カミツルギじゃないので初投稿です。
はじめに(そして諸注意)
- はじめましての方ははじめまして。そうでない方もはじめまして。4回目の育成論になります、高松です
- この論に出てくるポケモンは全て理想固体を想定しています
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用させていただきました
- 一般的であり、調べればわかる程度の漢字表記、略語等を使用します。
- なるべく見やすくなるよう努力しましたが、初投稿のため見やすさに問題があるかもしれないです。もしそのようなことがあればコメントでご指摘お願いします
- ランク変化は+-で表記します
- その他不備や質問等ございましたら、コメントの方でお願いします
アローラガラガラの概略、また単体性能においての採用理由
- ガラガラ:炎、霊タイプ 特性:呪われボディ、避雷針、石頭
- 種族値:60-80-110-50-80-45 合計425
合計が低めながらもあまり無駄のない種族値配分、そしてAを倍にする専用チートアイテム太い骨の存在により、鈍足物理アタッカーとしての運用が多いです。元々の地面単タイプに比べ、炎霊という耐性に優れた複合タイプ、そして一致120技のフレドラや専用一致安定技のシャドーボーンまで貰ったことでS1ではレート使用率トップクラスを直走っていました。
その一致フレドラは圧巻の威力。どれくらいすごいかと言うと無振りカミツルギのZリフブレに匹敵する火力になります。
また特性:避雷針により電気タイプが無効。元々あった火、氷、格闘耐性と合わせることでメジャーな電気タイプのサブウェポンを封殺してることが多く、電気タイプに対して非常に強く出ることができます。
以上の強みからガラガラ自体の採用理由として
- 低速高火力を活かしたトリルエース
- 耐性、火力を活かしたサイクルパーツ
のどちらかになります。
今回はタイトルにある通り、サイクルパーツとしてのガラガラを考察していきます。
特性、持ち物について
- 持ち物:太い骨
- 特性 :避雷針
まず持ち物はこれ以外考えられません。
次に特性ですが、今回は電気技に後出しができることがサイクルパに組み込む場合において大きなメリットとなるため避雷針で確定とします。ここの二点はこれ以上考察の余地はないと考えています。
なぜ陽気最速なのか?
さてサイクルパに組み込むガラガラの性格には、基本的に意地っ張りか慎重が採用されます。それぞれの利点、欠点は
- 意地っ張り
利点:圧倒的な火力により交代先へ大きな負荷をかける
欠点:耐久にあまり振らなくフレドラの威力も高いため消耗が早い
- 慎重
利点:耐久を振っているため、多少の役割破壊を受けても役割を遂行できる
欠点:耐久調整が崩れるためフレドラを選択しにくい
となります。慎重にしてもフレドラを打てば消耗が激しく、またS1のコケコに散見された珠+めざ地面のように役割破壊技に火力上げ要素を合わせられると思うようにサイクルを回せなくなります。
総じてガラガラはサイクルを崩壊させる力は強いが、消耗が激しいというのがわかると思います。つまりガラガラをサイクルパに組み込む場合、こちらの消耗よりも先に勝利する必要があります。ではなぜ陽気なのか?
サイクル戦の決着は
- 受けが完璧に成立し突破手段がなくなる
- 消耗や瀕死により受けが成立しなくなり一貫をとられる
のどちらかになります。意地っ張り、慎重ガラガラは交代先に負荷をかけることで裏のポケモンで一貫をとることが主な使い方となります。ですが陽気最速にすることで純粋に役割対象、上から縛れるポケモンが増加。自身も一貫を取りに行く立ち回りができるようになります。つまりガラガラ選出時の勝ちパターンが一つ増加します。これが陽気最速の最大の利点です。
ガラガラの最速実数値は106。無振りからここまでの間には
- 無振り、4振り50〜80族
- 準速ラッキー抜き(準速50族抜き)
といったメジャーな調整が非常に多く、またその調整をしてるポケモンの中にはメガハッサムやギルガルド、バルジーナにポリゴン2等本来であれば上から抜群を取られて落ちる相手や高速回復技により消耗させても縛れてなかった相手が多くいます。これらを上から縛る、有利対面と思わせておいて奇襲するといった行動ができるのが陽気の最大の利点になります。
ただしあくまでS振りが活きてくるかは相手のSの振り方次第になります。当然ASぶっぱのメガハッサムも存在しますし、準速60族も抜くことはできません。ですがそこまでSに振った個体は現環境にほとんどいないと判断したため、この型が有効であると思い投稿と相成りました。ハッサムやガルドに絶対に勝てる!という型ではないということだけは頭の隅に入れておいてください。
また、個体数が減ったS2ではあまり見られませんがミラーに負けなくなります。タイトルの最強はここから来ており、あくまでガラガラ同士のタイマンで最強であることを意味するんだと理解していただけると助かります。
技構成
- 確定技
- フレアドライブ:タイプ一致最高打点です。外す理由がありません
- シャドーボーン:反動がない、通りがいい、威力に追加効果も優秀なド安定専用ウェポン。同じく外す理由がありません
以上が確定となり、残りはパーティによって選択して下さい。別にフレドラとシャドーボーンの2ウェポンでも十分戦えますし、フルアタでも強いので変化技、攻撃技問わずの選択になります
- 選択技
- ホネブーメラン:襷貫通。相性補完のいいサブウェポン。グラスフィールドで半減にならないためブルルドラン、ブルルドヒドイデのような構築に強く出ることができます。命中90がたまにキズ
- じしん :命中安定の地面技です。S1では多かった木の実ベトンの木の実を発動させずに一撃で持っていくという強みがありましたが、今では優先度低め。
- かわらわり :霊と相性のいい格闘打点。サイクルパにとって忌まわしい存在である壁を割ることができます
- 岩封雪崩エッジ:リザやガモスへ大きな打点となるほか、マンダを呼ぶのでその交代読みとして。ちなみに流し際に岩封を打つと実数値162(準速110族、最速96族)まで抜くことができ、うまく当てるとミミッキュも無償突破します
- はたきおとす :過去作でカラカラに覚えさせ、連れてきてから進化でやっと使える技。受け出し相手に刺さりやすいですが威力や通りは微妙
- おにび :交代で現れる地震持ち物理アタッカーによく刺さります。アドを取りやすい技
- どくどく :交代で現れる物理受けに刺せる技。積む余裕の少ないサイクル戦で受けを突破するのに便利
- 身代わり :カグヤやナットレイの様子見守るや、相手が大したことのないサブウェポンで突っ張ってきた時に爆アドが取れます。ですがただでさえ早い消耗がもうマッハ。ヤバい。
- ほろびのうた :サイクルパの天敵積み構築、とりわけバトンパを流すことができます。今環境にいるバシャとイーブイのどちらにも居座れるのでそこそこ有用です
努力値調整
H:0 A:252 B:0 C:- D:4 S:252
S:最速
H-B-D:欲しい分だけ
A:余り
確定欄では純粋なぶっぱにしていますが、「正直火力は十分だ、消耗を抑えたい」という方はH-B方面やH-D方面を調整し残りをAとしてください。以下に調整先を載せますが、フレドラの消耗が激しいため調整が生きることは少なく、あくまでどうしようもない時に活きるかもしれない調整であることを頭に入れて調整してください。純粋にフレドラの消耗を抑えたいだけの方は欲しいだけHに振り、残りをAとしましょう。記載されてないもので有用そうな調整が見つかればコメントをお願いします
- H-B方面
H 12-B 0:メガルカリオの地震、エッジ耐え
H204-B 0:メガマンダの捨て身、メガリザXの逆鱗耐え
- H-D方面
H108-D 0:臆病コケコのめざ地2耐え、控えめドランの大地耐え
ダメージ計算
※とりあえず確定欄で計算しています
※追加してほしい計算があればコメントお願いします
※()内は乱数の%です
☆与ダメ
- フレアドライブ(180)
補正有H252B252バルジーナ→ 48.3%〜57.1%(92.6%)
補正有H244B252輝石ポリ2→ 39.7%〜47.6%
H252メガハッサム→ 253.1%〜300.5%
H252ギルガルド→ 125.7%〜148.5%
H252カプ・ブルル→ 150.2%〜177.4%
補正有H244B252テッカグヤ→ 103.4%〜122.1%
- シャドーボーン(127.5)
B4ガブリアス→ 59.5%〜71%
B4バシャーモ→ 89.6%〜106.4%(37.5%)
補正有H252B252クレセリア→ 59%〜71.3%
補正有H244B236メガヤドラン→ 50.7%〜60.6%
H252ミミッキュ→ 156.7%〜185.1%
H252ギルガルド→ 91%〜107.7%(43.8%)
H252ヒトム→ 63.6%〜75.1%(オボン込み確定2)
威嚇込み補正有H244B252ギャラドス→ 28.8%〜34.8%
補正有H252B252スイクン→ 33.3%〜39.6%
- ホネブーメラン一発(50)
補正有H252B252ドヒドイデ→ 28%〜34.3%
H252ヒードラン→ 80.8%〜96.9%
- がんせきふうじ(60)
H4メガマンダ→ 47%〜56.4%(84%)
B4メガリザX→ 58.8%〜70.5%
B4メガリザY→ 159.4%〜188.2%
- ストーンエッジ(100)
H4メガマンダ→ 78.8%〜92.9%
B4メガリザX→ 99.3%〜117.6%(93.8%)
★被ダメ
A252メガルカリオの地震→ 84.4%〜100.7%(6.3%)
補正有A252メガハッサムのバレパン→ 21.4%〜25.9%
補正有A252ミミッキュのシャドクロ→ 71.1%〜84.4%
無振りテッカグヤのヘビボン→ 23.7%〜28.1%
無振りドヒドイデの熱湯→ 48.8%〜59.2%(97.3%)
C252レボルトの悪波→ 87.4%〜103.7%(18.8%)
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ダメ計中にシャドーボーンとシャドーボールが似ていてイライラした上そのせいでシャドーボーンをシャドボと呼べないのでシャド骨(ボネ)って呼び方を定着させてくれると助かります。