はじめに
- HABCDSなど、他育成論で使われている略称などを使います。
- 本育成論はトリル始動役のミミッキュではなく、トリルを搭載することで単体性能を高めた型となっています。ご容赦を。
- 考察のため、技構成持ち物努力値振り分け全てこれ一択、といったものではありません。本育成論を読んで自分なりに調整するのをお勧めします。
加筆及び修正
2/26 全体的に修正
2/28 ダメ計、相性のいい味方、少し加筆
概要
トリックルームを単体の切り替えしに搭載したミミッキュです。
高速帯が多い相手(バシャテテフ)や、Sを上げて突破を図るポケモン(パルやニトチャ)への対策になります。
しかしその一方で、剣舞、じゃれ、シャドクロ、いずれかを切らなければいけなくなります。それらを選択するメリットなどを考察するものとなります。
技選択
- トリックルーム
本育成論の根幹。概要に書いた通りです。
- かげうち
ミミッキュの単体性能を押し上げてる技と言っても過言ではないと思ってます。
ある程度耐え調整をしてるため、トリル後に上から先制技を放つ相手に対し、下から先制技を打てるのは思ったより強いです。
- 剣の舞
ミミッキュは本当に火力がないポケモンで、剣の舞かZでの補正を前提としているところがあります。トリルターン内に役割を果たすためにも、簡単に数値受けで止まらないためにも、自分は基本的に絶対採用します。ただし、じゃれつくかシャドークローを切るというのは本当にきついものがあります。Zでの役割遂行だけで済ませるというなら、役割範囲を広げるために切るという選択肢もありかと。
- シャドークロー
鋼、炎、クレセリアへの打点。環境ポケモンに対して等倍を取りやすいです。無いときついと感じる場面は多分にありますが、自分のPTは他のポケモンで鋼に厚くしているので、やむなく切ってじゃれつくにしてます。
- じゃれつく
シャドクロの威力が70なのに対し、こちらは90。純粋に威力の差があるのと、環境のポケモンに対し抜群を取りやすいです。ただZを使った後テテフに勝てない、炎鋼の起点になる、などデメリットも大きいです。自分のPTと相談してシャドクロじゃれは選択しましょう。
実数値
151-156-101-x-128-125
HBD-調整
A-ぶっぱ。これでも火力足りないレベル。
S-単体性能高めるため、最速カグヤ、最速バンギ抜き(最速ガルドや準速メガバンギ抜き抜き。いるいないは別として、ここまで抜いてれば中速帯は制せるだろう、という主観。あと1伸ばしたいならDからかと)
一般的にこの抜きラインで調整しているポケモンがいるのかはわからないです。いないならBに回してミミッキュへの後出し性能高めた方がいいかも。情報求ム。
無振りだと116。最遅だと90(無振り70族と同速)。
自分はシャドクロ採用の場合はカグヤとガルドを100%抜いているこの型。じゃれつく採用の場合は余りこのSラインは役立たないと感じたためHAで使ってます。
持ち物
- Z
剣舞ZでH振りぐらいは飛ばせる。特化だと2剣舞Zでないと飛ばない。
珠シャドクロでなければバシャテテフは舞わないと飛ばせないため、採用。
- 襷
トリル始動要因を強めるならこちら。ばけのかわを盾にトリル→エース→クッションポケモン→襷を盾にトリルで捨て→エースといった動きが出来る。
ただ、近頃はダメージ天候やステロ要因の増加、ゴツメがちょくちょくいるため、本育成論の単騎性能という面では噛み合わないため不採用。
- 珠
調整が台無しになるので、こういった調整しつつ狙った動きを通す型には不向き。
じゃれ影うちでコケコを持って行けるのは魅力だが、この型ならトリルZでよい。
ただ、剣の舞を使わずに突破力と範囲と早めに退場できるようになるため、ぶっぱでトリル搭載するならあり。
与ダメ(努力値で書いてます。特化は補正有ぶっぱ。上下矢印はランク変化。%の後ろの()は瀕死率)
- 霊Z(威力140)←シャドークローの2倍。かげうちの3.5倍
→無振りバシャ 87.7%〜104.5%(12.5%)
→無振りリザY 83%〜98%
→H4ウルガモス 90%〜106.8%
→B4ガブリアス 57.9%〜68.8%
→B4コケコ 80.6%〜95.1%
→HCガルド 87.4%〜104.1%
→HCメガバナ 46.5%〜55%
→H212B4ランド 39.2%〜46%(威嚇込
剣舞後1↑ 86.9%〜102.6%
→H252B4ナット 45.3%〜53.5%
→特化ヒートム 45.8%〜54.1%
→特化カグヤ 35.7%〜42.6%
- 妖Z(威力175)←じゃれ(90)の約2倍
→B4テテフ 110.3%〜131%
→無振りバシャ 110.3%〜130.3%
→H4レボルト 110.3%〜130.3%
→B4コケコ 100%〜118.6%
→B4メガルカ 97.9%〜115.8%
→B4マンムー 82.7%〜97.2%(影うち19.4%〜23.2%)
→H4メガガル 71.2%〜84.5%
→無振りリザX 77.1%〜90.8%
→B4ドリュウズ 51.3%〜60.5%(影うち23.2%〜28.1%)
→1↓B4パルシェン 92%〜108.8%
→HAsブルル 64.4%〜76.2%
→特化バンギラス 84%〜99.5%
→特化スイクン 40.5%〜48.3%
→特化レヒレ 47.4%〜56.4%
→特化カバルドン 39%〜46%
→特化ポリ2 34.8%〜41.1%
剣舞2回後4↑ 103.1%〜121.8%
- じゃれつく
→B4ガブ 75.4%〜89.6%(影うち16.9%〜20.2%)
→H4マンダ(威嚇込)42.1%〜50.2%
- 影うち
→H4ミミッキュ 54.9%〜65.6%
影、じゃれは他育成論でもよく書かれてるはずなので簡易。こいつらに対する〇〇の与ダメが欲しいというのがあれば、コメントお願いします。
被ダメ
- 物理
→特化ミミのシャドクロ 80.7%〜96.6%
.2↑影うち 92.7%〜111.2%(SをBに回せば 87.4%〜103.3%)
→特化バシャのフレドラ 84.1%〜99.3%
→陽気マンムーの地震 67.5%〜80.1%
特化珠ンムーの地震 96.6%〜114.5%
→特化ガブの地震 74.1%〜88%
→特化ランドの地震 80.1%〜95.3%
→特化メガガルの地震 48.3%〜56.9%(子12.5%〜15.2%)
→一致イカサマ 72.1%〜85.4%
→陽気メガルカのバレパン 79.4%〜95.3%
→陽気メガメタのバレパン 76.8%〜91.3%
→陽気メガギャラの1↑滝 92%〜109.2%(S→Bで85.4%〜101.3%)
- 特殊
→特化テテフのキネシス 78.1%〜93.3%
ショック 89.4%〜105.2%(S→Bで82.1%〜97.3%)
→臆病メガリザYの放射 84.1%〜99.3%
→臆病コケコの10まん 58.2%〜69.5%
シャイン 34.4%〜41.7%
→臆病レボルトの10まん 51.6%〜61.5%
→特化ウルガモスの文字 66.2%〜78.1%
→C4ドランのマグスト 44.3%〜52.3%
→C4レヒレのムンフォ 32.4%〜38.4%
→無振りキュウコンの吹雪 33.7%〜39.7%
→臆病サザンドラの悪の波動 41.7%〜49.6%
相性のいい味方
- ガルクレセドラン
重いバシャテテフを一体で返し、ガルがきつい高速格闘をトリルで仕留める。
- バシャナットサンダー
バシャで突破できないS上がるポケモンは大体このポケモンで倒せるか有利に持ってけます。
- 鈍足サイクル向けポケモン
単体でも十分強いトリルミミッキュですが、普通にサイクルにも参加でき、更にトリル下であれば強くなるポケモン(ナットニンフジバコガラガラオニシズマリルリなどなど)は更に相性がいいです。
- スカーフポケモン
サザン、レボルト、ガブ、コケコなど、先発で相手を影うち圏内まで削り、トリル展開につなげれる。
また、ミミッキュと中速(自分はHAガルーラと眼鏡ドランがこの担当)で相手を追い詰めた後、最後の〆にスカーフで上から削る。ミミと中速が暴れてる間にトリルは基本切れる。
- 先制技持ち
上記のスカーフと同じような理由で、最後の削りに使える。トリルが残った状態で降臨しちゃってもある程度安心。ただサイコフィールドには注意が必要。
おわりに
純粋な考察タイプの育成論ですので、参考にしていただければ幸いです。
ミミッキュはやれることが多く、環境によって調整が変わり続けるポケモンです。
本育成論が少しでも閲覧者様の構築の参考になればと思います。
また、本育成論をよりよくするためのコメントもお待ちしております。