- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の+-は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、orcaです。
受けループ第2段ということでエアームドを投稿させていただきます。
不要という声が多ければ削除します。
エアームドとは?
第2世代で登場した鋼飛ポケモン。種族値合計こそ低いもののその優秀なタイプとH65B140という高い物理耐久から主に物理受けとして使われてきました。
今回も従来通りの物理受けということでゴツメを持たせたゴツメムドーを紹介していきます。
採用理由
1.物理受け
言うまでもないエアームドの一番の役割です。文字のないガブリアスやメガガルーラ、ハッサムなどには積極的に出していけますがラッキーとは違いすべての物理を相手にできるわけではないのでそこはしっかり見極めてください。
2.ゴツメによるダメージ蓄積
耐性受けであるエアームドは等倍技を相手にするときなど再生技を使う回数が必然的に多くなり相手へのダメージを蓄積しにくいです。しかしゴツメを持たせることにより場に繰り出すだけで接触技相手にダメージを稼げるので攻撃回数が少なくても負担をかけることが可能です。
特性
今作で鋭い目が強化されたものの、吹き飛ばしも必中技となり利点が薄いので一撃技に強くなれる頑丈1択です。
持ち物
場に出すだけでダメージを稼げ、相手に負担をかけられるゴツメで確定です。
努力値、性格
性格は腕白、努力値はHB252,S4で確定とします。
エアームドは耐久がぎりぎり、むしろ足りていないレベルなので下手な調整をするよりも安定します。調整するとしたら挑発を持つときに準速ラッキーを抜けるS100振りあたりになりそうです。
実数値
ぶっぱ 172-100-211-×-90-91
S調整 172-100-198-×-90-103
技
確定技
- 羽休め
優秀な高速再生技。ゴツメダメージを稼ぐためにも必須です。使うと耐性が大きく変動する点には注意してください。技マシン。
選択必須技
- ドリル嘴/フリーフォール
攻撃技。使う余裕があるときに使う程度の技ですがないと意外と困ることが多いのでどちらは必須です。ドリル嘴はすべての相手にダメージを与えられる、フリーフォールは200kg以上の相手にはダメージを与えられないものの2サイクル目で毒になった自分より速い特殊が後だししてくる際に使うことで蓄積を増加させられるという利点があるので好みやパーティーに合わせて選択してください。遺伝技/技マシン。
優先技
- ステルスロック
相方の特殊受けかエアームドのどちらかには必須の技。ほぼ全てのポケモンにダメージを稼げるので非常に優秀です。前作教え技、今作遺伝技。
選択技
- 吹き飛ばし
積み技に対する牽制。ステロと合わせたダメージの蓄積も狙えます。遺伝技。
- 挑発
受けとしては比較的速い素早さから相手の受けを封じ込めたり後だしをしてくるポケモンの補助技(ロトムのトリック・スイクンの瞑想など)を制限できます。技マシン。
- 毒々
後だしをしてくるポケモンへのダメージソース。フリーフォールとの相性が良好です。技マシン。
- 守る
様子見や毒ダメ稼ぎに。技マシン。
- 鈍い
終盤、相手に物理しか残っていない場合にタイマン性能を底上げします。素早さが落ちるため回復が後攻になってしまう点には注意。遺伝技。
- 鉄壁
ローブシンへの後だしや終盤の抜き性能を意識した場合に。前作教え技。
ダメ計
まだ環境が安定していないのでメジャーそうなものだけ載せておきます。
また与ダメはダメージに期待できるほどのものでもないので必要最低限に留めさせていただきます。
- 与ダメ
[フリーフォール/ドリル嘴]
H4(136-100)キノガッサ
→100%~123.5%/省略
H252(187-135)メガへラクロス
→ 53.4%~66.3%/72.7%~89.8%
H4(161-85)ウルガモス
→52.1%~60.8%/67%~79.5%
H4(184-115)ガブリアス
→16.3%~19.5%/21.7%~26%
- 被ダメ
[物理]
特化(194)メガガルーラ噛み砕く
→16.3%~19.5%
特化(200)鉢巻きガブリアス逆鱗
→27.9%~33.1%
特化(204)バンギラスエッジ
→31.9%~38.3%(94.6%)
特化(112)力持ちマリルリアクテ
→31.9%~38.3%(94.6%)
A252(181)テラキオンインファ
→33.7%~40.6%
特化(244)メガガブリアス↑↑逆鱗
→45.3%~54%(44.5%)
特化(172)力持ちメガクチート炎の牙
→46.5%~55.8%(76.2%)
A252(197)適応力メガルカリオインファイト
→50%~59.3%
特化(146)ファイアローフレドラ
→55.8%~66.2%
[特殊]
特化(194)サーナイトムーンフォース
→33.7%~40.1%
C0-(72)メガガルーラ大文字
→39.5%~46.5%
C0-(90)ガブリアス大文字
→48.8%~58.1%(98%)
特化(178)眼鏡ヌメルゴン流星群
→62.7%~74.4%
特化(172)ミトムボルチェン
→88.3%~104.6%(25%)
相性のいい味方
- ラッキー/バンギラス
いわゆる特殊受けです。ラッキーはほとんどの特殊を任せられる安定感、バンギラスは砂ダメやステロによりダメージを稼ぐことができエアームドが苦手な物理であるファイアローに強い点が持ち味です。
- ヌメルゴン
他の特殊受けのポケモンと違い広い攻撃範囲と火力を持ち合わせているため相手のサイクルを素早く崩すことが可能です。一方で眠る以外の回復技を持たないため運用は少しシビアになります。
運用
同じ受けループのポケモンの運用なのでラッキーの育成論から抜粋している箇所がございます。ご了承ください。
エアームドの役割は基本的に物理ATを消耗させ場合によっては落とすことなので受けられると判断した相手には積極的に繰り出していけます。繰り出したあとは余裕をもって羽休めをすることも大切ですが下手に使うと相手の特殊ATの無償降臨を許すのでそこを読んで毒々を撃っていくなどのプレイングも必要となります。
受けループとしての運用は、一般的な受けループなので物理にはムドーを特殊にはラッキーやバンギラスなどの特殊受けを投げ、定数ダメを稼ぐことで相手の消耗を狙っていきます。あまり対策をしていないパーティーであれば思考停止の安定行動をしているだけで勝てるので非常に強力な構築といえるでしょう。
ただ実際には積み技や両刀・影踏みなど受けループの対策方法はいくつかあり何らかの対策をほとんどのパーティーはとっているため思考停止で勝つのは厳しいです。また、エアームドはタイプ受けであり全ての物理を受けられるわけではないので、もう一体物理受けを採用したり受けループ自体に強いポケモンへのメタも果たせるポケモンを採用する必要があります。
最後に
いかがだったでしょうか?
一時期ほどの勢いはなくなってしまったものの、接触物理技が多い今の環境ではゴツメムドーは動きやすいです。またパーティーにいるだけでガブリアスやガルーラといったトップメタに圧力をかけらるため見せ要因としても優秀であり、それらのポケモンが重い場合は受けループ以外での採用も可能かと思います。扱いやすいポケモンではないですが種族値以上の動きをしてくれることは間違いないので是非使ってみてはいかがでしょうか?
最後まで観覧いただきありがとうございました。