はじめに
この育成論では実際に使ってみて感じたことを元に考察しています。
しかし、机上論が混ざっている部分も少なからずあるのでご了承ください。
実際に対戦した環境はバンク解禁前のシーズン1となります
この育成論では理想個体を前提としています。
フルート様が書かれた育成論(育成論サンムーン/40)も黒い霧を採用されてはいますがやや方向性が違うと思ったので投稿させて頂きました
受けループとは?
簡単に言うと物理受けと特殊受けを用意して
交代しながら相手の攻撃を受けまくるパーティの事です
今回のドヒドイデはそのパーティで使っていきます
主な採用理由
- 受けループの物理受けとしての役目
- 受けループが苦手とする積みアタッカーへの対策
※積みアタッカーとは剣の舞などステータス上昇させる技を持っているアタッカーの事です
役割対象(受ける相手)
具体的には、主に以下のポケモンを受けたい時に採用します
ミミッキュ パルシェン ハッサム アシレーヌ マリルリ
フェローチェ などなど
(私が実際に採用した理由はオーロラベールからのミミッキュを止める為です)
その他以下のような副産物が付いてきます
どくどくによる耐久ポケモンの機能停止
ペリッパー+キングドラへのストッパー
黒い霧による小さくなるベトベトンへの対策
また自分自身は実際レートで当たった事はないのですが
受けループで対処しにくいイーブイZからのバトンタッチ
フワライドの小さくなるからのバトンタッチなど
様々な局面で黒い霧が働いてくれます
注意しなければならない点としてルカリオは地震を所持している事が多いので基本的に受けるのが無理です
同じくガラガラも採用率は低いと感じましたが、地震や骨ブーメランを所持している場合があるので可能であれば他のポケモンで受けるのがいいです
性格
図太い
主に物理受けを目的としているのでこれで確定です
特性
再生力
交代すると1/3回復するので受ける余裕が出来ます
交代が多い受けループとマッチしているのでこの育成論ではこれで確定です
もちもの
黒いヘドロ
毎ターン最大HPの16分の1回復することが出来ます
ゴツゴツメット
接触技を受けた際に、接触技を繰り出した相手に最大HPの6分の1のダメージを与えます
たべのこし
黒いヘドロとほぼ同じ効果ですが、黒いヘドロの場合毒タイプ以外のポケモンが持つと、毎ターン最大HPの8分の1のダメージを受けてしまいます
みずびたしで水タイプ単体にされた時にはドヒドイデ自身がダメージを受けてしまいますし、トリックをしてきた相手にはダメージを与えることが出来ます
シーズン1の環境であれば、みずびたしの方が多いように思えますので、パーティーを考えなければ、食べ残しの方が優先度は高いです。
しかし実際問題、受けループの場合だと食べ残しの枠がなくなっている事が多いので、これから先の記述は黒いヘドロにさせてもらいます
こおりZ
くろいきりを使用した際に、全回復することが出来ます
もちもの比較
黒いヘドロのメリット
ドヒドイデに交代→積まれる→攻撃を受ける→黒い霧→攻撃を受ける→自己再生
の時に、確定で耐えたり、落とされにくくなります
例として、ステロが巻かれた状態の腹太鼓マリルリ
珠パルシェンのロクブラ
ミミッキュのゴーストZシャドクロ などなど
また純粋に受けとして役割を果たしてもらう時、特に長期戦になった時は最も効力が高い道具になります
ゴツゴツメットのメリット
ゴツゴツメットのメリットは、削り切れなかった相手を削り切る可能性を見出してくれるところです
例えばドヒドイデが苦手とするメタグロスは他のポケモンで倒さなくてはなりませんが、ある局面でどうしてもメタグロスのコメットパンチを味方に受けさせたくないとします。
そこでドヒドイデを繰り出して、ゴツゴツメットで削り切るという事ができます
また、黒い霧→攻撃を受ける→積んでくる→自己再生→黒い霧→攻撃を受ける
というようなループに陥った時に、ゴツメであれば打開することが出来ます
私はこれを防ぐ為にゴツゴツメットを採用してました
こおりZのメリット
黒いヘドロのメリットであげたような
積みアタッカーに対しては最も有効な選択肢になります
しかし、純粋な受けとして使う場合、特に長期戦や、交代戦になった場合は効力が薄いです
実際に使ってみて
私は、ゴツゴツメットを持たせて、黒いヘドロと比較しながら対戦してました
しかし、ゴツゴツメットだろうが、黒いヘドロだろうが、大差はないかなと言った感想です
基本的には、勝てる相手には何を持たせても勝てるし、負ける相手には何を持たせても負ける
という事ですね
長期戦及び交代戦に重きを置くなら黒いヘドロ
ループになる状況を極力作り出したくないならゴツメ
短期決戦及び積みアタッカーに重きを置くなら氷Zってな感じだと思います
確定技
どくどく
ドヒドイデは攻撃の種族値が低く毒毒がメインウェポンと言ってもいいです
これを無くすと相手を削る性能が著しく落ちるので確定です
じこさいせい
特性の再生力があるとはいえ、欲しい場面が多いです
これも確定です
くろいきり
受けループが苦手とする積み技への対策です
ドヒドイデ自身も火力がなく積みの起点にされやすいので
自身の弱点を補う事が出来ます
この育成論のコンセプトでもあり、持っていると安心感が違います
これも確定です
バンク解禁後の話になりますが、ウルガモスに役割を持ちたい時などにも必要となってくるのではないかなと思います
選択技
ねっとう
優先度が一番高い技
役割対象である鋼への打点として使える他
メタグロスや地面相手への牽制技としても使えます
泥沼覚悟でテッカグヤに使う事も出来ます
まとわりつく
私が使ってみて感じたメリットは、ドヒドイデは火力があまりないせいか
時折様子見で物理アタッカーが居座る事がありました
その時に、まとわりつくを打つことが出来ればそのまま交代させずに
倒すことが出来ます
しかし熱湯の方がほしいと思う局面が多く、優先度は低めかなと思います
れいとうビーム
こちらは使ったことはありませんが、
ガブリアス、ボーマンダ相手への牽制
特にボーマンダに身代わりを作らせないのは大きいです
ただし、鋼に対する打点がほとんどなくなるのに注意
立ち回り
役割対象であるポケモンを倒すまで
極力他のポケモンとは殴り合わない事が重要です
役割対象が積み技を使ってきたら即座に黒い霧を使います
パーティ構築で気を付ける事
ドヒドイデは火力がないので、その分相手の特殊アタッカーが余裕を持って出てくるうえに、交代を許してしまう範囲も広いです。
という事は、此方の特殊受けもその分受けられる範囲を広くしたり
受けれる回数を増やす必要が出てきます
なのでそのあたりを踏まえてパーティ構築をするといいですね
特にシーズン1の環境では、カプ・テテフ カプ・コケコ デンジュモク
あたりのリスク回収は必須となってきます
相性のいいポケモン
HD突撃チョッキジバコイル(自分が愛用していたポケモンです)
D特化カビゴン ハピナスなどの特殊受け
ドヒドイデが苦手なガブリアスやボーマンダに強いテッカグヤ
バンク解禁後であればナットレイなども相性がいいです
ダメージ計算
自分が対峙する事の多かった役割対象もしくは
ダメージを覚えておくといいと思ったポケモンを中心に書いていきます
また、此方から与えるダメージはさほど重要ではないと感じているので省かせて頂きます。
ただし大抵の身代わりを破る事が出来ないのは覚えておくといいと思います
ミミッキュ
補正有 A252シャドークロー
17.8%〜21.6% 乱数5発
補正有 A252シャドークロー 攻撃ランク+2(剣の舞)
35%〜42% 確定3発
補正有 A252シャドークロー 命の珠
22.9%〜28% 乱数4発
補正有 A252シャドークロー 命の珠 攻撃ランク+2
45.2%〜54.7% 乱数2発
補正有 A252シャドークロー ゴーストZ 攻撃ランク+2
69.4%〜82.8% 確定2発
パルシェン
補正有 A252ロックブラスト
22%〜28.5% 乱数4発(スキルリンク前提)
補正有 A252ロックブラスト 命の珠
28.5%〜38% 乱数3発
補正有 A252ロックブラスト 攻撃ランク+2(殻を破る)
44.5%〜54% 乱数2発
補正有 A252ロックブラスト 命の珠 攻撃ランク+2(殻を破る)
57%〜70% 確定2発
マリルリ
補正有 A252じゃれつく 力持ち
15.9%〜19.1% 乱数6発
補正有 A252じゃれつく 力持ち 攻撃ランク+6(腹太鼓)
64.9%〜76.4% 確定2発
アシレーヌ
補正有 C252わだつみのシンフォニア
42%〜49.6% 確定3発
メガハッサム
補正有 A252どろぼう テクニシャン 攻撃ランク+2(剣の舞)
43.3%〜50.9% 乱数2発
ペリッパー
補正有 C252ぼうふう
38.8%〜46.4% 確定3発
補正有 C252ぼうふう 拘り眼鏡
59.2%〜69.4% 確定2発
キングドラ
補正有 C252りゅうのはどう
30.5%〜36.3% 乱数3発
最後に
私はこのドヒドイデを入れたパーティでレート1900到達する事が出来ました
なので実戦で通用することは示せていると思います
黒い霧がとても優秀ですので、興味を持たれた方は是非とも使ってみてください