はじめに
こんにちは、ななみと申します。
前回のペルシアン、読んで下さった方ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
今回は再びトゲデマルです、育成し直してこの型も使いやすいのでは?という違う結論に達したので投稿に至りました。
※2回目の投稿なのである程度細かい事は省いていきます。
前回のおさらい
前回はこちら
(育成論サンムーン/352)
頑丈により襷持ちのような状態で持ち物を持たせる事が出来る
地面を非常に誘いやすいので弱点保険と起死回生で強引に突破する
といった内容でした。
技構成
- 確定技
なげつける
アンコール
ねがいごと
これは確定です。
選択肢と運用法については後ほど。
特性
行動保証の持てるがんじょう確定です。
努力値
HS252B4
172/118/84/×/93/162
特に調整せずにぶっぱで良いかと。
ねがいごとはねがいごと使用者のHPの半分の値を回復する仕様なのでH252が妥当です。
持ち物
でんきだま
コンセプトなのでこれで確定です。
運用法について
端的に言うと
- でんきだまをなげつけて麻痺撒き
- ねがいごとまたはアンコールをして退場
- 後ろの積みアタッカーが安全に積み全抜きを目指す。
これを頑丈の行動保証の下確実に行います。
当然ですがアンコールは起点回避の役目もあります。
- 何故ほっぺすりすりがあるのにわざわざでんきだまをなげつけるのか
答えは1つです。
地面タイプに麻痺が入るからです。
前回弱点保険を使う事で地面を道連れに持ち込む事を目指していましたが、やはり役割放棄は役割放棄でした、決まれば破壊力はありましたが…
しかし、やはり地面に対しても起点作りを成功させる方がパーティ全体のバランスを保ちやすいです。
前回の時点では閃いていなかったのですが、そもそも地面に対して麻痺を通す術が1つだけありました。
それがでんきだまを投げつけるという方法です。
これによりガブリアスを筆頭とした地面を呼びつつ麻痺を通す事が出来る事となり、役割の遂行が格段にしやすくなります。
地面に対して麻痺を撒け、ねがいごとやアンコールを持った上で特性が頑丈の起点作りが起点作りとして優秀でない訳がなく、かなりの成功率で万全な盤面を残して後続に託す事が出来ます。
起点作りらしきポケモンがトゲデマルに一任されていそうであれば地面を選出していれば起点作りは失敗するという先入観から甘んじた選出をしてしまうという事も恐らくあるのでしょうね。
堂々と地面が慢心して突っ込んできます。
差別化について
まず頑丈持ちでなげつけるが出来るポケモンにボスゴドラ、ゴローニャなどがいますが、Sの差、ねがいごと、アンコール、とんぼがえりなどで容易に差別化出来ます。
あとは「地面にも麻痺を撒けるポケモンに襷を持たせたもの」との差別化ですが、命中難の痺れ粉を省くと実質必要なのはジャローダのみです。
- ねがいごとについて
前回かなり微妙な立ち位置にしていましたが、今回は確定欄まで上げています。
アンコールと挑発の差はありますが差別化としては個人的にはまだ少し薄めです。
そこで、ねがいごとでさらに差別化します。
具体例としては、
後ろの襷ガブリアスの襷の保持を狙いつつ剣舞を積む
カイリューのマルチスケイルの保持を狙いつつ竜舞を積む
磨耗しがちなポリゴンZやギャラドスをHPフルの状態で2匹目以降に臨む
など。
これらのねがいごとの方が扱いやすいと言えるポケモンを使う事でジャローダとの差を強調します。
襷自体の競争率の差も大きそうですね。
採用理由
起点作りです。
麻痺撒き+アンコール+願い事の並びが欲しい場合に採用します。
選択肢
- ほっぺすりすり
対面の地面が引き読みで地震を使わずステロ等をする事があり、それをアンコールで流す際に後ろに麻痺を入れたい場面が多いので使う機会は多めです。
これがないとバシャーモ等守る持ちへの麻痺撒きも怖くなったりするので、結局同時に入れていると便利です。
役割重複で不合理的に見えますが有用です。
- とんぼがえり
交代技です。
ギャラドス対面でメガ進化を誘いつつ逃げたり、マンムー対面で襷を潰しつつ後ろからギャラドスを出したり、単純に願い事やアンコールの後的確に交代する事が出来るので使い道は多めです。
- びりびりちくちく
唯一のウェポンです。
肝心のギャラドスが落ちないので正直ほぼ視野外なのが現状。
- リフレクター
光の壁がないのが厳しいところです。
地面への交代読みで使う意図も今回はないですし優先度は低め。
カバルドン等の麻痺があまり有効ではないポケモンに対しては欲しいかもしれません。
- ニードルガード
対面が居座りたくないとボルトチェンジやとんぼがえりを選択してきそうな場合にねがいごとをする事で頑丈を回復する役目やねこだまし対策になります。
- きしかいせい
役割放棄気味に火力を出せるウェポン。
余裕こいてステロを撒いたバンギラスをアンコールで流し後ろのドリュウズを…なんて夢物語も見られるかもしれません。
弱点保険がないと火力はあまり出ません。
相性の良い味方
ギャラドス、襷ガブリアス、ポリゴンZ、カイリュー、メガリザードンXY、オニゴーリなど。
対面が地面、格闘、炎になりがちなのでそこを起点にしやすいポケモンが理想的です。
ポリゴンZは上から耐久を上げられる面で相性が良く、自己再生連打でのハメゲーにも持って行けます。
相手が起点阻止の吠える持ちである可能性も考慮すると、殴りながらステータスを上げられるウルトラビーストも後ろに置いておきたさがあります。
苦手な相手
- 型破り持ち
メガギャラドスは向こうも相手したくないハズなのであまり当たる相手ではないですが、ドリュウズは意気揚々と出て来る事でしょう。
- その他麻痺無効
地面タイプには麻痺が通るようになりましたが、電気タイプやカプ・レヒレは依然として面倒なままです。
メガフシギバナで広く見やすいです。
- 先制技、連続技持ち
麻痺撒きの後の願い事を遂行させてくれません。
マンムーやメガルカリオ、メガメタグロス、メガガルーラなどがこれに該当します。
- トリックルームメインのパーティ
麻痺を入れたところで意味がないです。
根本的に選出する意味がないので選出しないでください。
これらについては他のポケモンで分厚く対策してください、対策の仕方は使いたい積みポケモン次第なので各々の判断でお願いします。
また、これらがパーティにいる場合無理に先発にこだわらないでください。
明らかに起点を作る事に長けたポケモンなので、相手はかなりトゲデマル先発を警戒して選出しやすく、そこを逆手に取る事も視野に入れないと勿体無いです。
もし一貫するのであれば容赦なく先発でぶん投げましょう。
ダメージ計算
頑丈で耐える事が前提、なげつけるも襷潰しにしかならず与ダメも記載する事がないのでかなり割愛します。
被ダメの重要なものだけ記載しておきます。
・耐久指数
物理14448
特殊15996
Hに252振ろうともペラペラである真実は揺るぎないです。
一応耐性のおかげで強い相手には強いです。
C252ラティオスのメガネ流星群
41.8〜48.8%
C極振りポリゴン2C↑
トライアタック
33.1〜38.9%
10まんボルト、れいとうビーム
25〜29.6%
C252カプ・コケコの珠10万ボルト
45.3〜53.4%/乱数39.8%
珠ボルトチェンジ
35.4〜42.4%
A252カプ・コケコの珠ワイルドボルト
57.5〜68%
C252デンジュモクの10万ボルト
35.4〜41.8%
極振りパルシェンのA2↑つららばり
15.6〜19.1%
さすがに少ないですかね…?
コメントでの指摘や追々気になる計算を思い付いたりがあれば記載しておきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
パッと見だと魅力が伝わりにくそうなのが結構不安ですが…
元々これはトゲデマルを改良しようという目的ではなく「でんきだま投げガブリアスと同じような起点作りを頑丈持ちがやれば確実性があるから強いのでは?」という発想から育てられたポケモンでした。
起点作りに適する技を多く持つトゲデマルに白羽の矢が立った訳ですね。
一瞬名前が出ましたが、ボスゴドラででんきだまを投げつけてステロや吠えるを使っていくのもなかなか良さそうなのでそちらも詰めてみたいところです。
気になった方は是非育ててみてください、地面に無効にされなくなるだけで起点作りの成功率は想像以上にグッと上がります。
読んで下さった方ありがとうございました!