はじめに
- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/妖という略称を用います。
性格上昇補正をかけて努力値を振り切っている場合は『特化』と表現します。
- 初投稿なので拙い表現、文章があるかもしれません。指摘していただけるとありがたいです。
ヒートロトムとこの育成論について
数あるFCロトムの中でも、特性も考慮すると半減以下のタイプが9つという特に凄まじい耐性を持つこのヒートロトムですが、よくよく見ると半減するタイプは大半が特殊寄りのものです。
よって、とつげきチョッキとの相性が極めていいと判断してこの育成論を思い付きました。
ORAS終盤シーズンではオボンのみに次ぐ所持率だったのでテンプレ気味ではあるものの、このサイトには特にそういったものがないので投稿させてもらいます。
持ち物・採用理由について
とつげきチョッキで確定です。
こだわり系の道具にはできない技の撃ち分けができる、電気タイプを中心とした特殊アタッカーに受け出しやすくなる(サイクル性能が上がる)というメリットがあります。
オボンのみとの差別点・採用理由
しかし上記の利点ですが、これは『オボンのみ』を持たせた場合も同じでしかもこちらは『おにび』や『でんじは』も搭載することができます。
じゃあ何故この道具なんだ?ということになりますが、それは
・特殊技で一撃で落とされにくい(=対面性能が上がる)
・パーティーのオボン枠で争わない
これに尽きます。
一つ目の利点ですが、例えば珠ゲッコウガのハイドロポンプを食らうとしましょう。
下記の調整でダメージ計算をすると
119.7〜142.7%(オボンのみ)
80.3〜95.5%(とつげきチョッキ)
次に眼鏡特化霊獣ボルトロスの気合い玉だと、
63.1〜74.5%(オボンのみ、確定二発)
42.7〜50.3%(とつげきチョッキ、低乱数二発)
特化ギルガルドの無限暗夜への誘い(シャドーボールZ)は
96.2〜113.4%(オボン、高乱数一発)
65〜76.4(チョッキ)
このようにチョッキを持たせると、オボンだと一発耐えるのには無理だったり対面で殴り負け兼ねない攻撃を確定で耐えられる場合が増えます。
まあ端的に言えば、役割対象を相手にした時の事故死や作戦プランの狂いが起きにくくなるのです。
まだ始まったばかりのこれからの環境次第なのではっきりとは言い切れませんが、水タイプも若干強気に見ることができ、相手にできるポケモンの幅が広がるのでオボンよりも先発適正に優れているという明確な差別点があります。
二つ目の利点ですがオボンの実は汎用性が高い道具なのでパーティーの構築で取り合いになることがありがちです(個人の感想)
ロトムもその内の一匹ですがチョッキという選択肢が生まれることで円滑に考察が進みます。
悪い意味で言ってしまえば『妥協』の意に近い採用理由になってしまうのですが、キャラ一体一体を別々に考察するゲームではないのでそれほど敬遠すべき動機ではないでしょう。
このポケモン一匹で物事を考えずに全体を見渡せば自ずと価値が見出だせます。
努力値・性格
性格:ひかえめ
努力値:H252,B36,C116,D44,S60
実数値:157-×-132-154-133-114
調整先
H:とりあえず極振り
HB:攻撃特化メガボーマンダの捨て身タックル確三
HD:ダウンロード対策でB<Dになるよう調整
C:余り
S:テンプレ凍風スイクン抜き
素早さにやや努力値を割きましたが、S80族付近はかなりの激戦区なので相手の調整次第で抜かれる可能性があり、過信できるものではありません。
環境によって変えてもいいでしょう。
注意:めざめるパワー(氷)を採用する都合上、B個体値が偶数となるので王冠での個体値補強を強く推奨します。
技
ロトムはあまり有用なサブウエポンを習得せず、この型では補助技が使えないので下記の4つで確定とします。
- オーバーヒート
最高打点。Cダウンが痛いですがボルチェンで逃げられるのである程度のフォローはできます。ただ考え無しにブッパするのはやめましょう。
フォルムチェンジ時に習得可能。
- 10まんボルト
安定の一致技。
撃ち合いの時にかなり頼りになります。
技マシンで習得。
- ボルトチェンジ
サイクルを回し易くなります。
持ち物やSを把握出来ていない水タイプにはこの技か交代が安定するでしょう。
ミトムと比べてガブリアスなどの地面タイプを呼びやすいので使い勝手はあちらより劣ります。
技マシンで習得。
- めざめるパワー(氷)
ガブリアスやランドロスなどを非常に呼びやすいので氷で確定。技マシンで習得。
ダメ計
スマホアプリ『個体値&ダメージカリキュレータ』を使用。
対象に挙げてるポケモンはあくまで一例です。
提案が挙がれば随時加筆・修正していきます。
- 与ダメ
【オーバーヒート】
H252ギルガルド 80.2〜94.6%
H244テッカグヤ 91.6〜109.4%
H4ボルトロス 73.5〜87.1%
D4カプ・コケコ 81.4〜95.9%
H4デンジュモク 78〜92.5%
H252メガゲンガー 59.3〜70.1%
H4ウルガモス 56.5〜67.1%
【10まんボルト】
H252ギルガルド 27.5〜32.9%
H244テッカグヤ 65〜76.8%
H4ボルトロス 50.3〜60%
D4カプ・コケコ 28.3〜33.1%
H252メガゲンガー 41.3〜49.1%
H228D12マリルリ 74.5〜89.2%
H252スイクン 56〜67.6%
H252カプ・レヒレ 58.8〜71.2%
H252ウォッシュロトム 40.1〜47.8%
無振りゲッコウガ 118.4〜140.1%
H4ウルガモス 39.1〜46.6%
H212ヒードラン 32.6〜38.9%
【ボルトチェンジ】
H244テッカグヤ 50.2〜60.1%
H228D12マリルリ 58.8〜70.6%
H252スイクン 44.4〜53.1%
H252カプ・レヒレ 47.5〜55.4%
無振りゲッコウガ 91.2〜110.2%
H212ヒードラン 25.4〜30.1%
【めざめるパワー(氷)】
D4ガブリアス 74.3〜87.4%
H4メガボーマンダ 75.3〜89.4%
H244D228慎重メガボーマンダ 45.8〜55.7%
H4ランドロス 84.8〜101.8%
H4ボルトロス 45.2〜54.2%
- 被ダメ
<物理>
A252ガブリアスの逆鱗 59.2〜70.7%
特化メガボーマンダの捨て身タックル 42〜49.7%
特化ランドロスの岩雪崩 53.5〜63.7%
A252ルカリオのインファイト 86.6〜101.9%
無振りギルガルドの影打ち 19.1〜22.9%
特化力持ちマリルリの滝登り 96.8〜115.9%
<特殊>
特化ギルガルドのシャドーボール 32.5〜38.9%
無振りメガゲンガーのヘドロ爆弾 31.2〜36.9%
C252〃 36.9〜43.9%
エレキF,C252カプ・コケコの10万ボルト 17.8〜21%
エレキF,C252カプ・コケコのスパーキングギガボルト(10万ボルト) 34.4〜40.8%
特化霊獣ボルトロスの気合い玉 31.8〜37.6%
特化霊獣ボルトロスの全力無双激烈拳(気合い玉) 49.7〜58.6%
特化デンジュモクの10万ボルト 20.4〜24.2%
無振りスイクンの熱湯 31.8〜39.5%
無振りカプ・レヒレの波乗り 38.2〜45.9%
特化〃 53.5〜65.0%
C252ゲッコウガの波乗り 51〜61.1%
特化ウォッシュロトムのハイドロポンプ 68.8〜81.5%
特化ウルガモスの大文字 20.4〜24.2%
特化ヒードランの原始の力 29.3〜35.7%
相性のいい味方
テンプレ通りナットレイやマリルリ、メガハッサム、最近のポケモンだとカプ・レヒレがオススメ。
あと現在のSM環境で流行りのメガルカリオとも良好です。メガルカリオ軸で対策に困る電、霊(特殊)、妖の攻撃を軒並みカットしてくれます。
これで終わりです
最後まで読んでくださった方に感謝の意を表します。