はじめに
アローラ! tunaです。
今回はキテルグマについての投稿です。
基本的にシーズン1環境を想定していますが、一部バンク解禁後のお話もさせていただきます。
不要との声が多ければ削除します。
ご注意
- 指定がない限り互いに6Vを想定します。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さをそれぞれH/A/B/C/D/Sの略称で表します。
- 性格補正を↑↓で表します。
- 理解できる範囲で、ポケモンを略称で表記します。
キテルグマについて
SMで登場したノーマル/格闘タイプのポケモン。
図鑑説明は衝撃的でしたね…笑
メロエッタを除けば、メガミミロップに続く2体目のノーマル/格闘タイプとなります。ゴーストタイプの技を受けないのは他にない強みですね。
ミミロップが高いSを持つのに対し、キテルグマは高いHPと固有の特性「もふもふ」によって、接触攻撃に対し高い耐性を持ちます。
耐久の差から、鈍足高耐久アタッカーやアロー(数は減りましたが)に対しても役割が果たせます。
シーズン1にはミミロップが存在しませんが、バンク解禁後もメガ枠の関係や耐性によって、異なった立ち位置になるでしょう。
同じ組み鈍足の格闘タイプには先制技や回復技(ドレパン)をもつローブシンが挙げられますが、こちらはノーマルタイプの有無や物理耐性で差別化できます。
努力値と性格
- 性格 攻撃補正、特攻不要の意地っ張り。
- 努力値 H92-A228-B4-C0-D156-S28
- 実数値 207-191-101-×-100-84
H:16n-1
A:H4ギャラ、同マンダを4倍パンチ+帯で確定1(威嚇込)
B:特化メガボーマンダ捨て身確定耐え
D:C252コケコの珠シャイン確定耐え
S:S4振りバンギ抜き抜き
Hは言わずと知れた(?)実数値16n-1。
天候ダメ等の定数ダメージを最小に抑えることができます。詳細は省くので、詳しく知りたい方は検索かけてみて下さい。
オボンを持たせる場合や、定数ダメを気にしないのであれば、68振り(実数値204)とどめて他を耐久に回した方が硬くなります。
Aは帯を前提に、AS振りのギャラやマンダに照準を合わせて調整。他にも、広い技範囲と相性の良い帯によって、多くの相手に負担をかける事が出来ます。
B方面は「もふもふ」の効果もあり、高めの耐久を持ちます。
弱点の格闘・飛行技は接触技が多く、エスパー・フェアリーの物理技である「しねんのずつき」「じゃれつく」も共に接触技であるため、実質、物理弱点は極めて少ないと言えるでしょう。
今回は他格闘タイプとの差別化も兼ねて、環境にも多いメガボーマンダの攻撃に合わせてみました。
D方面は種族値こそ高くないものの、高いHによってそこそこの耐久があり、不一致弱点程度であれば耐えることも少なくありません。
調整先としてコケコを挙げましたが、Dに振る事で「もふもふ」のデメリット部分である炎弱点化にも、サブウエポン程度であれば対応できるようになります。
Sは60族で、同速にニンフやガルド、61族にはバンギやカグヤがおり、メタレースの激しい位置と言えるでしょう。
無補正で努力値によって実数値80〜112となりますが、この間に居るFCロトムやメガバナ、ハッサムには大きなダメージを与えられず、耐久に欠ける結果となります。
よって、同速対決や上記61族に対して先手を取れる可能性を考慮し、この辺りが落とし所かと思われます。
H以外からBやDに多少移す事で、一部相手からの確定数、乱数がズレます。ダメ計等参照にしつつ、お好みで調整して下さい。
(追記)H92-B140振りで実数値207-118となり、陽気252ガブの地震及び意地252鉢巻ガブの逆鱗が確定3となります。特殊耐久を諦め、物理(主にガブリアスですが)を強く意識する場合にはこちらを推奨します。
まだまだ不安定な環境ですが、前作に引き続き個体数の多いメジャーなポケモンに加え、今作で登場した守り神やUBが多く見られます。
そこで、今回は使用率の高いポケモンを念頭に置いた上で調整を考えています。
技構成
確定技
- 馬鹿力/アームハンマー
高火力の一致技。どちらもレベル技です。
硬い相手は馬鹿力でも一撃での突破は難しく、アムハンも威力100と優秀なメインウエポンと言えます。
共に一長一短ですが、相手のPT次第ではS下降もそれほど気にならないため、連発できるアムハンの採用も一考。
選択技
- 地震(推奨)
今回はコケコを調整の目安としているため、準確定技です。メガミミロップとの差別化にもなります。格闘と多少範囲が被りますが、弱点を取れる範囲が広くなり、ガルドの弱点を突けるようになるため、ゴースト無効を活かす事が出来ます。
- 冷凍パンチ(推奨)※遺伝
威力は控えめですが、帯によって火力不足をある程度解消できます。相変わらず猛威を振るい続けるガブや、調整先として例示したマンダに対して4倍を突けます。物理飛行に対しても強気に出られるため、氷/電気/岩技は少なくとも1つは採用したいところ。
- 雷パンチ(推奨)※遺伝
同上。調整先に例示したギャラに対する有効打となります。また、S調整の際に挙げたテッカグヤや、レヒレに対しての打点にも。
- 恩返し/捨て身タックル/暴れる/メガトンキック
タイプ一致技。今回は帯との相性を考えて採用を見送りました。格闘半減のエスパー・フェアリーには通りますが、キテルグマより速い特殊アタッカーが多いため、もともと相性が悪く、他の技で弱点を突ける範囲を広げた方が有用だと感じます。交代読みや、鈍足相手に負担をかける様な使い方となります。ちなみに、2倍帯発動のパンチ>捨て身となります。メガトンキックは遺伝(アローラではバンバドロ一族のみがレベル習得)です。
- 岩雪崩/岩石封じ
格闘技との補完に優れる岩技ですが、エッジはありません。交代読みで、格闘半減かつ「もふもふ」により実質弱点となった炎技を上から打てるリザードンやガモスへ。(現在未登場なのでダメ計は割愛しますが、極端な振り方や半減実が無ければどちらも岩石封じで確定1です。ちなみに、4振りリザは雷パンチでは低乱1、安定して倒すには岩技が必要ですね)
- ローキック/岩石封じ/地鳴らし
メイン、サブウエポンとは別に補助技に近い扱いとなります。本育成論のS調整だと、実数値124(209メガルや最速バンギ)が抜けるようになります。特に抜きたい相手がいる場合に。
他にも燕返し、瓦割りなど覚えますが、前者はヘラピンポ、後者は壁壊し用となります。
帯とのシナジーはありませんが、鬼火対策に空元気も一考ですが、ゲンガーやアローラガラガラに対しては無効です…
ダメージ計算
確定技と推奨選択技、耐久の調整先をメインに記載します。
その他、想定される範囲で思い付いた物を。
抜群の場合、全て帯込みで計算しています。
希望・指摘があれば追記して行きます。
ダメージ割合の後ろの()内は瀕死率。
「特化」は影響箇所すべて252振り。
- 与ダメ
「馬鹿力」
H244-↑B252ポリゴン2 帯71.7〜84.2%
H236-↑B204バルジーナ(羽) 帯86.9〜103.7%(25%乱1)
H4ギャラドス威嚇有 25.1〜29.8%
H4メガギャラ威嚇有 帯94.1〜111.1%(62.5%乱1)
H4キュウコン(ア)壁無 91.2〜108.7%(50%)
「アームハンマー」
H244-B↑252ポリゴン2 帯57.5〜69.1%
H236-↑B204バルジーナ(羽) 帯73.4〜86.9%
H4ギャラドス威嚇有 21〜25.1%
H4メガギャラ威嚇有 帯80.1〜94.1%
H4キュウコン(ア)壁無 76.5〜90.6%
H252ジバコイル 109.6〜129.9%
「地震」
B4カプ・コケコ 帯112.4〜133.7%
B4メガルカリオ 帯111〜131%
H252メガグロス 帯55〜65.2%
H252ギルガルド(盾) 帯61.6〜73%
H252ガラガラ(ア) 帯80.2〜94.6%
「冷凍パンチ」
B4ガブリアス 帯123.4%〜146.9%
H4-B4ボーマンダ威嚇有 帯101.1%〜120.4%
同上メガマンダ威嚇無 帯101.1〜120.4%
同上メガマンダ威嚇有 帯67.2%〜81.2%
H236-B204バルジーナ 帯36.7%〜43.7%
「雷パンチ」
H4ギャラドス威嚇有 帯104%〜123.3%
同上メガギャラ威嚇有 帯39.1%〜47.9%
HB特化ギャラドス威嚇有 61.8%〜73.7%
H252テッカグヤ 帯52.9%〜62.2%
H252カプ・レヒレ 帯54.2〜64.9%
- 被ダメ
物理(もふもふ考慮)
A252ガブリアス地震 49.2%〜58.4%(98.4%乱2)
同上ガブリアス逆鱗 29.4%〜35.2%(22.2%乱3)
特化ガブリアスZ炎牙 86.9%〜102.4%(12.5%乱1)
特化メガマンダ捨て身 84%〜99.5%
A252メガルカインファ 86.9%〜102.4%(12.5%乱1)
A252メガギャラ滝 44.9%〜53.6%(35.2%乱2)
特化ガラガラ(ア)骨フレドラ 93.7%〜111.1%(62.5%乱1)
特化カグヤ120ヘビボン 27.5%〜32.3%
特化フェローチェ飛膝 73.4%〜86.9%
特化ミミッキュ剣舞じゃれ 76.3%〜90.8%
特化メガグロス思念 60.8%〜71.4%
特化ギルガルド聖剣 36.2%〜42.9%
特殊(炎技はもふもふ考慮)
C252コケコ珠マジシャ 84%〜99%
C252メガルカリオ波動弾 112%〜133.3%
特化サザンドラ大文字 77.2%〜91.7%
特化ギルガルドラスカ 49.2%〜57.9%
同上 弱保ラスカ 97.1%〜114.4%(81.3%乱1)
特化テッカグヤエアスラ 87.9%〜104.3%(18.8%乱1)
無振りテッカグヤ大文字 62.8%〜74.3%
物理は「もふもふ」の恩恵が大きく、並みの技では削れません。一致弱点+火力補強などが無い限り、一撃で沈む事はまず無いでしょう。
ギャラはメガか否かの判別が必要な上、確定で倒せるか不明+滝登りで怯む可能性も考えると対面から相手にするのは少々避けたい所(型破りも厄介)ですね。
ルカリオはほぼメガだと思われますが、相手のPTや選出から物理か特殊かを見極める必要があります。
それから、調整の箇所でも述べたように、特殊方面にもある程度耐久がある事が分かると思います。スカーフサザンの文字などを耐えてからの反撃、といった動きも可能となります。
努力値の配分を変える事で確定数や瀕死率が変化する箇所もあるため、他のメンバーや重い相手を想定して調整して下さい。
おわりに
長くなりましたが、今作初登場のキテルグマの育成論、いかがでしたか?
誤字・脱字やその他指摘、感想等いただけると嬉しいです。再考察や修正、これからの育成・投稿の参考にさせていただきます。
必要と判断した情報について、随時追記します。
(追記の提案等含め、コメントありがとうございます!)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。