどをいかりのこなで吸収します
安心して動けそうならキノコのほうしを撃っていきます
ワイドガードを持っているため、ねっぷう、いわなだれ、ハイパーボイス、じしんなど全体技を牽制できます
ちょうはつを撃たれるとほとんど動けなくなるので、素直に退くか、前もって読んで後続を繰り出すのが良いでしょう
相手もいかりのこな、ワイドガードを読んで手を変えてくるでしょうから、こちらも相手の動きを読んで上手く立ち回りましょう
いかりのこなにせよワイドガードにせよ読まれます
サポート用ポケモンなので相方は高火力のポケモンにして、早急に決着をつけるのが理想です
ダメージ計算
- 被ダメージ
C252補正なし いのちのたま ボルトロス 10まんボルト 23.9%〜28.7%
A252補正なし テラキオン インファイト 40.1%〜47.3%
C252補正あり キングドラ りゅうのはどう 32.3%〜38.3%
C252補正あり サザンドラ りゅうせいぐん 59.2%〜70%
C252補正あり メガサーナイト サイコキネシス 50.2%〜59.2%
C252補正あり メガサーナイト サイコショック 64.6%〜76%
C252補正あり ギルガルド シャドーボール 41.3%〜49.1%
C252補正あり ニョロトノ れいとうビーム 44.3%〜52.6%
C252補正なし ボルトロス めざめるパワー氷 33.5%〜40.7%
C252補正なし ゲッコウガ へんげんじざい れいとうビーム 65.8%〜79%
A252補正あり テラキオン いわなだれ 100.5%〜119.7%
A252補正あり メガハッサム むしくい 134.1%〜159.2%
- 与ダメージ
タネばくだん
H252 メガラグラージ 81.1%〜94.6%
H252 ウォッシュロトム 53.5%〜62.4%
H252B252補正あり スイクン 28.9%〜34.7%
H4 テラキオン 57.4%〜68.2%
シザークロス
H4 フーディン 123.6%〜146.5%
H4 メガジュカイン 75.3%〜90.4%
H252 ルンパッパ 62%〜73.7%
終わりに
パラセクトは種族値が非常に低く、よく不遇ポケモンとして挙げられますが、このように採用理由は大いにあります
今までここにも他の育成論が挙げられていなかったようですが、この育成論を読んでパラセクトを意識していただければ幸いです
耐久調整はしていないので、良い調整先がありましたら是非ご指摘ください