はじめに
さいくと申します。
まだ投稿されてない珠ゲンガーの鬼火型と最近何かと話題の素催眠ゲンガー(催眠術型)について考察していきます。
- 諸注意
- 理想個体前提。
- 略称有り。
- 非公式の言葉有り。
- 鬼火型
鬼火の強み
【擬似的な物理へのタイマン性能】
メガゲンの様に耐久が上がるわけでもタスキで相手の攻撃を1発耐えるわけでもないので鬼火を駆使してタイマン性能を増強する。
理想的な立ち回りとしては鬼火+珠祟り目で1匹処理して後ろのポケモンを道連れ。メガゲンと差別化はメガ枠を消費しない上、珠の方が火力が高いこと。
>>採用理由
1.対メガガルーラ
2.1-1交換要因
3.地面ノーマル格闘無効
4.フェアリーの一貫切り
5.鬼火撒き
構成
【ステータス】
性格:臆病
努力値:B44 C212 S252
理想個体:31-0-31-31-31-31
技:祟り目/気合球/鬼火/道連れ
持ち物:いのちのたま
配分意図:最速→珠ダメ+鬼火混み特化メガガルの不意打ち最高乱数以外耐え→余りC
【仮想敵】
- 鬼火+αで殴り勝てる
メガガルーラ/襷ガブ/叩かないマンムー
⇒先発で出てくるポケモンに強め
- 鬼火入れなくても倒せる
グライオン/バンギラス
☆一見仮想敵が少ない様に見えるが、上からの道連れによりメガリザYやメガクチートの様なメガ進化ポケモンを1ー1交換で持っていけて、早くて火力の高い霊格技は受けが難しいので幅広い範囲を潰せる。
【ダメージ計算】
★VSメガガルーラ
≪ダメ計≫
無振りメガガルに気合球
(74%〜113%)乱数1発(75%)
H180メガガルに気合球
(85%〜100.9%)乱数1発(12.5%)
ゲンガーに火傷A特化不意打ち
(75%〜90.3%)
ゲンガーにA特化冷凍パンチ
(71%〜84%)
≪立ち回り≫
鬼火ダメ×1+気合球でH実数値199までのメガガルーラを確定/鬼火ダメ×2+気合球でH実数値215のメガガルーラも確定となる為技を当てる前提であればいずれのメガガルーラもタイマンで勝てる。ちなみに鬼火が1度入った段階で203ガルーラは81%の乱数で落ちる。
ここからは当てられなかった場合を想定する。
1.鬼火外してレンチ当てられる
この時道連れで1-1交換を狙うか相手の交代or不意打ち読みの鬼火かの択となるが、この地点でのレンチは相手視点からして襷潰しor後の後だしけん制or凍り狙い合いの意味合いが強いので道連れがあるかもしれない、鬼火があるかもしれないのに突っ張ってくることは相手の構築がゲンガーが辛くない限りは考えにくい(メガ-非メガの1-1交換はメガを失った側が損であるから)為基本的にはここで鬼火が良いだろう。最悪突っ張ってきても鬼火が入る為後続で処理しやすい。ここで外したら台パン。
2.不意打ち撃たれて気合玉が外れる
ここは少し難しい局面だが、この地点で火傷を負っていること、この地点で不意打ちを選択していることを考慮するとメガガルーラは捨てが濃厚。ここで下手に交代して後続に鬼火ないし道連れによる1-1交換されると火傷を負ったポケモン+1しか残らず明らかに不利になるからである。なのでここは道連れ→気合玉あるいは後続で処理できそうならここで下げるのもアリ。
※これはリスクの釣り合いを考慮して立ち回りを考察している。つまり、結局相手依存になるのでこの立ち回りをすれば確実に役割を遂行できるという訳ではないが考え方の1つとして頭に入れておくと良いかもしれない。
★その他
- 与ダメ
無振りガブリアスに火傷時祟り目
(87%〜104%)乱数1発(31%)
H252砂時バンギラスに気合玉
(113%〜)確定1発
H252ヒードランに気合玉
(83.3%〜100%)乱数1発(6.3%)
- 被ダメ
A252ガブの火傷時岩石封じ
(17%〜21%)
A252ガブの火傷時逆鱗
(53.3%〜62.9%)
- 催眠術型
素催眠の強み
【ガルーラ入りへのメタ】
珠素催眠ゲンガーはメガガルーラと対峙した時に後だししつつアドバンテージを取れる数少ないポケモンである。
メガガルーラの主力技である猫/捨て身/地震/グンチを無力化し、雪崩/レンチ/ホンチを等倍で抑える為HPMAXの状態であればシャドボ/噛み砕くが無い限り(いずれも採用率は低い)1発は耐えることが可能。(ガルーラ時の肝すてみに注意)
そこでメガガルーラ対面で催眠術を撃つ。もし相手が気合玉を警戒して不意打ちから入ってきた場合次のターン確実に動けない為アドバンテージとなる。相手が後攻で攻撃してきた場合も1発は耐える。この時ガルーラ側はゲンガーを処理しにきてるので次のターン道連れを選択すれば非メガ-メガの1-1交換を行いアドを取れる。ドランなどに引いてきて当たった場合は珠祟り目×2で殆どのポケモンを処理可能。
纏め
- 不意打ちから入ってきた
⇒当たれば次のターン確実に動けない。外れても2回撃つチャンスがある。
- 後攻で攻撃してきた
⇒当たれば眠る為アドバンテージ。当たらなければガルーラでゲンガーを処理するという意思がある為道連れを押して非メガ-メガの1-1交換を行いアドを取る。
- 引いてくる
⇒2回こちらは攻撃できるので殆どのポケモンを処理可能。この時少なくともゲンガーにタイマンで勝てるポケモンを出してくるので、そいつをそのままゲンガーで処理してしまえば相手はゲンガーが受からないことが多々ある。
【その他の強み】
≪ラス1対面で逆転可能≫
お互いラスト1匹でゲンガーvs本来不利なポケモンの対面でも催眠術でワンチャン残すことが可能。感覚としてはクレッフィや化身ボルトの悪戯威張るのようなもの。
≪交代読み催眠≫
どう考えても相手は交代してくるだろうというタイミング(例えばスカガブが地震でロックされてる場合など)で打つ。ここで注意したいのはあくまで当たれば強いという話なので普通に攻撃した方が良いこともあるのでよく考えて打つこと。
≪起点作りポケモンの妨害≫
先発でステロ欠伸を撒いてくるカバ/ラグあたりに催眠を当ててしまえばかなりペースを掴める。例えばカバ対面では外しても無振り岩石封じ程度なら2耐えするしメガ読み地震打って来てくれてり挑発読みで交代してきたりするので催眠でアドを取れる場合がある。
△注意
ここまでで気づいて貰えた人も居るかもしれないが使用方法は一撃必殺とよく似ている。所詮は雷より低い60%で当たらなければ何も残らない技なのでとりあえず不利対面だ!と言って催眠術を打つのは建設的ではない。
>>採用理由
1.対メガガルーラ入り
2.1-1交換要因
3.地面ノーマル格闘無効
4.フェアリーの一貫切り
構成
【ステータス】
性格:臆病
努力値:CS252 H4
理想個体:31-0-31-31-31-31
技:祟り目/へどろ爆弾/催眠術/道連れ
持ち物:いのちのたま
配分意図:最速→ガルーラへのへど爆の乱数を上げる為ぶっぱ
【仮想敵】
- メガガルーラ入り
⇒メガガルーラが入っているパーティへのメタ要因。鬼火と違ってガルーラ対面で鬼火を受けられるポケモン(アロードランなど)やゲンガーの上を取れるポケモン(スカーフランドや化身ボルトなど)が出てきても催眠術を当ててしまえば無償で突破できるので、決まればガルーラ入りに対してそのままゲームエンドに持ち込む決定力を持つ。
【ダメージ計算】
- 与ダメ
H180メガガルーラにへど爆
(49.7%〜59.6%)乱数1発(99.62%)
⇒鬼火の様に定数ダメが入らない為、H振りガルーラには2回攻撃しなければならないケースがあるので気合玉より命中安定のヘドロ爆弾を採用
H252ニンフィアにへど爆
(81.1%〜96.5%)確定2発
⇒1撃では倒せないので相手の眼鏡サイコショックに気をつける
構築/実践
【構築】
こちらの球ゲンガーは絶妙に火力が足りないことがあるのでステロを撒いていく構築、蜻蛉ルでサイクルを回す構築に入れてやると力を発揮しやすい。他には単純にガルーラ入りが辛かったりタイプの一環を消したい場合の補完としても入ってくる。他には、細かいことだが明らかにメガする枠(ガルーラやクチートなど)を見せておくと勝手に襷と勘違いしてくれることもあるのでアドバンテージを得やすい。
【苦手な相手】
1.上を取って1撃で倒してくるポケモン
2.電磁波撒き
○解説
1:具体的にはゲッコウガやスカーフガブリアスなど。これらのポケモンのは何も出来ずに倒されるのでゲッコウガなどのもともと早いポケモンやスカーフを持っていることが多いポケモンの受け先は作っておくこと。
2:具体的にはポリゴン2や化身ボルトロスやナットレイなど。
こちらの方が早いので道連れを押しても電磁波されると機能停止するので電磁波をもっていそうなポケモンには気をつける。
○その他にタイマンで勝てないポケモンも多いが道連れで最悪1ー1を取れる。
【選出画面】
1.ガルーラ入りのパには積極的に出していく
2.相手にゲンガーより早いポケモンが居るかチェック⇒ゲンガーを出したい時はそいつを受けられるポケモンを用意
3.電磁波持ってそうなポケモンへの交代先を用意
【運用】
1.ガルーラとの対面を積極的に作る
2.選出で苦手な相手が出てきたら1-1交換を狙っていく
3.催眠型の場合は、ガルーラ以外には後に引いたら負けで道連れしても負けという場合に打つ。元々優勢なのに催眠術を打たない。
まとめ
- 鬼火型
⇒鬼火を撒くとこでタイマン性能増強。ガルーラ単体に強く出れる1-1交換要因。
- 催眠術型
⇒ガルーラ対面を作ればガルーラ含むその他のポケモンも倒せる可能性があって最後にワンチャン残せる1-1交換要因。
☆どちらもステロや蜻蛉ルチェンなどで削っておいてから出すと1-1以上のことができる。