ライチュウ(アローラ)- ポケモン育成論サンムーン

はじめに

初投稿となります，ルート66と申します．対人戦を意識してポケモンをプレイするようになったのはORASからの新参者です．
細心の注意は払いますが，間違い，検討違いがありましたら，ご指摘よろしくお願いします．

この育成論は私が大好きなポケモンである，アローラライチュウをシングルバトルで活躍させたいという思いから書かせていただきます．
トップメタポケモンには様々育成論のフォーカスが当てられる中，シーズン1環境では姿を見ないがまだまだ可能性を秘めたポケモンも存在すると思います．
ですので，アローラライチュウの考察を深めていく機会としてもこの場が機能してもらえればと思います．

• 投稿時点では，採用理由は愛とさせていただきます．

• 偏った視点からの考察になっている可能性が高いです．(主に私が使用しているイーブイバトンパの起点として)

• SMシーズン1のみを考えて考察させていただきます．(過去作ポケモンは検討外)

• 登場するポケモンは指定がなければ理想個体です．

• 検索すればすぐに理解できると判断した略称を使用して解説を行います．(H,A,B,C,D,S等)

• 不要であるという声が多い場合には削除いたします．

アローラライチュウについて

アローラライチュウ(以下Aライチュウ)は，第7世代SMにおいて，リージョンフォームとして登場したポケモンです．
通常のライチュウ(以下Nライチュウ)からの変更点として，

タイプ
Nライチュウ：でんき
Aライチュウ：でんき/エスパー

種族値（H/A/B/C/D/S）
Nライチュウ：60/90/55/90/80/110

Aライチュウ：60/85/50/95/85/110

特性
Nライチュウ：せいでんき/ひらいしん

Aライチュウ：サーフテール(エレキフィールド時すばやさ2倍)

特殊よりのポケモンとなりました．物理の多いのシーズン1は厳しいかな...
さらに，覚えることが出来る技も異なり，今回注目した点は，Aライチュウがリフレクターを覚えるという点です．

これにより，リフレクター・ひかりのかべの両壁を搭載し,麻痺撒き可能なサポートキャラになるのではないかと考えました．

型詳細

• 性格

110族であることを活かし，多くの敵に対して上から壁を張ることが出来る，同族最速勝負で上から壁を張れると両壁展開＋＠の可能性が増えるので，おくびょうorようきで確定とします．

• 特性

サーフテールのみです．お相手のカプ・コケコさんがアシストしてくれるかもしれません

• 持ち物

コンセプトから

・きあいのタスキによる行動回数の保障
・ひかりのねんどによる壁の時間延長

どちらか選択とします．

• 努力値振り

Sに252振り確定です．
他は技構成・持ち物で変化すると思うので，
ひかりのねんどを搭載した場合に2回目の行動が取れるかどうかの一つの指標として総合耐久指数の概念に基づきH252,B4としました．

• 技構成

リフレクター/ひかりのかべはこの型のコンセプトなので確定です．

候補技は以下の通りです．指摘があれば随時追加します．

・ほっぺすりすり
進化前ピカチュウが覚えるレベル技です．ちょうはつ無効，必中の麻痺によるすばやさ操作，ミミッキュのばけのかわ剥し，タスキ潰し等に使えます．

・アンコール
ピチューの遺伝技です．アンコール搭載アローラキュウコンを使用している方は，ロコンの孵化余りで遺伝させることが出来ます．
相手の攻撃技を上から縛ることで退場して壁ターン確保，次ポケモンへの起点になります．相手の積み技を起点にすることも．

・ボルトチェンジ
わざマシン72で覚える交代技です．壁ターンを稼ぎに来た相手に打てると，有利体面が作れます．相手のじめんタイプ後出しには細心の注意を．

・ねがいごと
死に際に打てると後続が1発受ける余裕を作ることができるかも．遺伝技です．

・10万ボルト・サイコキネシス・サイコショック
タイプ一致攻撃技です．今回は搭載せず，サポートを充実させています．
この理由から，Cの個体値は不問，ほっぺすりすりのダメージを少しでも多くするためにAをVとしています．
本育成論にはAライチュウが相手に与えるダメージ計算は記載していません．搭載すべきだという意見が出た際に掲載していきます．

・めざめるパワー
一応可能性はあるということで記載，特殊技を搭載する場合はCの個体値の方がAよりも優先になります．

他の壁サポートキャラとの差別化

壁サポートを行うポケモンは，アローラキュウコン，クレッフィー等がメジャーだと思いますので，
この2キャラに対して差別化を自信が無いですが一生懸命していきます．
他にも差別化が必要なポケモンがいましたら，指摘よろしくお願いします．

• アローラキュウコン(特性：ゆきふらし)

天候が霰状態の場合に使用すると1ターンで両壁を展開するオーロラベールが非常に強力です．

加えて，霰でタスキ潰し，耐久調整崩し，ふぶきが必中，凍える風・アンコールを覚えたり...等とサポートとしての性能が非常に高いキャラです．

正直めちゃめちゃ強いと思います．私も沢山選出しています．

差別化としては，アローラキュウコンは霰パ以外では霰によるダメージが味方に入ることが多い為，
味方後続に負担をかけてしまう可能性があるということです．
Aライチュウは対面しているキャラにあわせた壁を張り，アンコール・ほっぺすりすりといった動きが出来て，かつ天候ダメージが入らない分，
後続の調整した耐久を生かすことが出来るのではないかと考えました．

また，現環境のキュウコンが壁張りサポート型が多いという情報アドバンテージがありますが，
Aライチュウは何をするんだ？と少し悩ませることが出来るのではないでしょうか.メジャーポケモンになってほしい!!

• クレッフィー(特性：いたずらごころ)

いたずらごころによる上からの壁張り，でんじはによる麻痺撒き，壁ターン稼ぎで積む物理アタッカーをイカサマで警戒できます．

前世代で猛威を振るったいばみが型(思い出したくもありません)もあり，鋼/フェアリーの耐性も魅力的です．

差別化としては，壁張り→ちょうはつで交代orイカサマ連打になるクレッフィーと，ほっぺすりすりで麻痺撒きが出来るAライチュウ，
またアンコールを覚える点でも差別化といえるのではないでしょうか．

<12/11追記>----
アックスさんからの指摘を参考にしまして，ボルトチェンジによる対面操作，壁張り後の入れ替えしやすさという面からの差別化も可能です．

• ---

文章にしてみると難しいですね，正直上手く書けているか自信がありませんので，優しく指摘してください．

参考ダメージ

ダメージ計算はダメージ計算機SM for ポケモン サン/ムーンを使用しました．
ダメージ計算が間違っている，このダメージも必要であるとの指摘は参考にして修正・追加して行きます．
壁が入ったことで乱数1発になるもの・および先制技に関してのみ，壁ダメージ計算しています．

• 被ダメージ

【物理技】

・ガブリアス
地震
A↑252(実数値：200)
壁なし 190.4%〜223.9% 確定1発
壁あり 95.2%〜111.9% 乱数1発 (68.8%)

A252(実数値：182)
壁なし 172.4%〜204.7% 確定1発
壁あり 86.2%〜102.3% 乱数1発 (12.5%)

逆鱗
A↑252(実数値：200)
壁なし 113.7%〜134.7% 確定1発

A252(実数値：182)
壁なし 104.1%〜122.7% 確定1発

・メガメタグロス
じしん
A↑252(実数値：216)
壁なし 136.5%〜161.6% 確定1発

A252(実数値：197)
壁なし 125.7%〜148.5% 確定1発

・メガルカリオ
インファイト
A↑252(実数値：216)
壁なし 82%〜97%

A252(実数値：197)
壁なし 74.8%〜88.6%

バレットパンチ
A↑252(実数値：216)
壁なし 27.5%〜32.9%
壁あり 13.7%〜16.1%

A252(実数値：197)
壁なし 25.1%〜29.9%
壁あり 12.5%〜14.9%

・メガハッサム
バレットパンチ
A↑252(実数値：222)
壁なし 31.7%〜37.7%
壁あり 15.5%〜18.5%

A252(実数値：197)
壁なし 28.7%〜34.1%
壁あり 14.3%〜16.7%

とんぼがえり
A↑252(実数値：222)
壁なし 148.5%〜176%　確定1発

A252(実数値：197)
壁なし 134.1%〜159.2%

・パルシェン
ロックブラスト 1発
A↑252 (実数値：161)
壁なし 13.1%〜15.5%

A252 (実数値：147)
壁なし 11.9%〜14.3%

つららばり
A↑252 (実数値：161)
壁なし19.7%〜23.3%

A252 (実数値：147)
壁なし 17.9%〜21.5%

・ミミッキュ (いのちのたま)
シャドークロー
A↑252 (実数値 156)
壁なし 135.3%〜160.4%

かげうち
A↑252 (実数値 156)
壁なし 79.6%〜93.4%
壁あり 39.5%〜46.7%

【特殊技】

・カプ・コケコ
エレキフィールド 10万ボルト
C252 (実数値：147)
壁なし 31.7%〜37.7% 乱数3発 (87.7%)

マジカルシャイン
C252 (実数値：147)
壁なし 37.7%〜44.9%

• 立ち回りについて

基本的な立ち回りとして，タスキ持ちの場合

相手に応じて片壁を張り，もう片方の壁を張り，退場という流れが多いのではないでしょうか．

Sが早い相手の場合はほっぺすりすり，片壁，退場ということも可能(先制技注意)

相手が積みアタッカーの場合はアンコールをあわせることが出来ると起点にできます．

• おわりに

ここまで読んでいただいた方，本当にありがとうございます．

採用理由は愛とハードルを下げての投稿としましたが，皆様からの指摘を通じて考察を深めていければと思います．